日本史の勉強法

難関私大を攻略する為の日本史の勉強法

【インプット編】

Contents

1-0.日本史を勉強する大前提 日本史を得点源にせよ!

 

日本史は選択科目です。選択科目は関西大学や他の多くの大学では点数配分が1番低いです。

したがって、多くの受験生は、配点の1番高い英語、次に配点の高い国語を勉強し、日本史(選択科目)を後回しにする傾向があります。

「日本史が最後まで間に合わない。」という声をよく耳にします。

でも、よく考えてみてください。英語や国語にはもともと範囲というものがありません。

自分の解き方を体に染み込ませ、どんな問題でも対応できるように訓練します。

その際どのような問題が出てくるのかは具体的にはわかりません。

出てくる問題のジャンルは多岐にわたります。仮に「近代」の範囲を完璧にしたとします。

そこがテストの大問で出たとしましょう。おそらく満点に近い点数を取ることができるでしょう。

何が言いたいのかと言うと、「日本史はやった分だけ点数に直結する!」ということです。

なので、日本史に手が回らないという状態は必ず避けてください。

むしろ日本史を得点源にしてやるぐらいの気持ちで学習してください。

 

1-1.日本史の勉強は演習よりもインプットが重要!

 

日本史に限らず、社会の勉強に共通するのは、「演習はそれほど重要ではない。」ということです。

つまり、暗記(インプット)が成績アップのほぼすべてを握ります。

なので、演習の参考書を数多くこなすよりも、自分で決めた1冊のインプット用参考書を完璧にすることが重要です

 

1-2.日本史はただ暗記するだけでは満点は取れない!!

 

日本史を勉強するにあたって意識しておきたいことは、「日本史はただ暗記するだけではない!」ということです。

もちろん、単純暗記も必要ですが、それだけでは点数は思うように伸びません。

日本史の問題には大きく分けて5種類あります。

 

  1. ・1問1答問題(短文を読み、その短文に該当する用語を答える問題)
  2. ・空所補充問題(文章中の( )を時代の流れに沿って埋めていく問題)
  3. ・正誤問題(短文を読み、その記述が正しいのか、間違っているのかを判定する問題)
  4. ・時事問題(戦争や一揆が起こった年を答える問題)
  5. ・地図問題(地図で示されている国や地名を答える問題)←出ない大学もある

単純な暗記で正答することができるのは1と4だけです。

この1~5の全てに対応するための日本史の学習の考え方としては、理解(インプット)暗記(インプット)応用(アウトプット)という3段階があります。

歴史を理解することで歴史用語を効率よく暗記することができます。

歴史の流れや時代の背景を理解したうえで、用語を暗記していきます

とにかく、暗記科目で、ただ覚えればいいだけと思われがちな日本史にもちゃんとした正攻法があるということを覚えておいてください。

 

1-3.1冊のインプット用参考書を完璧に!

 

使用するインプット用の参考書は1冊(金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本(4冊))で構いません。

下手にインプット用の参考書を何冊も使用してしまった場合、同じ範囲の重要語句を何度も見てしまったり、復習がしにくかったり、非常にデメリットが多いです。

インプットの参考書は1冊にしておいて、その参考書を入試本番まで何度も反復し続け完璧にしましょう

 

1-3-1.金谷の日本史「なぜ」と流れ」がわかる本

 

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この参考書は高校2年生や高校3年生の受験初期に日本史という科目の

イメージと大まかな流れをつかむのに最適な参考書です。

日本史の因果関係を理解する事で、すべての参考書学習の中で得られる知識がより深く忘れにくくなります。

この参考書に次に説明する「一元化」を行う事で、日本史の全体像を掴みながら細かい知識を補っていく形で勉強すれば効率的に勉強していく事が出来ます。

この参考書の具体的な使い方はこちらをクリックして下さい。

 

1-4.情報をインプット用の参考書に一元化し自分だけの参考書を作り上げろ!

 

インプットの参考書を1冊にして完璧にしたとしても、日本史に出てくる全用語を完全に網羅することはできません。

だから、回すと決めた参考書に、他の参考書(用語集が良い)、模試、過去問の解説の情報を一元化します

そうすることによって、自分の参考書に穴がなくなっていきます。

さらに回す参考書がパワーアップしていき、それを回しているだけで他の参考書、受けた模試、解いた過去問の復習にもなります。

自分だけの最強の参考書を作りましょう。

 

※情報の一元化:暗記科目の勉強効率を飛躍的に高めるマナビズム秘伝の勉強法。暗記科目の勉強の中で、受験初期から本番まで何回も勉強し続ける参考書を一冊固定する。まずは決めた参考書を完璧にして、決めた1冊の参考書だけでは補えきれない部分は、他の参考書や問題集から抜き出して決めた参考書に書き込んでいきます。一冊では補いきれない知識を一冊に集約させていく事で、記憶効率も時間効率も飛躍的に上がります。どんな参考書も1冊で完璧というものはありません。受験本番までに自分だけの最強の参考書を作り上げましょう。

