MARCHは就職に強いって本当?就職サポートや就職率から分かる実力
更新日: (公開日: ) COLUMN
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MARCHは就職率に強いという話しはよく耳にすると思いますが、具体的にどのように強いのかは知っていますか?
ただ単に就職に強いといっても、どういった基準で評判がいいのかを理解しておく必要があります。
そこでこの記事では、MARCHの就職事情について、就職率はもちろん就職先や就職サポートなどを分かりやすく紹介します。
就職事情は毎年変化していきますが、知名度が高く歴史もあるMARCHは、就職において大きく影響を受けることは少ないです。
将来のことを考えてMARCHを志望校にしようとしている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
MARCHは就職しやすいって本当?就職率はどのくらい?
MARCHは就職しやすいというイメージが強い人は多くいます。
しかし、イメージだけで志望校を決めてしまうと、のちのち後悔することも。
まずは、各大学の就職率をチェックしていきましょう。
- 明治大学の就職率
- 青山学院大学の就職率
- 立教大学の就職率
- 中央大学の就職率
- 法政大学の就職率
自分が目指す大学がどの程度の就職率になっているのか、確認してみてください。
明治大学の就職率
明治大学の就職率は、87.3~98.9%です。
一番高い就職率は、理工学部の機械工学科で98.9%となっており、最低でも理工学部の数学科で87.3%。
学部全体を通して90%以上の就職率を誇っています。
法学部 | 92.6% |
商学部 | 95.9% |
政治経済学部 | 95.7% |
文学部 | 94.1% |
理工学部 | 94.8% |
農学部 | 95.2% |
経営学部 | 94.0% |
情報コミュニケーション学部 | 94.1% |
国際日本学部 | 92.4% |
総合数理学部 | 96.8% |
特に法学部では公務員になる学生が多く、警視庁や国家公務員、国税専門官などがあります。
青山学院大学の就職率
青山学院大学の就職率は、78.7%です。
理工学部の電気電子工学科で97.9%と高い就職率になっており、その他80%台~90%台の就職率を記録しています。
また、進学の割合についても理工学部で高くなっています。
文学部 | 89.70% |
教育人間科学部 | 94.90% |
経済学部 | 88.20% |
法学部 | 88.90% |
経営学部 | 94.40% |
国際政治経済学部 | 93.00% |
総合文化政策学部 | 91.20% |
地球社会共生学部 | 96.10% |
理工学部 | 94.40% |
社会情報学部 | 92.80% |
立教大学の就職率
立教大学の就職率は、98%です。
情報・サービス関連への就職率が高くなっている点がポイント。
以下の公式ホームページでは、学部ごとの内定企業についても記載がありますので、参考にしてみてください。
文学部 | 97.4% |
異文化コミュニケーション学部 | 96.7% |
経済学部 | 98.2% |
経営学部 | 98.5% |
理学部 | 97.2% |
社会学部 | 98.6% |
法学部 | 97.9% |
観光学部 | 98.5% |
コミュニティ福祉学部 | 98.6% |
現代心理学部 | 95.9% |
参考:立教大学情報公開・データ
中央大学の就職率
中央大学の就職率は、97.7%です。
2019年のデータでは、理工学部の数学科、物理学科、精密機械工学科、人間総合理工学科においては、就職率100%という数字を叩き出しています。
データをみる限り、理工学部での就職率が高い大学だといえるでしょう。
法学部 | 74.5% |
経済学部 | 83.1% |
商学部 | 84.0% |
理工学部 | 58.2% |
文学部 | 84.9% |
総合政策学部 | 87.3% |
法政大学の就職率
法政大学の就職率は、95.6%です。
