【理系数学編】明治大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: MEIJI

本記事では明治大学の理系数学の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。明治大学は東京都千代田区神田駿河台一丁目1番地に本部を置く日本の私立大学です。

キャンパスは全部で4つあります。

  • 駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台)
  • 和泉キャンパス(東京都杉並区永福)
  • 生田キャンパス(神奈川県川崎市多摩区東三田)
  • 中野キャンパス(東京都中野区中野)

10学部28学科が設置されており、3万人を超える学生が学ぶマンモス校となっています。首都圏の主な難関私立大学を指すMARCHの『M』の部分を占めている大学です。
偏差値としては55.0~67.5で、就職・進路決定率は91.7%(2019年卒)となっています。
明治大学の偏差値・合格最低点の詳細についてはコチラ!

はじめに

明治大学の入試の中で数学Ⅲの範囲を含む理系数学を採用している学部は理工学部・総合数理学部です。両学部どの入試方式でも必須科目となっています。ちなみに、理系である農学部では数学Ⅲを含まない数学が選択科目の1つとなっています。
出題形式はどの入試日程も同じであるため、過去問演習の際はさまざまな入試形式・古い年度のものも使用し、演習慣れをすることをオススメします。

概要

  • 試験時間:90分
  • 配  点:120点~200点(学部・学科による)
  • 目標点 :7~8割
  • 問題数 :約10問(一題あたり3~4問)
  • 形  式:マークシート方式・記述式
  • 構  成:大問3題

大問[Ⅰ]小問集合
大問[Ⅱ] 図形に関する問題・微分法と積分法
大問[Ⅲ]極限・微分法・積分法(数学Ⅲ)

傾向と対策

それでは今から明治大学の理系数学の大問毎の傾向と対策について紹介していきます。

大問[Ⅰ]について

大問[Ⅰ]は小問集合となっています。出題範囲としては数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲの内容からまんべんなく出題されます。難易度としては標準的なものが多くなっています。
マークシート方式であることがほとんどであるため、計算ミスなどのケアレスミスをしてしまうと命取りになります。日頃の演習の段階から注意するようにしましょう。学校の授業内容が全く分からない人、初学者の人はまず学校の教科書レベルの知識を理解するためにスバラシク面白いと評判の初めから始める数学」シリーズ(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)に取り組みましょう。

 
初めから始める数学」の使い方はコチラ!

<特徴>
同目的の他の参考書と比べて解説量が2倍以上あることや噛み砕いて丁寧に説明されていることなどから数学に対して苦手意識を持っている人や高校数学初学者にも分かりやすい参考書となっています。説明文が話し口調で書かれているため親しみやすいという点も大きな特徴の1つです。
この参考書は問題集ではないため問題数が多くはありません。そのため、解き方のパターンをインプットした後は(または並行して)問題集に取り組むことをおすすめします。

<使用時期>
高校数学・学校の教科書や授業内容が全く理解できない状態で受験勉強を始めるのであれば、受験勉強開始と同時にこのシリーズの数学Ⅰに取り組みましょう。2月から受験勉強を始める場合は、2月に数学Ⅰ、3月に数学Aといったように1か月に1冊を完成させるイメージで進めていけば5か月で終わらせることができます。

教科書やそれに準ずる参考書を使って入試基礎レベルの知識やテクニックをインプットしたあとは基礎問題精講」シリーズを使って、問題に当たるときに即座に解法を思いだすための訓練を行いましょう。
  
数学 基礎問題精講」の使い方はコチラ!

<特徴>
例題・精講・解答解説・演習問題が見開き1ページに掲載されている、非常に見やすいレイアウトが特徴の参考書です。精講とはその例題を解く際に必要な公式などが説明されている部分のことです。
この部分を深く読み込んで理解することで他の問題に応用するための力を身につけることができます。ただし、演習問題の解説が十分ではないといった欠点があるため、理解が不十分でないと感じた部分に関しては教科書や前出の「初めから始める数学」シリーズなどに戻って理解の穴を作らないようにしましょう。

<使用時期>
前述したように解説が十分ではない部分があるため、高校数学初学者に適した参考書であるとは言い難いものとなっています。そのため、この参考書の中で不明点が出てきた場合は前出の「初めから始める数学」シリーズや学校の参考書などの該当箇所を参考にして、疑問点をそのままにしないようにしましょう。

