関西大学の日本史の配点は?出題傾向と対策・参考書の選び方
更新日: (公開日: ) KANSAI
関西大学の日本史は全問マーク式で、教科書を読み通し、用語集と図録で知識を整理する対策が中心です。
関西大学の日本史は、配点や出題の形が分かりにくく、何から対策すればいいのか迷っていませんか。参考書の数が多く、どれを選べば合っているのか、不安になる人もいるでしょう。
この記事では、試験の形と出題傾向、対策の進め方、過去問の使い方を解説します。内容は、関西大学が公開した2026年度の入試問題集にもとづきます。
この記事でわかること
- 関西大学の日本史の試験時間と配点
- 史料・地図・写真の問題の出題傾向
- 教科書・用語集・図録・通史・一問一答の使い方
- 過去問の使い方
関西大学の日本史の概要と配点
【動画でもご覧いただけます!】
関西大学の日本史は、2026年度の入試問題集では、60分・100点で、大問4問がすべてマーク式でした。

2026年度の入試問題集の全体講評と、各日程の問題の表紙で、試験の形をまとめます※1。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分 |
| 大問 | 4問(Ⅰ〜Ⅳ) |
| 解答方式 | すべてマークセンス方式(選択肢をマークシートに塗る形式) |
| 配点 | 合計100点 |
| 出題範囲 | 全時代の政治・経済・社会・文化・対外関係など |
配点の内訳は、大問Ⅰ・Ⅱが小問10問で20点ずつ、大問Ⅲ・Ⅳが小問15問で30点ずつです※1。小問とは、大問のなかの小さな問いのことです。
試験の形は日程や学部で変わる場合があるため、志望学部の最新の入試要項で確かめましょう。
講評には、高等学校の教科書に合わせて、その学習内容を基本とするよう気をつけた、とあります※1。
関西大学の日本史の出題傾向
2026年度の講評によると、史料の本文を読む問題と、地図や写真を使う問題で、正答率が低くなりました。

以下の2つに分けて見ていきましょう。
史料を読んで答える問題の正答率が低い
史料(昔の文書や記録)の問題は、とくに本文を読み解く問題で、正答率が低くなりました※1。
講評は、史料問題の正答率は日程によって高低があった、と述べています※1。
史料集に収められた重要史料と、その解説に注意を払うことが、引き続き重要だとされています※1。問題文を読まずに、表面的な理解で誤答を選んだ受験生が少なくなかった、という指摘もあります※1。
地図や写真を使う問題が出る
地図で位置を探す問題や、写真に関する問題は、2026年度も、正答率がかなり低くなりました。
講評では、歴史的に重要な地名や施設、遺跡などの位置を、地図のなかで探す問題と、写真に関する問題が挙げられています※1。
備え方は、次の「対策と参考書」で紹介します。
関西大学の日本史の対策と参考書
対策は、教科書を読み通して流れをつかみ、用語集と図録で知識を整理することが土台です。

以下の3つに分けて見ていきましょう。
教科書を読み通して用語集と図録で知識を整理する
まず、教科書を読み通して、日本史の流れを正確につかみます。
講評は、これを基礎に置くよう述べています※1。そのうえで、用語集や図録・図説(写真や図を集めた本)で知識を整理しながら、積み上げるのが望ましいとしています※1。
用語集の例は、山川出版社の『日本史用語集』です。日本史探究に対応した版が、2023年12月に刊行されています※2。
地図や写真の問題に備えて、教科書や図録に載る地図・写真・図・表・年表にも、できるだけ目を通しましょう※1。動画の講師は、地図の問題に備えて、出来事の場所まで意識して覚えるよう話しています。
通史の参考書で流れをつかむ
通史(時代を通して歴史の流れを学ぶ本)は、参考書で出来事のつながりをつかみます。
講評は、バラバラに覚えるだけでは、正答を導くことが難しいと述べています※1。事件や組織、人物の関係、活動時期、地名などを、相互に関連づけて理解することが求められる、とあります※1。
通史の本は、教科書を補うものです。例は、石川晶康さんの『日本史探究授業の実況中継』(語学春秋社)です※3。
金谷俊一郎さんの『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【三訂版】』(東進ブックス)も、通史の本の例です。
動画の講師は、通史の本を軸にして、出来事を起こった順番で意識して覚えるよう話しています。
日本史の勉強法と参考書の選び方は、次の記事で解説しています。
一問一答で用語を確かめる
一問一答(問いと答えが1対1で並んだ問題集)は、整理した知識を確かめるために使います。
一問一答は、通史や用語集で流れを押さえたあとに、用語を確かめる使い方にしましょう。
どの現行版を使うかより、間違えた用語を、教科書や用語集で見直せるかが大切です。
関西大学の日本史の過去問の使い方
過去問は、史料・地図・写真の問題の形に慣れ、問題文の読み落としを見直すために使います。

関西大学の入試問題のページには、2026年度の日本史の問題と解答(解答例)、全体講評が載っています※4。
まず、問題を解いて、解答例で採点します。次に、講評で、史料の本文を読む問題や、地図・写真の問題の正答率を確かめましょう。
最後に、間違えた問題を見直します。講評は、問題文を何度も慎重に読み解き、試験時間中にじっくり考える姿勢を求めています※1。間違えた原因が、知識の抜けなのか、問題文の読み落としなのかを分けましょう。
ほかの大学の日本史は、次の記事で解説しています。
関西大学の日本史で基本問題を落としたくない人へ
基本的な問題での失点を防ぐには、過去問で原因を確かめながら、知識を整理します。
失点の原因が、知識の抜けなのか、問題文の読み落としなのかは、一人では見分けにくいものです。
マナビズムの無料受験相談では、いま使っている日本史の本と、過去問で落とした問題の種類を伝えれば、次に何を見直すかを相談できます。相談してみて、自分に合うかどうかを判断してください。