立命館大学の国語は何から対策する?現代文と古文の参考書の使い方
更新日: (公開日: ) RITSUMEIKAN
立命館大学の国語は、現代文と古文を分けて、大問ごとの出題の形に合わせて対策します。
立命館大学の国語は、現代文と古文の何から手をつければいいのか、迷っていませんか。参考書の数が多く、自分に合う順番が分からず、不安になる人もいるでしょう。
この記事では、試験の形と大問ごとの傾向、現代文と古文の参考書の使い方、過去問の使い方を解説します。内容は、立命館大学が公開した2027年度の入学者選抜ガイドと、国語の講評にもとづきます。
この記事でわかること
- 立命館大学の国語の試験時間と出題範囲
- 現代文と古文の大問ごとの傾向
- 現代文と古文の参考書の使い方
- 過去問の使い方
立命館大学の国語は古文と現代文をどう対策する?
【動画でもご覧いただけます!】
対策は、出題の形を知り、現代文、古文の順に進めて、最後に過去問で確かめます。

講評は、まず文章全体の大意を把握するよう述べています※1。そのうえで、文章の構成と、個々の文や語句の位置づけを理解するよう心がけること、とあります※1。
動画の講師は、国語を大問ごとに時間を配分して解くよう話しています。満点を取りにいくのではなく、取れる部分を確実に取る、というのも動画の講師の考えです。
立命館大学の国語の試験時間と出題範囲
立命館大学の国語は、全学統一方式(3教科で行う、メインの独自試験の方式)の文系で100点、試験時間は各科目80分です。
2027年度の入学者選抜ガイドで、試験の形をまとめます※2。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 80分 |
| 配点 | 全学統一方式(文系)は100点(学部個別配点方式は学部によって150点の場合がある) |
| 出題範囲(全学統一方式・学部個別配点方式) | 現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究 |
| 漢文 | 文学部のみ独立問題を出題(現代文1題と選択) |
| 出題範囲(共通テスト併用方式・後期分割方式) | 現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語(いずれも近代以降の文章のみ) |
共通テスト併用方式(共通テストの成績を併せて使う方式)では、近代以降の文章だけが出ます※2。後期分割方式(3月に行う方式)も同じです※2。
この記事は、全学統一方式と学部個別配点方式を中心に説明します。学部個別配点方式は、独自試験のみの3教科入試です。問題は、全学統一方式と傾向・形式が同じです※2。
大問の構成は、講評に「2月1日実施分」として示されています※1。大問の番号と配点は、日程で変わる場合があります。
| 大問 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 一 | 現代文 | 45点 |
| 二 | 現代文(文学部は選択問題) | 15点 |
| 三 | 古文 | 40点 |
| 四 | 漢文(文学部は選択問題) | 15点 |
形式は、すべてマークと記述の併用です※1。文学部以外では、漢文の独立問題は出ません※1。方式や学部で変わるため、志望学部の最新の入学者選抜ガイドで確かめましょう。
立命館大学の国語の傾向と対策
立命館大学の国語は、大問ごとに、出題の形と使う参考書を合わせて考えます。