就職満足度は約88.7%となっており、多くの学生が結果に満足していることが分かります。
学部によって、情報・通信・サービス・小売などそれぞれ就職先の割合が異なっているため、自分が志望する学部の就職先ジャンルを確認してみましょう。
参考: 法政大学就職希望者決定率、就職満足度(2020年度)
MARCHの卒業生の就職先は?有名企業への就職状況
MARCHの卒業生の就職先として、どのようなところがあるのかを見ていきましょう。
有名企業への就職率が高ければいいというものではありませんが、1つの目安となります。
有名企業への就職先と言われてもいまいちピンとこない人もいると思いますが、一般的には以下のような企業のことを指します。
- 日本郵政グループ
- 富士通
- りそなホールディングス
- 三菱UFJ銀行
- ANAホールディングス
- キヤノン
- KDDI
- 第一生命保険
- あいおいニッセイ同和損害保険
- 日本アイ・ビー・エム
- NTTデータ
- オムロン
- ソニー
- 日立
- 日通
- トヨタ自動車
- 損保ジャパン などその他多数
有名企業への就職率は、大学通信オンラインの2020年有名400社実就職率ランキングが参考になります。
法学部 | |
明治大学 | 28.4%(22位) |
青山学院大学 | 29.1%(20位) |
立教大学 | 23.8%(32位) |
中央大学 | 21.4%(37位) |
法政大学 | 21.1%(38位) |
MARCHの中で、有名企業への就職率が高くなっているのは青山学院大学で29.1%です。
次いで明治大学、立教大学、中央大学、法政大学となっています。
全100大学のランキングですので、高くて20位、低くても38位というランク付けは比較的高いといえるでしょう。
明治大学は就職率が高め
卒業生が多い大学は、その分就職率も低下しやすくなります。
なぜなら、たくさんの学生が進学といった就職以外の道を選ぶことが、大きく数字に反映されるからです。
就職率の数字だけ見ても分からない部分はたくさんありますので、そういった点も加味して考える必要があります。
例えば、明治大学は28.4%で22位となっており、上位の大学と比べると低く感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、卒業生が5,000人を超えている中でのこの数字は、決して低いとはいえません。
数字だけで判断するのではなく、その大学の就職サポートや実際に就職している人の就職先、満足度なども確認することが大切になります。
学歴フィルターの存在
「学歴フィルター」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。
学歴フィルターとは、企業側が学生を採用する際、大学名でフィルターをかけ、有名大学の学生を優遇するといったものです。
東洋経済オンラインの「「学歴フィルター」を嫌悪する日本人の超危険」によれば、7社中6社が「学歴を参考にしている」と回答しています。
学歴だけではじかれるということはないそうですが、ある程度の目安として出身大学も関係があります。
そういった意味では、MARCHの学生であっても、油断はできません。
MARCHで就職に失敗することはあるの?
就職率が高いMARCHなら、失敗することはないだろうと考えている人もいます。
しかし、自分が一番就職したいと考えていた就職先ではない人も存在します。
「MARCHに入学して努力したのに就職に失敗した」と感じる人もいますが、就職の成功・失敗は人によって感じ方は異なるものです。
- なにをもって就職失敗とするのかは自分次第
- MARCHだからといって必ず就活が成功するわけではない
ここからは、上記2つの視点で、就職失敗について解説していきます。
なにをもって就職失敗とするのかは自分次第
なにをもって就職失敗とするのかという点がポイントになります。
例えば、以下のような基準です。
- 第一志望だった就職先から内定が貰えなかったら就職失敗
- 3つ以上の会社から内定を貰えなかったら就職失敗
- 有名企業から内定を貰えなかったら就職失敗
上記のように、人それぞれ就職に対して成功・失敗を分ける基準があると思います。
