【文系数学編】関西大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: KANSAI

はじめに

関西大学文系の数学は、全学部日程と学部個別日程についてはほぼ同一の形式であり、別日程の問題を練習として使用しても問題はない。ただし、日程や受験方式によって数学の配点が異なるので、注意が必要である。

入試概要

全学部日程 3教科型

・試験時間 60分
・満点 100点
・大問数 3問

全学部日程 3教科型(同一配点方式)

・試験時間 60分
・満点 150点
・大問数 3問

学部個別日程

・試験時間 60分
・満点 100点
・大問数 3問

後期日程

・試験時間 60分
・満点 100点
・大問数 3問

例年、記述式問題、空欄補充式問題の両方の形式の問題が出題されている。問題は素直で定型的な良問で、数学の得意な生徒なら満点を狙えるレベルの問題である。したがって、中学数学・高校数学に苦手意識がない受験生は、文系の受験科目として「数学」を選択することをお勧めする。

文系の出題傾向も例年と変わっておらず、対数・指数・三角関数を中心に数IIが重点的に出題されている。難易度は教科書の章末問題レベルから、受験標準レベルまでである。よって、難問を演習する必要はなく、典型問題を正確に解答する力をつけるために、基礎から標準レベルの問題演習をするべきである。

傾向と対策

基礎から標準レベルの問題の演習が大切

上述の通り、難易度は教科書の章末問題レベルから、受験標準レベルまでである。よって、難問を演習する必要はなく、基礎から標準レベルの問題演習をするべきである。基礎から標準レベルの問題を演習するためにオススメの参考書は、文系の数学重要事項 完全習得編【河合塾SERIES】文系の数学 実戦力向上編【河合塾SERIES】である。

文系の数学 重要事項 完全習得編【河合塾SERIES

文系の数学重要事項完全習得編使用目的は、入試頻出の解法パターンを暗記すること。解法パターンとはすなわち解答までのプロセスのことである。自分が知っている解法パターンの数は、自分の武器の数となり「見たことある問題」を1問でも多くすることは受験数学を乗り切る上で非常に重要なことである。

この参考書はいわゆる「受験頻出のパターン」が一通り網羅されている。総例題数は152題と多すぎず、基礎的なインプット完成のために必要最小限の量となっている。これから受験数学を勉強する上で軸となる参考書である。
この参考書の詳細はココをクリック。

文系の数学 実戦力向上編【河合塾SERIES

文系の数学実践力向上編「文系の数学 重要事項 完全習得編」での解法パターンの暗記が一通り終わった後ワンランク上の解法パターンを覚えるためのインプット教材として使用する。この参考書では、より関関同立入試の本番に近いレベルの解法が一通り網羅されている参考書である。総例題数は90題と精選されており、真のインプット完成のために必要最小限の量となっている。

この参考書の例題がすべて答えることができるようになれば、受験数学(ⅠA・ⅡBの範囲)のインプットは完成したと言える参考書である。

大問・分野ごとに難易度的には大差なし

上述のように、空所補充と記述式の問題があるが、問題間に難易の差はほとんど見られない。よって、「空所補充の方が簡単だ」という先入観を持たずに、自信のある分野から解き始めていくべきである。

記述の書き方に注意

記述問題では、ただ答が合っていれば満点というわけではないことに注意しよう。空所補充形式の問題では、正確に答を合わせることのできる能力だけしか問われないが記述の問題では、正確に答を合わせることのできる能力はもちろん、自分の考えた解答を相手に文章で説明する能力も問われている。

自分ではわかったつもりでいても、相手にその内容が正確に伝わらなければ大失点につながりかねない。よって、日ごろ参考書で学習する際・数学の授業の板書などで、よく出てくる数学的な表現や言い回しを自分で使えるようにする必要がある。

また、模試の記述部分で答は合っているのに減点された箇所に関してなぜ減点されたのか、どうすれば減点されないのかを解答集と照らし合わせて考えるなどの地道な努力も必要である。記述の書き方を真似るのに一番最適な参考書は、「文系の数学 入試の核心 改訂版」である。

文系数学 入試の核心 改訂版 (★★★★★)

文系数学入試の核心入試基礎レベルが定着し、標準レベルの演習にとりかかることができる受験生の最初の1冊。全100題と問題数も多くなく、なおかつ私大入試・2次試験頻出テーマをそつなく網羅してる。

目安としては

  1. 「文系の数学 重要事項 完全習得編」でのインプット学習がある程度完成していること。
  2. センターレベルでの演習を積み8割以上得点できること。

この2つはクリアしてから使用するべきである。

インプットの学習から急にこの参考書を使用すると挫折する可能性があるので、注意しなければいけない。本書の問題のみを繰り返し演習することでわからない問題はないところまで持っていけば、かなりの力が蓄えられる。目次にすべての問題のタイトルと出題大学名が記載されており、苦手な分野などを優先的に進めるなど、自分の状況にあわせた使用が可能で受験生に対する配慮がうかがえる。

解説も演習系の参考書の中ではかなり詳しいのが特徴。
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