【大学受験】夏期講習は本当に意味がない?メリット・デメリット、行くべき人を解説
更新日: (公開日: ) COLUMN
- 「夏期講習って本当に意味があるの?」
- 「自分で勉強したほうがいいんじゃない?」
確かに、夏期講習は時間とお金がかかるため、その効果に疑問を感じるのも無理はありません。しかし、夏期講習を適切に活用すれば、集中的な学習環境、苦手科目の克服、効率的な学習方法の習得など多くのメリットを得られます。
一方で、闇雲に参加しても効果は限定的です。自分の学習スタイルや目標に合わない講習を選んでしまうと、貴重な夏休みを無駄にしてしまうリスクもあります。
そこで本記事では、夏期講習の意味や効果的な活用法について詳しく解説します。「夏休みの学習計画に悩んでいる」「効率的に成績を上げたい」という方は、ぜひ最後までご一読ください!
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
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大学受験対策に夏期講習は意味がないのか
結論から言えば、夏期講習には十分な意味があります。ただし、その効果は塾の種類や受験生本人のレベルによって大きく異なります。
まず、夏期講習の主な目的は、基礎力の完成にあります。
- 基礎の完成なんて誰でもわかってるはず…
しかし、多くの受験生が受講する夏期講習は発展系の演習ばかりです。本来は、難関私大等を目指すためにも夏休み以降に過去問などの演習ができる状態を作りたいところです。
そのため、夏休み中に旧センター試験(共通テスト)レベルの文章が難なく読める状態にしておくことが重要です。
そもそも夏期講習とは
夏期講習とは、通常の授業とは異なり、夏休みの一定期間に集中的に行われる特別講座のことです。各塾や予備校が独自のカリキュラムを組み、苦手科目の克服や受験対策に特化した内容を受けられます。
高校生が大学受験対策に夏期講習へ通う4つのメリット
高校生が夏期講習に通うメリットは、以下の4つです。
集中して学習できる
夏休みは自由な時間が多いからこそ、学習習慣を維持することが難しくなりやすいです。自己管理能力の高い高校生なら問題ありませんが、そうでない場合は勉強に向かう機会が減ってしまいます。
夏期講習は、学習に最適な環境で学べて、集中力も高まることで効果的な学習を可能にします。決められたスケジュールで進行するため、学習リズムを作りやすいのも特徴です。
苦手を克服しやすい
夏期講習を通じて苦手分野を集中的に学ぶことで、効率的に弱点も克服できます。高校の授業では学ぶ範囲が広いため、一度でもつまずくと、その後の内容を理解するのが難しくなりやすいです。
専門知識を持つ講師による丁寧な指導を受けられるため、普段の授業では理解しきれなかった部分も、じっくりと時間をかけて克服できます。
学習の効率化が期待できる
夏期講習は効率的な学習方法を身につける機会であり、これにより限られた時間で最大限の成果を上げることができます。独学では計画を立てずに闇雲に進めてしまったり、逆にスケジュールを詰め込みすぎて挫折してしまうこともあります。
今の学習方法やペースが自分に合っているのか不安になり、手が止まってしまうこともあるでしょう。一方、塾では講師から具体的な学習法についてのアドバイスも受けられるため、夏休みを使って効率的に勉強を進めたい場合に便利です。
受験モードへ切り替えやすくなる
夏休み中は、友人から遊びに誘われたり、街中で魅力的なイベントが開催されたり、大型連休を利用してつい怠けたくなったりします。「少しだけなら大丈夫」という油断は、受験期には大きなリスクです。
そのため、夏期講習を通じて受験に向けた意識を高め、早期から効果的な対策を始めることが重要です。早い段階から受験モードに切り替えることで、他の受験生に後れを取ることなく、着実に準備を進めましょう。
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気になる…!大学受験対策に夏期講習を受けるデメリット
夏期講習は、費用面、効率性、自己学習能力の観点からデメリットがあるため、具体的な目的や明確な学習計画なしに参加するのは避けましょう。
簡単に、夏期講習と自己学習を比較してみました。
項目 | 夏期講習 | 自己学習 |
---|---|---|
費用 | 高い | 低い |
効率性 | 低い可能性あり | 高い可能性あり |
自己学習能力 | 低下の恐れ | 向上の可能性 |
特に、費用面での負担は大きいです。料金は塾の種類や授業回数、学年によって異なりますが、10万円を超えることも。そのため、具体的な目的がないまま「なんとなく」で夏期講習に通うのはおすすめできません!
