関関同立の併願校を何となく選ぶのはNG|滑り止めのメリットや選び方

更新日: (公開日: COLUMN

関関同立の併願校としては、産近甲龍が有名です。

しかし、何も考えずに産近甲龍の中から併願校を選んでしまうと後悔することになるかもしれません。

そもそも併願する大学はどのように選べばいいのかを理解しておく必要があります。

どこを併願校にすべきかを考え、自分にあった大学を選びましょう。

関連記事:【決定版】関関同立(KKDR)とは?意味や偏差値・序列などを専門塾が解説

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関関同立を志望するときの併願校選び

関関同立を志望するときの併願校選び

関関同立を志望するときには、どのようにして併願校を選べばよいのでしょうか。適当に併願して後悔しないようにするために、以下のポイントを意識してみてください

  • 受験科目が同じ大学を選ぶ
  • 関関同立と被らない日程で選ぶ
  • 合格できる確率が高いところを選ぶ
  • 連続して移動しなくてもいいところを選ぶ

受験科目が同じ大学を選ぶ

関関同立の併願校選びでは、受験科目が同じ大学を選ぶことをおすすめします。受験科目が同じ大学であれば、志望校の受験の予行演習になることに加えて、余分な科目の対策をしなくて済むようになるからです。

余分な科目を勉強して本来の志望校の受験対策に支障が出ないようにするためにも、受験科目が同じ大学を選ぶようにしてみてください。

そもそも学びたい内容と一致している大学を選ぶ

そもそも学びたい大学と一致している大学を選ぶようにしましょう。滑り止めという感覚だけで選んでも、実際に併願校に行くことになった場合に、何も学びがありません

大学に行く楽しみも意味もないように感じてしまい、途中で挫折することもあり得ます。併願によさそうだからといって選んでしまうと、興味がないことを学ぶことになってしまう可能性があるため、注意が必要です。

関関同立と被らない日程で選ぶ

関関同立と試験の日程が被らない大学を選ぶようにしましょう。

できれば5日以上空いていて、あまり移動しなくてもいい大学を選ぶことをおすすめします。試験の日程が詰まりすぎていると、精神的にも体力的にも辛くなってしまい、受験の当日に最高のパフォーマンスが発揮できない可能性があるためです。

関関同立と被らず、かつ自分の興味があり学びたい大学を選ぶことが大切です。

合格できる確率が高いところを選ぶ

合格できる確率が高いと考えられる大学を選びましょう。できれば模試でA判定が出ているところが理想的です。

もちろん、B判定やC判定の大学を併願してはならないということではありません。しかし、「滑り止め」という感覚が強い状態で受験して落ちてしまっては併願の意味がなくなってしまいます。色々な大学を受験したいという理由以外の場合には、合格できる確率が高いところがおすすめです。

連続して移動しなくてもいいところを選ぶ

あまり連続して移動しなくてもいい大学を選ぶことをおすすめします。受験のときの移動は体力的にとても辛く、少しでも勉強に時間を費やしたい時期でもあるため、移動が多くなるような大学は選ばないほうがいいでしょう。

特に、日程が詰まっているのに県を大きくまたいで移動しなくてはならず、宿泊も必要となれば、普段とは違う状態の中で勉強しなくてはなりません。そういった点も考慮して、連続で移動しなくてもいい大学を選びましょう。

