【科目別】甲南大学の入試傾向・難易度の変化まとめ

更新日: (公開日: KONAN

この記事では甲南大学の入試問題の傾向について科目毎に過去2年間で比較してまとめています。
この記事を読めば以下の悩みが解消されます。

  • 難易度は向上しているのか?
  • 出題形式は変わったのか?
  • 入試傾向にあったオススメ勉強法は?

上記のような悩みを抱えた甲南大学志望者は是非参考にして下さい。
甲南大学の入試傾向や特徴にあった受験勉強をして志望校に合格しましょう!

【英語】入試傾向・難易度

それでは英語の入試傾向の変化について紹介していきます。
甲南大学の英語の入試傾向には、特に例年と大きな変化は見られません。難易度、問題形式ともに毎年非常に安定しています。今年度も大きな変化はないことが予想されます。以下の記事を参考に、適切な対策をしましょう。

それでは年度ごとの入試傾向・難易度について見ていきましょう。

2020年度

最初に、2020年度の入試傾向について話します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:文系学部:80分
      理系学部:70分
・解答形式:文系学部:マーク形式+記述
      理系学部:マーク形式のみ
・問題構成:大問5題
大問[1] 読解(同意表現、空所補充、内容真偽)(英文和訳・文系学部のみ)
大問[2] 読解(同意表現、空所補充、内容真偽)
大問[3] 読解(同意表現、内容真偽)
大問[4] 会話文(空所補充)
大問[5]英作文(自由英作文・50語・文系学部のみ)

例年通り、長文読解が3題、会話文1題と英作文という構成でした。問われている内容も例年と比べ特に変化はありません。文系学部の受験者は英文和訳・自由英作文があることが甲南大学の英語の特徴です。

難易度

英文・設問のレベルは標準的で、非常に解きやすい良問と言えます。文章の内容を問う問題は段落が指定されているため、根拠となる部分が探しやすいです。同意表現を問う設問でも選択肢の語句が難解なものが少なく、標準的なレベルのものがほとんどです。

文系学部で出題される、和訳・英作もともに標準的なレベルで、難解な表現も少ないため非常に解きやすいものとなっています。
しかし、問題の量がやや多く、試験時間内に読解3題、会話文、文系学部の場合は英作文を書かなければいけないため、決して簡単な試験とは言えません。制限時間内に解き切るトレーニングを積み、正確に素早く解答できるようにしておきましょう。

2019年度

次に2019年度の入試傾向について話します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:文系学部:80分
      理系学部:70分
・解答形式:文系学部:マーク形式+記述
      理系学部:マーク形式のみ
・問題構成:大問5題
大問[1] 読解(同意表現、空所補充、内容真偽)(英文和訳・文系学部のみ)
大問[2] 読解(同意表現、内容真偽)
大問[3] 読解(同意表現、空所補充、内容真偽)
大問[4] 会話文(空所補充)
大問[5]英作文(自由英作文・50語・文系学部のみ)

2019年度も例年通り、長文読解が3題、会話文1題と英作文という構成でした。問われている内容も例年と比べ特に変化はありません。

難易度

出題傾向と同じように、難易度にも大きな変更点はなく、2019年度も標準レベルからの出題となっています。どの年度でも、問題量の多さが一番注意すべき点です。素早く正確に、制限時間を意識して解けるように準備しましょう。志望する学部によっても差はありますが、75%~85%が合格ラインとなります。

甲南大学の英語の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【英語編】甲南大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。

【国語】入試傾向・難易度

次に国語の入試傾向・難易度の変化について紹介していきます。
甲南大学の国語も、出題形式・傾向ともに安定しています。漢字の書き取り、口語訳、内容説明、箇所指摘といった記述式の問題が含まれていることが特徴です。

現代文は評論分からの出題で、哲学・文化論・社会科学などについての文章が多く、読みやすい内容となっています。古文は中古・中世を中心に幅広いジャンルから出題されます。2題とも設問はオーソドックスなものとなっており、全体的に解きやすい問題です。

2020年度

次に2020年度の入試傾向について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:70分
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:入試方式によって異なる

【3科目型】大問2題
大問[1]現代文【評論】(書き取り、読み、内容説明・10字他、内容真偽、慣用表現、箇所指摘、空所補充)
大問[2] 古文【物語絵巻】(人物指摘、内容説明、文法、語意、箇所指摘、内容真偽)

例年通り、現代文1題、古文1題の構成となりました。現代文の題材は哲学についての文章で、使用されている言葉も分かりやすく、読みやすいです。古文は物語絵巻からの出題で、文量や設問の傾向も例年通りとなっています。慣用表現、語意などの言葉の知識が問われる問題が見られました。

