英検準2級でやるべきことは?高校生向けに進める順番と優先度を整理
更新日: (公開日: ) COLUMN
英検準2級でまずやるべきことは、中学レベルを含む単語の基礎抜けを確かめ、試験日から逆算して進めることです。
英検準2級を受けると決めたものの、何からはじめればいいのか分からない。単語帳を開いても、問題集を買っても、どこまでやれば足りるのかが見えず、不安が残りませんか。この記事では、高校生が英検準2級に向けてやるべきことを、進める順番と優先度に分けて解説します。
この記事でわかること
- 英検準2級は、単語の基礎抜けを確かめることからはじめる
- 試験日から逆算して、順番を決める考え方
- 語彙・ライティング・リスニング・二次試験の、それぞれの進め方
- 弱点を言語化して、次の勉強につなげる方法
英検準2級で最初にやるべきことは何か
【動画でもご覧いただけます!】
最初に取りかかるのは、試験の形式を知ったうえで、中学レベルを含む単語に抜けがないかを確かめることです。
そのあとで、試験日から逆算して勉強の順番を決め、過去問で足りない部分を見つけていきます。順番を間違えると、過去問を解いても、点が出ない原因が見えません。

動画でマナビズムの講師は、英検は2級までほぼ単語で決まると話しています。単語の確認は、その最初の一歩です。
英検準2級の試験の中身を先に押さえる
試験は、一次試験が3つの技能、二次試験が面接という構成で、勉強の優先順位はこの形式から決まります。

