【標準問題特訓リーディングシリーズ】特徴・使い方・勉強法
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この記事では「特訓リーディング」シリーズの特徴と正しい使い方について解説していきます。
特訓リーディングシリーズは
- 全文に構文解説がある
- 英語長文読解問題を解くための手法が論理ポイント・構文ポイントとして明記されている
- 問題集内に出てきた論理ポイントをまとめているページがあり、探しやすい
- 無理なくレベルアップできる構成
といった英文演習をするための英文読解を身につけることができる参考書となっています。
The Rules英語長文の概要
【標準問題特訓リーディングの概要】
分類 | 英語長文問題集 | |||||||||
問題数 | 30題 | |||||||||
使用時期 | 入試中期 | |||||||||
オススメ度 | ★★★★★ | |||||||||
対象レベル | 高校基礎 | 共通テスト | 私大標準 | 私大難関 | 私大最難関 | |||||
【上級問題特訓リーディングの概要】
分類 | 英語長文問題集 | |||||||||
問題数 | 30題 | |||||||||
使用時期 | 入試中期~入試後期 | |||||||||
オススメ度 | ★★★★★ | |||||||||
対象レベル | 高校基礎 | 共通テスト | 私大標準 | 私大難関 | 私大最難関 | |||||
特訓リーディングシリーズは英語長文の演習用教材となっています。目標習熟期間としては入試中期から入試後期までとしています。
長文問題を解く際には解釈の技術が必要なため夏までに「入門英文解釈の技術70」などを使って英文解釈問題が完璧にできるようにしましょう。
夏までにこの状態にしておくことで、夏休み以降にレベルの高い問題集や長文演習、選択科目に時間を割くことが可能になります。その結果、秋にかけて模試や過去問で点数の向上が期待できます。
夏休み明けの9月頃に「標準問題特訓リーディング」に取り組み始めましょう。第1章が日東駒専や産近甲龍などの私大標準レベル、第2章が関関同立やMARCHなどの私大難関レベル、第3章が関関同立やMARCHの上位学部・学科レベルとなっています。
受験の天王山といわれる夏に英文解釈などの基礎をどれだけ完成できるかがカギとなるので夏に英文解釈や英語の基礎を完璧にし、夏以降の英語長文の演習をスムーズに取り組めるようにしましょう。
オススメ度としては★5つとしています。この理由としては後でも説明しますが、特訓リーディングシリーズは他の英語長文問題と比較した際に、最も機能性に優れている問題集の1つであるといえるからです。
そのため、英単語の知識や英文解釈の基礎を身につけ、大学入試に向けて英語長文の問題演習に取り組んでいく全ての受験生におすすめできます。
しかし英語長文問題を解くには単語や文法、英文解釈の技術も必要なため、この参考書だけでは不十分であるといえます。問題演習の際には常に確認できるよう、単語帳や文法についての参考書などと併用することをオススメします。
【対象レベル】
・標準問題特訓リーディング:私大標準から私大難関レベル
※私大標準レベルとは産近甲龍や日東駒専などを指します。
※私大難関レベルとは関関同立やMARCHなどを指します。
・上級問題特訓リーディング:私大難関から私大最難関レベル
※私大最難関レベルとは早慶上智などを指します。
特訓リーディングシリーズの特徴
特徴としては5点あげることができます。
- 30題という豊富な問題数が収録されている!
- 全文に構文解説がついている!
- 音声を使って学習できる!
- 無理なくレベルアップできる問題集である!
- 問題で使う論理ポイント・構文ポイントがまとめられている!
以上5つの特徴についてそれぞれ詳しく説明していきます。
①全文に構文解説がついている!
30題の英語長文問題の解説一文一文すべてにSVOCをはじめとした丁寧な構文解説がついています。そのため演習の際に読めなかった部分を徹底的に復習することができます。また全文に構文解説がついているだけでなく、読み方に関するアドバイスなども掲載されていることも特徴の1つとしてあげられます。一文が読めても長文問題を解くことはできないので、読解法を学ぶことは非常に重要です。
②全文に構文解説がついている!