難易度

難易度に関しても例年通り、長さ・レベルともに標準レベルとなっています。文量の短い古文を30分でこなし、残りを現代文に充てる事が出来ればバランスのいい時間配分となります。

現代文は確実な読み方を身に着けるために、解答に至るまでの思考プロセスを重点的に鍛え、古文は文法の基本事項、基本古語・古文常識を身に着けていれば充分に得点できる難易度となっています。漢字の読み・書きが選択式ではなく記述式になっていますが、確実に得点したいところなので、常用漢字はしっかり習得するようにしましょう。

2019年度

次に2019年度の入試傾向について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:70分
・解答形式:マーク形式+記述式
・問題構成:入試方式によって異なる

【3科目型】大問2題
大問[1]現代文【評論】(書き取り、読み、内容説明・10字他、内容真偽、箇所指摘、空所補充)
大問[2] 古文【説話】(内容説明、文法、箇所指摘、口語訳・15字)

問題構成、傾向ともに例年と変化はありません。設問の傾向も非常にオーソドックスで、解きやすい構成となっています。
現代文の題材は2019年度も哲学的な内容でした。「言葉」に関する内容となっており、2020年度の問題と近しいものとなっています。古文も文量・設問の傾向ともに例年通りです。

難易度

難易度に関しても全体的に例年通りとなっています。古文の分量が若干多いですが、そこにとらわれずに、設問を参考にしながら解いていくことで、時間をかけすぎることなく取り組むことが出来るでしょう。問われている内容も標準的なものが多く、文法などの基本事項、基本的な読み方・解き方のプロセスを踏むことができれば得点が見込めます。

甲南大学の国語の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【国語編】甲南大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。

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【日本史】入試傾向・難易度

次に日本史の入試傾向と難易度について説明していきます。
日本史は文化史、社会・経済史が重視される傾向にあります。全体的に史料問題が頻出なので、対策必須です。選択法だけでなく、記述、正誤法での出題もあるため、比較的難易度の高い科目となっています。

時代やテーマ、分野全てにおいて幅広く出題されますが、基本的には時代縦断型のテーマ史がメインとなっています。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:選択・記述・正誤
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式+記述
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1] 古代~近世の産業の発展(選択・記述)
大問[2] 近現代の経済史(選択・記述)
大問[3] 近世~現代の文化(正誤)

古代から現代まで、幅広い時代からの出題となりました。産業・経済・文化とテーマごとに分かれています。2018年度、2019年度には見られなかった正誤法の問題が出題されました。

難易度

難易度は全体的には例年通りですが、2018年度、2019年度と比べると正誤問題が入っている分得点しにくいでしょう。語句のみを暗記するのではなく、歴史の流れを全体的にとらえ、因果関係を意識しながら学習していく必要があります。使用されている語句は聞き覚えのあるものが多いため、教科書をしっかり網羅していれば問題なく取り組めるでしょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:選択・記述
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式+記述
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1] 古代・中世の書物(選択・記述)
大問[2] 室町~明治時代の日中関係(選択・記述)
大問[3] 鎌倉~大正時代の史料(選択)

例年と同じく、幅広い時代の範囲からテーマに沿って出題されました。2020年度に出題されていた正誤問題はありませんでしたが、史料問題を前面に押し出した問題構成となりました。

難易度

例年と同じように、問題内容の大半は教科書からの出題でした。しかし、史料の割合が高く、文中の穴埋めをさせる問題があるなど、史料を苦手とする多くの受験生にとってはかなり難易度が高く感じられたかもしれません。教科書や史料集に掲載されている史料にしっかりと目を通し、時代背景などの周辺知識を抑えることができていれば、総じて標準レベルの難易度であると言えます。

甲南大学の日本史の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【日本史】甲南大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。

【世界史】入試傾向・難易度

次に世界史の入試傾向と難易度について説明していきます。甲南大学の世界史は、マーク形式と記述形式を併用しています。例年、最後の大問は小問集合問題が出題されています。地図問題も非常に多く見受けられます。

大問⑴⑵では、ヨーロッパ史、アジア史を中心とした出題、小問集合は広範囲からの出題という傾向があります。中近東・イスラーム史関連の出題も比較的に多い傾向があります。問われる時代も非常に幅広く、第2次大戦以降を含む20世紀史が大問で問われることもあります。

