【詳説日本史B 山川日本史教科書】特徴・使い方・勉強法

更新日: (公開日: JAPANESE-HISTORY


「山川教科書」
この記事では「詳説日本史B」の特徴と正しい使い方について解説していきます。この参考書は多くの学校の教科書としても用いられているものです。多くの大学がこの教科書を元に入試問題を作成しているため、この参考書で勉強することが一番効率が良いでしょう。

詳説日本史Bの概要

分類 日本史インプット用参考書
問題数 454ページ
目標習熟期間 入試初期~入試中期
オススメ度 ★★★★★
対象レベル 高校基礎 センター 私大標準 私大難関 私大最難関
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山川から出版されているこの詳説日本史Bインプット用の日本史参考書で、多くの学校で日本史の教科書としても使われています。目標習熟期間は入試初期〜入試中期としています。日本史はまずは時代の流れを理解し、その後に細かい出来事や人物名などを頭に入れていきます。そのため、通史が頭に入っていないと細かい知識も覚えにくく問題演習などのアウトプットもうまく行うことができません。したがって、通史の勉強はできるだけ早く始めましょう。

対象レベルは高校基礎〜私大最難関としています。
上記で述べたとおり、多くの大学がこの教科書を元に入試問題を作成しているため、この参考書メインで勉強することが一番効率が良いです。早慶など一部の難関大学で教科書にも載っていないような知識が問われることもありますがそれは合否に影響を与えるほどの配点はないので、教科書を網羅することができれば、十分合格点は取ることは可能です。そのため、この詳説日本史Bは全レベルの受験生にオススメの1冊となっています。
※私大難関レベルとは関関同立やMARCHなどを指し、私大最難関とは早慶、上智大学などを指します。

詳説日本史Bの特徴

特徴としては3点あげることが出来ます。

  1. 大学受験の日本史に必要な知識が網羅されている!
  2. 1冊にコンパクトに収められている
  3. 多くの学校で教科書として使用されている

①大学受験の日本史に必要な知識が網羅されている
この参考書は大学受験の日本史に必要な知識が文化史なども含めて網羅されていて多くの大学がこの教科書を元に入試問題を作成しているため、この参考書で勉強することが一番効率が良いです。上記でも述べましたが、早慶など一部の難関大学では教科書にも載っていないような知識が問われることもありますがそれは合否に影響を与えるほどの配点はないので、この詳説日本史Bをやり込めば十分に合格点は取ることは可能です。

②1冊にコンパクトに収められている
この参考書は全454ページに全ての時代の内容が収められています。他の日本史のインプット用参考書は全4冊ほどで時代ごとに分かれているものも多く持ち運びに向きません。
その点、この詳説日本史Bは1冊だけなため、新しい知識などをこの1冊に書き込むことができるため情報の一元化がやりやすいです。

③多くの学校で教科書として使用されている
やはりこの詳説日本史Bの特徴としては多くの学校で教科書として使われている点です。この本の内容が学校の授業で扱われたりするので復習にもなります。さらに、この参考書の補助教材なども出版されているのでうまく使って効率よく勉強しましょう。この「詳説日本史B」を使用する上でメリットとデメリットを把握した上で進めていきましょう。

詳説日本史Bのメリット

  • 多くの大学がこの教科書を元に入試問題を作成しているため、この参考書メインで勉強することが一番効率が良い。
  • 1冊に完結されているため持ち運びしやすく、情報が一元化しやすい。
  • 多くの学校の教科書としても用いられているので、授業での学びを受験勉強に活かせる。

詳説日本史Bのデメリット

  • 1冊に収まっているので、解説があっさりしている部分もある。
  • 文章が硬い表現になっていてわかりにくい部分もある。

詳説日本史Bのメリット・デメリットはこのようになっています。メリットも多くある一方で、文章が硬い表現になっていてわかりにくい部分もあるなどのデメリットもあります。
硬い文章が苦手な人やもっと基礎から日本史を学びたい人向けの参考書なども以下で紹介していきます。

