立命館大学の入試傾向と対策-英語編-

RITSUMEIKAN

はじめに

近年の立命館大学の英語は国際関係学部のIR試験以外の試験は同じ形式をとっています。

英語の対策で過去問を使う時は、国際関係学部のIR試験とW試験(現在は行われていない)以外であれば、どの試験・日程の過去問を使っても問題はありません。

出題形式は大きく変わっておらず、過去問演習の際には古い年度のものを使っても大丈夫です。

ただし、2010年度までは英語が重視される学部(国際関係学部、文学部英米文学専攻など)では日本語で書かれたあるテーマに関して60字以内の自由英作文が追加で出題されておりそれが廃止になってから

代わりに2012年度までは英語とはまた別に英文記述問題(60分以内で2つのテーマから1つを選択しそのテーマについて200字程度書かせる自由英作文)を課す英国2教科型のW方式が行われていました。

国際関係学部のIR方式の試験は英語とは別に、国際関係に関する英文読解という試験科目があります。

この英語は他の日程や学部の試験と同じ形式です。

国際関係に関する英文読解に関しては、大問2つの長文問題で全問記述になっています。

去年までは、これにリスニング問題も試験科目に入っていましたが、その代わりに今年からは英検やTOEFLなどの資格を点数に反映させるようになりました。

この試験に関してはまだ不安定なところもありますが、試験の変更点はホームぺ―ジで告知されているので、どこ学部の受験生も必ず目を通してください。

概要

試験時間

80分

満点

全学統一方式

120点…法・文・産業社会・経済・経営・政策・総合心理・スポーツ健康
100点…理工・情報工学・生命科学・薬
※ 国際関係・経済-国際経営は150点

学部個別配点方式

ほとんどの学部が100点

※文-コミュニケーション領域・経済-国際経済・経営-国際経営は200点
法・総合心理・スポーツ健康・情報工学は150点
経営-経営は120点

問題数

大問6問

配点

今は設問ごとの配点は明示されていないため、正確な配点はわかりませんが、昔に大学側が公表したした問題ごとの配点(構成で各配点を示しておきます)から推測すると

長文2題が48%、文法・語彙3題が34%、会話文が18%の割合になるのではないかと予想できます。

形式

全問マーク選択式

構成

大問6問

大問Ⅰ  長文読解   〔1〕内容把握4問(16点) 〔2〕内容一致5問(10点)〔3〕要約選択 1問(3点)
大問Ⅱ  長文読解   〔1〕空所補充8問(16点) 〔2〕指示内容問題4問(12点)
大問Ⅲ  会話文     〔1〕空所補充(4択)3問(9点)〔2〕会話長文 空所補充(10択)4問(12点)
大問Ⅳ  文法・語法 〔1〕空所補充4問(8点)  〔2〕正誤問題4問(8点)
大問Ⅴ  語句整序        語句整序6問(12点)
大問Ⅵ  単語・熟語      空所補充7問(14点)

(計120点)

傾向と対策

大問Ⅰ  長文読解 〔1〕内容把握〔2〕内容一致〔3〕要約選択  について

大問Ⅰの750語程度の長文で

  • 〔1〕の内容把握が4問
  • 〔2〕内容一致が5問
  • 〔3〕要約選択が1問

合わせて全部で10問。

ここは1問、最低2問ミスでクリアしてほしいです。

〔1〕の内容把握と〔3〕の要約問題は全問正解が狙えます。落としても1問ミスでとどめて下さい。

長文の客観問題はもちろん、文法問題でも、4択問題に関しては消去法で解くのがおススメです。

正解の選択肢は本文の表現を言い換えていて、超簡単な問題以外は本文そのままの表現になることはほぼありません。

よって、本文の解答の根拠を見つけてそのまま回答する積極法で考えると、解答の根拠と選択肢を見比べても
選択肢によってはこれが正解だと断定できないものもあるので、積極法で解くのはキツイこともあります(これは他大学でもいえることですが)。

もちろんマーク式に限ってのことで、記述問題の場合はもちろん積極法で解きます。
なので、本文ではこんなことを言ってるからこの選択肢は×、というようにすべての選択肢に理由を付けて消してこの選択肢だけは保留(正解かも知れないが、断言しずらい)というものだけが正解になります。

