荻野文子の超基礎国語塾 マドンナ解法の効果的な使い方

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マドンナ解法

 
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マドンナ解法の概要と使用目的

 
マドンナ古文は古文を解く為に必要な文法・単語・問題演習が1冊にまとまった参考書です。
この参考書を古文の入門書として使おうとする受験生がいますが、それはお勧めできません。
その理由をお話する前に効率よく古文を学習していくための勉強法の全体像をお話します。
効果的な古文の勉強法を知らないという人はこちらから古典の勉強法を見てください。
古文は英語と勉強方法がかなり似ています。
古文が読めないからと言って古文読解の勉強をいきなり始めても一向に読める様になりません。
まずは、古文読解の勉強をする前に「古文単語」と「古典文法」を勉強する必要があります。
そこでインプットした知識を実践で使える様にする参考書としてマドンナ古文は効果的な参考書になります。
マドンナ古文の文章は講義調で非常に丁寧に書かれているため、古文が苦手な人でもスムーズに読んでいくことができるでしょう。
マドンナ古文単語ステップアップノート30古典文法基礎ドリルなどで基礎的なインプットを終えた知識を実践で使える様になる目的でこの参考書を使うようにして下さい。
 
 

マドンナ解法の具体的な内容

 
第1章 主語を補う
第2章 逆説と仮定
第3章 疑問と反語
第4章 推量の助動詞(1)
第5章 推量の助動詞(2)
第6章 確述用法と「なむ」の識別
第7章 接続のいろいろ
第8章 願望の助動詞・助詞と「いかで」
第9章 「なり」の識別
第10章 「に」の識別
第11章 「る・らる」の訳し分け
第12章 敬語の初歩(1)
第13章 敬語の初歩(2)
第14章 「だに」の構文と「まし」の構文
第15章 演習問題
 
本編を読みながら活用してほしいのが、別冊の「識別&訳し分け早分かりチャート」です。
入試頻出の紛らわしい語の識別と訳し分けが、
「早分かりチャート」として別冊にまとめられています。
(具体的には、「なむ」「に」「なり」「ぬ」「ね」「る」「れ」「らむ」「し」の識別と、
「べし」「む・むず」「る・らる」の訳し分けが15ページにまとめられています)
 
 

マドンナ解法の使い方

 

1.1~14章を2周読む
1周目は演習問題は解かず内容を理解する事に努めましょう。
その際、2周目の復習がやりやすいように、重要なところなどに線を引いていきましょう。
本編を読みながら、重要部分を別冊に追記しておけば、古典のオリジナルノートを作っておくと後々の復習時に高い効果が期待できるのでお勧めです。
1周目は理解しながら進めていくので、多少時間がかかるかもしれませんが、2周目は重要部分と覚えているか不安な部分だけの復習で構いませんので、1周目よりも圧倒的に時間短縮できます。
この参考書は一つの章ごとに学んだ事が次の章に生かされる様になっているので、学んだことの復習の為にもどんどん進めていく事が大切です。
最低でも1周目は2週間くらいで終える様にして下さい。
また、各章末には、その章の重要単語が一覧になっています。
このページも頭に入れながら、「マドンナ古文単語」等の単語帳で古文単語の復習も行っていけば、
古文の語彙力を高めつつ、読解の中で定着させていける様になるでしょう。
 
2.15章の演習問題を解く
この参考書の中で学んだ知識をいかに使っていくか意識しながら問題を解いてください。
完璧に理解できていれば解ける問題なので、学んだ知識を使いこなせるようになる事がゴールです。
問題を解いた後はしっかりと解説を読み、解けない問題に関しては何故解けなかったのか分析してみて下さい。
解けない理由が参考書の中にある場合は、そこをもう一度復習し、他の問題で同様に事が問われたときに間違わないようにしておく必要があります。
 

マドンナ解法の注意点

概要と使用目的のところでもお話しましたが、この参考書は基本的な文法や単語のインプットが終わってから、読解の演習に入る前の橋渡しとして効果的な参考書です。
学校などで古典文法に関してはかなり理解できていると自信があるような人でない限り、いきなりこの参考書に入ると古文が余計に苦手に感じるかもしれませんので使用時期に関しては注意して下さい。
この参考書を終えた後、板野のステップアップアップ古文などの演習系(アウトプット)の参考書に入ってもらっても構いませんが、何題か解いてみて、古文読解が上手くいかない場合はもう少しインプットした知識を読解の中で使える訓練(インプット⇒アウトプット)をする必要があります。
そうした場合は、富井の古文読解をはじめからていねいに元井の古文読解が面白いほどできる本などの参考書で勉強するようにして下さい。
古文学習の中盤にさしかかってくると、演習をする上で何故解けないのか?どういう部分を補ったら読める様になるのか?自己分析をしながら勉強を進める様にして下さい。

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