参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

詳説日本史Bの使い方・勉強法

上記で述べたとおり、日本史の勉強法としてはまずは時代の流れを理解し、その後に細かい出来事や人物名などを頭に入れていきます。基本となる通史を理解できなければ、そのあとの細かい出来事や人物名を覚えることもできず、問題演習もスムーズにこなせません。したがって、まずは詳説日本史Bを読み込んで、基礎となる通史を頭に叩き込みましょう。そこで具体的な詳説日本史Bの使い方・勉強法を紹介します。

①毎日範囲を決めて読み込む
まず1日何ページと自分で決めて読み進めていきましょう。だいたい目安としては1日20~50ページくらいです。
【範囲を決めて勉強する例】
月曜日1〜30
火曜日31〜60
水曜日61〜90
木曜日91〜120
金曜日121〜150
土曜日1〜60
日曜日61〜110

上記が範囲を決めて読み進めていく例です。どんどん読み進めるのも大事ですが、土曜日や日曜日など時間が取れる日に復習の日も作って必ず復習しましょう。
読み進めていく上での注意点ですが、欄外の情報などはとりあえず無視して教科書のメインの部分を熟読していきましょう。一周で全て覚えようとせず、何周かにかけて覚えていきましょう。

②何周も繰り返す
1周目が終わり、2.3周目にかけては欄外の細かい情報なども気にしながら読み進めていきましょう。1日30ページで読み進めていけば1ヶ月ほどで1周することができます。
2.3周目で慣れてきたら読むペースを上げて高速周回していきましょう。人にもよりますが目安としては3周が目標です。この参考書を3周すればある程度の日本史の流れも理解でき、日本史の問題演習にも移ることが出来ます。

それまでに行いたい参考書

この詳説日本史Bは教科書としても多く使われているため日本史のインプット用の参考書の1冊目として使っても問題ありませんが硬い文章が苦手な人や日本史が初学で不安な人には「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」がオススメです。


金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」の使い方!
この参考書は日本史が苦手な人や日本史を初めて学ぶという人が日本史の土台固めをするのにオススメの本です。この金谷の日本史「なぜ」と流れシリーズは文化史も含めると全4冊あります。まずは通史という人には文化史以外の3冊で時代の流れを覚えましょう。

この参考書は基本的な知識を中心的に日本史の出来事の因果関係が丁寧に解説されています。したがって、この参考書だけでは難関私大や国公立大学の入試の対応するのは難しいですが日本史を学ぶ1冊目としては情報量、単語レベルなどがちょうどよく、基礎固めには適切です。これから本格的に日本史を学んでいく人や日本史が苦手な人にオススメの参考書です。

次に使用すべき参考書

今まで紹介してきた詳説日本史Bはインプット用参考書であるため、問題演習は他の参考書で行う必要があります。その際オススメの参考書が山川一問一答日本史」と「日本史問題集 完全版 」がオススメです。

 
前者は語句の重要度によって★がついていて、教科書に掲載されている歴史用語を一問一答形式で答えていく問題集です。この参考書は教科書と対応しているため、教科書を読みながら併用していくのもおすすめです。

教科書を読んでいるだけでは重要な語句がどれかわからないと思う人もいるかもしれませんがこの一問一答にはその語句の重要度によって★がついているのでそれによって教科書でチェックして、重要な単語とそうでない単語を見分けて効率よく勉強していきましょう。

後者は実際の入試問題から厳選された、原始時代から昭和時代までの全131問が収録され、全分野が網羅されています。この参考書も重要度によって★がつけられているため、自分のレベルや志望校に合わせて勉強することができます。

詳説日本史Bまとめ

①対象レベルは高校基礎〜私大最難関となっている。
この参考書は多くの学校の教科書としても用いられていて、日本史インプット用参考書の1冊目としてもおすすめ。
②多くの大学がこの教科書を元に入試問題を作成しているため、この参考書で勉強することが一番効率が良い。

③入試初期にできるだけ早く終了し、応用レベルにスムーズに入れるようにする。
④1周目は欄外の細かい知識は無視して読み進めていき、2.3周目以降に徐々に細かい部分も覚えていく。

以上が山川の日本史教科書の特徴・使い方・勉強法となります。是非参考にして日本史を得意科目にして下さい
関連:【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

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