受けない・行かない?夏期講習を受けるべき人の特徴
夏期講習を受けるべき人の特徴は、以下が挙げられます。
基礎力を見直したい
夏期講習は、基礎力を見直すための機会です。高3にとっては、「受験が来年なのに、今さら基礎?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、大学受験を成功に導くためには、しっかりとした基礎の理解が不可欠です。基礎が不十分なまま応用問題や過去問に挑戦しても、効果的に成績を伸ばすことは困難です。
特に、苦手な科目を抱えている場合は、夏期講習でしっかりと基礎を固めることが、受験に向けたステップとなります。
勉強方法を確立したい
これまで予備校や塾に通った経験がない人にとって、夏期講習は効果的な勉強方法を学ぶ機会ともなります。
予備校の夏期講習では、志望校や学力レベルに応じて講座が組まれており、授業や予習・復習を通じて、重要な範囲を効率的にカバーできます。授業だけでなく、個別の質問対応を通じても学べるため、効果的な自主学習の進め方を身につけることができるでしょう。
学習習慣を身に付けたい
これまで自主学習の習慣が身についていない人や、部活動で忙しくて勉強に手が回らなかった人にとって、夏期講習は学習習慣を確立するチャンスです。
夏期講習に参加すれば、講座の受講だけでなく、予習や復習を行う必要があるため、自然と勉強する習慣を身につけられます。勉強のペースをつかめなかった人でも、勉強中心の生活へスムーズに移行し、入試に向けた準備を進める良い機会となるでしょう。
早めに苦手を克服したい
大学受験は、総合力が問われる戦いです。そのため、得意科目をさらに伸ばすよりも、苦手科目や不得意な分野を克服する方が、大きな成績向上が見込めます!
夏期講習では、専門の講師による丁寧な指導を受けられるため、自分では気づかなかった弱点を発見し、効果的に克服できるはずです。
先取り学習をしたい
夏のうちに2学期の内容を先取りして学んでおくことで、2学期には知識の定着(復習)に専念し、細かなポイントもスムーズに理解できます。
特に現役生にとって、2学期に初めて触れる内容が多いと、受験対策に十分な時間を割けなくなることも。そのため、得意科目はさらに先取りすることで、2学期以降の学習に余裕を持たせることができるでしょう。
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【学年別】夏期講習を含めた夏休みの学習方法
高校生にとって夏休みは、学習を集中的に進める機会です。しかし、ただ漫然と勉強するだけでは効果が薄れてしまいます。
そこで、学年別に効果的な夏休みの学習方法を見ていきましょう!
高校1年生
高1の夏休みは、早めに受験を意識し始めるタイミングです。この時期に塾や予備校の夏期講習に参加することで、先取り学習や志望校合格に向けた早期対策が可能になります。
夏期講習を選ぶ際は、自分の学力レベルや志望校に合ったものを選びましょう。基礎固めに重点を置いた講座や、得意科目をさらに伸ばす講座など、自分のニーズに合わせて選ぶことが大切です。
もっと詳しくみてみる:高1の夏から塾を選ぶべき理由と選び方のポイント|夏休みの勉強時間とやるべきことも解説
高校2年生
高2の夏休みでは、まず1年生の範囲の復習を徹底的に行うことが重要です。基礎をしっかりと固めることで、2年生以降の学習がスムーズに進みます。
夏期講習を活用する際は、自分の弱点を克服するための講座や、得意科目をさらに伸ばす講座を選びましょう。また、この時期から受験を視野に入れた学習が重要になるため、志望校対策の講座も検討するのも良いです!
もっと詳しくみてみる:高2夏からの受験勉強は遅い?ケース別の解説とおすすめの勉強法を紹介
高校3年生
高3の夏休みは、受験勉強の正念場と言えるでしょう。この時期の夏期講習は特に重要で、学校の授業だけでは不足する部分を補い、より効率的に勉強を進めてください。
夏期講習を選ぶ際は、志望校の過去問対策や弱点克服に特化した講座を中心に検討しましょう。また、模試対策や面接対策など、入試本番を見据えた講座も有効です。
悩んだらこちら:高3の夏期講習に行くべきか、選び方とメリット・デメリット
また、夏休みの自主学習では、1日10時間以上の勉強時間を確保し、計画的に学習を進めることが重要です。苦手科目の克服と得意科目の強化でバランスを取りながら、総合的な学力アップを目指しましょう。
過ごし方をもっと知る:高3の夏休みの過ごし方!大学受験に向け限られた時間を有効活用する勉強法とは
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夏期講習は意味がないと感じている人からよくある質問
夏期講習は必要ですか?行くべき?
夏期講習の必要性は個人の学習状況や目標によって異なります。
基礎固めや弱点克服、受験対策に効果的ですが、自主学習が得意な場合、必須ではありません。目標や学習スタイルに合わせて判断しましょう。
夏期講習は何コマくらいが平均ですか?
平均的な夏期講習は20〜30コマ程度です。
ただし、塾や予備校によって異なり、短期集中型や長期継続型など様々なプランがあります。自分の学習ペースや目標に合わせて選択することが重要です。
高校生の夏期講習の費用はいくらですか?
高校生の夏期講習費用は、塾や予備校、コース内容によって大きく異なります。一般的に5万円から20万円程度が相場ですが、オンライン講座や短期集中コースなど、より安価なオプションもあります。