以下の2つに分けて見ていきましょう。
一次試験はリーディング・ライティング・リスニング
一次試験は、リーディングとライティングが80分、リスニングが約25分です※1。
リーディングの構成は、次のとおりです※1。
- 短文の語句空所補充(文の空所に入る語句を選ぶ形式):15問
- 会話文の空所補充:5問
- 長文の語句空所補充:2問
- 長文の内容一致選択:7問
ライティングは2問です。返信のEメールを書く問題が1問、質問に対する意見を英語で論述する(理由をつけて述べる)英作文が1問です※1。リスニングは3つの形式があり、あとの章で詳しく見ます。
二次試験は約6分の面接
二次試験は、面接委員1人との、約6分の個人面接です※1。
内容は、短い英文(パッセージ)の音読と、パッセージについての質問です。さらに、イラストについての質問が2問、受験者自身の意見などに関する質問が2問あります※1。形式を早めに知っておくと、日々の勉強に声に出す練習を入れられます。
英検準2級は単語の基礎抜けを確かめることからはじめる
最初の一手は、中学レベルの単語が見て意味がすぐ出るかを試し、抜けを洗い出すことです。
以下の2つに分けて見ていきます。
中学レベルの単語に抜けがないか確かめる
英検準2級の勉強をはじめるときは、まず中学レベルの単語を、見て意味が出るかで確かめます。
動画では、中学生向けのオンライン塾で多くの生徒を見てきたマナビズムのスタッフが、ある指摘をしています。偏差値50前後の高校の生徒は、中学の英単語に意外と抜けがある、というものです。
講師は、英検3級や準2級の対策用の単語帳に載っている最重要の単語で、基礎の抜けを確認するよう勧めています。抜けを確認してしっかり覚えれば、過去問で点が出て合格できる、という話です。
英検は2級までほぼ単語で決まる
動画で講師は、英検は2級までなら、ほぼ単語で決まるといっても過言ではないと話しています。リスニングやライティングには、独自の対策が必要です。
それでも、単語が分かっていれば、文章の内容をある程度予想しながら読めるレベルの試験だと、講師は説明しています。準2級は、この2級より下の級です。
単語の基礎が固まると、過去問に進んだときに点が出て、合格に近づくと講師は述べています。この考え方に沿って、単語の確認を最優先にしてください。
2級の進め方は、英検2級の勉強法にまとめています。
英検準2級の勉強は逆算して順番を決める
何をいつまでにやるかは、試験日までの残り週数から決まります。
以下の2つに分けて、考え方を見ていきましょう。
マナビズムは、合格から逆算して今やるべきことを決める「逆算思考」を大切にしています。
試験日から逆算して必要な量を出す
必要な量は、試験日から今日までの週数と、1週間に確保できる時間から決めます。
まず、試験日までに何週間あるかを数えます。次に、単語の確認と過去問への取りかかりを、いつまでに終えるかを書き出してください。例えば、単語は毎日、ライティングは週に数回、リスニングは毎日少しずつ、という分け方です。
受かる量は、試験日までの週数と、今の単語の抜けから逆算して出します。基準は、見て意味がすぐ出る状態まで仕上げることです。
過去問で足りない部分を技能ごとに言語化する
過去問は、解いて終わりにせず、足りない部分を技能ごとに言葉にするための道具です。
日本英語検定協会のサイトには、準2級の過去問が掲載されており、リスニングの音源を用意しています※2。解き終えたら、間違いを技能ごとに分け、間違えた理由を書き出します。
語彙の問題なら、単語を知らなかったのか、意味を取り違えたのか。リスニングなら、音が聞き取れなかったのか、聞き取れても選択肢を絞れなかったのか。原因によって、次にやる勉強は変わります。
英検準2級の語彙は毎日の積み上げが土台になる
単語力は毎日の積み重ねで育ち、リーディングからライティングまで、すべての技能を下から支えます。
以下の3つに分けて見ていきましょう。
英検準2級の単語は目的を決めて毎日触れる
単語は、「何のために覚えるのか」を決めたうえで、毎日触れます。
目的は、リーディングの長文を止まらずに読むこと、リスニングで音と意味を結びつけること、ライティングで自分の言葉として書くことなどです。目的が決まっていれば、「とりあえず大事だから覚える」という姿勢から抜け出せます。
毎日続けることが先で、見て意味がすぐ出るか(習熟度)を確かめながら回すのが基本です。いつまでに単語帳を何周するかも、試験日から逆算して決めておきましょう。
間違えた単語は理由をノートに書き出す
過去問や問題集で間違えた単語は、間違えた理由をノートに書き出します。
意味を知らなかったのか、似た単語と取り違えたのか、スペルを間違えたのか、文のなかでの使い方が分からなかったのか。理由が違えば、直し方も違います。
理由を一緒に書いておけば、次に見たときに、何に気をつけるかがすぐ分かります。
覚えた単語を長文・英作文で使い直す
覚えた単語は、単語帳の中だけで終わらせず、長文と英作文で使い直します。
長文では、覚えた単語が文のなかでどのような意味で使われているかを確認します。英作文では、覚えた単語を自分の英文に入れてみてください。読んで分かる単語を、書いて使える単語に変えることで、定着が深まります。
英検準2級のライティングはミスのない英文が守りになる
英検2級のライティングについて、動画の講師は、うまい英文を書こうとするより、文構造のミスをなくした英文を書くことが大事だと話しています。準2級でも使える考え方です。
以下の3つに分けて見ていきましょう。
出題は、Eメールが1問と英作文が1問です※1。
Eメールは質問に答える形を固定する
Eメールの問題は、返信メールを英文で書くものです※1。
型を作るなら、まず「問われていることに、すべて答える」と決めてください。問題文の質問や依頼を読み落とすと、書いた内容が良くても点になりにくいからです。書く順番を自分で決めておけば、本番で迷わず書き出せます。
練習では、書いたあとに、問われたことに全部答えられているかを、自分で確かめましょう。
英作文は意見と理由の型を作る
英作文は、質問に対する意見を、理由をつけて英語で述べる問題です※1。
型は、先に自分の意見を示し、そのあとに理由を続ける形が基本です。意見と理由がつながっているかを確かめながら書くと、まとまった文章になります。
動画の講師は、2級の対策では、奇抜な意見やうまい英文を目指すより、ミスのない英文を書くことが大事だと話しています。準2級でも、書きやすい意見を選んで、確実に書く考え方は使えるでしょう。
英検2級のライティングの記事も参考になります。
文構造のミスに自分で気づけるようにする
書いた英文は、そのままにせず、文の構造にミスがないかを自分で見直します。
動画で講師は、スコアが届かない人にありがちなミスとして、be動詞と一般動詞を同時に使ってしまう例などを挙げています。文の構造を読み取る力があれば、自力で気づいて直せる、との説明です。
見直す観点は、主語と動詞がそろっているか、時制は合っているか、三人称単数のsが抜けていないか、スペルは正しいか、などです。直した英文はノートに残してください。

