英検準2級の高校生の保有率は?公的データで分かる実態と見るときの目安

更新日: (公開日: ) COLUMN

英検準2級の保有率そのものは確認できず、目安は公立高3で準2級相当以上を取得した約3割です。

周りの高校生は、英検準2級をどれくらい持っているのだろう。そう気になって、自分は遅れているのではと不安になっていませんか。この記事では、公的データから分かる範囲と、数字を見るときの注意点、取るか迷ったときの決め方を解説します。

この記事でわかること

  • 英検準2級そのものの高校生の保有率は、確認できなかったこと
  • 目安になる公的データと、その見方の注意点
  • 持っていなくても焦らなくていい理由
  • 取るかどうか迷ったときの決め方
オンラインでも可能今すぐ無料受験相談

英検準2級の高校生の保有率は公表されているのか

【動画でもご覧いただけます!】

英検準2級そのものの高校生の保有率は、今回確認した範囲では、公的な全国統計に見つかりませんでした。

日本英語検定協会の「受験の状況」には、志願者数の表があります。

ただ、準2級の保有率や、高校生の準2級の受験者数は載っていませんでした。

確認できたのは、文部科学省の調査です。英検だけの数字ではありませんが、準2級に相当する水準の目安として使えます。

英検準2級そのものの保有率は確認できず、公立高校3年生の準2級相当以上の取得が約3割という目安を示した図

英検準2級の保有率に近い公的データの見方

目安になるのは、文部科学省の調査で示された、準2級に相当する水準の割合です。

以下の3つに分けて見ていきましょう。

公立高校3年生で検定取得のA2相当以上は約3割

公立高校の3年生のうち、約3割が、A2レベル相当以上の英語力を検定で取得しています。

文部科学省の令和6年度「英語教育実施状況調査」によると、その割合は31.8%でした※1。A2とは、語学力の国際的な指標であるCEFR(ヨーロッパで作られた指標)の1つの段階です。英検では、準2級に相当します※1。

ここでの「取得」は、外部の検定試験の級やスコアなどを持っている生徒を指します。英検に限った数字ではありません。

教師の判断を含めたA2相当以上は約半数

英語担当の教師の判断を含めると、A2相当以上の生徒は約半数になります。

同じ調査には、検定を取得していない生徒の数字もあります。スコアや校内のテストなどから、英語担当教師がA2相当以上の力があると判断した生徒が、19.8%でした※1。検定を取得した生徒と合わせると、51.6%です※1。

公立高校3年生のA2相当以上の割合が、検定取得31.8%と教師の判断19.8%を合わせて51.6%になることを示した図

この約半数には、検定を持っていない生徒も含まれます。半数が準2級を持っているわけではない点に、注意してください。

英検準2級はA2の目安で高校中級程度

英検準2級は、このA2の目安にあたり、日本英語検定協会は「高校中級程度」と位置づけています※2。

文部科学省の資料でも、A2が英検準2級、B1が英検2級に相当するという整理がされています※1。国は、高校卒業の段階でA2相当以上を60%以上にする目標を掲げています※1。

準2級は、高校生にとって、基礎を固めたうえで次の段階へつなぐ級という位置づけです。

LINE友だち追加で2大特典プレゼント実施中! LINE友だち追加で2大特典プレゼント実施中!

