大学受験の勉強法は?受かる受験生が共通してやっていること10選
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※受験生向けの記事です!親御さんは大学受験時に親ができるサポートをご覧ください。
高校生にとって大学受験は初めての経験。勉強法や準備がわからないのは当たり前です。
この記事では、大学受験の勉強法を考えたときに、
- 何の準備が必要か
- いつからはじめるのか
をお伝えします。
大切なのは、入試日程から逆算して、本番に間に合う計画を立てること。
高3の春までが基準ですが、難関私大(関関同立等)を狙うのであれば『遅い』です。
受かる受験生が一体『何をしているのか』も同時に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 勉強法や計画の立て方が知りたい
- 何から勉強すればよいかわからない
- 塾に通っているけど成績が伸びていない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせ下さい。
大学受験の勉強法では”まず何をするのか”
大学受験の勉強に入る前に、まず下記に挙げた4つの準備を整えましょう。
- 志望校・学部・学科を決める
- 現時点の学力を把握する
- 入試の日程を確認する
- 学習計画を立てる
あなたに合う学習計画や勉強法は、志望校や学力によって決まります。
そして、入試日程から逆算して、本番に間に合う計画を立てる必要があります。
志望校に合格できる適切な学習計画を立てるために、下記ページから準備を進めてください。
【関連記事】大学受験は何から始める?準備や勉強方法を解説
大学受験の勉強はいつから間に合うのか
大学受験の勉強は、高3の春までにスタートしましょう。
高3への進学と同時に受験勉強を始められれば、基礎力の確認から取り掛かっても無理のない学習計画が立てられます。
また、高3の春からスタートできなかったとしても、決して間に合わないわけではありません。
ただし、難関私大を目指すのであれば13〜15か月くらいは必要です。
ともすれば、2年の後半から本気で目指すか、1年から積み上げておくかも視野に入れてください。
▼関連記事
大学受験が間に合わないときはどうすべき?挽回の方法を徹底解説
難関大学の合格には高1からの勉強が大切!スケジュール管理術や勉強法を解説
大学受験の勉強法で受かる受験生が共通してやっていること10選
【動画でもご覧いただけます!】
マナビズムでは、受験に合格する生徒が共通して実践していることを動画でお伝えしています。
すべてを完璧に真似する必要はありません。
繰り返し見返して、意識と行動を変える指針として活用してください。
特に、関関同立のような難関私大を目指しているのであれば、必須の10項目です。
① そこそこ大切なことを捨てる
大学受験の勉強を本気で進めるなら、「大切ではないことを捨てる」では足りません。
受かる受験生は、“そこそこ大切なこと”すら捨てる覚悟があります。
例えば、体育祭で応援団をやりたい。
ただ、そうすると勉強時間が削られるなら断念する。
その判断ができる受験生が合格します。
スマホやゲームなどの明らかな無駄だけでは『他の子と同じ』です。
合格者は、やりたくて大切に思っていたことすら“今じゃない”と見切ります。
② スタートタイミングで「量>質」を理解している
大学受験の勉強法でよく見られる『質』という言葉を、誤解してはいけません。
「質」は、量があってこそはじめて成り立ちます。
部活での練習を思い出してください。
最初は何も考えずに量をこなして、あとから質が上がってくるはずです。
勉強もまったく同じ。最初は量をこなして勉強体力・習慣をつけます。
質を上げようと情報収集ばかりする人は、結局何も始まりません。
「まずは量」という当たり前を、本気で実行できる人が伸びます。
③ 周りを巻き込む
大学受験に対し、本気で勉強していたら、周りに隠せません。
明らかに行動し、目に見える状態で『努力』をするからです。
勉強に本気になれば、周囲からの反応が変わります。
最初は足を引っ張る人も出てくるが、本気が伝われば応援や協力に変わっていく。
大事なのは、自分が巻き込まれるのではなく、巻き込む側になることです。
エネルギーの高い受験生ほど、環境を作って自らの目標に到達できます。
④ 授業だけを受けて満足していない
- 大学受験を控えている受験生
- そのまま就職を考えている高校生
高校では、双方を明確に分けて授業をしませんし、「理解」までしかしないのが通常運転です。
受験初期は「この授業わかりやすい!」と思うはずです。
ただ、そこで満足してしまうか、自習で「定着」するかで知識量は変わります。
定期テストでも、同じ授業を受けているのに成績に差が出るのは自習時間の差です。
授業の内容をどう暗記し、どう演習で定着させるか。自習の質がモノを言うと考えてください。
⑤ 戦う敵(志望校)を知っている
本気で大学受験を見据え、勉強法を考えているのであれば『今』がチャンスです。
「志望校の配点や過去問傾向」を理解し、逆算して計画を立てて勉強してください。
「とりあえず塾に言われた教材をやる」はもう卒業しましょう。
- 共通テスト
- 二次試験
などで、どれだけの点が必要なのかを明確にし、進捗やスケジュールを自分で把握します。
こうした『強い目的意識がある受験生』は、日々の勉強にも張りが出て集中力も段違いです。
⑥ 学校を言い訳にしない
『部活・定期テスト・行事を言い訳に勉強を止めるな。』
今、本気になれていないキミには辛いかもしれません。
ネットにある勉強法をいくら試しても、「やれなかった理由」はすぐ見つかります。
受かる受験生であれば、言い訳してそれに甘えません。
部活がしんどいのは、入った時点で分かっていたはずです。
それでも受験をすると決めたのなら、自分で選んだ道としてやりきってください。
逃げグセは、大学受験を乗り切るなら絶対につけないでください。
⑦ 一旦受け入れる
ここまでの話のなかで、マナビズムは何を言っているんだろうと思ったキミもいるはずです。
