【物理編】近畿大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: KINKI

このページでは近畿大学の物理の傾向や対策・勉強法について解説していきます。この記事を読めば以下の悩みが解決されます!

  • 近畿大学の物理の難易度は?
  • どの様な傾向で対策は何をすればいいの?
  • 近畿大学の物理対策にオススメの参考書は?

この様な悩みを持った受験生は是非参考にして下さい!本題に入る前に近畿大学の概要について紹介します。

近畿大学は産近甲龍の「近」の部分を成す非常に人気大学です!人気であるため、産近甲龍の中でも比較的合格最低点が高く、難易度も高いと言えます。
偏差値としては45.0~67.5と学部によって大きくバラつきがあります。
近畿大学の偏差値・合格最低点ランキングについてはコチラ!

それではまず近畿大学の物理の概要について紹介します。

概要

具体的な近畿大学の物理の問題構成と配点は次のようになっています。

・60分で大問3つ
・全マークで空欄約30個
・大問の配点はほぼ均等
・小問の配点は3~5点が多い
・基本的に1つの大問につき1つの単元
・大問1は力学からの出題
・大問2は電磁気からの出題
・大問3は「波動・熱・原子」のうちいずれか1つからの出題
・まれに融合問題が出題されることもあるが、各単元の習熟が十分であれば解くことができる難易度である。融合問題とは言え、それならではの対策は必要ない。

各大問の目標点数

近畿大学の物理では多くの学部で100点満点中最低60点、目標は70点としましょう!
そこから逆算した各大問の得点目標はコチラ!

大問1:80%以上
大問2:70%前後
大問3:60%以上

注意点としては、全マークなので部分点がもらえません。ただ解けるだけではなく、速く正確に解けるようにしていきましょう。

入試対策・オススメ参考書

それではここから、具体的な勉強法に入っていきたいと思います。
先ほどの説明の通り、近畿大学の物理では「力学と電磁気がほぼ間違いなく出題される」と言っていいでしょう。したがって、まず力学と電磁気に優先的に取り掛かるようにしてください。そして、そのあと波動・熱・原子の3単元を実力が偏ることなく勉強するようにしましょう。

それではもう少し具体的に勉強法を掘り下げていきます。勉強を進める際には
①全単元の理解と教科書レベルの問題の習得
②パターン問題の習得
③実力の養成
④過去問演習の順序を意識しましょう。

近畿大学の物理は標準的な問題が解けるようになっていれば合格点は取れます。「標準的な問題」とは③の段階で紹介する「『重要問題集』の必答マークがついている問題」「全レベル問題集 物理3」といった問題のレベルを指します。ここを一旦のゴールと設定して、順に勉強法をお話します。

全単元の理解と教科書レベルの問題の習得

まずは物理において一番大事な「なぜそうなるのか」「なぜこの公式が成り立つのか」という「なぜ」を追求し、根本からの理解を全単元において行います。

物理では全教科の中でも1,2を争うほど「根本からの理解」が必須であり、この理解が不十分なまま闇雲に問題演習をこなしているだけでは、一度解いたことのある問題しか解けません。しかし物理の問題は基本的に見たことない装置や実験に出くわすものなので、応用力が非常に重要となってきます。

そういった物理の根本を理解するのにおすすめの参考書がコチラ!


「宇宙一分かりやすい高校物理シリーズ」

「漆原晃の物理シリーズ」
この2シリーズのいずれかです!

この2シリーズは「物理とはどういう科目か」というところからスタートしているので、全くの0の状態からでも分かりやすく理解を助けてくれる参考書です。

まずはこの参考書から始めましょう。
2シリーズ紹介しましたが、どちらか片方だけで問題ありません。参考書としてはどちらも本当に素晴らしいものなので、実際に自分で手に取り決めるといいでしょう。

またこの2シリーズどちらにも、「問題」がついています。収録されている問題全てをスラスラと解けるようになり、ほかの人に説明できるようになるところまで終えて初めて「完成」と言えます。
「説明まで⁉」と思うかもしれませんが、先ほども言ったように物理では理解が本当に大事な科目です。なので最初の時期から慎重に完成させると、後から楽になります。ここで手を抜かずに根本からの理解を目指しましょう。

パターン問題の習得

続いて、物理におけるパターン問題と呼ばれるものを習得しましょう。
実は①の段階で理解した公式などの知識は「いつ、どうやって使うのか」というところまで自分の中で理解しなければ意味がありません。

そこで出てくるのがパターン問題です。各公式に対して、有名な典型問題を通し、「この公式はこういう状況で使うことが多いんだな」という「使い方」をマスターしてください。これをマスターすることで、初見の問題に対しても、「パターン問題の状況と似ているから、この公式・考え方を使おう」というように解答の一歩目を踏み出すことができます。

それではこのパターン問題を習得するために使うオススメの参考書はコチラ!

