【世界史編】学習院大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) GAKUSHUIN
はじめに
本記事では学習院大学の国語の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。学習院大学はGMARCHの「G」の部分を占める大学です。東京都豊島区・目白に本部を置く大学で、全5学部で9000人近くの生徒が学んでいます。
学習院大学の入学試験は学部・学科・入試方式によって科目や出題傾向が異なり、学部・学科に即した対策が必要です。特に学習院大学の入試方式はコア試験とプラス試験と、少し特殊になっているため受験の際は注意が必要です。
※コア試験・プラス試験についての詳しい情報は学習院大学公式サイトを参照
本記事では学習院大学 世界史の傾向と対策について解説していきます。
各学部概要と特徴
それでは今から学習院大学の世界史の各学部の概要と特徴について紹介していきます。
経済・法・国際社会科学部
- 試験時間:90分
- 配 点:100点
- 目標点 :7.5割
- 問題数 :45問
- 形 式:マーク式+記述式(論述無し)
- 構 成:大問5題
出題傾向
経済学部・法学部・国際社会学部の世界史は問題構成が毎年ほとんど同じです。大問1・2は文章中の空欄を4択の選択肢から選ぶ問題が10題出題される、マーク式の問題です。大問3は1〜5の文章の誤りを一つ訂正し、正しい語句を記入する記述問題。
さらに1〜5の各文章に1題づつ、文章に関連した一問一答形式の記述問題が出題されています。大問4は文章問題で、記述式の空欄補充問題・下線部に関する記述問題が合計8問出題されます。大問5も文章問題で、記述式の空欄補充問題・下線部に関する記述問題が合計12問出題されます。
上記の通り、語句問題がほとんどとなっています。語句のレベルとしては時々難単語が出題されることもありますが、基本レベルの語句をしっかり暗記できていれば合格点を取ることができます。
文学部
- 試験時間:90分
- 配 点:100点
- 目標点 :7割
- 問題数 :30〜33問
- 形 式:マーク式+記述式(論述あり)
- 構 成:大問5題
出題傾向
文学部の世界史も問題構成が毎年ほとんど同じです。大問1は対話形式の文章の空欄を4択の選択肢から選ぶ問題が10題出題される、マーク式の問題です。大問2は文章中の空欄を4択の選択肢から選ぶ問題が9題出題される、マーク式の問題です。大問3は1〜4の文章の誤りを一つ訂正し、正しい語句を記入する記述問題。
さらに1〜4の各文章に1題づつ、文章に関連した一問一答形式の記述問題が出題されています。大問4は文章問題で、記述式の空欄補充問題・下線部に関する記述問題が合計8問出題されます。大問5は200字以内の論述問題が2題出題されます。キーワードも設定されており、必ずキーワードを用いて論述する必要があります。
例としては「200年続いた後漢王朝を崩壊させるきっかけとなった宗教的農民反乱はどのようなものかキーワード:黄巾の乱・張角・太平道」のような問題が出題されます。
入試対策
学習院大学の国語は全ての学部を通して、語句問題が中心となっています。ただ、文章中の単語や年号をヒントに答える語句問題が多いので、通史の知識もやはり重要になってきます。したがって、語句問題が多いからといって一問一答などでいきなり語句を中心に暗記していくのではなく、まずは教科書や流れ系の参考書で通史を理解しましょう。
まずは基本的な語句を中心に教科書で暗記していきましょう。その後、通史の基本がある程度固まってきたら、通史の勉強と並行しながら一問一答などで語句を詰め込んでいきましょう。
また、文学部では200字以内のの論述が2題出題されます。シンプルな内容の論述問題が多いですが、対策していなければいきなり解くのは難しいです。
論述問題は、通史の理解、語句の暗記もある程度できている必要があるので、通史・語句の両方ともある程度インプットできている入試中期頃から特定の参考書を使って論述対策をしましょう。以下では学習院大学の世界史対策にオススメの参考書を紹介していきます。
オススメ参考書
それでは今から世界史のオススメの参考書をインプット用参考書とアウトプット用参考書に分けて紹介していきます。
インプット用参考書
「時代と流れで覚える!世界史B用語」の使い方!
<特徴>
この参考書は学習院大学の世界史の文章問題の対策に必要な通史や時代の流れを理解できる参考書です。重要語句を時代の流れに沿って暗記できるので、学習院大学で頻出の空欄補充問題などの語句問題の対策にもなります。
<使用時期>
目標習熟期間は3ヶ月
入試初期〜入試本番まで使い続けましょう。「世界史B一問一答」と並行して進めていく。最初は一周を1ヶ月程度のペースで進めていき。徐々にペースを上げていく。
アウトプット用参考書
「世界史B一問一答完全版」の使い方!
<特徴>
大学受験の世界史に必要な語句が網羅されている参考書です。
学習院大学の世界史は、標準レベルの語句をしっかり暗記できていれば、合格点を取ることができるので★★★マークと★★マークの語句を優先して覚えていきましょう。余裕があれば★マークの語句も覚えてみると他の受験者と差をつけることができるでしょう。
<使用時期>
「時代と流れで覚える!世界史B用語」と並行しながら進めていく。教科書でその日読んだ範囲の知識をこの一問一答で確認する。
※1周目の通史のタイミングでは使用しないでください。どうしても一問一答を指示すると、語句暗記が中心となり覚えやすい反面、流れ等は理解できず、問題に対応できるインプットができません。
「はじめる世界史」
<特徴>
標準的なレベルの世界史問題集です。自分がインプットした知識がしっかり身についているかこの問題集で確認しましょう。
<使用時期>
入試中期〜入試後期にかけて使用する。
「世界史スピードマスター」の使い方!
<特徴>
この参考書は空欄補充式の世界史問題集です。出題されている語句は標準レベルのものが多いので、この参考書の内容を理解することができれば基礎が固まっていると言えるでしょう。この参考書に出てくる語句をしっかり記述できるようにしておきましょう。
<使用時期>
「はじめる世界史」終了後に使用する。
「世界史問題集完全版」の使い方!
<特徴>
この問題集は豊富なテーマごとに分かれて様々なレベルの問題が多数収録されています。過去問演習前の仕上げに行いましょう。
<使用時期>
「スピードマスター世界史」終了後に使用する。
論述対策
「判る!解ける!書ける!世界史論述」
<特徴>
世界史の論述問題の参考書は難易度が高いものが多いですが、この参考書は中でも入門レベルの論述対策参考書です。問題数が多いので全て問題を解く必要はありません。学習院大学の世界史で出題される200字程度のシンプルな論述問題を中心に解いていきましょう。
<使用時期>
入試中期〜入試後期
まとめ
※2月から開始した場合!
紹介したオススメ参考書を使用した際の世界史の年間学習スケジュールはこの様になります。各学部の概要で紹介したとおり、学部によって出題形式や出題分野が異なります。入試勉強を始める際は自分の志望学部の傾向にあった勉強を行いましょう。ぜひ参考にして学習院大学の世界史の目標点を取れるようにしましょう。