【世界史編】明治大学の入試対策・オススメ参考書
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はじめに
本記事では明治大学の世界史の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。
明治大学はGMRACHの「M」の部分を占める大学で、主に東京都千代田区にキャンパスがあり全10学部で約3万人の生徒が学んでいます。
偏差値は、入試方式や学部によって難易度に差があるので、55〜67.5と幅が広くなっています。
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明治大学の世界史は学部・学科によって出題傾向が異なり、学部・学科に即した対策が必要です。したがって、過去問演習する際は自分の志望する学部の過去問でないと問題数や出題形式が違ってしまう可能性があります。その点は注意して過去問演習を行いましょう。
本記事では明治大学経営学部・国際日本学部・政治経済学部・商学部・農学部・文学部・法学部・情報コミュニケーション学部の傾向と対策について解説していきます。
各学部概要と特徴
それでは今から明治大学の世界史の各学部の概要と特徴について紹介していきます。
経営学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :40〜50問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問4題
- 頻出時代:通史→近世・近現代 文化史→古代・中世
<出題傾向>
分野:通史と文化史が多く出題されており、政治史と外交史が多い。
時代:各日程で大きく変わるが、全日程を合計すると通史は近世・近現代の範囲、文化史は古代・中世の範囲から比較的多く出題されている。
出題形式としてはマーク式と記述式の併用で、リード文に引かれた下線部に関する正誤問題が多く出題されるため出来事の年号や人物を徹底暗記する必要がある。
アジア地域の出題が多い傾向にあり、特に中国からの出題が多いため中国史の暗記は必須である。
<対策>
①出来事の詳細部分まで暗記
正誤問題の出題率が非常に高いため、出来事の年号や関連人物を徹底暗記する必要がある。その中で、語句だけを覚えるのではなく、語句の繋がりを意識して覚えなければ特典することは難しい。一つ一つを丁寧に覚えていかなければならない。
②中国史の範囲は完璧に!
アジア地域からの出題が多いがそのアジア地域の中でも特に中国からの出題が多いため。中国史の暗記は経営学部合格に不可欠となる。
国際日本学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :40〜50問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問5〜6題
- 頻出時代:通史→近世・近現代 文化史→古代
<出題傾向>
分野:通史と文化史が多く出題されており、政治史と外交史が多い。
時代:各日程で大きく変わるが全日程を合計すると通史は出題形式としてはマーク式と記述式の併用で、リード文を用いて設問を配置する形式を中心に出題される。リード文の空所にて適語を埋める問題が多い。加えて、英語で記述させる問題も出題されたこともあるが難易度はそこまで高くない。
記述問題の出題率が非常に高いので、単語を暗記するだけでなく書き取りの練習も行う必要がある。アジア地域の出題が多い傾向にあり、特に中国からの出題が多いため中国史の暗記は必須である。
<対策>
語句の徹底暗記
記述問題の出題率が非常に高いため、語句の暗記は徹底して行ったうえで書き取りの練習をする必要がある。その中で、語句だけを覚えるのではなく、語句の繋がりを意識して覚えなければ得点することは難しい。中国史などでは特に気を付けたい。
政治経済学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :30〜35問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問4題
- 頻出時代:通史→近世・近現代 文化史→古代
<出題傾向>
分野:通史と文化史が多く出題されており、通史は政治史と外交史が中心となっている。
時代:各日程で大きく変わるが、全日程を合計すると通史では近世・近現代の範囲が約70%出題されている。ただそれ以外の範囲から出題されないというわけではないので偏り無く勉強する必要がある。
地域:通史では欧米史が多く、文化史ではアジア史から多く出題されている。
出題形式としては、マーク式と記述式でリード文に引かれた下線部に関する正誤問題が多く出題される傾向にある。論述の問題も出題されるので注意しましょう。
記述問題の出題率が非常に高いので、単語を暗記するだけでなく書き取りの練習も行う必要がある。アジア地域の出題が多い傾向にあり、特に中国からの出題が多いため中国史の暗記は必須である。
<対策>
語句の徹底暗記
