【理系数学編】甲南大学の入試対策・オススメ参考書

KONAN

はじめに

本記事では甲南大学の理系数学の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。甲南大学は兵庫県神戸市東灘区岡本に本部を置く日本の私立大学です。
キャンパスは岡本キャンパス・西宮キャンパス・ポートアイランドキャンパスの3つがあり、8学部14学科が設置されています。

学生数は9000人を超えています。関西の主な難関私立大学を指す産近甲龍の『甲』の部分を占めている大学です。偏差値としては47.5~62.5で、就職・進路決定率は約98.6%(2018年度)となっています。
甲南大学の偏差値・合格最低点の詳細についてはコチラ!

近年の甲南大学の理系数学の一般入試では前期・後期のほとんどの入試で数学が必須科目となっています。理系数学を採用している学部は理工学部・知能情報学部・フロンティアサイエンス学部です。出題形式はどの入試日程も同じであるため、過去問演習の際はさまざまな入試形式・古い年度のものも使用し、演習慣れをすることをオススメします。

甲南大学の理系数学では、受験する学科によって選択問題が存在します。
今回は、生物学科では必須となっており、物理学科を除く他の理系学部では選択問題とされている数学②について説明していきます。

概要

  • 試験時間:80分
  • 配  点:100~200点(学部・学科による)
  • 目標点 :80点
  • 問題数 :約8問(一題あたり1~3問)
  • 形  式:全て記述形式
  • 構  成:大問4題

傾向と対策

それでは今から甲南大学の理系数学の傾向と対策について紹介していきます。大問ごとに分野や範囲が年ごとにあまり決まっていないため、全体的な傾向に沿って具体的な対策を説明していきます。まずは、甲南大学理系数学にみられる大きな3つの特徴です。

  1. 難易度としては易しめであるが、一部に比較的何度の高い問題が出題される
  2. 近年、証明問題や図示問題の比率が高くなっている
  3. 私立大学としては珍しく数学Ⅲからの出題が少ない

以上の3点です。1つずつ説明していきます。

①難易度としては易しめであるが、一部に比較的何度の高い問題が出題される
他の私立大学入試と比較しても、基本的な内容の出題が多くなっています。そのため、教科書の章末問題や「基礎問題精講」シリーズに取り組みまずは基本的な内容をマスターし確実に得点に結びつけられるようにしましょう。

  
数学 基礎問題精講」の使い方はコチラ!
<特徴>
例題・精講・解答解説・演習問題が見開き1ページに掲載されている、非常に見やすいレイアウトの参考書です。精講とはその例題を解く際に必要な公式などが説明されている部分のことを指します。精講の部分を深く理解することで他の問題に応用する力を身につけることができます。

ただし、演習問題の解説が十分ではないといった欠点があるため、理解が不十分でないと感じた部分に関しては教科書や教科書レベルの内容をかみ砕いて説明した易しい解説系参考書などに戻って公式や解き方のパターンをもう一度確認するようにしましょう。

<使用時期>
前述したように解説が十分ではない部分があるため、高校数学初学者に適した参考書であるとは言い難いものとなっています。つまり学校で配られる教科書などを利用し、解法や公式を「覚えた」だけではなく「理解した」状態にしてからこの参考書に取り組むことが理想的です。したがって、具体的な使用時期としては2月から7月の6か月で3冊を完成させることをおすすめします。

②近年、証明問題や図示問題の比率が高くなっている
近年の甲南大学理系数学にみられる傾向として、証明問題や図示問題の出題の比率が高くなっていることが挙げられます。これらの問題には証明の手順・パターンを日頃から意識して取り組んでおくことが重要です。
証明問題に特化した参考書としておすすめできるのが「奥平禎の-数学証明問題が面白いほどとける本-数学が面白いほどわかるシリーズ-」です。


「奥平禎の-数学証明問題が面白いほどとける本」
<特徴>
高校数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ全ての範囲の中から証明問題が課される問題について解説されている参考書です。大学入試において頻出かつ典型的な14テーマが厳選され、掲載されています。数少ない、証明問題のみに特化した参考書のうちの1つです。

<使用時期>
証明問題は書き方のパターンを覚えることなどに多くの時間がかかります。よって、数学ⅠA~Ⅲの基本的な解法パターンを身につけたあとは、直ちに取り掛かるようにしましょう。
具体的な使用時期としては8月、9月の2か月で1冊を終わらせることが理想的です。

③私立大学としては珍しく数学Ⅲからの出題が少ない
一般的に、私立大学の理系数学では数学Ⅲからの出題割合が全体的に多くなっていますが甲南大学は数学Ⅲよりも数学ⅠAやⅡBからの出題の方が多くなっています。したがって、解法パターンを理解した後の演習も、数学Ⅲの演習に多く取り組むよりも数学ⅠAⅡBの演習位多く取り組んだ方が戦略的であると言えます。ここでは、「合格る計算-数学I・A・II・B」と「合格る計算-数学III-」をおすすめします。


合格る計算数学ⅠA・ⅡB」の使い方!


合格る計算-数学Ⅲ-」の使い方!
<特徴>
インプットした解法パターンを即座に思い出し、得点につなげるための演習を積むことができる参考書です。各テーマごとに「例題」を通して計算のコツが丁寧に解説されており、類題演習を通して計算力を定着させることができます。

「正しい方法」とともにムダの多い、つい受験生がやってしまいがちな方法も紹介されています。比較することで違いがハッキリわかるようになっています。
「ここがツボ!」で示されたポイントを「重要ポイントチェック」でスピーディーに確認することができるようになっています。

<使用時期>
前出の「基礎問題精講」シリーズで身につけた解法パターンを即座にアウトプットできるようにするために使います。赤本演習に取り掛かる前に、スピーディーに解法を思い出せるようにしておきましょう。

具体的な使用時期としては10月~12月の3か月で2冊を完成させることが理想的です。そのあとは、「赤本」に取り組み、より実践的な演習を積んでいきましょう。


「甲南大学の赤本」
<特徴>
実際に甲南大学で出題された問題が3年分掲載されています。合格者の最低点などの入試情報が掲載されていることも大きな特徴の一つです。

<使用時期>
12月から入試本番に向けて取り組みはじめるのが理想的です。
ただ、実際には赤本をどの時期にどれぐらいやるべきかは受験生の現在の実力等によって異なります。自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

まとめ

※2月から受験勉強を始めた際の年間スケジュール

大問ごとの傾向と対策について紹介してきましたが、1年間の勉強の流れとしては上記の流れになります。まず始めるべきは数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bの基本的な問題の解き方のパターンのインプットです。いずれも1度で終わらせず、何度も復習するようにしましょう。その後、それぞれの演習系の参考書を用いて何度も実戦演習をし、冬以降は赤本の演習に取り組める状態にしましょう。

また、先の参考書で疑問点などが生じた場合は解説を読んで「分かった気」にならず前の講義系参考書や教科書などに戻って公式などの再理解をすることも大切です。そして、冬にかけて甲南大学の赤本を用いてより実践的な演習を積むようにしましょう。

ぜひ参考にして甲南大学の数学の目標点である80点以上を取れるようにしましょう。
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