石川晶康 日本史B講義の実況中継の特徴・使い方・勉強法

更新日: (公開日: JAPANESE-HISTORY

この記事では「石川晶康 日本史B講義の実況中継」の対象レベル、特徴、使い方について解説していきます。

「石川晶康 日本史B講義の実況中継」
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この参考書は全4巻で文化史も含めた日本史の通史を学ぶことができる、実際の予備校の講義を基に作られた講義形式の日本史参考書です。

石川晶康 日本史B講義の実況中継の概要


「石川晶康 日本史B講義の実況中継」は日本史の通史を学ぶことができるインプット用の参考書です。
全4巻で約400ページほどからなり、この4巻で日本史の文化史も含めて大学受験に必要な日本史の知識がこの4冊に網羅されています。
目標習熟期間は入試中期~入試本番です。
日本史は暗記科目ですのでインプット用の参考書をこれと決めたら入試本番までなんども繰り返し読み
過去問演習などの中で出てきた新しい知識をいつも使う参考書に書き込むなどして情報を1冊に一元化しましょう。
オススメ度は★★★★☆となっていますが、この参考書の特徴としてはとにかく情報量が多いということです。
したがって、日本史が苦手な人や初学の人にとっては情報が多すぎて、日本史を学ぶ1冊目の参考書には適さないかもしれません。
以下ではそのような「石川晶康 日本史B講義の実況中継」を使うのが難しい場合におすすめの日本史参考書も紹介していきます。
対象レベルはセンター〜私大最難関レベルとなっています。
上記で述べたとおり、この参考書は難関国公立や早慶の日本史にも対応できるくらいの情報量が詰め込まれています。
私大最難関を目指す人は以下で紹介する参考書使用法などを見て使ってみてください。
※私大難関レベルとは関関同立やMARCHなどを指し、私大最難関とは早慶、上智大学などを指します。

石川晶康 日本史B講義の実況中継の特徴

特徴としては4点あげることができます。
①大学受験に必要な日本史の知識が網羅されている
上記で述べたとおりこの参考書は大学受験に必要な日本史の知識が網羅されています。
難関国公立や私大最難関の日本史の入試問題には毎年難問・奇問出題されます。
ただ、それら全てに対応しようとすれば他教科の勉強時間が削がれ、負担が大きいです。
この参考書ではそのような難問に答えようとするのではなく
合格ラインの得点を取ることを目標にセンターでは満点、超難関私大でも8割は取れるような内容で構成されています。
②語り口調でわかりやすい
この参考書は全4巻、それぞれ約400ページの内容となっていて、教科書でいうと4冊分に当たります。
ただその分教科書よりもわかりやすい口調で、出来事の因果関係、内容について詳しく解説されています。
教科書の文章は堅苦しくて読みにくいという人におすすめです。
③史料問題の対策も可能
この参考書では、日本史受験者にとっては少し対策が難しい史料問題についても解説されていて、単純に史料を提示するのではなく
「どんな史料が頻出なのか」「どんな問題として問われるのか」をきちんと解説。
史料を読み解けるように、すべての史料に現代語訳とルビがついています。
④読者が暗記しやすいよう工夫がされている
この参考書は日本史の通史を学べる講義内容部分だけでなく、CDや講義ノートなど読者が暗記しやすいように工夫がされています。
CDはこの本の著者である石川先生の声が収録されていて、別冊の講義ノートの年表を見ながらその範囲で起こった出来事が復習できるようになっています。
講義ノートは空欄補充形式で、読んだ内容を空欄を埋めてアウトプットできるようになっています。
この講義ノートにどんどん情報を書き込んでいって、何かあるたび見直せるような自分の日本史ノートにしていきましょう。
石川晶康 日本史B講義の実況中継を使用する上でメリット・デメリットを意識して勉強を進めていく必要があります。

石川晶康 日本史B講義の実況中継のメリット

  • 大学入試に必要な日本史の情報が網羅されている
  • 時代ごとに分けられているので、特定の時代だけ対策したい人などにも使いやすい
  • 史料の解説が丁寧で豊富

石川晶康 日本史B講義の実況中継のデメリット

  • 全4巻、それぞれ400ページと内容量が豊富なため入試本番まで時間がない人にはおすすめできない。
  • 日本史が苦手な人や初学の人にとっては情報量が多い

 
石川晶康 日本史B講義の実況中継のメリット・デメリットはこのようになっています。
上記で述べたとおり本書は情報量が多い分、日本史にかける時間が十分に取れない受験生は情報処理をしきれないリスクをはらむためおすすめできません。
一方で、日本史に割ける時間がたくさんある受験生にはおすすめの参考書となっています。
自分の状況にあった使用をオススメします!
参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

 石川晶康 日本史B講義の実況中継 使い方・勉強法

受験勉強は基本的にはインプット→アウトプットの順に行い
受験後期はアウトプット中心の勉強になっていきますが、日本史の場合は暗記科目なため入試本番までインプットし続けます。
日本史のインプット参考書は何周もするので一周で全て覚えようとしてなんども同じページを繰り返すのは時間の無駄です。
そうならないために具体的な石川晶康 日本史B講義の実況中継の使い方・勉強法を紹介します。
 
①本書の講義内容を熟読する
自分でその日に進む範囲を決めて熟読していきましょう。
多くても読めて1〜3題くらいでしょう。
ここで注意することは声に出しながら行うことです。
算数の九九などと同じで声に出しながら繰り返すことで理解度が違ってきます。したがって、日本史のインプットする時でも音読をしましょう。
【範囲を決めて勉強する例】