分野別でみると、政治史が中心とはなっていますが、文化史、社会経済史が出題されていることもあるため、充分に準備しておく必要があります。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式+記述形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1] 中世の西ヨーロッパ史(選択・記述)
大問[2]20世紀の東南アジア史(選択・記述)
大問[3]全範囲からの小問集合(選択)

例年通り、[1][2]はヨーロッパ・アジア史、[3]は小問集合という形になりました。[1][2]では地図問題も出題されており、詳細な地理的知識を持っているかどうかが試されています。

難易度

甲南大学の世界史の難易度は基本的には教科書レベルの内容となっています。一部難しい問題も見られますが、消去法によって解答できるものが多いです。地図問題が頻出であることや、出題される時代の範囲が幅広いことから、得点差が出やすいテストだと言えるでしょう。解ける問題から解き、余った時間で残りに当たりましょう。さらに、消去法も活用する事で効率よく得点することが出来るでしょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式+記述形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1] 第1次世界大戦後の国際協調の進展(選択・記述)
大問[2]前近代の中国史(選択・記述)
大問[3]前近代のインド以西の小問集合(選択)

例年通り、[1][2]はヨーロッパ・アジア史、[3]は小問集合という形になりました。[1]で地図問題が出題され、[2]では史料が用いられました。18年度、20年度とは違い、小問集合の範囲が限定されていることも特徴的です。

難易度

難易度も例年通りでした。史料が用いられたと言っても、難易度に大きく影響するわけではありませんでした。中国史の記述問題は普段から書く練習をしていない人にとってはかなりの難問かもしれません。記述対策として、書く練習は必ず行いましょう。

甲南大学の世界史の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【世界史】甲南大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。

【数学】入試傾向・難易度

次に数学の入試傾向と難易度について説明していきます。甲南大学の数学は理系数学・文系数学で傾向に差があります。

理系数学は全問記述式で、証明問題が出題されることもあります。数学①と数学②に分かれており、数学①は〈数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B〉からの出題、数学②は①から数学Ⅲを除いた範囲からの出題となっています。単年で見ると偏った分野に偏りがあるように見えますが、数年を通してみると幅広い分野からの出題となっています。数学②は理工学部生物学科を受験する生徒のみの試験です。

文系数学は空所補充方式と記述式の両方があります。[1]が空所補充形式、[2]が過程も答える記述方式となっています。出題範囲は〈数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B〉です。[1]はほぼすべての範囲を含んだ小問集合問題で、[2]は円と直線を中心とした図形問題、微分積分法などが出題されています。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:受験方式によって異なる

理系数学:数学①〈Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B〉、数学②〈Ⅰ・Ⅱ・A・B〉
文系数学:〈Ⅰ・Ⅱ・A・B〉

・試験時間:受験方式によって異なる
理系学部:80分
文系学部:60分

・解答形式:受験方式によって異なる
理系学部:記述式
文系学部:空所補充、記述式

・問題構成:受験方式によって異なる
理系学部:大問4題

数学①
大問[1]2次関数
大問[2]高次方程式
大問[3]指数関数
大問[4]微分法

数学②
大問[1]~[3]数学①と同じ
大問[4]ベクトル

文系学部:大問2題
大問[1]小問4問
大問[2]微分法
例年通りの問題構成となりました。理系数学では証明問題が2題出題されました。

難易度

理系数学、文系数学ともに例年と変化はありませんでした。理系数学は基本レベルの問題をベースとし、範囲を融合させた問題や論理的解答力を問う証明問題が出題されています。全体的に基本レベル~標準レベルと言えます。文系数学は教科書の章末問題レベルの難易度で、教科書の問題を十分に演習することで対応可能な難易度となっています。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:受験方式によって異なる
理系数学:数学①〈Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B〉、数学②〈Ⅰ・Ⅱ・A・B〉
文系数学:〈Ⅰ・Ⅱ・A・B〉

・試験時間:受験方式によって異なる
理系学部:80分
文系学部:60分

・解答形式:受験方式によって異なる
理系学部:記述式
文系学部:空所補充、記述式

・問題構成:受験方式によって異なる

理系学部:大問4題
数学①
大問[1]数と式
大問[2]ベクトル
大問[3]場合の数
大問[4]式と曲線

数学②
大問[1]~[3]数学①と同じ
大問[4]集合と論理

文系学部:大問2題
大問[1]小問4問
大問[2]図形と方程式
特に傾向に変化はありませんでした。文系数学では、微・積分法ではなく図形問題が出題されました。

難易度

難易度も全体的に例年と変化はありません。理系数学①においては証明問題がなかったので、差の付きづらいテストになったと言えるでしょう。

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【物理】入試傾向・難易度

次に物理の入試傾向と難易度について説明していきます。甲南大学の物理は、大問3問構成が定着しています。毎年力学・電磁気からの出題に加え、波動・熱力学のいずれか一方から出題される傾向があります。