このような丁寧な解説付きの問題集の多くは十数問しか収録されていないことがほとんどですが、特訓リーディングシリーズは30題という十分な問題数が確保されています。
③音声を使って学習できる!
ダウンロード可能な音声がついているため、復習に利用できるだけでなくリスニング対策も行うことができます。
④無理なくレベルアップできる問題集である!
標準問題特訓リーディングは第1章が日東駒専や産近甲龍などの私大標準レベル、第2章が関関同立やMARCHなどの私大難関初級レベル、第3章が関関同立やMARCHなどの私大難関上位学部・学科レベルとなっています。このように、第1章からすすめていくことで売りなくレベルアップできるような構成になっています。
⑤問題で使う論理ポイント・構文ポイントがまとめられている!
「本書で学ぶ論理ポイント・構文ポイント」と題したページには、問題集内に登場した、英語長文を読解するための論理ポイントや構成ポイントが索引形式で掲載されています。そのため自分がつまずいたポイントが含まれている他の問題をすぐに探すことができ、復習の効率を上げることができます。
特訓リーディングシリーズの使用目的としては受験に必要な英文読解力を身につけることです。大学入試の英語において長文読解が問題の大部分を占めています。そのため合格するためには英語長文読解問題ができなければなりません。
合格のカギとなる英語長文問題の読解力を磨くためにこのような英語長文問題集で演習を重ねていきましょう!
特訓リーディングシリーズを使用することで英語の長文読解力を身につけることができますが、メリット・デメリットを意識した上で勉強を進めていく必要があります。
特訓リーディングシリーズのメリット
- 問題数が30題と多い!
- 全文に構文解説がついている!
- 英文読解の際に必要な論理ポイント・構文ポイントが分かりやすくまとめられている!
特訓リーディングシリーズのデメリット
- 記述式の解答を求める問題が少ない傾向にある。
特訓リーディングシリーズのメリット・デメリットは以上のようになっています。
SVOCなどが記載されている点、解説が丁寧で分かりやすい点、長文読解に必要なポイントがまとまっている点などにおいて独学で学ぶ受験生や英文法、単語、英文解釈ができるようになってきたから英語長文問題の演習をしたいという受験生にオススメです。
しかし、上記でも説明しているように記述式の解答を求める問題が少ない傾向にあります。自分の志望校の出題傾向をよく分析し、必要な演習は他で補うなどして入試対策を進めていくようにしましょう。
この問題集には2つのレベルがありますが、志望校のレベルではなく現在の自分のレベルを見極めて、志望校のレベルと離れていたとしても自分に合った問題集を選ぶようにしましょう。
特訓リーディングシリーズの使い方・勉強法
まず、英語長文問題の演習を行う際に重要なことは正答率に一喜一憂しないということです。これは英語長文問題に限らず過去問や他教科の問題にも通ずることですが、間違えたところや分からなかったところを自分で分析し、次につなげるようにしてください。
例えば、英文を読んでいて分からない英文に出合ったとき、なんとなく解答解説を見るのではなく、SVOCを確認してしっかりと文構造を理解し、読むときにどこに気をつければよかったのか、省略の部分に気づかなかったから読めなかったなど具体的に弱点を見つけて克服し、復習していってください。
ここで「特訓リーディングシリーズ」の使い方・勉強法を4つに分けて紹介します。
①制限時間内に問題を解く
まず解説を見ずに制限時間内に問題を解いてみましょう。
②解説を読まず丸つけをする
問題の解説を考えながら間違えた問題をもう1度解き直します。
③2度問題を解いた後に解説を読む
自分の弱点や間違えた原因などを意識しながら解説を読みます。ここで、分からなかった単語や文法事項を確認しておきます。
④解説を再現するように全文にSVOCをつける
解説が理解できたら、自分で白文にSVOCをつけて文構造を理解しましょう。ここで、解説と同じように考えられているかを考え、考えられていない場合は自分の足りないものは何かを認識し、補うようにしましょう。
⑤音読する
文章内で使われているルールを意識しながら読めるようになるまで音読を繰り返しましょう。いきなり自分ですらすら読んでいくのが難しいと感じたら、音声を使ってリスニングやシャドーイングから始めるのがおすすめです。
英文読解が苦手な受験生におすすめの参考書
単語、英文法、英文解釈はできるのに英文読解ができない、正答率が上がらないと感じている受験生はぜひ「パラグラフリーディングのストラテジー①読み方・解き方編」を使用してみてください!
