高校生は塾に行くべき?向いているかで判断
更新日: (公開日: ) COLUMN
高校生が塾に行くべきかは、学年や今の成績で決まるものではありません。自らの勉強を自分で計画し、管理し切れているかが判断基準です。
「みんな塾に通っているのか」「うちは公立だから塾なしでもいいのか」と、周りと比べて不安になる受験生も多いでしょう。
しかし通塾している高校生は公立・私立とも4割弱にとどまり、多数派・少数派で単純に割り切れる話ではありません。
今回は、高校生が塾に通う実態やメリット・デメリット、学年別の目安から、塾に行くべきかを判断する基準まで解説します。
この記事でわかること
- 高校生の何割が実際に塾費を支出しているか、費用の相場
- 塾に通うメリットとデメリット
- 高1・高2・高3、学年別の塾に行くべきタイミング
- 塾に行くべきかを最終的に判断する基準
高校生の塾通いは向き不向きで決まる
自分で計画・管理し切れているかが、塾に通うかの分かれ目です。 自分で学習計画を立てて実行できる人まで無理に通う必要はなく、管理し切れていない人ほど塾で整えてもらう価値があります。
次のような特徴に心当たりがある人は、塾で計画と習熟度の管理を任せたほうが伸びやすいでしょう。
- 自分でスケジュール管理ができない
- 学校の授業についていけていない
- 難関大学を目指している
一方で、次に当てはまる人は、無理に塾へ通わなくても大丈夫です。
- 自分で学習計画を立てて実行できる
- 高校の受験サポートが充実している

高校生の通塾実態を数字で見る
高校生の通塾実態を、公的な統計から具体的な数字で確認してみましょう。塾に通っている生徒の割合と、実際にかかる費用相場の両方を見ていきます。
高校生の何割が塾に通っているか
文部科学省の調査に「通塾率」という直接の統計項目はありませんが、学習塾費の支出の有無から実態を読み取れます※1。
高等学校(全日制)で学習塾費が0円だった生徒は、公立61.4%・私立62.4%です※1。裏を返すと、年間で学習塾費を1円以上支出した生徒は公立38.6%・私立37.6%で、公立・私立とも4割弱にとどまります。
つまり、高校生の6割以上は学習塾費をかけずに学校生活を送っているのが実態です。次に、実際に塾へお金をかけている場合の費用相場を見ていきましょう。

学習塾費の平均相場は公立と私立で違う
実際に学習塾費を支払っている生徒に限ると、年間の平均額は公立約38万1千円、私立約44万4千円です※1。
0円の生徒も含めた全生徒の平均は、公立約14万7千円、私立約16万7千円まで下がります※1。塾に通う場合の実質的な負担額は、支出している生徒だけの平均(公立38.1万円・私立44.4万円)で考える方が実態に近いでしょう。

塾に通う高校生のメリット
塾に通うことで得られるメリットは、主に次の4つです。
- 勉強習慣が身につく
- 基礎固めができる
- 志望校を決めやすくなる
- 推薦入試で有利になる
毎日決まった時間に通う仕組みがあると、家庭学習だけでは崩れがちな勉強習慣が自然と定着します。学校の授業内容をその場で予習・復習できるため、基礎固めのペースも作りやすくなります。志望校や得意分野を早く把握できる点、定期テストの成績が上がることで推薦入試の選択肢が広がる点も見逃せません。
こうしたメリットを実感できるかは、通う塾選び自体にも左右されます。塾選びで失敗しないための基準も参考にしてください。
塾に通う高校生のデメリット
一方で、塾に通うことにはデメリットもあります。
- 部活や学校行事との両立で予定がきつくなる
- 慣れてくると中だるみする可能性がある
- 費用がかかる
通塾する分だけ勉強時間は確保しやすくなりますが、部活動や友人との時間、学校行事との両立が難しくなる場面も出てきます。早い段階から余裕を持って通いはじめると、慣れによって緊張感が薄れ、中だるみにつながることもあります。当然ながら、費用の負担も避けて通れません。
こうした負担が積み重なると、途中でやめてしまうケースもあります。塾を辞めて後悔しないための注意点も事前に確認しておくと安心です。
学年別に見る塾に行くべきタイミング
塾に行くべきタイミングは、学年によっても考え方が変わります。高校1年生と、高校2・3年生に分けて見ていきましょう。
高校1年生から塾に行くべきか
高校1年生のうちから塾に通わなければいけないわけではありません。大学受験対策を高3からはじめて、志望校に合格しているケースも実際にあります。
ただし、国公立大学を志望する場合は対策する科目数が多く、レベルも上がるため、高校1年生のうちから通塾したほうが有利です。志望校が高1の時点で明確になっている人や、学力に不安がある人は、早めの通塾を検討する価値があります。
逆に、自らの学力や志望校によっては、高校1年生のうちは塾なしでも問題ありません。独学で大学受験に臨む人もいます。国公立大学や、自らの学力と大きく差がある難関私大を目指すのでなければ、必ずしも高1から通う必要はないでしょう。
高校2年生・高校3年生から塾に行くべきか
高校2年生は、部活動で引退時期が近づき、受験勉強に本格的に切り替わるタイミングです。この時期から通塾すれば、基礎固めと応用力の養成の両方に、高3よりも余裕を持って取り組めます。
高校3年生からのスタートでも、遅すぎるとは限りません。
ただし、共通テスト対策や志望校ごとの出題傾向対策まで含めると、やるべきことは一気に増えます。何をいつまでに仕上げるかを早い段階で逆算し、優先順位をつけて取り組む姿勢が、これまで以上に重要になります。

塾に通うか迷ったら基準をハッキリさせよう
通う・通わないの境目は、日々の勉強をだれの手も借りずにやり切れているかです。 何となく不安だから、だれもが行っているからという理由で決めるものではありません。
目的や志望校によって、必要なサポートの中身は変わります。自分が今何につまずいており、塾に何を任せたいのかを明確にすることが、通う・通わないを判断する出発点になります。
高校生の塾選びをまずは相談だけしてみる?
「塾に行くべきか、自分だけでは判断できない」と感じているなら、一人で抱え込まずに一度相談してみることをおすすめします。
マナビズムの受験相談では、今の勉強の進め方・志望校・学年を踏まえて、塾で管理を任せるべきか、自分でやり切れる状態かを一緒に整理します。入塾を前提にした相談ではありません。
まずは無料の受験相談で、高校生は塾に行くべきかを一緒に確認してみませんか。