空所補充・論述・描図の混合問題となっています。公式を使って解く応用問題よりも、公式や法則を導出したり変形したりする問題がよく出題されています。実験をテーマにした問題は頻出です。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:80分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問3題

大問[1]力学(論述あり)
大問[2]電磁気
大問[3]波動
例年通りの問題構成となりました。大問[1]で論述問題、大問[2]で式を導出される問題が出題されました。

難易度

全体的に基本~標準レベルの難易度となっています。教科書内容が上手くまとまっていたり、身近な題材を取り入れた問題が出題されました。論述問題で時間を取られすぎないよう注意しましょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:80分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問3題

大問[1]力学
大問[2]電磁気(描図・論述)
大問[3]電磁気(論述)

2019年度は電磁気から2題出題されました。論述・描図問題の割合が例年よりも高くなっています。

難易度

問題の難易度は例年通りですが、論述・描図が多いため、対策が不十分な生徒は解答しにくく感じるでしょう。文章を論理的に、かつ分かりやすくまとめれる必要があります。一つ一つの事象に対して、原理等を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

【化学】入試傾向・難易度

次に化学の入試傾向と難易度について説明していきます。
甲南大学の化学は、理論に重点を置いた問題構成となっています。ここ3年間、全ての大問で理論分野の問題が出題されています。解答の形式は記述式を中心に、計算問題も多数出題されています。描図問題が出題されることもあり、多彩な問題形式に対応できるよう対策する必要があります。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:80分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問4題

大問[1]無機・理論(論述・計算)
大問[2]無機・理論(計算・論述)
大問[3]理論(論述・計算)
大問[4]有機・理論(計算)

2020年も例年通り、理論を中心とした出題形式となりました。全ての大問で計算問題が出題されています。

難易度

全体的に教科書に記載されている内容に対して、標準的な問い方がなされている問題がほとんどです。大問間、設問間の難易度の差が大きいので、解く順序には気を付けなければいけません。2020年度の問題は、[1][4]が比較的易しいので、そこからとりかかるのがオススメです。[2]が、得点差がつく問題となっています。[1][4]を確実に正答できる力を先に身に着け、より難しい、応用が必要な問題の対策に時間をかけれるようにしましょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:80分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問4題

大問[1]理論(論述・計算)
大問[2]理論(計算・描図)
大問[3]理論(論述・計算)
大問[4]有機・理論

2019年も例年通り、理論分野を中心とした問題構成となりました。2019年度は描図問題が出題されています。

難易度

例年通り、教科書レベルの内容に対して標準的な問いがなされている問題構成でした。2020年度同じく、[1][4]が比較的易しいので、そこからとりかかるのがオススメです。[2]が、グラフを記入する必要のある比較的難しい大問となっています。

【生物】入試傾向・難易度

次に生物の入試傾向と難易度について説明していきます。
甲南大学の生物は、代謝や遺伝情報からの出題が多いですが、ここ数年で見ると全分野から出題されており、複数の分野に関する総合問題が出題されることもあります。

空所補充や生物用語の知識を問う問題の他、論述問題や計算問題が出題されます。実験考察問題や描図問題が出題されることもあり、出題形式は多様です。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:80分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問4題

大問[1]体内環境、進化・系統(論述)
大問[2]体内環境(論述)
大問[3]細胞、代謝(論述・計算)
大問[4]細胞、遺伝情報(論述・計算)

2020年度は、主に体内環境・細胞からの出題となりました。細胞の範囲に複合問題として代謝・遺伝情報が出題されている形です。全ての大問で論述問題が出題されました。

難易度

論述問題が多いため、時間配分に気を付ける必要がありますが、全体的な難易度はそこまで高くありません。基本的な事項について、自分の言葉で説明できるようにする練習をして対策しましょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし
・試験時間:80分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問4題

大問[1]生殖・発生、細胞(論述)
大問[2]代謝、植物の反応(論述)
大問[3]代謝、遺伝情報(計算)
大問[4]生態(論述)

2019年度は、代謝を中心とした出題となりました。論述や計算問題の割合も例年通りとなっています。

難易度

例年と同じく、空所補充問題や用語を答える問題は基本的なものが多いです。論述や計算問題で、語句の知識を使いこなせるかどうかを試されるテストとなっています。総じて、例年通りの難易度と言えます。自分の言葉で用語の意味や、仕組みを説明できるように対策してください。

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