【世界史編】甲南大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) KONAN
はじめに
本記事では【甲南大学の世界史】入試傾向、対策、勉強法について紹介します!本記事では
- 甲南大学の世界史の難易度は?
- 甲南大学の世界史の頻出項目は?
- どういった勉強すればいいの?
- どんな参考書を使用すればいいの?
など世界史を勉強する受験生、甲南大学を受験する受験生は是非参考にしてください!
まず甲南大学の概要を紹介します!甲南大学は産近甲龍の「甲」の部分を成す関西の中堅私大です。
また甲南大学の偏差値は約50.0〜60.0となっています。
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甲南大学の世界史の概要
・試験時間:60分
・配 点 :100点
・目標点 :約80点
・出題形式:マーク式、記述式
・問題構成:大問3題
以上が甲南大学の世界史の概要となっています。
入試・出題傾向
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 記述問題 | 正誤問題 | 語句問題 | その他 |
80%〜 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | △ | △ | ◎ | △ |
×:1割未満 △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
※その他は地図問題、写真問題、年代整序問題などです。
<出題傾向>
甲南大学の世界史は通史、文化史ともに多く出題される。文化史では宗教・芸術などに関する出題が多くなっている。時代別の出題としては通史は全体的に満遍なく出題される一方で文化史は古代・中世の範囲からの出題率が高い。地域別ではアジア地域が出題されやすく、特に東アジア地域の出題が多い傾向にある。また難易度は基礎から標準レベルなため、取りこぼしがないようにしたい。
<対策>
①基礎基本の学習を!
甲南大学の世界史は、難易度が基礎から標準レベルなため、基礎基本の語句を完璧にすることが重要である。また難しい用語はあまり出題されないため、基本語句をいかに完璧にできるかが得点の鍵を握る。
②記述問題の対策!
甲南大学の問題は、記述問題が約2割ほど出題される傾向にある。そのため目標点を取るには記述問題の正答が不可欠である。
対策・勉強法
世界史の勉強法としては、まず基礎語句、そして基本的な流れを覚えることが重要です!
世界史は、日本史と違い時代の流れの知識があまりありません。日本史は小学校、中学校と歴史の勉強をしており、ある程度の流れを理解していますが、世界史の主な内容は高校から始まるため、流れが掴めていません。そのため流れをしっかりインプットすることが重要になります。
そしてここでいう流れとは因果関係のことを指します!「〇〇年に〇〇地域(国)で〇〇が〇〇を起こした」などです。特に世界史は色んな地域の歴史を学習するため、各地域で何が起こったのかなどもしっかり覚えておく必要があります。
そして基礎固めが終わったら、そこから難易度が高い用語や難しい流れを覚えていくようにしましょう。その際に、インプット用の参考書または教科書を一つ決め、その参考書に資料集やその他参考書の情報、過去問の重要点を一つにまとめていくようにしましょう。そうすることにより、一つの参考書で様々なインプット情報を学習することができ、効率よく勉強することができます!
【主な学習の流れ!】
Step1
基礎レベルの参考書「スピードマスター世界史問題集」「ナビゲーター世界史」など
Step2
一般的な参考書、教科書、資料集、用語集「世界史問題集完全版」など
Step3
過去問、正誤問題集、資料問題集など
次に甲南大学の世界史の対策について、特に記述問題と地図問題の対策方法を紹介していきたいと思います!
<記述問題>
記述式問題の対策方法としては、一問一答などでの学習の際は答えを思い浮かべるだけでなく、手で書いて覚えるなどして書ける状態にしておくことです。また記述系のオススメ問題集として「スピードマスター世界史」があります。その問題集は下記でも説明しますが、問題が記述形式で答える問題集なため、記述対策にオススメの一冊です。
<地図問題>
地図問題の対策方法としては資料集での学習が有効的です。甲南大学の世界史は、主に地図を見て国や都市などを問う問題が出題されやすいです。例えば、◯◯朝の都を地図中から選択しなさいなどの問題が問われたりするため、資料集で、国や都市などを覚えておくことが重要です。問題数としてはそんなに出題されませんが、資料集での学習は地図問題以外の知識のインプットにも繋がるため、資料集を使用した学習は積極的に行いましょう。
世界史オススメ参考書
「スピードマスター世界史問題集」
<特徴>
本書の特徴は左ページに各章の内容が記載されており、右ページにはスピード・チェックという空所補充問題が記載されています。そのため、左ページで知識の確認を行い、右ページでアウトプットが行える構成になっています。
<使用方法>
使用時期としては、入試初期から入試中期までとなっています。
使用方法としては、ナビゲーター世界史や教科書を使用して、インプットを行います。次にインプットした単元をスピマスでアウトプットしていきます。アウトプットする際に左ページのまとめられた内容で知識確認など整理をしてから右ページのスピード・チェックで演習してください。
間違えた部分はナビゲーター世界史などで必ず復習しましょう。スピマスを使用する際に意識することとして必ず正答率は9割以上を取るようにして下さい。この問題集の完成度が高いほど過去問等において得点が取れるため完成度は9割以上正答できることを目指してください。
また甲南大学の世界史は、語句系の問題や空所補充問題が出題されやすいため、ここでの用語の演習が重要になってきます。
「ナビゲーター世界史B」の使い方!
<特徴>
ナビゲーター世界史Bの特徴としては教科書のような硬い表現ではなく、講義形式で簡潔に解説がなされている参考書となっているため、教科書でのインプットが合わない、難しいといった受験生は、こちらを使用することをオススメします!
<使用方法>
使用時期としては、入試初期から入試中期となっています。
使用方法としては
①.1周目は世界史の流れを意識して大まかに読んでください!
②.2周目は時代ごとに起こった事件や内容をマーカーで線を引きながら読み進めてください!
③.3周目は用語を覚えることを意識して読み進めてください!
※読み物系の参考書なので、ただ読んでいるだけで勉強したと勘違いしやすいため、自分なりに流れを頭の中でまとめてみたりするなどして、ただ読んでいるだけの学習は避けましょう!
「世界史問題集完全版」の使い方!
<特徴>
世界史問題集完全版の特徴は問題の難易度が三段階に分かれていたり、小問にも星3(センターレベル)、星2(一般私大レベル)、星1(難関私大レベル)と出題頻度が記載されていたりと、レベルに応じてアウトプットができる問題集となっています。
<使用方法>
使用時期としては、入試中期から入試後期となっています。
使用方法は、スピマスやナビゲーター世界史で基礎が出来上がってると思うので、普通に問題を解いていってもらい問題ありません。答え合せをし、そこで間違えた単元を逐一、ナビゲーター世界史や教科書などで復習するようにしましょう。
また甲南大学の世界史は、記述式で用語を答える問題も出題されるため、ここで用語をしっかり書ける演習を行いましょう。
まとめ
本記事では甲南大学の世界史の傾向と対策、勉強法について紹介してきました!
甲南大学の世界史は基礎基本の完成度や記述問題がしっかり解けるか、書けるかが合否のポイントになります。記述式の問題もスピマスや問題集を何回も演習していれば対応することができます。過去問を繰り返して対策していきましょう!
以上【甲南大学の世界史】入試傾向、対策、勉強法になります!
是非、参考にして甲南大学の合格を勝ち取りましょう!
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