【科目別】立命館大学の入試傾向・難易度の変化まとめ

更新日: (公開日: RITSUMEIKAN

この記事では立命館大学の入試問題の傾向について科目毎に過去2年間で比較してまとめています。
この記事を読めば以下の悩みが解消されます。

  • 難易度は向上しているのか?
  • 出題形式は変わったのか?
  • 入試傾向にあったオススメ勉強法は?

上記のような悩みを抱えた立命館大学志望者は是非参考にして下さい。
立命館大学の入試傾向や特徴にあった受験勉強をして志望校に合格しましょう!

【英語】入試傾向・難易度

立命館大学の英語の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分
・解答形式:全問マーク形式
・問題構成
【Ⅰ】長文読解
【Ⅱ】長文読解
【Ⅲ】会話文
【Ⅳ】文法・語彙
【Ⅴ】文法・語彙

2020年度

まず立命館大学の英語の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

2018~2019年と同様の出題形式でした。ただ、2020年度は長文のジャンルが評論とエッセイでした。エッセイ調の文章は関関同立では同志社・関学では出題されることが少ないので過去問や参考書で慣れておく必要があります。

難易度

英文のレベルは変わらず標準的でしたが、例年よりも内容一致で紛らわしい問題が出題されず解答根拠がより明確になっていました。
ただ、試験時間が80分であるのに対して問題数が多いので時間配分には気をつけて解ける問題から解いていきましょう。

2019年度

次に立命館大学の英語の2019年度の入試傾向と難易度について話します。

入試傾向

2018年と出題形式は変わりませんでした。全額統一の問題は長文がどちらも評論調の文章だったため比較的、読みやすい文章でした。
会話文は2問とも比較的眺めの会話文となりましたが、会話表現は少なく流れがつかめれば全問正解も狙える傾向となっていました。

難易度

長文や会話文は例年よりも読みやすく難易度は下がりましたが、その分、文法・語彙問題では一部、発展的な出題がされるなどバランスが取られていました。そのため、全体の難易度としては例年通り標準レベルです。100/120点以上を目指しましょう。

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【国語】入試傾向・難易度

立命館大学の国語の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成
【Ⅰ】評論
【Ⅱ】随筆
【Ⅲ】古文
【Ⅳ】漢文
※文学部は【Ⅰ】~【Ⅲ】または【Ⅰ】【Ⅲ】【Ⅳ】、APUは【Ⅰ】【Ⅱ】、その他の学部は【Ⅰ】~【Ⅲ】

2020年度

まず立命館大学の国語の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

酒井直樹の「日本思想という問題」という戦後史を扱った文章が出題されるなど硬い表現を用いた文章からの出題が目立ちました。また、立命館大学では頻出ジャンルの文化論・文学論から出題されていました。古文は説話に物語と言ったように多ジャンルにわたり出題されました。

難易度

現代文・古文・漢文ともに標準的な難易度でした。ただ、古文は2019年度よりも発展的な出題がされていました。
立命館大学の国語は制限時間80分に対して問題数が多いので制限時間との勝負にもなります。目安の時間配分は評論35分、随筆20分、古文25分です。

2019年度

次に立命館大学の国語の2019年度の入試傾向と難易度について紹介します。

入試傾向

2018年度は2題とも評論が全額統一日程で出題されましたが2019年度は評論・随筆の出題となっていました。立命館大学は随筆の他に小説もまれに出題されるので対策が必要です。
また、2018年度は古文で歌論が出題されました。和歌の知識を問う出題もあったので枕詞や掛詞などの知識をインプットしましょう。

難易度

難易度は変わらず標準的でした。制限時間に余裕はないので過去問演習を積み効率の良い対策をしましょう。目標点は7.5割です。
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【日本史】入試傾向・難易度

立命館大学の日本史の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:大問3題

2020年度

まず立命館大学の日本史の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

近年、記述式の割合が70%前後を占めていましたが2020年度は約60%とやや減少しました。記述式の割合は減少しましたが、そのぶん並び替え問題や視覚資料や史料問題が頻出されました。中でも古墳時代の副葬品が資料として出題されるなど史料問題の割合が増えました。

難易度

難易度は2019年度よりも上がりました。理由としては史料問題の割合が増え中には教科書レベルを超える発展的な出題も見られました。ただ、基本的には教科書で学習した内容が問われていることが多かったのでそこで得点を落とさず8.5割を目標点として対策しましょう。

2019年度

次に立命館大学の日本史の2019年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

2018年度と同様に記述問題が7割を占めました。史料問題では縄文・弥生時代の遺跡の地図が出題されました。また、2018年度と同様に会話形式のリード文も見られました。
時代別では近現代からの出題が多いです。原始~古墳時代や労働関係史の出題も他大学に比べて多いのが立命館大学の傾向です。