この解き方を意識してください。この解き方はセンターでも有効になりますので、是非活用してみてください。

ただし、〔2〕の内容一致の問題では、内容があっているか間違っているかを選ばせるだけでなくどちらか本文では判断しかねる場合も答えさせるので、この問題で消去法は使えません。

ちゃんと本文のここに書いてあるから◯or☓、その選択肢に関しては本文では全くわからないから△とそれぞれの選択肢に解答の根拠を付けて解答するしかありません。

このどちらか本文では判断しかねる選択肢には、明らかに本文で言っていないとすぐわかるものもありますがここまでは本文で言ってるけど、そこまでは本文ではわからない(判断できない)とややグレーな問題もあります。

私大受験生にとっては、マーク式で積極法でしか解けないこのご当地問題は難しく感じると思います。

このパターンの問題に関しては過去問でしか練習できないので、過去問を文系・理系・全学統一・学部個別関係なく問題解きまくって練習して下さい。

過去問研究を極めたら満点とることも可能です。

この内容一致でも5問中1問ミスで済ませたいところです。

大問Ⅱ  長文読解  〔1〕 空欄補充〔2〕指示内容問題 について

大問Ⅱの650語程度の長文で、〔1〕の空欄補充問題が8問、〔2〕の指示内容問題が4問の全部で12問。

ここも2問ミス以内でおさめたいところです。この大問2も、正解の選び方は消去法で解いてください。

〔1〕の空欄補充問題は、ほぼ空欄の意味を聞いているので①まずは空欄だけでなくそれを含む1文の英文の意味を確認してください。

それでもわからなければ、②空欄の前後の文のつながり方を意識して解いてください。

そして最後にだいたい、空欄の近くを見れば解ける問題が多いです(たまに離れていることもあるので注意)。

〔2〕の指示内容問題は主に指示内容を聞く問題で、パターンとしては

  1. 指示内容
  2. 言い換え

があります。

ここの解き方も大問Ⅱの〔1〕と同じく、①下線部だけでなくそれを含んだ1文の英文の意味を確認して、②下線部と前後の文のつながり方を確認してください。

この問題の対策としては、指示語や代名詞が何を指してるかを把握して、それを代入してから読むことを日常からクセづけてください。

これに加えて、言い換えを意識しながら長文を読むと長文の理解度がグッと上がってきます!

また、this ○○と2語以上の時は、その部分がまとめ(抽象主張)になっていて、その指示内容に当てはまるところが具体になっていることが多いのでそれに気を付けて読むと読解スピードが上がります!

あと、指示語でよく勘違いしやすいのが、指示語の指している内容が直前にあるから正解はそこだと思うことです。

確かに、このパターンの問題が多くですし、簡単な問題はこの考え方で解くことができます。

しかし、これは現代文でも言えることですが、指している内容がすぐ近くにあるとは限らないです。

下線部から2~3文以上離れていることもありますし、指示語の後ろに指している内容が来ることもあり得るので要注意です。

この大問Ⅱの解き方の流れとしては、長文を読んで内容をつかみながら、この空欄補充問題と指示内容問題を同時進行で解いてください。

一旦、各段落の内容を読み終えてから解くようにしてください。

ただし、問題によっては段落をまたぐこともあるので、1段落読んでも解答が決めかねるときは該当箇所が次の段落にあるかもしれないと思って読んでください。

オススメ参考書


「パラグラフリーディングのストラテジー①読み方・解き方編」の使い方はコチラ!


パラグラフリーディングのストラテジー②実践編」の使い方はコチラ!

入試のほとんどが評論文であり、その英語長文の読み方や入試問題の解き方の指針を与えてくれるのがこのシリーズの参考書です。

この参考書の①はパラグラフリーディングを使った読解方法を学び

②の私大対策編でその方法論を長文問題で実践していく流れでしようしてください。

大問Ⅲ 会話文 〔1〕空欄補充(4択)〔2〕会話長文 空欄補充(10択) について

ここの会話文の問題は簡単なので満点を狙って下さい!