記述問題の出題率が非常に高いため、語句の暗記は徹底して行ったうえで書き取りの練習をする必要がある。その中で、語句だけを覚えるのではなく、語句の繋がりを意識して覚えなければ得点することは難しい。中国史などでは特に気を付けたい。
商学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :40〜50問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問3〜4題
- 頻出時代:通史→古代・近世 文化史→中世・古代・近現代
<出題傾向>
分野:通史と文化史が多く出題されており、政治史と外交史が多い。
時代:通史は近世・近現代を合わせて約56%、文化史は古代と中世を合わせて約63%多く出題されている。
地域:通史・文化史ともにアジア史から多く出題されている。アジア地域では特に東アジア地域からの出題が多いため、対策が必要と言える。
出題形式としては、マーク式と記述式でリード文の下線部について記述問題が多く出題される傾向にある。大問によっては論述のみという場合もあるので注意しましょう。
記述問題の出題率が非常に高いので、単語を暗記するだけでなく書き取りの練習も行う必要がある。通史・文化史ともにアジア地域の出題が多い傾向にあり、特に東アジアからの出題が多いため対策が必要です。
<対策>
語句の徹底暗記
記述問題の出題率が非常に高いため、語句の暗記は徹底して行ったうえで書き取りの練習をする必要がある。その中で、語句だけを覚えるのではなく、語句の繋がりを意識して覚えなければ得点することは難しい。
農学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :約50問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問3〜4題
- 頻出時代:通史→近世・近現代・古代 文化史→古代
<出題傾向>
分野:通史と文化史が多く出題されており、通史は政治史と外交史が多い。
時代:通史は近世・近現代の範囲が約63%を締めている。
地域:通史・文化史ともにアジア史から多く出題されている。アジア史の中でも東アジア地域から多く出題されている。
出題形式としては、マーク式と記述式で、リード文の下線部について正誤問題や年代整序問題が多く出題される傾向にある。語句選択の問題の出題率が非常に高いので、語句同士のつながりを意識しながら暗記していきましょう。
年代整序問題も多く出題されるので、主要な年代は抑えて過去問演習で頻出の年号も暗記しましょう。時代は様々な年代がバランスよく出題され、文化史はほとんど古代からの出題です。地域としては特に東アジアからの出題が多いため対策が必要です。
<対策>
年号を覚える!
年代整序の問題も毎年出題されており、その形式としては出来事の並び替え問題が多い。そのため、主要な出来事の年号を抑えた後、過去問で出てくる年号を覚える必要がある。
文学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :約50問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問3〜4題
- 頻出時代:通史→近世・古代・近現代 文化史→古代
<出題傾向>
分野:通史と文化史が多く出題されており、通史は政治史と外交史が多い。
時代:通史は近世・近現代の範囲が半数近くを占めている。
地域:通史・文化史ともにアジア史から多く出題されている。アジア史の中でも東アジア地域から多く出題されている。
出題形式としては、マーク式と記述式で、リード文の下線部について正誤問題や年代整序問題が多く出題される傾向にある。図表を用いた問題も出題されるので、資料集などで対策する必要があります。リード文に引かれた下線部に関する正誤問題が多く出題されるため出来事の年号や人物を徹底暗記する必要がある。
法学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :約40問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問3〜4題
- 頻出時代:通史→近世・近現代 文化史→古代
<出題傾向>
出題形式としては、マーク式と記述式で、リード文の下線部について正誤問題や年代整序問題が多く出題される傾向にある。図表を用いた問題も出題されるので、資料集などで対策する必要があります。
リード文に引かれた下線部に関する正誤問題が多く出題されるため出来事の年号や人物を徹底暗記する必要がある。時代は近世が半分近くを占め、文化史は古代がほとんどです。
通史・文化史ともにアジア地域の出題が多い傾向にあり、特に東アジアからの出題が多いため対策が必要です。
<対策>
①出来事の詳細部分まで暗記
正誤音大の出題率が非常に高いため、出来事の年号や関連人物を徹底暗記する必要がある。その中で、語句だけを覚えるのではなく、語句の繋がりを意識して覚えなければ特典することは難しい。
②年号を覚える!