英検準2級の保有率を見るときの注意点

公的データの数字は、前提を確かめずに読むと、実態とずれます。

以下の3つに分けて見ていきます。

公的データの割合は準2級の保有率ではない

約3割という数字は、準2級を持っている人の割合ではありません。

「A2相当以上」には、準2級より上の級を持つ生徒も含まれるからです。また、英検に限らず、ほかの検定試験の級やスコアも含まれます※1。

そのため、「高校生の3割が準2級を持っている」と読むのは誤りです。「準2級相当以上の検定等を取得している公立高3は約3割」と読むのが正確です。

調査の対象と時点を確かめる

調査の対象と時点は、数字を比べるときの前提になります。

この調査の対象は、公立の高校です。私立の高校は含まれていません※1。数字は高校3年生のもので、基準日は令和6年12月1日です※1。

高1や高2の割合ではなく、私立の生徒も入っていないことを踏まえて、数字を使いましょう。

約3割という数字が、公立高校の3年生を対象に令和6年12月1日時点で調べたものであることを示した図

高校の学科で周りの保有状況は違う

周りの保有状況は、通っている学科によって大きく違います。

同じ調査には、学科別の割合もあります。A2相当以上(教師の判断を含む)の割合は、次のとおりです※1。

学科 A2相当以上 検定を取得(高3全体に対する割合)
普通科 64.7% 40.4%
英語教育を主とする学科・国際関係の学科 95.3% 73.2%
その他の専門学科・総合学科 22.5% 12.0%

偏差値帯ごとの公的な数字は、見つかりませんでした。動画の講師は、指導の経験から、偏差値60前半の高校では準2級を持っているのが当たり前の空気があると話しています。これは統計ではなく、講師の実感です。

英検準2級を持っていなくても焦らなくていい理由

持っていないことは、そのまま不利になるわけではありません。

以下の2つに分けて見ていきましょう。

英検がなくても合格は目指せる

英検を持っていなくても、志望校の合格は目指せます。

動画の講師は、英検を持っていないと受からないわけではない、という立場です。

動画では、英検2級の対策に時間をかけた場合を例にしています。比べる相手は、一般入試(学力試験で受ける入試)に全力を注ぐ場合です。公募推薦(学校長の推薦を受けて出願する入試)に全力を注ぐ場合でも、考え方は同じです。

どちらが志望校に受かる可能性が高いか。講師は、そこをよく考えるよう勧めています。

2級に挑戦する場合は、英検2級の勉強法も参考になります。

周りの保有者と自分を比べすぎない

周りに早くから高いスコアを持つ人がいても、比べる相手は周りではなく、志望校の基準です。

動画の講師は、そうした人が横にいると、自分は無理だと考えてしまいがちだと指摘します。世の中そんな人ばかりではない、というのが講師の見方です。見るべきは、周りの保有状況ではなく、志望校に必要な基準でしょう。

うまくいっていないときほど、新しい教材や英検を足したくなります。講師は、必要なのは足し算ではなく引き算で、今やっていることの使い方を変えることだと説明しています。

英検準2級を取るか迷う高校生の決め方

取るかどうかは、保有率ではなく、自分の志望校と計画から決めます。

以下の2つに分けて見ていきましょう。

偏差値50台なら準2級で単語の抜けを確かめる

偏差値50台の高校の生徒には、準2級で単語の抜けを確かめる選択肢があります。

動画の講師は、指導の経験から、偏差値50前後の高校の生徒が中学で準2級を取っていないなら、一度準2級を挟むことを勧めています。英検は2級までほぼ単語で決まり、この層は中学の単語に意外と抜けがあるからだそうです。

準2級の対策で基礎の単語の抜けを確認して覚えれば、過去問で点が出るようになる、というのが講師の話です。これは講師の指導経験による見方で、すべての人に当てはまるものではありません。

活用すると決めてから逆算して受ける

英検を受ける場合は、活用すると決めてから、逆算して受けます。

大学や学部、推薦か一般かによって、英検の活用のしかたは変わります。志望校でどう使えるのかを確かめたうえで、いつまでに何を終えるかを逆算してください。

試験日程に間に合えば、英検は受けられます。大切なのは、受験勉強の計画のなかで、英検にどれだけの時間をかけるかを先に決めておくことです。

LINE友だち追加で2大特典プレゼント実施中! LINE友だち追加で2大特典プレゼント実施中!

英検準2級の受験を高校生が一人で決めにくいときは

保有率より、志望校と計画から逆算して、英検を取るかを決めることが先です。

志望校で英検が使えるのか、取るなら何級をいつまでに受けるのか。答えは志望校ごとに違うので、迷ったら、マナビズムの無料の受験相談で確認してください。

迷いが残るなら、先に公式LINEで、カンカン同立バイブルなどの無料特典を受け取ってみてください。

オンラインでも可能今すぐ無料受験相談

参考・出典情報

無料受験相談申込受付中