【数学編】早稲田大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: WASEDA

本記事では早稲田大学の理系数学の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。早稲田大学は東京都新宿区戸塚町一丁目104番地(新宿区西早稲田一丁目6番1号)に本部を置く日本の私立大学です。

キャンパスは主に早稲田キャンパス、戸山キャンパス、西早稲田キャンパス、喜久井町キャンパスと所沢キャンパスの5つで、13学部43学科が設置されています。50000人を超える学生が在籍しているマンモス大学です。

偏差値としては62.5〜70.0で、就職・進路決定率は95.3%となっています。
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はじめに

近年の早稲田大学の一般入試では、教育学部教育(初等教育学専攻)、理、数、複合文化 理科系(B方式)・基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部・人間科学部理系方式の入試で理系数学を選択することができます。解答形式は記述式が採用されています。

自分の受験する予定のある入試学部・学科の出題形式を理解したうえで受験勉強を進めていくようにしましょう。早稲田大学ではセンター試験利用入試や外部検定試験利用入試などさまざまな形式の入試が実施されていますが、今回は一般入試について紹介します。

入試形式

  • 試験時間:120分
  • 配  点:50点または120点(学部・学科による)
  • 目標点 :6割
  • 問題数 :約15問
  • 形  式:記述式
  • 構  成:大問5題

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入試傾向と対策

それではこれから早稲田大学の理系数学の傾向と対策について紹介していきます。解答形式については全て記述式で変わりないものの、分野や範囲が年ごとに固定されているわけではないため、傾向に沿って具体的な対策を説明していきます。まずは、早稲田大学理系数学にみられる大きな3つの特徴は以下のようになっています。

①微積の範囲からは毎年出題されている
②解答形式が全て記述式である
③時間制限が厳しい
それでは、1つずつ具体的に説明していきます。

①微積の範囲から毎年出題

早稲田大学の理系数学では、数Ⅲが重要視されており、近年微分・積分の範囲からの出題が多くなっています。特に計算量が非常に多い問題が多いため、時間配分に注意が必要です。微分・積分は、出題のパターンの多い単元のため、パターンにインプットに時間がかかります。苦手意識を感じたら、早めに対策に取り組むようにしましょう。

まずは、「チャート式解法と演習数学シリーズ(通称:黄チャート)」に取り組み、教科書の理解に抜けはないかを確認するとともに、教科書レベルの理解を入試基礎レベルまで底上げしましょう。

 
チャート式数学ⅠA・ⅡB」の使い方!
<特徴>
黄チャートは、日東駒専や産近甲龍などの中堅私立大学からMARCHや関関同立などの難関私立大学文系と国公立大学文系レベルをカバーしている参考書です。そのため、教科書や定期試験レベルの問題から入試の基礎レベルへの橋渡しとなる役割を果たすことが期待されます。

例題と解説、重要な公式やチェックポイントが1ページにまとめられた見やすいレイアウトと数学ⅠAは837題、数学ⅡBは1160題、数学Ⅲは739題という圧倒的な問題数が大きな特徴です。

<使用時期>
前述したように学校の定期試験から日東駒専や産近甲龍などといった中堅私立大学レベルへ引き上げるための参考書となっているため、学校で配られる教科書などを利用し、解法や公式を「覚えた」だけではなく「理解した」状態にしてからこの参考書に取り組むことが理想的です。

具体的な使用時期としては、2~7月の6か月間をかけて1冊に何周も取り組むことで自分の苦手分野を知り、そこを重点的に演習するための準備ができている状態にしておくことが望ましいです。

②解答形式が全て記述式

早稲田大学の理系数学の問題は、全て記述形式となっています。そのため、ただ単に答えを出せているかどうかではなく、答案を論理的に展開できるか、計算処理は適切か、条件の吟味ができているかを採点者に示すことが重要です。

