同志社大学の国語対策!配点・試験時間・記述の特徴と現代文・古文の勉強法
更新日: (公開日: ) DOSHISYA
同志社大学の国語は、現代文の長い文章と記述、古文の記述で差がつくため、特徴に合わせて対策します。
関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)の1つ、同志社大学を目指すなら、国語をどう対策すればいいのか迷いませんか。現代文の文章が長い、記述が難しいといった声を聞いて、不安になる人もいるはずです。この記事では、配点と試験時間の考え方、現代文と古文の特徴、対策の進め方を解説します。
この記事でわかること
- 同志社大学の国語の、配点と試験時間の考え方
- 現代文の特徴と、抽象(まとめた一般的な内容)と具体(その例や細かい説明)を整理する読み方
- 古文の特徴と、記述の書き方
- 試験時間の配分を、過去問で決める方法
同志社大学の国語対策は何からはじめるか
【動画でもご覧いただけます!】
最初にやるのは、配点・試験時間・出題形式を確かめることです。難しさが出るのは、文章の長さ、少ない字数の記述、具体を問う内容一致(本文の内容と合うものを選ぶ問題)、古文の記述の4点です。

動画の講師は、同志社大学の現代文の特徴として、文章がとにかく長い点を挙げています。さらに、記述問題の字数制限がきつい点と、内容一致の問題が具体例の部分を聞いてくる点も、特徴だそうです。
古文は、単語と文法で読解ができていれば、そこまで難しくないと、講師は見ています。
ただ、配点のなかで記述が占める割合が大きく、ここで差がつくといいます。
同志社大学の国語の配点・試験時間
同志社大学の国語は、2027年度入試では、75分で150点満点です。
この75分150点は、全学部日程(複数の学部で共通の問題を使う日程)の文系と、学部個別日程(学部ごとに行う日程)の文系学部の扱いです。現代の国語など5つの科目を「国語」として、同じ時間内に出題すると案内されています※1。
日程や学部によって変わる場合があるため、志望学部の募集要項(大学が公表する出願の案内)で確かめてください。
以下の3つに分けて見ていきましょう。
配点の目安は現代文90点と古文60点
現代文と古文の配点の内訳は、公式には示されていません。
マナビズムの講師によると、例年の目安は、現代文が90点、古文が60点です。現代文の配点が大きいため、現代文の出来が全体を左右します。

ただし、古文を軽く見ることはできません。
同志社大学の合格最低点(合格に必要な最低限の得点)は高くなりやすく、どの学部も穴がないと、動画の講師は話しています。60点の古文でも、落として良い科目ではないのです。
古文の配点のうち記述が20点を占める
古文の60点のうち、記述が20点ほどを占めるといわれます。
これも、動画の講師による説明です。記述で何も書けなかったり、部分点(一部が合っていればもらえる点)がもらえなかったりすると、古文は40点からのスタートになってしまいます。
そのため、記述は、書き方を知って、確実に得点したい設問です。
試験時間は現代文・古文の配分を過去問で決める
試験時間の配分は、過去問演習のなかで、自分が解きやすいペースを見つけて決めます。
動画の講師は、例として、現代文を40分、古文を30分とする配分を挙げています。
ただし、この配分に合わせる必要はなく、気持ちよく解けるペースを探すことが大切だという立場です。
本番では、記述を書く時間や、マークを塗る時間もかかります。過去問を解くときは、制限時間いっぱいではなく、5分ほど短く設定して練習すると良いでしょう。
大問[1]論説文・評論文
大問[1]の論説文・評論文は、抽象と具体を整理して読み、少ない字数に要素を絞って書く練習が中心になります。
以下の4つに分けて見ていきましょう。
文章が長いので抽象と具体を整理して読む
文章が長いときは、抽象と具体を整理しながら読みます。
動画の講師は、同志社大学の文章が長いのは、具体の部分が多いだけだと説明しています。まとめれば身近な内容で、論理展開もきれいな文章が多いそうです。
読むときは、抽象と具体にマークを付け、同じことを言い換えている抽象の部分を結びつけましょう。これを普段の演習で繰り返してください。

