【最新版】文系数学の参考書ルートまとめてみた!
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「受験数学をどのように勉強していけばよいか分からない」
「自分に合った参考書がどれか分からない」
「勉強しているのに中々点数が伸びない」
こんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
本記事を読めば、この悩みを解決することができます。
今回は、文系数学の勉強法から各大学のレベルに合わせた参考書のルートを紹介しています。
文系数学の勉強法を知りたい、自分に合った参考書が知りたいという方はぜひこの記事をご覧ください!
1.文系数学の勉強法
文系数学の勉強で意識してほしいポイントは3つあります。
- ステージがある
- 国語力が大事である
- 公式の導出をするということ
それぞれ順番に詳しく説明していきます。
①ステージがある
これは数学の難易度の話についてです。大きく分けて難易度は3つに分かれており、
教科書内容
⇓
典型問題
⇓
入試レベル
の順番で対策していくのが大切です。いきなりレベルの高い問題を解こうとすると挫折してしまう危険性があるので、注意しましょう。
②国語力が大事である
「数学なのに、国語力が大事ってどういうこと?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
ここでいう国語力とは、「言葉を使って考える力」のことです。
なぜ、国語力が大事なのか?数学ができる受験生の特徴を踏まえてご説明します。
数学ができる受験生の特徴は主に4つあります。
- 定義を理解している
- 公式の導出ができる
- 計算の工夫ができる
- 別解を考えられる
定義は通常「AはBである」という形の文章で書かれています。AやBには文字や記号が入っており、文章で書かれるということは国語力が必要になります。
公式の導出に関しては、この公式を導出するには、○○の公式をこの流れで変換していくと導きだせるといった形で言語化する際に、国語力が必要です。
計算の工夫や別解に関しても同様に、「この計算のやり方だと時間がかかるから、○○の部分を△△の考え方を使って考える」、「3パターンの解き方があるけれど、一番解答を導きやすいこのパターンで試そう」といった形で、言語化するために国語力が必要です。
このように、数学は言葉を使っている場面が多く、これら4つの特徴を持っている人というのは総じて国語力に長けています。
記述問題は、まさに国語力が必要な問題であり、回答を書く前に、どんな公式を使ってどのように変換していき、どう組み立てればよいか、言葉で言語化する問題であるといえるでしょう。
③公式の導出をするということ
公式の導出ができれば、公式を忘れても導き出せる安心感があります。
しかし、これは表面的なメリットであり、定義の理解や運用の練習ができるといったメリットがあります。
このメリットを理解していただきたいので、三角関数を例に考えてみましょう。
三角関数で有名な公式のひとつに2倍角の公式があります。
この2倍角の公式はどのような公式で導き出せるのか考えてみると、2倍角の公式←加法定理←余弦定理←三平方の定理
このようになり、最終的に三平方の定理まで遡ることができ、これが定義に当てはまります。
定義の理解や運用する力があると、複数の公式も1つの定義から導きだすことができます。
このように、公式の導出ができるだけでいろんなメリットがあるので、ぜひ日頃の勉強から意識してみてください。
文系数学のより詳しい勉強法については動画で紹介しているので、ぜひ参考しにしてください!
2.文系数学参考書ルート
参考書ルートに関しては、大きく分けて3つのレベルで構成されています。
標準大学レベルは、日東駒専や産近甲龍といった中堅私大を目指す方の参考書ルート
難関大学レベルは、MARCHや関関同立といった難関大学を目指す方の参考書ルート
最難関大学レベルは、早慶上智といった最難関私大を目指す方の参考書ルート
となっており、重複が内容、難関大学レベルでは標準大学レベルでやらない参考書を、最難関大学レベルでは標準大学レベルや難関大学レベルではやらない参考書を紹介しています。
*近畿大学の数学に関しては、難易度が高いので難関大学レベルの参考書ルートを参考にしてください。
また、参考書の選定基準は「難易度」と「厚さ」、「問題と解説の分離」という観点でできるだけ選んでいます。
それでは、実際の参考書ルートを見ていきましょう。
文系数学参考書ルート<標準大学レベル>
【教科書内容の理解】
「入門問題精講ⅠA・ⅡB」
<特徴>
教科書が苦手な人でもスムーズに理解できる、初学者向けの参考書。行間の説明が丁寧で、分野ごとに丁寧な導入がある。
購入ページ:「入門問題精講」
【典型解法の習得】
「短期攻略共通テスト基礎編ⅠA・ⅡB」
<特徴>
基礎固めから本格的な入試対策の橋渡しができる自習書。計算力や問題を解くスピードを重視したい人におすすめ。
購入ページ:「短期攻略共通テスト」
【過去問演習】
「志望校別の過去問」
【標準レベル】各大学の入試傾向と対策
産近甲龍
- 【文系数学編】京都産業大学の入試対策・オススメ参考書
- 【文系数学編】近畿大学の入試対策・オススメ参考書
- 【文系数学編】甲南大学の入試対策・オススメ参考書
- 【文系数学編】龍谷大学の入試対策・オススメ参考書
文系数学参考書ルート<難関大学レベル>
「マーク式基礎問題集ⅠA・ⅡB」
<特徴>
学校の授業や定期テストで数学の基礎を一通りやり終えたレベルの方のための参考書。マーク式の問題に特化した作りになっているため、記述式問題の対策のためには別に対策が必要。
購入ページ:「マーク式基礎問題集」
文系数学参考書ルート<最難関大学レベル>
「基礎問題精講ⅠA・ⅡB」
<特徴>
短い期間で数学の基礎を押さえたい人におすすめ。基礎問題から演習問題まで、段階的な構成になっている。
購入ページ:「基礎問題精講」
「重要問題集ⅠⅡAB(文系)」
<特徴>
重要な問題には「必解」と記されており、押さえるべき問題がわかる。アウトプットのための実践問題集。
購入ページ:「数学重要問題集ⅠⅡAB」
「文系数学の良問プラチカⅠAⅡB」
<特徴>
応用問題が効率よく演習できる構成になっている。解答解説に図が多い。
<参照>
文系数学の良問プラチカ数学ⅠA・ⅡBの効果的な使い方
購入ページ:「文系数学のプラチカ数学ⅠAⅡB」
まとめ
今回は、文系数学の勉強法と各大学のレベルに合わせた参考書のルートを紹介しました。
受験生にとって数学の勉強は必要不可欠で、数学は得点を伸ばすのに時間がかかります。そのため、効率よく勉強していく必要があります。
これから受験勉強をしていく方はぜひ、今回の参考書ルートを参考にして、日々の勉強に活かしてください。