まず「聞く耳」を持てるか、これが分かれ道でもあります。
「いや、量より質でしょ」と最初に思っても、一旦受け入れてください。
それができるかどうかが、伸びる受験生と伸びない受験生の決定的な差です。
スポンジのように吸収してから取捨選択するのが大事です。
受け入れられない頑固さを持ったままでは、情報の価値に気づけなくなります。
⑧ システム英単語の完成が3ヶ月以内
大学受験の勉強法という話ですから、もう少し具体的な基準を出してみましょう。
突然ですが、「シス単(※)」は3ヶ月以内に終わらせてください。
※「シス単」とは、『システム英単語』の略で、受験英語対策用の単語帳。出る順・例文付きで効率よく語彙力を伸ばせる一冊。
「1週間で200語」ペースを守れば、10〜11週間で終わります。
これは、必要な勉強量を継続してこなせる人間しか達成できません。
そのレベルの勉強習慣がついた人は、文法・長文演習にもちゃんと取り組めます。
すべての基礎を作るのが、最初の単語帳だと考えてください。
⑨ 着眼大局・着手小局
大学受験の勉強法は、全体を見据えて、小さな行動をコツコツ積む仕組みにします。
もし作っているなら、目先の勉強ばかりではありません。
「なぜこれをやっているのか」を理解して進める内容でしょうか。
合格点を取るには今何をしておくべきかが明確であれば、毎日の行動に意味が宿ります。
目の前の作業が目的にどう繋がるか、常に意識して進めましょう。
⑩ 参考書で迷わない
「今やってる参考書が終わったら次何やろう…」では遅いです。
大学受験で勉強法を計画した受験生は、すでに全体スケジュールと使用教材を見据えています。
計画ありきで教材を選び、目的が明確です。
流行りや口コミで教材を決める人は、ゴールから逆算できていない証拠です。
「迷ってる時点で見えてない」と自覚しましょう。
関連記事:【脱失敗】大学受験の計画の立て方は?受験生に求められる修正力とは
まとめ
大学受験の勉強法は、合格者から学んだうえで組むべきものです。
「睡眠時間を減らす」「受験勉強開始と同時に過去問を始める」などは、受験生がやってしまいやすい間違った勉強法です。
かえって効率性を下げてしまう可能性が高いからこそ、10個の受験生からのアドバイスを実践しましょう。
大学受験の勉強法で迷った際には、ぜひマナビズムにご相談ください。
- 勉強法を1から組み上げて計画したい
- 何から勉強すればよいかわからない
- 本気で志望校に合格したい
これらの悩みに1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせ下さい。
よくある質問(FAQ)
大学受験は独学での勉強法だときつい?
独学は基礎学力や自己管理能力が高い人でないと、受験を乗り切るのは難しいです。
そのため、手厚いサポートを受けながら安心して受験勉強に集中したい人は、塾や予備校を検討した方がよいといえます。
【関連記事】大学受験は独学だときつい?メリットやリスク・勉強法を解説
勉強しているのに成績や学力が上がらないときはどうする?
得意・不得意に限らず受験勉強で大切なポイントは、できない問題をなくすという点です。
苦手な科目や問題には時間を多めに割いて、できない・わからないをなくしていきましょう。
【関連記事】勉強してるのに成績・学力が上がらない理由と解決策|下がる前から対策しよう
大学受験の勉強法に休憩時間は必要?
効率的な学力向上を目指すためにも、十分な休憩をとってください。
日本生物学的精神医学会が発表する情報には、日中の記憶を定着させるために6~8時間の睡眠が必要とまとめられています。
また、頑張りすぎて体調不良になった場合、勉強できない日が続いてしまうかもしれません。
睡眠時間を減らして勉強するのはあり?
勉強のために睡眠時間を減らすのは、くれぐれもやめてください。
睡眠時間を減らすとストレスや疲れが溜まり、パフォーマンス・モチベーションの低下につながりますから、かえって非効率になる可能性があります。
記憶を定着させるために必要な6~8時間程度を目安に、キミのパフォーマンスが維持できる睡眠時間を確保してください。
勉強計画を立てる際に参考書は複数必要?
自分に合う参考書を1冊用意して、確実に最後まで取り組んでください。
多くの参考書を用意すると、最後まで手を付けられなかった場合、モチベーションの低下につながります。
また、参考書ごとに重点を置いている箇所が違いますので、勉強を続ける中で混乱してしまう可能性もあります。
関連記事:【完璧を目指す】参考書だけで大学受験は可能?失敗する理由と成功のポイント
模試の判定が悪かったときは?
模試は志望校合格の可能性を知る手段ですが、結果に一喜一憂するのはやめましょう。
客観的に苦手な科目や問題を判断する必要はありますが、落ち込みすぎると受験に対するモチベーションが低下してしまいます。
気持ちの切り替えを大切にして、間違えた問題を見直しながら次は正解できるように復習してください。
大学受験生の平均勉強時間はどれくらい?
高1〜高3の平均勉強時間は、下記を確認してください。
学年 | 平日 | 休日 |
高1 | 約1.0時間 | 約1.4時間 |
高2 | 約1.0時間 | 約1.5時間 |
高3 | 約2.7時間 | 約3.6時間 |
※この表は横にスクロールできます。
情報は「21世紀出生児縦断調査」を参考にしたものです。
詳しくは、下記の記事で解説していますから、併せてご一読ください。
【関連記事】大学受験生の平均勉強時間は1日何時間?合格を目指すスケジュールを組もう
赤本・過去問は何年分やればいい?
赤本・過去問演習では、目安として、下記の年数分取り組むのをおすすめします。
- 第1志望校:5~10年
- 第2志望:3~5年
- 共通テスト:5~10年
過去問対策について、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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