  • 月曜日1〜2
  • 火曜日3〜4
  • 水曜日5〜6
  • 木曜日7〜8
  • 金曜日9〜10
  • 土曜日1〜3
  • 日曜日4〜6

上記のように進めていく中で土曜日や日曜日など時間が取れる日に復習の日も作って必ず復習しましょう。
この石川晶康 日本史B講義の実況中継は4冊あるため各回を1回しか読まなければ4冊目が終わった頃には1冊目の内容など忘れてしまいます。
したがって、4冊あるため復習ばかりしていては読み終えるのにかなり時間がかかりますが、ある程度は途中に復習の日を作りましょう。
夏休みなど勉強時間が多く確保できる日などはペースを工夫してみてください。
②講義ノート、CDを使って復習
本書のテーマをそれぞれ2〜3ずつ通読したら復習は効率よく講義ノート、CDを使って復習していきましょう。
別冊の講義ノートは、赤字の用語を赤シートで隠し、できれば鉛筆で書いてみましょう。
くれぐれも思い込みで誤字を書き込むことがないように、1字1字確認してください。
特に早慶や難関国公立は日本史の筆記問題も出題されるので日頃から単語を漢字で正確に書くようにしましょう。
CDは別冊の年表を見ながら聴いてください。少しでも時間があったら、繰り返し聴くようにしてください。
講義ノートは出来事の大まかな内容を、CDは出来事の起こった順番、時代を確認するために使いましょう。

石川晶康 日本史B講義の注意点

5冊全てに目を通すとなるとかなりの量になりかなり詳しい知識も書いてあるので日本史を始めて日が浅いうちは苦労するかもしれませんが
あくまでも時代の流れをつかみインプットの効率を上げることが本書の目的であるのでまずは根気強く読み切ることが大切です。
また、この参考書は5冊に分かれていることからインプットした知識を持ち運ぶのには適しません。
本書で得た知識を別のインプット系の一冊の参考書に一元化した方がその後の復習で遥かに効率が上がります。

一元化とは?暗記科目の勉強効率を飛躍的に高めるマナビズム秘伝の勉強法。受験勉強開始から本番までずっと勉強し続ける参考書を一冊決めてしまい、そこには載っていない知識が他の参考書や問題演習の中で出てきたらどんどん書き込んでいき、本番までに自分だけの最強の参考書を作り上げます。情報を一元化させる事で大幅な時間短縮と暗記効率を飛躍的に高めます。マナビズムでは日本史の一元化させる参考書として日本史B表解演習書金谷の日本史をお勧めしています。

 石川が難しい場合のオススメ参考書

上記で述べたとおり、この参考書は情報量が豊富なため日本史が苦手な人や初学の人とっては少し難易度が高いです。
まずは基本的な日本史の知識を固めたい人や日本史が苦手な人の1冊目の参考書として
金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」がオススメです。

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この参考書は通史は全3巻、文化史1巻が出版されています。
それぞれ約200ページ〜300ページとなっていて、日本史が苦手な人や初学者が学ぶのにちょうどいい分量となっています。
日本史の因果関係、つまり「なぜ」と「流れ」を理解することに重点を置いているため、日本史が苦手な人や基礎が固まっていない人におすすめです。

次に使用すべき参考書

この石川晶康 日本史B講義の実況中継が終了すれば、早慶や最難関国公立を目指す人でも他の日本史インプット用参考書をやる必要はないため
インプットした知識をアウトプットするようにしていきましょう。
その際におすすめなのが、「日本史B一問一答【完全版】2nd edition 」と「HISTORIA[ヒストリア] 日本史精選問題集
の2つです。

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前者の参考書はレベルごとにセンターレベル〜マニアレベルまで頻出度ごとに単語が掲載されています。
早慶・難関国公立などで出題される何単語まで収録されているため最難関私大を目指す受験生におすすめです。

「HISTORIA[ヒストリア]日本史精選問題集」
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後者の参考書は100題の過去問からの問題に加えて、参考書オリジナル問題も収録し単語のカバー率を上げた問題集です。
問題量は豊富で、解説も詳しいためこちらも最難関私大を目指す受験生におすすめです。
それでも早慶上智、難関国公立レベルとなるとこれらの参考書1冊で十分というわけではので、過去問を演習をこなしたり
問題集を追加するなりして様々な問題をといてアウトプットしながらもどんどん新しい知識をインプットしてください。
次に使用すべき参考書としていますが、石川晶康 日本史B講義の実況中継と併用しながらインプットした範囲だけ問題集を解くなどして使ってもいいでしょう。

まとめ

  1. 対象レベルはセンター〜私大最難関レベル。
    大学受験に必要な日本史の知識が網羅されている。
  2. 日本史が苦手な人や初学の人が日本史を学ぶ1冊目の参考書としては情報量が多いためそのような人にはオススメできない
  3. 進める日と復習する日を分けて、音読しながら読み進めていく。
  4. 復習は講義ノートやCDを使い効率的に行う
  5. 私大最難関に合格するには過去問演習をたくさん積んで、色々な問題を解いてアウトプットしていく上で、新しい知識をインプットすることが重要

以上が「石川晶康 日本史B講義実況中継」の特徴・使い方・勉強法となります。
是非参考にして正しい使い方で行い日本史を得意科目にしましょう!
関連:【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

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