難易度

難易度はやや難でした。立命館大学は記述式の出題が多いのが特徴です。入試本番は漢字ミスをするだけでも不正解になるので漢字対策をするなど効果的な対策を行い8.5割以上を目指しましょう。
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【世界史】入試傾向・難易度

立命館大学の世界史の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:大問4題

2020年度

まず立命館大学の世界史の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

地域別では2020年度の全額統一方式は3題がアジア史でした。アジア史の中では中国史が中心に出題されますが、2019年に続いて朝鮮史も出題されています。中国史と朝鮮史は得意分野にしましょう。
時代別では現代史からの出題が2020年度はやや減少しました。

難易度

中国史と朝鮮史でかなり発展的な細かい知識を扱う問題が見られました。さらに、記述式であるため正確な漢字表記が求められるなど対策を疎かにしている受験生にとっては高難易度の出題となっていました。漢字で正しく書けるように日頃から対策しましょう。

2019年度

次に立命館大学の日本史の2019年度の入試傾向と難易度について紹介します。

入試傾向

2019年度は黒海やカタルーニャ地方をテーマにした問題が出題されるなど欧米地域からの出題割合が例年よりも増えました。
時代別では第二次世界大戦後からの出題がよく見られました。分野別では政治史が中心に出題されましたが、文化史も例年通り出題されていたので多岐にわたる学習が求められました。

難易度

難易度はやや発展的です。理由としては受験生が苦手とする中国史がほとんどの日程で出題されました。立命館大学はどの年度も中国史が頻出されるので効率の良い対策を行い8割以上を取りましょう。
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【地理】入試傾向・難易度

立命館大学の地理の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分
・解答形式:マーク形式+記述式+論述式
・問題構成:大問4題

2020年度

まず立命館大学の地理の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

まず立命館大学の地理は地誌問題が多いです。中でも、2020年度は南アメリカの自然環境と鉱産資源・経済開発のように南北アメリカの出題割合が高かったです。
次に系統地理では統計数値と結びつけたり、関連する事項や地名が出されて総合問題になるなど思考力が必要な出題が目立ちました。

難易度

難易度としては全学部統一方式が標準、学部個別配点方式がやや難の傾向となっています。地形図の読図演習と地誌問題のアウトプットに重点を置き8割以上を目指しましょう。

2019年度

次に立命館大学の地理の2019年度の入試傾向と難易度について紹介します。

入試傾向

学部個別は移転方式の正誤法と選択法の組み合わせという出題がされ思考力が試される出題がありました。他にも地形図のほか、統計表、地図、分布図などの資料類を使った問題も目立っています。
また、2019年度は環境問題や資源問題、人口問題など現代の社会的関心ごとについての問題が見られました。

難易度

先述したように出題形式や内容が複雑化したため2018年度よりも難化しました。
世界地誌をまとめることや地理的思考力をつけるために過去問や問題集で演習を積み8割以上を狙いましょう。

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【政治経済】入試傾向・難易度

立命館大学の政治経済の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:大問3題

2020年度

まず立命館大学の政治経済の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

学部個別配点方式では選択問題がなくなりすべて記述式での出題となりました。この傾向をみるに記述偏重の出題になる可能性があるので語句は書けるようにしておきましょう。
また、時事関連や統計データに関する出題もされていましたがそれらに関しては教科書レベルの内容だったので資料対策も行う必要があります。

難易度

難易度は標準的です。目標点である8割以上を取るためには記述対策がカギになります。9月以降は記述対策に重点を置き対策しましょう。

2019年度

次に立命館大学の政治経済の入試傾向と難易度について紹介します。

入試傾向

政治・経済を問わず国際分野からの出題が比較的多かったです。また、統計数値や時事問題、法律名や制度の名称、成立年など詳細な知識を出題がされていました。
記述式のみならず、計算問題や配列法や正誤法などの選択問題も出題されていたでの例年よりも広範な知識が求められる入試傾向となっていました。

難易度

先述したように出題の仕方が豊富であったため難易度は2018年度よりも上がりました。
過去問や問題集などでアウトプットを図り8割以上は取れるように効率よく対策しましょう。
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【数学】入試傾向・難易度

立命館大学の数学の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分(文系)100分(理系)
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:大問3題(文系)大問4題(理系)

2020年度

まず立命館大学の数学の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

文系数学は2題は空所補充問題で1題は記述式となっています。また、2018年度に出題された「データの分析」が2020年度の学部個別配点方式で出題されているので今後も出題される傾向にあります。
理系数学では微・積分法、複素数平面、整数の性質、確率などがよく出題されました。

難易度

文系数学は全体的に標準的な難易度と言えます。ただ、記述式の対策をしていなければ7割以上は狙えないので過去問などで記述対策をしましょう。
理系数学も標準的な難易度ですが計算力・思考力が要求される問題が出題されるなどスピード性が求められます。