具体的な使用時期としては5月から7月の3か月で3冊を完成させることをおすすめします。
以上が大問[Ⅰ]の小問集合に対する対策になります。

大問[Ⅱ]について

大問[Ⅱ]は主に数学ⅡBまたは数学Ⅲからの出題となっています。具体的には図形に関する問題(図形と計量・図形の性質)と微分法と積分法(数学Ⅲ)が多くなっています。難易度は標準的なものがほとんどであるため、自分が正解できる問題を確実に得点につなげられるようにすることが重要です。大きな特徴としては、マークシート方式であることです。誘導にうまく乗って解いていくことがカギとなります。

この形の出題はセンター試験でされることが多いため、大問[Ⅱ]に対する対策としては「センター試験過去問研究-数学I・A・II・B」を使って該当箇所(数学ⅡB)を重点的に演習することをおすすめします。


「センター試験過去問研究数学」
<特徴>
過去実際にセンター試験で出題された問題と解答・解説が掲載されています。数学ⅠA・数学ⅡB全て合わせて54回分という豊富な問題量も大きな特徴の1つです。
比較的ていねいな解説が掲載されていますが万が一理解できない部分がある場合は前出の解説系参考書や学校の教科書などに戻って細かい部分まで確認するようにしましょう。

<使用時期>
基本的な解法技術や公式などを演習を通して理解し、問題を読んでから解答に取り掛かるスピードを上げるために使用します。
具体的な使用時期としては、前出の基礎問題精講を終えた8月に1か月かけて取り組むことが理想的です。以上がマークシート方式の典型的な形式である誘導のある問題に対応するための具体的な対策となります。

大問[Ⅲ]について

大問[Ⅲ]では数学Ⅲからの出題がほとんどです。特に微分法・積分法の範囲は近年、毎年出題されているほど頻出分野となっています。難易度は大問[Ⅱ]と同様に、標準的なものから少し難しいものになっています。
数学Ⅲの範囲は一般的に計算量が多く明治大学の場合90分という制限時間の中で多くの数学Ⅲの分野の問題に解答する必要があるため、演習を通して複雑な計算に慣れておく必要があります。
数学Ⅲの範囲の計算力をつけるためにおすすめしたい参考書が「合格る計算-数学III-」です。


合格る計算-数学Ⅲ-」の使い方はコチラ!

<特徴>
解説が非常に充実していることが大きな特徴の1つで受験生がやりがちな遠回りをすることになる計算方法を的確に提示したうえでそれよりも簡潔に短時間で計算できる方法を説明しています。
年度によって変動する可能性がありますが、マークシート方式で出題される場合、1つのケアレスミスが命取りとなってしまいます。数学Ⅲはパターン問題を理解し暗記するだけで攻略できると言われており、その中で計算方法に関しても暗記すれば正解にたどり着けるものが多く存在します。

前出の解説系参考書や学校の教科書などで土台となる知識を身に着けてからこの参考書を用いて計算方法のパターンも暗記してなるべく短い時間で正確に解答できるようにしましょう。

<使用時期>
前述したように、解説系参考書や教科書などで土台を固めてから取り組むことをおすすめします。具体的な使用時期としては9月から10月の2か月間で、本番でも戦える計算の正確性とスピードを身につけることが理想的です。

最後は「明治大学理工学部・総合数理学部一般選抜入試 赤本」を使って実際の入試問題に触れ、時間配分などを確認するようにしましょう。

「明治大学の赤本」

<特徴>
実際に明治大学理工学部・総合数理学部で出題された問題が掲載されています。合格者の最低点などの入試情報が掲載されていることも大きな特徴の一つです。

<使用時期>
秋以降の11月ころから入試本番に向けて取り組みはじめるのが理想的です。ただ、実際には赤本をどの時期にどれぐらいやるべきかは受験生の現在の実力等によって異なります。
自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

まとめ

※2月から受験勉強を始めた際の年間スケジュール
大問ごとの傾向と対策について紹介してきましたが、1年間の勉強の流れとしては上記の流れになります。
まず始めるべきは数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bの基本的な問題の解き方のパターンのインプットです。教科書やそれに準ずる参考書を用いて,理解に穴を作らないようにしましょう。いずれも1度で終わらせず、何度も復習することが最も大切です。

その後、それぞれの演習系の参考書を用いて何度も実戦演習をし、秋以降はスムーズに赤本の演習に取り組んでいけるようにしましょう。また、先の参考書で疑問点などが生じた場合は解説を読んで「分かった気」になるのではなく前のレベルの講義系参考書や教科書などに戻って公式などの再理解をすることも大切です。そして、冬にかけて明治大学の赤本を用いてより実践的な演習を積むようにしましょう。ぜひ参考にして明治大学の数学の目標点である7割~8割以上を取れるようにしましょう。

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