「パラグラフリーディングのストラテジー①読み方・解き方編」についてはコチラ!
「購入ページ」
こちらの参考書は英語長文問題ができない受験生にどのような読み方や解き方をしたらよいかなどを解説した参考書です。
英語長文に取り組みやすい参考書
「特訓リーディングシリーズ」をやってみて難しいと感じたり、レベルを落とした他の参考書から始めたいと感じていたりする受験生は「やっておきたい英語長文シリーズ」にチャレンジしてみてください。
「やっておきたい英語長文300」の使い方についてはコチラ!
「購入ページ」
この参考書は特訓リーディングシリーズよりも取り組みやすい参考書であるといえます。
収録問題数は特訓リーディングシリーズが30題に対しやっておきたい英語長文500が20題となっています。問題も簡単な問題から難しい問題と様々収録されており、徐々にステップアップすることができます。
その他にも、より細かくレベル別に問題を解いてみたいという受験生は、「英語長文レベル別問題集」や「全レベル問題集英語長文」などを使用してみてください。
「英語長文レベル別問題集3標準編」の使い方についてはコチラ!
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「全レベル問題集英語長文3私大標準レベル」
「購入ページ」
似ているレベルの参考書
似ているレベルの参考書としては「イチから鍛える英語長文」シリーズがあげられます。
「イチから鍛える英語長文300」
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イチから鍛える英語長文シリーズは特訓リーディングシリーズと同様に英語長文演習問題集となっています。
違いとしてはイチから鍛える英語長文シリーズの方が、特訓リーディングシリーズよりも実践的な問題集となっています。
また解説がわかりやすくレイアウトも綺麗なため比較的取り組みやすい参考書となっています。
しかし、どちらの参考書を使用しても目的や結果の面では大差はないと言えます。
また「イチから鍛える英語長文シリーズ」以外にも「ハイパートレーニングシリーズ」などの問題集もおすすめです!
「英語長文ハイトレ2標準編」の使い方についてはコチラ!
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ハイパートレーニングシリーズも特訓リーディングシリーズと同じようにSVOCや構文解説がとても詳細に記載されている点です。
しかしハイパートレーニングシリーズはレベル1、レベル2、レベル3がありますが、レベル1とレベル2またはレベル2とレベル3の問題難易度の差が激しいため、その間に「やっておきたい英語長文シリーズ」などを挟んで取り組むことをおすすめします!
次に使用すべき参考書
特訓リーディングシリーズなどの英語長文問題集を終えたら、過去問に取り組み始めてください!また、各レベルを終えるごとに該当する大学の過去問を解いて実力を確認することもおすすめです(例:レベル2を終えたら京都産業大学の過去問を解く)。
ただ、実際には赤本をどの時期にどれぐらいやるべきかは受験生の現在の実力等によって異なります。
自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
〇〇大の英語という参考書は関関同立やMARCH、早慶上の私大難関や私大最難関の大学しかこの参考書は出版されていないため、日東駒専や産近甲龍の私大標準レベルの大学は普通の過去問に取り組みだしてください!
〇〇大の英語や過去問使用する受験生は、正答率などに囚われてしまい正答率が低いとマイナスな気持ちになってしまう受験生もいますが
正答率に一喜一憂せずに過去問に取り組むことが重要です!
今までは様々な大学の過去問が収録されている英語長文の問題を解いてきましたが、これから過去問に特化することによって
傾向や癖を見つけて、過去問を研究することによって点数向上に時間を費やしてください!
この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
自分に合った参考書選びに不安を感じる方は以下の記事を参考にしてください。