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関関同立の併願におすすめの大学

関関同立の併願校におすすめの大学

関関同立の併願校としておすすめできる大学は「産近甲龍」で、具体的には以下の4つです。

  • 京都産業大学
  • 近畿大学
  • 甲南大学
  • 龍谷大学

産近甲龍は、関関同立のワンランク下の大学群で、関関同立の滑り止め・併願として人気があります。

京都産業大学

関西では「京産」の愛称で親しまれている大学で、2018年度の全学部の平均倍率が7.4倍の人気大学です。

キャンパスが複数なく、1つのキャンパスにすべての学部の生徒が集まって学ぶ形をとっているため、施設も充実しており広々と過ごすことができます。

さらに、学生一人当たりの求人者数が6.32社という高い数値になっており、手厚い就職サポートが受けられる点もポイント。

学部数 10
学生数 15,487名
偏差値 42.5〜50.0

※この表は横にスクロールできます。

参考:京都産業大学

近畿大学

近畿大学は、西日本私大最大の面積があるキャンパスで、水産研究所や原子力研究所などの研究施設をもつ大学です。

近畿大学の公式情報によると、2021年度一般入試ののべ志願者数が8年連続日本一になったとのこと。

近大マグロが注目されていることで、研究や教育が注目されていることが関係しています。

さらに、就職決定率が98.1%と高く、1年生からキャリアセンターを活用できるなどサポートも充実しています。

学部数 14
学生数 35,875名
偏差値 37.5〜65.0

※この表は横にスクロールできます。

参考:近畿大学

甲南大学

甲南大学は、緑豊かで静かな場所にある国際性豊かな神戸市東灘区にある大学です。

キャンパスのサイズも広すぎず狭すぎず、丁度いい大きさで施設が作られている点もポイント。

8学部の学生が、文系・理系の垣根を超えて気軽に交流できるようになっているため、新しい刺激がたくさん得られます。

また、帝国データバンクが調査した2019年のデータによると、甲南大学は、社長輩出率が全国の大学でトップクラスという少し変わった実績ももっています。

就職サポートも手厚いので、安心して4年間を過ごすことができるでしょう。

学部数 8
学生数 8,924名
偏差値 45.0〜55.0

※この表は横にスクロールできます。

参考:甲南大学

龍谷大学

龍谷大学は、駒澤大学と並んで日本を代表する仏教系の大学といわれています。

京都の歴史ある土地と、滋賀県の広大な土地にキャンパスがあるため、落ち着いた雰囲気でのびのびと学ぶことが可能です。

キャンパスはドラマや映画の撮影に使われることもあります。

図書館には200万冊以上の書物があり、大学の内外から評判となっています。

就職率は97.5%と高く、キャリアカウンセラーに支援してもらえたり、資格取得をサポートしてもらえたりと、さまざまな就職支援があり心強いです。

学部数 10
学生数 21,006名
偏差値 37.5〜55.0

※この表は横にスクロールできます。

参考:龍谷大学

併願校を決めておく理由

併願校を決めておく理由

関関同立と他の大学を併願するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

具体的には、以下の4つのメリットがあります。

  1. 落ちたらどうしようという不安が和らぐ
  2. 先に併願校を受験することで試験に慣れる
  3. 進学の選択肢が増えるため将来的な選択肢も増える
  4. 関関同立以外の志望校への進学も確保できる

落ちたらどうしようという不安が和らぐ

「本命の大学に落ちてしまったらどうしよう」という不安は、受験生なら誰しもが持つものであり、この不安からは逃れることができません。

不安が大きくなればなるほど、思うように受験勉強に集中することができなくなり、弱気になったりやる気がなくなったりする可能性もあるでしょう。

しかし、併願をしていれば、「もし本命に落ちてしまっても併願校に受かれば大学進学はできる」という安心材料にできます。

受験の期間中の不安な気持ちを多少なりとも和らげることができる点は、併願の大きなメリットです。

先に併願校を受験することで試験に慣れる

本命の大学の試験日より前に、併願校を受験することによって、試験に多少慣れることができます

試験会場の雰囲気は独特の緊張感があるため、本命の大学の試験会場で雰囲気にのまれてしまい、思うように力が発揮できなくなる可能性もゼロではありません。

試験の内容だけでなく、以下のような環境面でもペース配分をうまく考えられるでしょう。

  • 会場はどのような雰囲気なのか
  • どのくらいの間隔で試験が始まるのか
  • お手洗いに行くタイミングはどのくらいがよさそうか

そのため、事前に併願校を受験することで、試験会場に少し慣れておくと、本命の大学受験でいつも通りの力を発揮しやすくなります。

併願校を受験して、場慣れすることができる点はメリットとして大きいといえるでしょう。

進学の選択肢が増えるため将来的な選択肢も増える

本命以外の大学を受験することで、進学の選択肢が増えます

進学の選択肢が増えるということは、将来的な選択肢も増えるということです。

本命の大学も滑り止めの大学も、どちらも全く同じ特徴があるわけではありません。

それぞれに違った特徴があり、将来全く同じ結果になるわけでもないはずです。

選択肢が増えることで、将来の選択肢や学ぶ内容の選択肢が増えるため、専願よりも広い視野をもって進学できます。

関関同立以外の志望校への進学も確保できる

併願であれば、関関同立以外の志望校への進学も確保できます。

もちろん、受験対策は必要です。

しかし、合格することができれば、努力した分どの大学に行くのかを選べるようになります

「ここしか受けてないからこの大学に行く」ではなく、「この大学もあの大学も選べるけど、やっぱりここがいいな!」と、自分の意思で大学を選ぶことができたほうが、納得のいく大学生活が送れるでしょう。

志望校が1つに定まらない人や、できるだけ複数の中から最終的に選びたいという人にとっては、併願するメリットが大きいです。

関関同立の併願選びの注意点

関関同立の併願選びの注意点

関関同立と他の大学を併願するメリットが大きいように感じられるかもしれませんが、デメリットもあります。

具体的なデメリットは、以下のような点です。

  • 受験費用がかさみやすい
  • 日程管理次第では体調を崩しかねない
  • 関関同立の併願校の対策も必要になるため勉強量が増える

志望校のみの受験であれば問題ありませんが、他の大学も受験するとなると当然ながら受験費用がかかります。併願する場合には、どのくらいの受験費用までなら問題なく出すことができるのか、という部分を親御さんと相談してください。

また、併願するとなると、受験する大学の数によってはハードスケジュールになりかねない点も注意しましょう。

受験勉強の面からみると、関関同立の併願校の対策も必要になるため、勉強量が必然的に増えてしまう点はデメリットです。

勉強量が増えると、第一志望の大学の受験対策の時間を減らさなくてはならず、思うように勉強がはかどらないケースも考えられます。そのため、進学塾に通って大学別に対策をしたり、効率よく勉強したりすることが大切です。

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まとめ

まとめ

関関同立の併願校について、選び方やメリット・デメリットを紹介しました。

あくまでも本命の大学に合格することが目標ですが、他にも大学を受験することで、心に少しゆとりを持つことができます

ずっと不安感や張り詰めた状況の中で勉強するとなると、体調を崩したり、思うように学習効率が上がらなかったりすることもあるでしょう。

受験を複数回することで不安感を緩和したり、試験会場や時間配分に慣れたりすることができます。

本命の大学に合格するためにも、メリットとデメリットを考えながら受験する大学を検討しましょう

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関関同立の併願校選びのFAQ

最後に、関関同立の併願校選びで役立つFAQとして、以下の内容を解説します。

  1. 関学の学部併願はできますか?
  2. 同志社大学は併願できますか?

関学の学部併願はできますか?

理系4学部のみ可能です。理・工・生命環境・建築学部を受験する人は、併願を考えてもよいでしょう。

同志社大学は併願できますか?

全学部日程と学部個別日程の併願は可能です。しかし、当然ながら同日内で併願はできません。

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