2019年度

次に立命館大学の数学の2019年度の入試傾向と難易度について紹介します。

入試傾向

2019年度の文系数学では記述式で証明問題が出題される日程も有りました。やはりベクトルは頻出分野なので得意にしておきましょう。
理系数学は例年と入試傾向に変化はなくベクトル、2次関数、微・積分法などが頻出されました。

難易度

難易度はどちらも標準レベルです。
文系数学は試験時間80分に対して大問数3題と制限時間に余裕がありますが、理系数学は制限時間にあまり余裕はありません。そのため、時間配分が重要になります。過去問演習を行うなど効率よく対策しましょう。

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【物理】入試傾向・難易度

立命館大学の物理の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分/120分(学部個別の理科2科目型)
・解答形式:マーク形式+記入式(数式や数値)
・問題構成:大問3題

2020年度

まず立命館大学の物理の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

2019年と同様に力学と電磁気は必ず出題されました。残り1題は原子や熱力学などの分野から出題されました。
また、問題自体が物理的にも興味のある身近な現象を取り上げ、それがモデル化された問題となっているものが多い傾向にあります。

難易度

標準的な難易度のものが多いですが一部やや難しい出題もされていました。

2019年度

次に立命館大学の物理の2019年度の入試傾向と難易度について紹介します。

入試傾向

2019年度も2018年度と同様に電磁気と力学は必ず出題されました。他には熱力学や波動が出題されました。やはり電磁気と力学は必出なので得意分野にしましょう。
文字式を答えるものが多く、文字式のあとで数値計算をさせる問題も出されたでの有効数字に注意して正確に計算する練習を行いましょう。

難易度

設問の難易度は標準レベルですが計算量が多いので試験時間内にすべてを正確にこなす計算力が求められます。立命館大学の物理の入試傾向にあった効率的な対策をしましょう。
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【化学】入試傾向・難易度

立命館大学の化学の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分/120分(学部個別の理科2科目型)
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:大問4題

2020年度

まず立命館大学の化学の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

全額統一・理系型3教科・薬学方式で論述問題が出題されました。記述式の計算問題は途中式は不要で計算結果のみ解答欄に記述する形式でした。
例年通り、大問4題のうち2題が有機分野から、残りが理論分野・無機分野からの出題となっていました。有機では化合物の立体構造の考察や電離平衡、重合度や分子式の決定が出題されるなど単純暗記では対応しづらい傾向にありました。

難易度

2020年度は日程や方式により難易度に差がありました。特に思考力重視の総合的な出題が多く、記述問題も多いので全体で見ればやや難易度は高かったと言えます。
化学受験者は問題集や過去問を使用して7.5割を取れるようにしましょう。

2019年度

次に立命館大学の化学の2019年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

2018年度と変わりはありませんでした。2019年度は理論分野は1つの大問に複数の分野から出題されることもありました。また、実験方法やグラフを用いる問題も出題されることが多く、考察力と思考力が試される傾向にありました。

難易度

難易度は例年と同様に標準レベルでした。近年の傾向を見るに計算問題や実験方法・グラフ問題など様々な角度から出題されています。
目標点である7.5割以上を取るように効率よく対策しましょう。
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【生物】入試傾向・難易度

立命館大学の生物の入試形式は変化がなく以下の構成が続いています。

・試験時間:80分/120分(学部個別の理科2科目型)
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:大問4題

2020年度

まず立命館大学の生物の2020年度の入試傾向と難易度について説明します。

入試傾向

生態・代謝が2020年度の頻出分野でした。この2分野に関しては2019年度もよく出題されているので優先的に対策しましょう。
また、例年通り字数制限がある論述問題や計算問題も出題されています。多い日程では論述問題が4題も出題されているので注意が必要です。

難易度

論述問題の割合は増えましたが論述問題も教科書レベルの出題となっているので全体の難易度としては標準レベルです。
高得点を取るためには記述対策がカギになります。教科書に記載された生物用語はその意味を正確に理解し各分野を自分なりにノートでまとめるなど断片的な知識で終わらないようにする必要があります。

2019年度

最後に立命館大学の生物の2019年度の入試傾向と難易度について紹介します。

入試傾向

2019年度は進化・系統や動物の反応、生殖・発生が頻出分野でした。ただ、立命館大学は前年に出た分野以外から翌年度は出題される傾向にあるので偏り過ぎず勉強する必要があります。
また、ゲノム編集やiPS細胞と行った最新の研究をテーマとした問題出題されました。

難易度

難易度に変化はなく標準的でした。立命館大学は物理のほうが難しいため得点調整で点数が減少します。7.5割以上を安定して取れるように効率的な対策をしましょう。
立命館大学の化学の入試傾向に合った効果的な勉強法を知りたい方は【生物編】立命館大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。

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