大学受験で英検は意味ない?難関私大志望の取るべき人と不要な人の見分け方
更新日: (公開日: ) COLUMN
大学受験の英検は意味がないわけではなく、志望校の入試で使えて、一般入試の勉強時間が減らないときに意味があります。
「英検2級を持っているが、大学受験で有利になるのか」「準1級を目指すべきなのか」と迷っていませんか。学校の先生や友達に勧められて、取るかどうか決めかねている人も多いでしょう。この記事では、英検の4つの優遇措置と、意味がないといわれる理由、取るか迷う人の見分け方を解説します。
この記事でわかること
- 英検が大学受験で役立つかどうかを分ける2つの条件
- 大学受験で英検が使われる、4つの優遇措置
- 英検が意味ないといわれる2つの理由
- 英検を取るか迷うときの見分け方と、級の目安
英検は大学受験に本当に使える?意味ない?
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英検に意味があるかは、使える入試方式があるかと、取ることで一般入試の勉強が削られないかの2点で見ます。

英検を使える入試方式は、大学によって違うものです。同じ級でも、方式によって使える大学と使えない大学が分かれるため、志望校ごとに確かめる必要があります。
一方で、動画の講師は、英検を持っていないと受からないわけではないと話しています。
難関私大は甘くない
難関私大は、英検の級を持っているだけで受かるほど甘くはありません。
マナビズムの見方では、英検2級を持っていても、関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)に届くとは限りません。準1級を持っていても、大学の過去問で点が取れないこともあります。
理由は、英検と大学入試で求められる力が違うからです。英検は、語彙力(単語の知識)や、リスニング・ライティング・スピーキングといった、英語そのものの技能を問います。
一方、大学入試は、英文を素早く読んで構造をつかみ、論理的に解く処理力と思考力を求めます。
そのため、英検を持っていることと、受験英語ができることは、同じではありません。
大学受験における英検の4つの優遇措置
大学受験では、英検が4つの形で使われ、どれが使えるかは大学と方式で決まります。

使われ方も、必要な級やスコアも、大学・方式・年度によって異なります。出願前に、志望校の最新の募集要項で確かめてください。
以下の4つに分けて見ていきましょう。
英語の試験免除
英検の級を持っていると、入試の英語の試験が免除される場合があります。
級によって、英語の試験の一部またはすべてが免除になる、という形です。英語の対策に使う時間を、ほかの科目に回せる点が利点になります。
入試での加点
英検の級やスコアに応じて、入試の得点に加点される場合があります。
加点の仕方は大学ごとに違うため、募集要項で確かめる必要があります。
得点換算
英検の級やスコアを、英語科目の得点に換算できる場合があります。
例えば、立命館大学の2027年度入試ガイドには、共通テスト方式(大学入学共通テストの成績を使う方式)の特例があります。英検準1級以上などに相当する級を持っていれば、共通テストの「外国語『英語』」を満点として換算できます※1。
出願資格
英検の特定の級が、出願の条件になる場合があります。
立命館大学の国際関係学部には、IR方式(英語資格試験利用型)があります。英検2級以上などに相当する級・スコアで出願資格を満たし、その級・スコアは点数にも換算されます※1。
関西学院大学は、英語資格・検定試験のスコアを使う入試で、英検のスコアを取得時期を問わずに出願資格の確認に使います※2。
ただし、各試験機関が定める有効期限内のものに限られます※2。
英検が意味ないといわれる2つの理由
英検が意味ないといわれるのは、取っても得点や出願に結びつかない場合があるからです。

以下の2つに分けて見ていきましょう。
志望校で使えない級や方式だと意味がない
志望校の入試で、持っている級や使いたい方式が対象外なら、英検は得点につながりません。
例えば、立命館大学の共通テスト方式の特例は、英検準1級以上などが対象です※1。国際関係学部のIR方式の出願資格は、英検2級以上などです※1。同じ大学でも、方式によって必要な級が違います。
級が足りなかったり、使いたい方式が対象外だったりすれば、せっかく取っても入試では使えません。
英検の勉強で一般入試の勉強時間が減る
英検の勉強に時間をかけて、一般入試の勉強時間が減るなら、合格のチャンスは増えません。
動画の講師は、英検を活用できるならすべきだと話しています。
ただし、まだ2級を持っていない人が、2級の勉強をしながら、関関同立の一般入試にも備えるなら、身の振り方を考えたほうがいいという意見です。英検のリーディング以外の対策は、一般入試の対策とは別にやる必要があるためです。
2級の進め方は、英検2級の勉強法にまとめています。
英検利用の可能性が上がっても、一般入試の勉強時間が減れば、チャンスが増えたとはいえません。英検と一般入試の二足のわらじで進めることが、本当に自分のためになるのかを、冷静に見ましょう。
大学受験で英検を取るか迷う人の見分け方
英検を取るか迷うときは、取る前に、自分にとって得になるかを確かめて決めます。

以下の2つに分けて見ていきましょう。
志望校の入試で英検を使えるか確かめる
英検を取る前に、志望校の最新の募集要項で、英検が使える方式を確かめます。
入試方式には、一般選抜(学力試験の点数で合否が決まる入試)があります。総合型選抜(志望理由や活動などを総合して評価する入試)や、学校推薦型選抜(学校長の推薦を受けて出願する入試)も、方式の1つです。
確かめる項目は、次の4点です。
- どの入試方式で英検が使えるか
- 必要な級やCSEスコア(英検のスコア)はいくつか
- 取得時期の条件があるか
- 優遇措置の内容は何か(免除、加点、得点換算、出願資格)
併願校の英語対策を減らす目的で英検を考えているなら、時期の考え方も確かめましょう。英検がいつまで間に合うか、有効期限をどう考えるかは、大学受験で英検がいつまで間に合うかで解説しています。
急に0から英検対策をはじめる前に天秤にかける
英検の勉強をはじめる前に、英検に使う時間と、一般入試に使う時間を、引き算で比べましょう。
動画の講師は、英検に時間をかけた場合と、一般入試の勉強に全力で取り組んだ場合を比べて、考えるよう勧めています。比べたときに、英検のほうが一般入試の合格に近づくといえないなら、取る意味は小さくなります。
英検の活用は、勉強をはじめたときの年間計画で決めておくのが基本です。途中で急に取ると決めると、計画が崩れやすくなります。
学校の先生の助言は、間違いではありません。
ただし、自分のためになるかどうかは、情報を集めたうえで、自分で判断してください。
英検は何級から大学受験に使えるのか
大学受験で使える最低の級は、大学と方式で違い、確認できる範囲では、準1級以上や2級以上を条件にする例があります。
英検の級の目安は、次のとおりです。
| 級 | レベルの目安 |
|---|---|
| 3級 | 中学卒業程度※3 |
| 準2級 | 高校中級程度※4 |
| 2級 | 高校卒業程度※5 |
| 準1級 | 大学中級程度※6 |
どの級から使えるかは、志望校の方式ごとに決まります。準1級を条件にする大学の例は、英検準1級が使える大学で確かめられます。
英検を取るか一般入試を優先するか迷っている人へ
英検は、志望校の要項と自分の計画を並べて見たうえで、取るかどうかを決めると、迷いにくくなります。
志望校の方式で英検が使えるか、今の学力と残り時間で取る価値があるかは、人によって答えが違うものです。
マナビズムの無料受験相談では、志望校と今の計画を話して、英検を取るべきかを相談できます。公式LINEに登録すると、カンカン同立バイブルなどの無料特典が届きます。