世界史問題集完全版

 

 

世界史問題集完全版の概要と使用目的

 

この参考書は受験世界史においてポイントとなってくるであろう部分を説いていく問題集です。

古代から近現代まで幅広い範囲を91のテーマに分けてしっかりと解説してくれます。

各問題には、その解説に星印がついていますので問題の重要頻度が把握できます。

世界史全体の知識の底上げはもちろんのこと、自分の学習状況に応じて苦手な部分など範囲を絞った学習もこの参考書で可能です。

問題演習用の参考書として使用していきましょう。

 

 

世界史問題集完全版の具体的な内容 

 

センター試験や私立大学の過去問をベースに精選された問題を編集しています。

用語を問う問題だけでなく、記述での回答を求める問題もありますので、一つ一つの問題をきちんとこなしていけば難易度の高い大学にも対応可能な一冊です。

また、重要度も記載されていますので基本的な部分のみの学習もできるようになっています。

自分の進捗度合に合わせた学習が可能な点は心強いでしょう。

問題形式は「一問一答世界史Ｂ用語問題集」や「世界史Ｂ標準問題精講」とはまた違った形式の問題集です。

一問一答問題集が文字通り一つの問いに対して一つの答えを指すものを扱うのなら、この問題集は様々な部分を問い、地図問題や記述での回答もあります。

 

世界史問題集完全版の使い方

 

 

この参考書は流れや世界史の全体図をつかむというよりも、そういった中で覚えていった用語等を演習していくための問題集ですので、本書に取りかかる前に「ナビゲーター世界史B」や「流れ図で攻略　詳説世界史Ｂ」で基本的な歴史の流れや歴史事象を頭に入れて、繰り返し読み込みながらそれらを覚えて、さらに問題集や過去問などで知識の定着を進めておくとよいでしょう。

その方が本書をいきなり始めるよりも何倍もスムーズに、効率的に学習できるからです。

そして、具体的な使用法ですが、前からでもいいですし、自分の抜粋した部分だけでもいいので一つ一つの問題をしっかりと理解してインプットしていきましょう。

ただ問題を解いて正解しているかどうか確かめて満足してしまわないように心掛けることが本書を進めていくうえでのポイントといえます。

 

 

世界史問題集完全版の注意点

 

この参考書は様々なレベルの問題を編集しているので、人によっては問題を選ばないといけないといった難点が出てきてしまいます。

まずは通史を何度も見ていき、重要語句や歴史事象を暗記し、それらと関連する事項までしっかりと把握しておくとすべての問題を解いていくことが可能です。

また、記述式の難問があったりする割に単元によっては非常にあっさりとコンパクトすぎるくらいにまとめられていますので、本書とは別に問題をこなしていく中で発見した新たな歴史事象などは一元化(記入するなり、コピーして貼り付けるなり)しておくよう注意しましょう。