記述式の問題は自分自身で正確に採点をすることが難しいため、信頼できる先生に添削をしてもらうのがお勧めです。また、記述式では、部分点がもらえることも多いので、最後の答えまでたどりつけなくてもわかった部分まで書いておくようにしましょう。

①で前述した通り、黄チャートで基本的な公式や解法パターンを入試で使えるレベルまで引き上げた後は、「チャート式基礎からの数学シリーズ(青チャート)」を使って記述式の難問に対応できる力を身につけましょう。


チャート式基礎からの数学」の使い方!
<特徴>
青チャートは、正式名称を「チャート式 基礎からの数学」といいます。MARCHや関関同立、早慶などの難関私立大学理系と国公立大学理系、さらには東大・京大などの最難関レベルをカバーしている参考書となっています。青チャートの場合、「基本例題」「重要例題」「演習例題」「練習」「EXERCISES」「総合演習」から成っています。

黄チャートと同じように各単元で1つのEXERCISESに基本例題、重要例題、補充例題、の総合演習問題がまとまっています。このEXERCISESでは幅広い難易度の問題が掲載されています。また、EXERCISEの問題は基本例題や重要例題よりも難しい問題が多いです。例題の問いと答えが見開き1ページにまとめられているので見やすく、復習もしやすいのがメリットであるといえます。

<使用時期>
黄チャートなどの解説系参考書や教科書などで土台を固めてから取り組むことをおすすめします。具体的な使用時期としては、8月~11月の4か月程度をかけて何周も取り組み、応用問題への苦手意識をなくしていきましょう。青チャートを解いていて苦手な分野にぶつかった場合には、黄チャートに戻り、基礎固めをしましょう。

③時間制限が厳しい

早稲田大学の理系数学では、記述式の大問5問を120分で解かなければなりません。単純計算で1問あたり24分しかかけられないということになります。ただし、問題の中には、①で触れたように計算量の多く時間のかかるものもあります。全ての問題を解こうとするのではなく、自分がスピード感を持って解けそうな問題を見極める力が必要です。

また、普段から速く確実に計算する力を鍛えておきましょう。過去問で演習をする場合には、必ず時間を計り、本番同様の状況で行うことがポイントです。時間配分の練習をするには、過去問による演習が有効です。
青チャートで応用力を身につけられたら、「早稲田大学の過去問」を解き、本番を意識した演習をしましょう。


「早稲田大学の赤本」
<特徴>
実際に早稲田大学の一般入試で出題された問題が6年分掲載されています。合格者の最低点などの入試情報が掲載されていることも大きな特徴の一つです。

<使用時期>
今までに紹介した参考書や問題集などで十分な演習を積み、12月ころから入試本番に向けて取り組みはじめるのが理想的ですが、まだ解法のパターンが身についていない・問題を見たときに即座に解放が浮かばない受験生は今までに使った参考書や教科書に戻って基本事項の理解に穴がないか確認するようにしましょう。

まとめ


※2月から受験勉強を始めた際の年間スケジュール
大問ごとの傾向と対策について紹介してきましたが、1年間の勉強の流れとしては上記の流れになります。

まず始めるべきは数学ⅠA・ⅡB・Ⅲの基本的な問題の解き方パターンや公式のインプットです。いずれも1度で終わらせず、何度も復習するようにしましょう。その後、それぞれの演習系の参考書を用いて何度も繰り返し演習をすることで入試基礎学力および早稲田大学の理系数学に対応できる応用力を養いましょう。そして、12月以降は赤本の演習に取り組める状態にしましょう。

また、先の参考書で疑問点などが生じた場合は解説を読んで「分かった気」にならず、前の講義系の参考書や教科書などに戻って公式などの再理解をすることが大切です。そして、冬にかけて本番前まで早稲田大学の自分の受験する学部の赤本を用いて時間配分を意識し、より実践的な演習を積むようにしましょう。

ぜひ参考にして早稲田大学の理系数学の目標点である6割以上を取れるようにしましょう。

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