基準を満たすか満たさないかによって異なる部分であるため「MARCHで学べば就職に失敗することはない」とは言い切れません。
MARCHだからといって必ず就活が成功するわけではない
MARCHは知名度が高く有名企業への就職も多い大学ですが、必ず入職できるわけではないということを覚えておくことが大切です。
当たり前のことを言っているように感じられることでしょう。
しかし、いざ自分が就職活動を行う立場になったとき、「MARCHという難関私大の名前は企業も欲しがるだろう」「自分が選考漏れするわけがない」という自信をもってしまうこともあります。
確かに就職においては大学の知名度も大切ですが、それ以上に、自分自身がどこまで企業に貢献できるのか、魅力的であるのかという点がポイント。
大学の知名度は一旦忘れて、自分自身が精一杯努力する必要があることを覚えておきましょう。
MARCHから理想の企業に就職するためにできること
MARCHから理想の企業に就職するためには、以下のようなことを徹底しておくことをおすすめします。
- エントリーシートは早く出す
- 希望する業界が決まっていない人は絞りすぎない
- エントリーシートを徹底的に読みやすくする
- 企業研究は徹底的に積極的に行う
知名度が高い大学群だからといって、就職の内定が貰えるわけではないためです。
それぞれの内容を確認して、できることは徹底して行いましょう。
エントリーシートは早く出す
企業へのエントリーシートは、早く出すことが大切です。
締め切りの一週間前後は、特にエントリーシートの提出が集中しやすくなります。
つまり、大手企業や人気企業であればあるほど、選考にかけてもらえる時間が短くなるということです。
たくさんのエントリーがある中で、自分のエントリーシートだけ特別扱いしてもらうことはできません。
そのため、他の就活生がまだ提出していないであろう早い段階で提出できるように、準備をしていくことが大切です。
前年の秋冬からエントリーシートの受け付けが始まる企業もありますので、時期には十分に注意ましょう。
希望する業界が決まっていない人は絞りすぎない
希望する業界が決まっていない人もいると思います。
そのような場合には、特定の企業や業界に絞りすぎないようにして就職活動を行うことが大切です。
いざ就職活動を始めてから「やっぱりこの業界のほうが興味があるな」と思ったとき、すでにエントリー期間が終わっていることもあります。
希望する業界が決まるまでは、複数の業界・企業に広げて就職活動を行うことが大切です。
エントリーシートを徹底的に読みやすくする
エントリーシートを徹底的に読みやすくすることも、MARCHから理想の企業に就職するために重要なポイントです。
有名企業や人気企業であればあるほど、エントリーシートが大量に送られてきます。
その中で、自分のシートだけに時間を多く割いてもらえるわけではありません。
そのため、他の就活生よりも分かりやすく、読みやすく、魅力的に整える必要があります。
エントリーシートの書き方に迷ったときは、予備校の講師や大学の教授に相談してみましょう。
自分の魅力が最大限伝わる、良質なエントリーシートが作成できるよう自己分析も忘れずに行ってください。
企業研究は徹底的に積極的に行う
企業研究を徹底的に行うことも、とても大切なポイントといえます。
なぜなら、企業のことを十分に知らずにエントリーしてきた学生に、何の魅力も期待も感じないからです。
分析の際には、ただ単に企業の公式サイトを眺めるのではなく、以下のようなことを考えながら分析してみてください。
- この企業は誰向けにどのようなサービスを提供しているのか
- その目的はなにか
- この企業で働くときに求められる力はなにか
まだまだ注目して考えるべき点は多々ありますが、このような点はとても重要です。
企業分析を終えたら、上記のような点について自分が貢献できるところや、具体的なエピソードを考えてみましょう。
企業分析のあとで自己分析を行うことで、「企業が欲しい人材と自分がいかにマッチしているのか」という点をより強力に説明できるようになります。
MARCHの各大学の就職サポートを活用しよう!