「良問の風 物理」

「漆原の明快解法講座」
この2冊のいずれかです!

パターン問題を扱う問題集はほかにもたくさんありますが、問題の質や解説を考慮したときに、やはりこの2冊がおススメできるものになります。

万人受けを重視するなら「漆原の明快解法講座」でしょう。
先ほど述べた「こういうときにこうやって使う」ということを全ての公式においてポイントとしてまとめてくれています。
またテクニックや裏技のようなものには頼らずに、どんな問題でもこの問題集に載っている解法のステップを踏めば解けるように解説されているので、一貫性が素晴らしく受験生にとって迷わずに使える1冊です。

「良問の風」はある程度実力がある人、得意な人向けな1冊です。テクニック的なこと、コラム的な+αの知識も細かく収録されているので、初学者には少しばかり厳しい1冊になるかもしれません。
ただ、ここで詳細な解法のインプットも可能なので、こちらで一気に実力を高める進め方でも良いでしょう。

また、公募推薦入試日程に関しては、この段階までの勉強で合格点は取れるようになっています。
近大物理は後半の日程に行くにつれて問題難易度が上がるので、公募推薦入試のように早い時期の問題は②までの対策をしたのちに過去問をやることで合格点が取れるでしょう。

一般入試に関しても、ここまでの対策で5割以上は取れるようになっているはずです。
日程にもよりますが、簡単な問題が集まった日程では7割前後まで取れることも十分可能な対策がこの段階で完成します。

ただ、多くの日程でこの段階までの対策では、最低目標の6割に届かせるのは厳しいでしょう。そこで次の段階に移ります。

実力の養成

ここでは近畿大学の一般入試において出題されるレベルを多く扱う問題集に取り組み、7割目標を安定して達成できるようにしましょう。

オススメの問題集は

「重要問題集」

「全レベル問題集 物理3」
のいずれかです。

どちらも全ての問題に取り組むとオーバーワークなので、抜粋して取り組んでください。
「重要問題集」であれば、全単元のA問題、および力学・電磁気においては必答問題に取り組みましょう。

「全レベル問題集 物理3」であれば、力学・電磁気の2単元は全ての問題に取り組みましょう。波動・熱・原子の単元に関しては、自分の不安要素が残る箇所にのみ取り組みましょう。

過去問演習

以上までの勉強が終われば、最後は過去問題を通し近畿大学の形式に慣れてください。
問題難易度自体は、以上の勉強ステップを終えていれば問題なく進めることができますが、物理では珍しくマーク式の問題のため、多少慣れが必要です。

また、マーク式だからといってセンター試験の過去問を使うのは危険です。近畿大学とセンター試験では聞かれ方が大きく異なるので、センター試験は用いずに近畿大学の過去問を5回以上は取り組みましょう。ここまで来れば十分得点できるようになっているはずです。

公募推薦入試と一般入試では難易度が少し変わるため、公募推薦入試対策では公募推薦入試の過去問を、一般入試では一般入試の過去問に取り組むようにしてください!

まとめ

①まずは「宇宙一分かりやすい高校物理」か「漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本」のどちらかで、物理の根本を理解しましょう。

②続いて「漆原の明快解法講座」か「良問の風」でパターン問題への解法を習得しましょう。この段階で、公募推薦入試に関しては最低限の得点を取れるはずです。

③さらに「重要問題集」か「全レベル問題集 物理3」で実力を安定させるようにしましょう。全ての問題に取り組む必要はないので、頻出の力学・電磁気と、苦手分野を重点的に進めましょう。

④最後は過去問を通して、近大の出題形式に合わせ、時間配分を考えて解いていきましょう。

初めから問題集をやったり、過去問を解いたりせず、「理解」を大事にしたうえで上記を参考に勉強を進めてください!以上が近畿大学の物理対策勉強法でした!ぜひ参考にしてください!

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