英検準2級のリスニング勉強法の進め方
リスニングは、問題形式を知り、同じ音声を繰り返し聞いて、聞き取れなかった原因を言語化する順で進めます。
以下の3つに分けて見ていきます。
3つの問題形式の違いを知る
リスニングの問題形式は3つあり、形式ごとに聞き方が変わります。
会話の応答文選択は、会話に対する応答を選ぶ形式で、10問あります。選択肢は読み上げられる3肢選択です※1。
会話の内容一致選択は10問で、選択肢が印刷されている4肢選択です※1。文の内容一致選択も10問で、選択肢が印刷された4肢選択です※1。

放送は各1回です。形式ごとに、何を聞き取れば良いのかを先に知っておくと、聞く姿勢が変わります。
同じ音声を繰り返し聞く
リスニングは、同じ音声を繰り返し聞いて、聞き取れない部分を確かめる練習が役に立ちます。
過去問には、リスニングの音源と原稿が公式サイトで提供されています※2。まず1回聞いて解き、次に原稿を見ながら聞き、最後に原稿なしでもう一度聞く、という流れを試してください。
原稿を見て意味が分かるのに、音では聞き取れなかった部分が、あなたの伸びしろです。
聞き取れなかった原因を言語化する
聞き取れなかった箇所は、原因を言葉にして、種類ごとに分けます。
単語を知らなかった、知っているのに音で分からなかった、前の語とつながって聞こえなかった、聞き逃して選べなかった。原因によって、語彙の勉強に戻るのか、音声を聞き直すのかが変わります。
聞き取れなかった理由を、1問ずつ書き出してください。
英検準2級の二次試験でやるべきこと
二次試験は、一次試験の結果を待つ前から、声に出す練習を日々の勉強に入れておくと準備しやすくなります。
以下の2つに分けて見ていきます。
形式は、音読、パッセージについての質問、イラストについての質問、意見を問う質問です※1。

音読とイラストの描写を声に出して練習する
音読とイラストについての質問は、実際に声を出して練習します。
音読は、普段の長文を、意味を考えながら声に出して読むことで練習できます。イラストについての質問は、絵のなかで人が何をしているかを、英語で口に出す練習が役に立ちます※1。
頭のなかで分かっていても、声に出すと言葉が詰まる場合があります。日本英語検定協会のサイトには、「英検バーチャル二次試験」の案内もあります※1。面接室に入ってから退出するまでの流れを、アニメーションで解説するものです。
意見を理由つきで答える練習をする
意見を問う質問には、自分の意見と、その理由をセットで答える練習をします。
例えば、身近なテーマについて「賛成か反対か」を決め、「なぜなら」と理由を続ける練習です。ライティングで作った意見と理由の型は、そのまま面接の答え方に使えます。
答えに詰まったら、どこで詰まったかを言葉にします。単語が出なかったのか、文の組み立てで止まったのか。原因が分かれば、次の練習が決まります。
高校生の英検準2級対策を一人で進めにくい人へ
英検準2級は、順番と優先度が決まれば、一人でも進めやすくなります。
単語の抜けはどこにあるのか、試験日に間に合う計画なのか。迷っているなら、まず公式LINEに登録してください。各大学の英語の傾向をまとめた「カンカン同立バイブル」など、無料特典が受け取れます。
そのうえで、状況を話したくなったら、無料の受験相談を使ってみましょう。相談だけで帰っても構いません。