 

1-5.その他の日本史のインプットの勉強に使いたい参考書。

 

1-5-1.NEW石川の日本史B講義の実況中継

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この参考書は金谷の日本史同様日本史の流れを勉強するのに最適な参考書です。

金谷の日本史よりはかなり詳しい知識も書かれています。

理想的な流れとしては、金谷の日本史を勉強してから石川の日本史に勉強を進める事ですが、3年生から日本史の勉強を始めるような場合はこの参考書から勉強を始めてもらっても構いませんが、この参考書は冊数も多く、一元化するのには向ていません。

受験本番まであまり時間がないという人は、日本史B表解演習書に一元化していくのがいいでしょう。

この参考書の具体的な使い方はこちらをクリックして下さい。

 

1-5-2.日本史B表解演習書

 

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この参考書は関関同立やセンター試験などで出題率の高い空欄語句補充をはじめ正誤問題対策にも効果的でこの1冊を完璧にすればセンター試験は9割・関関同立の入試でも7~8割は問題なく得点できます。

ただし、覚えなければいけない知識が多いので、それに囚われて日本史の流れや全体像を把握しずらいという側面もあります。

日本史はあくまで流れと因果関係が重要なので、金谷の日本史や石川の日本史で流れ理解しながら勉強していくのが良いでしょう。

この参考書の具体的な使い方はこちらをクリックして下さい。

 

1-5-3.日本史B用語集(山川出版)

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入試問題のほとんどは金谷の日本史、石川の日本史、表解演習を完璧にしていれば対応できますが、時にはとても難易度の高い用語や正誤問題に出くわすこともあります。

そんなときに用語集を見て、チェックして下さい。

用語集の役割はインプットで使った参考書で補えていない部分を補充する事になりますので、書かれていない情報に出くわしたら、決めた参考書にどんどん一元化していきましょう。

この参考書の具体的な使い方はこちらをクリックして下さい。

 

1-5-4.日本史B一問一答完全版(東進ブックス)

 

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基礎からマニアレベルの用語まで幅広く乗っている一問一答で、一通りインプットの参考書を勉強した夏以降のインプット学習からアウトプット学習への橋渡しとして使用するといいでしょう。

よくある誤字も載っているので、同志社や立命館を受験する人は漢字まで意識して勉強して下さい。

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1-6.密度と反復~日本史を勉強する上で大切な事~

 

重箱の箱をつつくように1単元をみっちりやるというのは避けた方がいいでしょう。

みっちり時間をかけて1単元を完璧に暗記しようとしても1周する頃には忘れてしまっているからです。

不完全でいいのでどんどん読み進め、何度も反復する方が、効率よく、学習もしやすいです。

反復を何度か繰り返していくうちに1単元にかかる時間もどんどん短くなってきます。

この状態にたどり着いた時には、日本史が得点源になっていることでしょう。

 

1-7.1周目は凝りすぎない~日本史を勉強する上で大切な事~

 

インプット期における最初の目標は、初めて見る用語をなくすことです。

そのために1冊に決めた参考書を使って用語を覚えていくわけですが、ここで重要なことは、時間をかけすぎないこと

少々荒削りでも構わないのでできるだけ早く1周(流れは意識)して未知の用語を無くし、何度もその参考書を反復してください。

流れを意識して1通り読み終えたら次は暗記に入っていきます。

暗記のコツとしては、点で覚えず、核で覚えること

点で覚えるということは、ただ人名や戦争名をそのまま覚えるだけにとどめてしまい、1つの用語に1つの知識しかないということ。

核で覚えるということは、人名を覚えて、その人物がどこの国の人物か、いつの時代の人間か、何をしたかなど、1つの用語にたくさんの知識を関連づけて暗記することです。

ただ漠然と用語名を覚えるだけではなかなか記憶に定着しません。必ず何かと関連づけて覚えるようにしましょう

 

1-8.アウトプットに入っても毎回インプットに戻れ~日本史を勉強する上で大切な事~

 

アウトプットに入ったらインプット期に使用した参考書は使用しないと思うかもしれませんが、問題を解いた後は、毎回インプットに戻り、解いた問題の範囲を復習(反復)してください。

 


 

【アウトプット編】

 

2-0.問題集は買わなくても良い

 

日本史の場合、アウトプットに使うのは模試、センター試験の過去問(センター試験受験者)、志望校の過去問が中心になってきます。

市販の問題集は志望していない大学の問題も入っているので、必ず買わないといけないということはありません。

 

 

2-1.1度関関同立(志望校)の日本史の過去問を解いてみる

 