記述は少ない文字数に要素を絞って書く
記述は、拾える要素が多いなかから、字数に収まるよう絞って書くものです。
文章が長いと、記述に使える要素をたくさん拾えてしまいます。動画の講師は、その要素をまとめて、少ない字数に収める難しさを指摘しています。
コツは、抽象と具体の言い換えの関係を使うことです。具体をはさんで前後に出てくる抽象の部分は、言葉が違っても、同じことをいっていることが多いそうです。どちらかを選べば良いと分かれば、字数に収めやすくなるでしょう。
内容一致は具体的な部分が問われる
内容一致は、具体的な部分を聞いてくることがあります。
動画の講師は、ほかの大学では、分かりにくい抽象を具体から読み解く解き方が多いと説明しています。
一方、同志社大学の内容一致は、具体の部分を中心に問うというのです。読み飛ばした細かい部分が問われることもあります。
具体にマークを付けておけば、問われたときに、該当する箇所をすぐ探せます。
現代文の参考書は読解から記述の完成まで段階的に進める
現代文の参考書は、読解力、設問の解き方、実践、記述の順に、段階的に進めます。
まず、本文を速く正確に読む力を、基礎的な問題集で鍛えます。最初は時間を気にせず、1題ずつ丁寧に取り組みましょう。
次に、設問ごとの解法をまとめた参考書で、答えの出し方を身につけます。
そのあと、実践的な問題集で応用力を養い、難しいテーマの文章にも挑戦してください。例えば、河合出版の『入試精選問題集 現代文』(河合塾国語科・著)があります。出版社の公式ページ(2026年10月確認)では、五訂版で、2022年6月発売とされています※2。
国公立大二次(国公立大学の個別の学力試験)や私立大の対策に照準を合わせた問題集です。標準から発展レベルの入試問題から、頻出・典型の問題を選んで収録しています※2。
最後は、記述対策の問題集で、記述を仕上げる流れです。

参考書の選び方は、現代文の参考書ルートで確認できます。
大問[2]古文
大問[2]の古文は、取り組みやすい一方で、記述で差がつくため、基礎を固めたうえで記述の書き方を練習します。
以下の4つに分けて見ていきましょう。
古文は関関同立のなかでは比較的取り組みやすい
同志社大学の古文は、比較的取り組みやすいと、講師は見ています。
動画の講師は、きちんと単語と文法で読解をやっていれば、そこまで難しくないと話しています。配点が60点と小さいために重視されにくいものの、ほかの受験生と差がつく部分だというのが、講師の考えです。
あくまで講師の見方であり、満点が取れるという意味ではありません。基礎を丁寧に固めましょう。
立命館大学の国語が難しい理由も、比べる材料になります。
古文の記述は骨格と肉付けの2要素で書く
古文の記述は、骨格と肉付けの2つの要素で書くのが基本です。
動画の講師によると、同志社大学では、30字以内でまとめる記述が出ます。1つの要素しか書かないと、減点されやすい傾向があるそうです。
解答例を見ると、たいてい2つの要素が入っているといいます。
骨格とは、聞かれたことにそのまま答える部分。肉付けとは、その理由や原因を加える部分のことです。「こうだからです」が骨格で、「なぜそうなったのか」を足したものが肉付けです。
本文は、段落ごとに一言メモを書きながら読むと、記述で使う要素が見つけやすくなります。

文法と単語を固めてから読解演習に入る
古文は、文法と単語を固めてから、読解演習に入ります。
単語は、600語程度の単語帳を基準にするのが目安です。
動画の講師は、土台ができているのに記述が書けない人こそ、書き方を学ぶ効果が大きいと話しています。土台とは、単語(600語レベル)と、識別(同じ形の語が何かを見分けること)、敬語の見分けのことです。
基礎が固まったあとで、読解の演習に進みましょう。
教材選びは、古文の参考書ルートも参考になります。単語は、古文単語の覚え方で確認できます。
古文は30分で解き切る練習をする
古文は、30分前後で解き切れるように練習します。
現代文と古文を続けて解く演習は、本番を想定した練習になります。
自分に合う配分は、過去問で決めてください。
同志社大学全体の勉強法は、同志社大学への逆転合格も参考になります。
同志社大学の国語対策を自分で決めにくい人へ
同志社大学の国語は、現代文は抽象と具体、古文は記述の要素に絞って対策すれば、勉強の軸が定まります。
同志社大学の国語は、日程や学部によって、試験の中身が変わる場合があります。自分の志望学部に合わせた対策は、マナビズムの無料の受験相談で確認してみてください。
話を聞いてから、入塾するかどうかを自分で決めても構いません。