MARCHの各大学の就職サポートを活用することで、就職活動をよりスムーズにしていくことができます。
就職率が高い大学の就職サポートにはどのようなものがあるのか、という点にも着目して確認していくと面白いです。
以下の5つの大学の就職サポートを見ていきましょう。
- 明治大学の就職サポート
- 青山学院大学の就職サポート
- 立教大学の就職サポート
- 中央大学の就職サポート
- 法政大学の就職サポート
明治大学の就職サポート
明治大学の就職サポートは、以下のようなものが用意されています。
- 就職・進路についての個別相談
- OB・OG名簿の閲覧
- 面接練習会
- 企業説明会
- OB・OG懇談会
- 各種就職支援イベント
- 就職活動に関連する書籍の閲覧
個別相談はもちろん、各種イベントや説明会、練習会も充実している点がポイントです。
OBやOGの名簿を見て何をするのかと思う人もいると思います。
明治大学ではOB・OGの名簿閲覧から実際にOB・OGを訪問し、話しを聞くことが可能です。
会社案内や就職情報サイトだけでは分からない、生の情報を得るということが目的となっています。
ネット上や書類上だけでは分からない貴重な情報を入手できるため、他の就活生とは違った視点で企業にアプローチできる可能性が高まるでしょう。
青山学院大学の就職サポート
青山学院大学の就職サポートとしては、以下のようなものが用意されています。
- 進路・就職行事の開催
- 進路・就職情報の提供
- 進路・就職関係の雑誌や書籍、業界新聞、U・Iターン就職情報の閲覧
- 個別相談
求人票やインターンシップ情報をはじめ、OB・OG情報、進路・就職に役立つ機関へのリンクなどを閲覧することができます。
大学が有している就職活動に関連する様々な情報を、まとめて自分のものにできるという点は大きなメリットといえるでしょう。
業界研究として企業の人に話しを聞いたり、就職活動のやり方についてのマナーや対策講座を受けることができたりもします。
OB・OGによる模擬面談、交流カフェなど、様々な工夫が施されたサポートもあるため、万全の就職対策ができるでしょう。
立教大学の就職サポート
立教大学の就職サポートとしては、以下のようなものが用意されています。
- 個人相談・キャリア相談
- スタディツアー(1・2年次対象)
- 企業や官公庁などで就業体験をするプログラム
- 学内OB・OG訪問会
- 社会を知る講座
- 企業研究入門
- 各社OB・OGとの懇談会や模擬面接会
立教大学では、4年間を通してきめ細やかなキャリア支援を受けることが可能です。
自立した個としての自分らしい考え方を軸として、就職をゴールと考えない指導が行われています。
学生生活での学びや体験を就職活動に活かすことができるよう、1年次から参加できるプログラムを多数展開。
自分で学び、考える力を身に付けたうえで、手厚いサポートを受けることができる点が魅力です。
中央大学の就職サポート
中央大学の就職サポートは、おもに以下のようなものが挙げられます。
- キャリア・ガイダンス(就職ガイダンス)
- ジョブ・フェスティバル(企業研究セミナー)
- 面接力UPセミナー
- OB&OG・キャリアライブ(OB・OG交流会)
- 個人面談
- キャリア・ベーシック(業界・職種研究会)
上記は文系の就職サポートです。
面接力UPセミナーやOB・OG交流会では、就職活動に直結する重要な手がかりを得ることができます。
特に、面接力UPセミナーでは、企業の採用担当者を講師として招き、実践的なカリキュラムで受講することが可能です。
有料となりますが、マスコミセミナーも開催されており、業界に精通した講師や、第一線で活躍するOB・OGからのアドバイスを受けることもできます。
就職サポートを適切に活用すれば、他の就活生に負けない就職活動が可能になるでしょう。
法政大学の就職サポート
法政大学の就職サポートとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 個別面談
- インターンシップ
- キャリア教育
- OB/OG訪問
キャリア就職システムに登録し、求人情報の検索や、定員制行事への申し込みなどができるようになっています。
他大学と比べてサポートが薄いと感じる人もいるかもしれませんが、LINEアカウントによる情報発信といった、学生に寄り添ったサポートも用意されています。
また、年次ごとに就職支援行事が行われているため、早くから就職活動に向けての準備を行うことが可能です。
まずはMARCHに合格するところから!受験対策はマナビズム
企業側からしてMARCHが高学歴ではないと判断されていることについて、驚いた人もいると思います。
しかし、有名企業の就職率にも表れているとおり、有名企業に就職している割合が一定数あることは事実です。
自分の努力次第で、他大学の学生よりも有名企業に就職できる可能性は高いといえます。
そのためにはまず、MARCHに合格するところから始めなくてはなりません。
逆転合格が狙えるマナビズムは、難関私大合格のための受験対策を得意としています。
志望校別の対策講座を受講することができるため、余計な大学の対策知識を詰め込む必要がなく、効率的な学習が可能です。
生徒一人ずつに自習コンサルタントがつくため、自分に合ったカリキュラムで、無駄のない自習学習を進めることもできます。
MARCHは就職の面でも、知名度の面でも優秀な大学群です。
合格への道は簡単ではありませんが、一緒にマナビズムで力をつけて、逆転合格を目指しましょう!