会話文の前半のは1題のごとの英文が3文程度の長さで、それが3問。

後半は会話長文で、その中の空欄補充問題が4問、選択肢10個中4個が正解の選択肢になっています。

簡単だといえど、頻出の会話表現は一通りおさえましょう。

その上で、ここで大事になってくるのが、「会話はキャッチボール」だということ。

会話がドッチボールだったらコミュニケーションが成立しません。

このように、会話の流れを意識しつつ、各々の選択肢を空欄に代入して、話の流れ上、正解か微妙な選択肢は保留にして

おかしいものは消去法で消していくといった流れで問題を解いてください。

また、会話長文は同志社も出題されるので、英作文の問題以外は参考にして解いてもいいかもしれません。

オススメ参考書


「英会話問題のトレーニング」

この問題集の第1章の重要会話表現と第3章の会話長文問題をやっておけば会話文の対策は十分です。

センタ―を受けないのであれば第2章をやる必要はありませんが、センター試験の問題は良問揃いなので、やって損はないと思います。

この本一冊でどこの大学でも対応できるでしょう。

大問Ⅳ  文法・語法 〔1〕空欄補充〔2〕誤正問題  について

知識問題全般に言えることですが、特に偏った傾向はなく、英文法・語法はまんべんなく出題されます。

ただ、受験生があまり対策を遅れがちな語法で差はつきますので、この対策も重要です。

〔1〕の4択の文法問題は全問正解してください。

〔2〕の誤正問題は問題によっては1問ミスするかもしれませんが、全問正解を狙ってください。

大問Ⅴ 語句整序 について

 

大学入試の語句整序問題で出題しやすい構文や熟語、不定詞・関係詞・無生物主語がよく問われます。

と言えど上記の通り、英文法の出題範囲はそこまで偏ってないので注意を。

問題文の日本語を直訳通りでは英語にならないので、日本語の意図を汲み取って考えなければいけません。

わかるようにするために( )の外の文の形をしっかり文型を取って分析してください。

( )の中はもちろんですが、この中の順番をわかるようにするためにS/V/O/C・名詞・形容詞・副詞をしっかり振った上で答えることが大事です。

ここは出来れば全問正解、最悪1問ミスまでを目標にしてください。

オススメ参考書


「速読英熟語」の使い方についてはコチラ!

この熟語帳は長文を読みながら熟語を覚えられるので、多読と熟語暗記を同時進行でできる参考書です。

長文読解の基礎が完成されてから、この参考書を使えばスムーズに使いやすくなります。

熟語の勉強は夏以降からはじめれば大丈夫です。


「成川の深めて解ける!英文法OUTPUT」の使い方についてはコチラ!

この問題集は1365問も搭載されていて、文法・語法の解説がとても詳しくされています。

大学入試の文法・語法問題は、この問題集の量までこなしたら、対策は十分です。

 大問Ⅵ  語彙問題 について

大問Ⅵは語彙問題で、標準レベルの問題しかなかったら満点を狙いたい。

恐らく1~2問難問が入っていることがあるので、出来れば1問ミス、問題によっては最悪2問ミスでとどめたいところ。

ここの解き方のポイントはまず一文をしっかリ意味を取って読んだ上で、空欄の意味がこうなるのだろうなと推測してから答えることが大切です。

単語の意味を知らなければ解けない問題が多いが、文脈がわかれば解ける問題も出題されます。

この時、特に接続詞や論理展開を表す言葉が出てきたらそれをヒントに意味を推測してください。

単語の重要な意味はもちろん、それ以外のいろんな意味や関連語、語法なども問われます。

語彙レベルは標準~難です。

難しいものがあれば1問ミスは仕方ないですが、それがなければ全問正解を狙ってください。

出題された単語で、kettleという日常会話で使うような単語もあれば、準1級レベルの語彙も問われます。

単語帳だけでなく、日々やっている長文で、知らない単語の確認をする必要もあります。

オススメ参考書


単語王2202」の使い方はコチラ!

この単語帳は搭載単語数がタイトル通り2202語と普通の単語帳よりも多いので

この単語帳は標準レベルはもちろん、難しい語彙ものせられているので、立命の語彙問題の難しいレベルにも対応出来るでしょう。

全体のオススメ参考書


「世界一わかりやすい立命館大学の英語」

使い方としては、過去問を解きたいが、解くにはレベルが不十分でどんな問題が出てくるのかの詳細を知りたいとき

あるいは特長のある問題と解答のパターンを知るのにもってこいの問題集です。

問題のボリュームとしては不十分ですが、その量は赤本シリーズで十分まかなえるますし

赤本やほかの参考書よりも立命館大学の英語に詳しく説明されているので、ここで解法パターンを学んでから、実際の過去問にTRYしてください!