インプットがある程度固まってきたら、志望校の過去問を3年分(学部は問いません)解いてみてください。

点数の平均が8割に満たない人は、インプットに戻り、引き続き学習しましょう。

点数が8割を超えた人は、インプットの参考書を回すペースを落としてアウトプットにシフトしていきましょう。

先ほどのセクションで問題集は必ずしも買わなくていいと言いましたが、3年分の過去問の平均点が8割に満たない場合にやみくもに過去問を解き続けるのは得策ではありません。

そうした場合は基本のインプットの参考書の勉強をこなしつつ、過去問以外の演習もこなしていく必要があります。

ですが、インプットの参考書を完璧に出来ていれば、関関同立の過去問で8割は得点できるはずなので、それを目標にインプットの勉強をしていきましょう。

 

2-2.アウトプットに使いたい日本史の問題集~過去問で8割が取れない人向け~

 

2-2-1.日本史問題集【完全版】

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この問題集は日本史の全範囲・全分野が網羅されておりアウトプットの勉強に使う参考書としては最適なものです。

全ての範囲で実践的演習が可能になります。

問題ごとに難易度が設定されており、関関同立を志望する人は難関私大レベルまで完璧にしておくのが良いでしょう。

その際も、知らない用語が出てくれば、一元化する事を忘れないでください。

この参考書の具体的な使い方はこちらをクリックして下さい。

 

2-2-2.関関同立日本史(河合塾シリーズ)

 

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この参考書は実際に関関同立の入試で出た問題を抜粋して作られています。

各大学の傾向や対策も書かれていたり、丁寧に解説されていて年表や時代ごとのポイントもわかりやすいので最初の過去問で8割を超えた人も過去問演習と並行して勉強していくと良いでしょう。

過去問演習で8割を超えなかった人は日本史を全体的にインプットし直す必要がありますので、急にこの参考書に入るより、インプットの参考書を繰り返し復習しながら日本史問題集【完全版】を一通り解いてからこの参考書に入るようにして下さい。

この参考書の具体的な使い方はこちらをクリックして下さい。

 

2-2-3.‘‘考える”日本史論述ー「覚える」から「理解する」へ(河合塾SERIES)

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この参考書は国公立の2次試験の論述問題が出題される国公立受験生の論述対策の為に使いべき参考書です。

ですので、関関同立・産近甲龍などの私大を第一志望にしていて国公立は受験しないという受験生は勉強しなくても構いません。

そもそも論述を解答する為には日本史をただ暗記するだけではなく、「理解」する必要があります。

日本史の理解がそこまで至っていない人はこの参考書は使わないでください。

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2-3.問題を解いた後の復習が合格の鍵をにぎる

 

アウトプット期における効率の良い学習の仕方としては、解いた問題の復習をしっかりすることです。

ただやみくもに問題を解きまくるというやり方では思うように点数は伸びません

問題を解き、答え合わせが終わったら、その問題に該当する範囲の参考書(インプットに使用した参考書)のページを見直し、なぜ間違えたのかを研究してください

間違えたところが参考書に載っているのならそれはまだまだ勉強不足なのでしっかり覚えましょう。

参考書に載っていないのなら、その用語を自分の参考書(解いた問題の範囲のページ)に書きこみ、情報を一元化してしまいましょう

そして情報を一元化した参考書をまた反復してください。数日たってからまた同じ問題を復習しても良いでしょう。

 

2-4.関関同立(志望校)の傾向と対策を分析する~敵(志望校)のクセを知れ~

 

志望校の問題を解き、復習をしっかりするだけでも十分効果はありますが、もう1つ頭に入れておきたいことは、志望大学の問題の形式や頻出範囲、大学特有のクセ(近代史が頻出、正誤問題の出題が多いなど)を知ることです。

志望大学の形式やクセを知ることにより、対策(自分がどういう風に今後勉強すればよいか、入試本番間近になったときはどこの範囲に絞って学習すれば良いか)がわかってくるはずです。

 

2-5.関関同立(志望校)に合格する日本史の勉強を完成させるには~最後に~

 

日本史は英語や国語と違って、世界史や政治経済などの選択科目のように、アウトプットはインプットよりも比率が極めて小さいです。

具体的に言うと、メインは模試・センター過去問・自分の受験する大学の過去問というぐらいで十分です。

何度も言いますが、このようにアウトプットが少ない分インプットが非常に大切です。

なぜアウトプットをするのか。それは自分の苦手を確認し、そこを徹底的に克服していくためです。

また、他にも問題演習などのアウトプットの参考書もたくさんありますが、それらの参考書も使用するレベルに達するのは1年ぐらいの期間では難しいでしょう。

ここに挙げた模試や過去問以外のアウトプットの参考書を使用するのはあまりオススメしません。

模試や過去問でアウトプットは十分です。

模試や過去問を解いていけば、自分の苦手とする年代が露骨になってきます。

苦手な年代が露骨したら、インプットの参考書に戻って、苦手な年代を完璧にしていきましょう。

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