以下の3つに分けて見ていきましょう。
大問[1]論説文・評論文
大問[1]は、前の表の大問一にあたる現代文です。
評論文は、使われる概念や比喩的な表現を理解して読むことが求められます※1。
講評は、普段から評論文を読んで、頻出の概念や比喩的な言い回しに慣れておくよう述べています※1。ある程度の長さの評論文を短時間で理解する訓練が重要だ、ともあります※1。
講評は、現代文全体について、次の点も挙げています※1。
- 筆者独自の表現や考えが出てきても、自分の知識や思い込みにとらわれず、文章中のキーワードをつかむ
- 繰り返しや言い換えで強調されている部分は、作者が主張したい内容であることが多い
- 接続詞の使い方や意味を的確に理解して、文脈の流れを捉える
- 語彙や四字熟語は、初見の語句を辞書で調べる習慣をつける
- 漢字の書き取りは、書き順を理解したうえで、丁寧に正確に書く練習をする
- 文学史は、作者や作品名の暗記だけでなく、流れのなかに位置づけて覚える
参考書は、語彙を増やす本と、演習の問題集に分けて使います。
- 『ことばはちからダ!現代文キーワード』(河合出版):現代文の頻出語を学ぶ本
- 『現代文 キーワード読解[改訂版]』:キーワードを読解と一緒に学ぶ本
- 『入試精選問題集 現代文 五訂版』(河合出版):入試問題で演習する問題集
大問[2]現代文の文学的な文章
大問[2]は、前の表の大問二にあたる、2題目の現代文です。
文学的な文章は、人物の心情を読み取る問題が出ることがあります※1。
講評は、心情の根拠となる表現を、文章中から見つけるよう心がけてほしいと述べています※1。繰り返しや言い換え、接続詞など、現代文全体の助言は、大問[1]で紹介しました。
参考書は、読解の土台を作る本から、発展の問題集へ進みます。
- 『入試現代文へのアクセス 基本編』(河合出版):現代文の入門書
- 設問ごとの解法を学ぶ本:解き方のルールを身につける
- 現代文の演習書:標準レベルの文章で応用力をつける
- 『入試現代文へのアクセス 発展編 -改訂版-』(河合出版):難しい文章の記述問題に挑戦する
動画の講師は、知識問題(語句や文学史)に時間をかけすぎないよう話しています。
大問[3]古文
古文は、基礎的な語彙と文法をしっかり身につけて、正確に読み取ることが求められます※1。
大問三にあたる古文は、前の表のとおり配点が40点です。
講評が挙げる古文の学習のポイントは、4つあります。
- 現代語訳を課す問題は、基本的な語彙と、その組み合わせによる意味を問う。正確な現代語訳ができるよう訓練する※1
- 動作の主体がだれかを把握することは不可欠で、敬語表現に気をつけ、動作をする人を必ず補いながら読む※1
- 和歌を含む作品もあるため、和歌の技法と形式を理解しておく※1
- 文学史的な知識も学習する※1
参考書は、文法・単語・古文常識・読解・演習の順に、段階を分けて使います。
- 文法:『大学受験ムビスタ 八澤のたった6時間で古典文法 MOVIE×STUDY』(Gakken)※3
- 文法の問題集:『ステップアップノート30 古典文法トレーニング -改訂版-』(河合出版)
- 単語:『マドンナ古文単語230 パーフェクト版』(Gakken)は、230項目(全400語)を収録した単語帳※4。『古文単語FORMULA600【改訂版】』も例に挙がる
- 古文常識:『マドンナ古文常識217 パーフェクト版』(Gakken)で、決まりごとや慣習を学ぶ※5。贈答歌(和歌を贈り合うこと)のような知識は、和歌の解釈に役立つ
- 読解:『富井の古文読解をはじめから丁寧に』で読み方の基本を学び、古文の演習書で、単語と文法を使って文章を読む練習をする
- 演習の仕上げ:『中堅私大古文演習 -改訂版-』と『入試精選問題集 古文 四訂版』(どちらも河合出版)
間違えた問題は、解説を読んで、抜けている知識の本に戻りましょう。
マナビズムでは、文法と単語を先に固めてから、読解の演習に進むと考えています。
立命館大学の国語の過去問の使い方
過去問は、大問の構成とマークと記述の併用に慣れ、講評の学習のポイントと照らして見直すために使います。

立命館大学の入試情報サイトに、国語の過去問題と講評が載っています※6。2027年度入試も、入試問題の傾向は大きく変更しない、とされています※6。
解答例も、公式ページで確認できます※7。掲載の解答例以外も、正答とする場合がある、との断りがあります※7。
まず、問題を解いて、解答例で採点します。次に、講評の学習のポイントを読みましょう。最後に、間違えた原因が、語彙や文法の知識の抜けなのか、文章の読み取りなのかを分けて見直します。
ほかの国語の記事は、次のとおりです。
立命館大学の国語対策を最後まで続けたい人へ
立命館大学の国語対策は、現代文と古文の進み具合を、過去問で確かめながら続けます。
参考書を選んでも、自分の読み方が合っているかは、一人では判断しにくいものです。
マナビズムの無料受験相談では、過去問で間違えた大問と、現代文・古文の進み具合を伝えれば、続け方を相談できます。まずは気軽に、相談に来てみてください。