「立命館大の英語」

各問題の難易度も書かれているので、ここの問題ができなけばだめ

この問題は出来なくてもいいといった判断を付けられるようになります。(ただ、難マークがついてるものでもできれば答えてほしいものもあるので注意)

また、問題別に編集されているので自分が弱い分野を重点的にやりたいときや、長文問題のパターンをもっと練習したい時などに使うこともできます。

今日からの対策

立命館の英語は8割以上(出来たら85%)を目標にしてください。

文法・語法・単語・熟語などが問われている知識問題は、スピーディーに正解が選べるように意識して問題を解いてください。

立命の問題は入試基礎~入試標準レベルがほとんどなので、文法参考書1冊を完璧にしていれば、本番であまり時間をかけずに解めるようになります。

その分、長文の時間にも回せるので、間違った問題を何回も解き直ししたり

単語・熟語の意味が瞬時に出てくるまで、単語・熟語帳を何回も(6回以上を目安にして)復習したりして

入試基礎~入試標準レベルの問題がちゃんと出来るように完璧に仕上げてください。

長文に関しては、単語・熟語・文法・語法といった知識はもちろん必要ですが、それだけじゃ長文は読めるようになりません。

英文解釈という、英文を正確に分析して、その意味を解るようにしていくトレーニングが必要になってきます。

英文解釈の参考書は絶対に1冊は仕上げて、そこから長文問題を1~2冊解く。長文問題は客観問題だけのもので十分です。

オススメ参考書


英文読解入門基本はここだ!」の使い方についてはいてはコチラ!

英文解釈を初めてやる受験生はこの参考書からはじめてください。

一見簡単でも、実際よく考えると出来ない英文を扱っているので、この参考書で一文を正確に分析して考える癖をつけて下さい。

自分がどれだけテキトーに読んでいたかがはっと気づかされるかと思います。


入門英文解釈の技術70」の使い方についてはコチラ!

基本はここだを使った後、この参考書で英文解釈力を鍛えて下さい。

細かく、地道な作業で時間はかかりますが、ここをしっかりやれば、長文読解の精度がグンとあがります!

これが終わったら長文問題集にとりかかってみてください。

また、IR試験考えている方は、このシリーズの「基礎 英文解釈の技術100」までやってください。


「基礎英文解釈の技術100」の使い方についてはコチラ!

参考)国際関係学部 IR試験について

国際関係に関する英文読解は全問記述で字数の指定はありませんが
解答用紙の解答欄の行数で大まかな字数指定が暗示されているので、それを目安に解答量を考えてください。

ただ、解答欄に余裕を持たせているので、必ずしも解答欄全てを埋める必要はありません。

例えば、解答欄が3行なら2行半くらい字数が必要かと思われます。

字数が明示されていないので、設問に対する解答のポイントが十分に入っていれば、解答の量が少なくても大丈夫です。

1行に付き20字程度と考えて、解答量を行数で示すと、少ないものが3行(50字程度)で、多いものだと7行(130字程度)になります。

基本、1問に付き4~5行(70~100字程度)ぐらいの分量だと推測すると、本番の記述する字数が約800~900字になるかと思われます。

長文2題で、長文の字数が1題800字前後のものが多く、長くて1000字いかないくらいになります。

1題に付き問題数が5問なので1題30分しかかけられず、、これだけの量を書かせるので、記述慣れをしておかないと大問2の途中で

解答が終わってしまうことも十分あり得ます(本番の大問2の解答率が4割切っていた年もあるそうです…)。

この対策に関しては、国公立入試向けの記述形式の問題集(標準~やや難しいレベル)を1~2冊仕上げてください。

リスニングは去年まで出題がありましたが、今年度からそれを廃止する代わりに英語外部資格試験を開始するので、資格の対策も必要になります。

前に受けている資格があれば、それを活用し、新しく英語の資格を受けるのであれば、他の資格よりも英検の方が対策しやすいので

最低2級(出願資格に必要)、出来たら準1級(ここまで取れば配点は満点になります)をとってください。

関連:英検2級が利用できる大学まとめてみた!


「パラグラフリーディングのストラテジー (3) 国公立対策編」

この参考書では、記述式でよく出る問題のタイプや解法パターンが丁寧に説明されているので、記述をやったことのない人はこれで慣れていきましょう。

関連:【立命館大学の国語】入試傾向と対策はコチラ!

関連:【立命館大学数学】入試傾向と対策はコチラ!

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