年代整序の問題も毎年出題されており、その形式としては出来事の並び替え問題が多い。そのため、主要な出来事の年号を抑えた後、過去問で出てくる年号を覚える必要がある。
情報コミュニケーション学部
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :約50問
- 形 式:マーク式 & 記述式
- 構 成:大問3〜4題
- 頻出時代:通史→近世・古代・中世 文化史→古代・中世
<出題傾向>
出題形式としては、マーク式と記述式で、リード文の空所を補充する記述問題が多く出題される傾向にある。正誤問題が多く出題されるため出来事の年号や人物を徹底暗記する必要がある。ただ、他学部に比べると年代整序問題の出題率は低くなっている。
通史・文化史ともにバランスよく様々な年代が出題される。通史・文化史ともにアジア地域の出題が多い傾向にあり、特に中国史は頻出です。
<対策>
中国史の範囲は完璧に!
アジア地域からの出題が多いがそのアジア地域の中でも特に中国からの出題が多い。明治大学を受験するのであれば中国史の暗記は必要になる。
オススメ参考書・問題集
それでは今から世界史のオススメの参考書をインプット用参考書とアウトプット用参考書に分けて紹介していきます。
インプット用参考書
「詳説世界史B」
<特徴>
多くの学校で教科書として使用されている参考書。世界史の教科書は大学入試に必要な知識が網羅されているので、この参考書で通史を学んでいくことをお勧めする。
<使用時期>
目標習熟期間は3ヶ月
入試初期〜入試本番まで使い続けましょう。
「世界史B一問一答完全版」の使い方!
「世界史B一問一答」と並行して進めていく。最初は一周を1ヶ月程度のペースで進めていき。徐々にペースを上げていく。
「世界史資料集」
<特徴>
多くの学校で資料集として使われている参考書。地図やイラストなので各単元深く掘り下げられていて、詳しく解説されている。
1ページづつ進めていくのではなく、わからないところや図で位置関係などを把握したいときに辞書代わりとして使用する。
<使用時期>
勉強中にわからないところがあれば参照する。毎ページづつ進めていくものではない。
アウトプット用参考書
「世界史B一問一答完全版」の使い方!
<特徴>
センター〜最難関レベルまで対応している、重要語句暗記に特化している参考書。その語句の出題頻度によって★マークがついているので自分に合った使い方が可能。
<使用時期>
「詳説世界史B」と並行しながら進めていく。入試中期〜入試本番まで使い続けましょう。
教科書でその日読んだ範囲の知識をこの一問一答で確認する。
※1周目の通史のタイミングでは使用しないでください。どうしても一問一答を指示すると、語句暗記が中心となり覚えやすい反面、流れ等は理解できず、問題に対応できるインプットができません。
「はじめる世界史」
<特徴>
全65題で基本レベルも問題で構成されている参考書。各単元に要点の整理+問題演習という形で進んでいく。アウトプット用の参考書の1冊目としてオススメです。
<使用時期>
入試中期〜入試後期にかけて使用する。
「実力をつける世界史100題」
<特徴>
Z会のオリジナル問題を中心に100題で構成されている参考書。マーク問題だけでなく記述問題も出題されるので、明治大学で論述問題が出題される学部を志望する人は論述問題にも取り組みましょう。
<使用時期>
「はじめる世界史」終了後に使用!
論述対策
「判る!解ける!書ける!世界史論述」
<特徴>
論述問題において入門レベルの参考書。全4章に分かれているので、自分に合った使い方ができる。「実力をつける世界史100題」にも論述問題は収録されているがそれでも不安な人はこの参考書で論述対策をしてください。
問題数が多いので全て問題を解く必要はない。
<使用時期>
自分の志望する学部に論述問題がある場合、入試後期に使用する。
まとめ
※2月から開始した場合!
紹介したオススメ参考書を使用した際の世界史の年間学習スケジュールはこの様になります。各学部の概要で紹介したとおり、学部によって出題形式や出題分野が異なります。
入試勉強を始める際は自分の志望学部の傾向にあった勉強を行いましょう。ぜひ参考にして明治大学の世界史の目標点を取れるようにしましょう。