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塾独自のポイント | ・映像授業が定額で受け放題 ・自習コンサルティング ・リーズニングゼミ |
対象の学年 | 新高1~現高3(浪人含む) |
授業形式 | 通塾 |
指導形態 | 個別/集団 |
自習室の有無 | あり |
合格実績 | 関関同立・MARCH・産近甲龍・早稲田など |
コースと費用 | 入塾金:33,000円 指導関連費:2,200円 【授業料】 1コマ:35,000円 2コマ:44,000円 3コマ:53,000円 4コマ:59,000円 5コマ:65,000円 ※教材費は授業料に含まれています |
電話番号 | 072-690-7774 |
公式サイト | https://manaviism.com/ |
MARCHの就職でよくある質問
最後に、MARCHの就職について気になっている人のよくある質問をまとめました。
- 早慶とMARCHでは就職に差が出る?
- 女子だと就職率は下がる?
- MARCHの文系学部では就職が厳しくなる?
疑問点をクリアにしてから就職活動を行うことで、より企業に対して自信をもってアピールすることができるでしょう。
早慶とMARCHでは就職に差が出る?
早稲田大学、慶應義塾大学とMARCHでは、就職に差が出るのかが気になる人もいます。
大学通信オンラインによれば、早稲田大学、慶應義塾大学の有名企業就職率は以下のとおりです。
有名企業への就職率 | |
早稲田大学 | 34.7%(9位) |
慶應義塾大学 | ※就職者3人以上の企業で集計すると2712人が有名企業に就職(4位相当) |
明治大学 | 28.4%(22位) |
青山学院大学 | 29.1%(20位) |
立教大学 | 23.8%(32位) |
中央大学 | 21.4%(37位) |
法政大学 | 21.1%(38位) |
MARCHと早慶を比べてみると、大きく差があることが分かります。
慶應義塾に至っては、40%以上が有名企業就職しているとのことで、同ランキングでいえば4位以上相当です。
一桁台の順位である早慶と比べると、二桁台のMARCHは、有名企業への就職率は低いといえるでしょう。
女子だと就職率は下がる?
女子だと就職率が下がるというような傾向はありません。
ただ、総合職採用であれば男性のほうが有利になり、金融系は女性が有利になるという一般論はあります。
女性の場合、航空業界や金融業界で自然と採用数が多くなるため、MARCHのそれぞれの大学でどのような業界への就職率が高くなっているのかにもよるでしょう。
男女機会均等法のもと、男女で就職についての差があってはなりませんが、現実的に考えて女性・男性のみが就職できる業界もあります。
そのため、このあたりは一概に下がる、下がらないとはいえない部分です。
MARCHの文系学部では就職が厳しくなる?
MARCHの文系学部では就職が厳しいのか、という疑問をもっている人もいます。
MARCHの学部の多くが文系であることから、同じ文系同士の学生の間で就職の際の競争が激しいという一面は確かにあるでしょう。
また、日本の大企業が新卒採用で学歴を見る際に、まず高学歴として捉えられているのは、以下の大学です。
- 東京大学
- 京都大学
- 一橋大学
- 東京工業大学
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
そのため、学歴だけでみたとき、MARCHの学生そのものの採用数が少なくなっています。
この点については、リクルートの人事マネージャーである曽和 利光(現人材研究所 代表取締役社長)さんが、「就活「後ろ倒し」の衝撃」という著書で中で言及しています。
一般的にみるとMARCHは高学歴ですが、企業側からみるとそうではないというのが現実です。
しかし、有名企業への就職をはたしている学生が多いこともまた事実。
結局は、学生時代になにを学び、なにを経験したのかというところに尽きます。
自分を最大限アピールするためにも、学生時代に就職活動を意識した生活・勉強をおこなうことが大切です。
まとめ
今回は、東京の難関私大群であるMARCHの就職について紹介しました。
データはたくさんありますが、一番重要なことは自分がどのくらい企業に対して貢献できる人間であり、そのために具体的に実行できること、エピソードがあるのかという点です。
各大学の就職サポートを活用すれば、就職したい企業に、MARCHの先輩がどのようにして就職したのかを知ることができます。
まずはMARCHに入学するために、自分ができる一歩として、受験対策が受けられる塾や予備校に通うことを検討してみましょう。
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