政治・経済の勉強法

難関私大を突破する政経(政治経済)の勉強法

【インプット】

《前提》

そもそも社会の勉強に共通するのは、演習はそれほど重要ではないということ。

つまり、暗記が成績アップのほぼすべてを握ります。

だから、演習の参考書を数多くこなすよりも、自分で決めた1冊のインプット用参考書を完璧にすることが重要です。

他の社会の科目と倫理・政治経済が大きく異なることは、【各章ごとで独立していること】が挙げられます。

つまり、日本史や世界史のように流れがないため、前の範囲が分かっていなければ、次に進めないということはありません。

ということは、前からどんどんとやっていくのは1周目のみにとどめ、2周目以降は苦手な章を潰していくことに時間を費やす方が効率的ということになります。

倫理・政治経済では、重要語句の理解と暗記をインプットに位置づけ、知識の確認や模試・過去問で点数が出てくる段階をアウトプットに位置づけます。

 

 

《インプット》

社会全般に言えることですが、暗記が全ての鍵を握ります。

つまり、勉強を《インプット》《インプット→アウトプット》《アウトプット》の3段階に分けたとすれば、この《インプット》期が社会の成績アップの全ての鍵を握っているということです。

倫理・政治経済のインプット期に特に意識しなければいけないのは、「理解」です。

他の社会の科目と比べ、非常に思考力を問う出題が多い倫理政治経済は、ただ参考書を丸暗記しただけでは絶対に対応できません。

参考書を読み進める中で、疑問に思ったところは用語集などで全て潰し、理解しながら進めていきます。

「理解」の後に「暗記」の段階に入っていきますが、そこで注意したいのが、「受験の1冊技」と「情報の一元化」。

「受験の1冊技※」と「情報の一元化※」を使いこなす!

受験の1冊技:完璧にする参考書を1冊決めて、その参考書のみを回し続ける勉強法。

情報の一元化:決めた1冊の参考書だけでは補えきれない部分は、他の本を参考にする。

ただし、何冊も使うのではなく、決めた1冊の参考書の情報で足りないものを書き込んで、決めた1冊を完璧に育て上げる。

その育て上げた1冊を完璧にする。

試験本番まで、回し続ける参考書は1冊。それはずっと変わりません。

何冊も使用してしまった場合、同じ範囲の重要語句を何度も見てしまったり、復習がしにくかったり、非常にデメリットが多いです。

それよりも、回す参考書は1冊決めてしまって、その1冊を回し続ける方が、同じ範囲の重要語句を何度もみてしまうというタイムロスがありませんし、非常に復習の効率が上がります。

しかし、特に倫理政経は、1冊の参考書で全てのことが完全に網羅されているような参考書は存在しません。

(1番近いのは学校の教科書ですが、それで勉強できるなら苦労しません。)だから、回すと決めた参考書に、他の参考書、模試、過去問の解説の情報を一元化します。

そうすることによって、自分の参考書に穴がなくなっていきます。

さらに、回す参考書がパワーアップしていき、それを回しているだけで、他の参考書、受けた模試、やった過去問の復習にもなります。

 

 

【アウトプット】

倫理政経のアウトプットは、模試と過去問のみで十分です。

ただ、何となくやっても時間を無駄にすることになるので、必ず以下のやり方を守って取り組むこと。

重要なのは、必ず毎回インプットに戻るということです。

 

①まず模試や志望大の過去問を用意し、解く。

②自分が回すと決めたインプット系参考書を、①でやってみた大問の1番点数の低かったところから完璧にしていく。

 

この時意識して欲しいのは、大問1題につき、出題される範囲は1単元。

例えば、政治経済であれば、大問1は日本国憲法、大問2は国際政治などであり、大問1の日本国憲法の問題の中で、国際政治の話を聞くことはありえません。

だから、1番点数の低かった大問の該当の章をインプット系参考書で完璧に復習します。

ここで言う【完璧に】というのは、参考書の中からならば、その範囲のどの部分を聞かれても絶対に解答できるというレベルです。

そして、点数が低いところからやり始めるのは、伸びしろが確実に多いから。

伸びしろが多い部分から、成績を上げていく方が確実に時間対効果(勉強時間に対して、得られる成績の伸び率)が高いからです。

さらに、倫理政治経済は他の社会科目と異なり、時代の流れなどがないため、「前の章の知識が曖昧だから、次もいまいち理解できない」ということはありえないわけです。

だから、倫理政経に特に有効な勉強法と言えます。

もちろん1年分全てを1日で終わらせることが出来れば理想的なのですが、最初はかなり労力がかかるので、1日大問1題ずつを網羅していくという形でも構いません。

気を付けなければいけないのは、問題を解いた後すぐに過去問の解説や模試の解説を読んだところで、知識がバラバラになるので、全く無意味ということです。

間違っても過去問や模試の解説のみで復習を終わらせてはいけません。

③もう1度①でやった模試を解く。

参考書で完璧にしているはずなので、その部分の大問はほぼ満点がとれているはずです。

しかし、まだ確実に満点が取れるレベルには達成していない。

それでは、確実に満点が取れるレベルまでどうやってもっていくか。それが④になります。

※この段階で満点が取れれば、④のステップを除きます。

 

④ ③で出来なかった部分は自分の参考書では網羅しきれていなかったところ。

自分の参考書を育てるため、模試の解説を自分の参考書に書き写す。

 

この段階まできて、問題を間違えるパターンは2つで、
(1) ただの勉強不足

(2) 自分の参考書に書かれていない部分からの出題
がありますが、特に問題なのは(2)のほうです。

なぜなら、(2)のパターンでの失点は、自分の使用参考書を何度回しても、できるようにはならないからです。

ここでようやく模試の解説を使用します。

「自分の出来なかった部分=参考書に書かれていない部分」は模試の解説を参照し、自分の参考書の中(必ず出題範囲の部分)に書き込みます。これで1連の勉強のサイクルとしてください。

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