【国語編】明治学院大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: MEIJI-GAKUIN

はじめに

本記事では明治学院大学の国語の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。明治学院大学は関東圏の中堅私大と称される「成成明学」の「明学」の部分に位置します。

東京都に1キャンパス、神奈川県に1キャンパスを擁し、6学部16学科で約1万2千人の学生が学ぶ大学となります。偏差値としては55前後で、就職率は約96%となっています。

明治学院大学の国語は学部日程毎に出題される問題が多少異なりますが、出題形式などは同じなため、学部日程別に分ける必要はなく、他学部の過去問を使用した演習を行っても問題ありません。

概要

社会・文・経済・法・国際・心理・全学部 

  • 試験時間:60分
  • 目標点 :8割
  • 形  式:記述式
  • 構  成:大問3題

大問[Ⅰ] 現代文
大問[Ⅱ] 漢字問題
大問[Ⅲ] 古文

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傾向と対策

それでは今から明治学院大学の国語の入試傾向と対策について紹介していきます。

大問[Ⅰ]現代文

大問[Ⅰ]の現代文では評論、随筆、小説などの文章から1題問題が出題されます。主に空所補充や内容説明問題などが問われます。
明治学院大学の国語は記述式で答える問題が多いため、苦労しますが本文をしっかりと読み取り、主張やポイントを捉えることができれば対応することができます。

まずは文章読解や主張をしっかり捉えるために、「現代文の解法 読める!解ける!ルール36」、「現代文読解基礎ドリル」を使用して、現代文の解き方、読解の基礎を身に付けます。


現代文の解法 読める!解ける!ルール36」の使い方!
<特徴>
この参考書の特徴としては現代文の読み方、解き方に特化したインプット参考書となっています。

<使用時期>
入試初期に使用しましょう。使用ペースとしては、1日各単元2ずつ行い、1ヶ月で二周は行うようにしましょう。使用方法としては、各単元のルールで学んだことを意識して問題を解くようにしましょう。

ここでのインプットが今後の現代文の読解において重要になるため、確実に理解し、読解法をインプットしましょう。


現代文読解基礎ドリル」の使い方!
<特徴>
この参考書の特徴としてはより実践的に現代文の読解について学ぶことができる点です。またセクション毎に分けられているので、取り組む際もセクション毎に進めることができる参考書となっています。

<使用時期>
入試初期に使用しましょう。使用ペースとしては基本的に1日1章ずつ行い、約2ヶ月ほどで完成させるようにしましょう。

使用方法としては、各章毎の解説を読み、演習を行う。問題を解くときに、大事だと思う文に線などを引いたり、抽象具体、対比などに線を引くようにしましょう。

そして線を引いた箇所を解答解説などを見て重要な箇所に線を引けたか、抽象具体、対比などは間違っていなかったかなどを確認するようにしてください。また現代文の解法で学んだこともこの演習で活用し、アウトプットしていきましょう。

ここまでが現代文の読解法の学習となります。次に使用する参考書から本格的な現代文の演習を行っていきます。
主に「入試現代文へのアクセス基礎編」「入試現代文へのアクセス発展編」「現代文ポラリス1」「赤本」等を使用し、演習をこなしていきます。

 
入試現代文へのアクセス」の使い方!
<特徴>
この参考書の特徴としては本文解説と設問解説が分けられている点です。本文解説と設問解説が分けられていることによって、文章を正しく読めていたのかなどを本文解説で確認することができます。

<使用時期>
5月~7月まで使用しましょう。1日1題のペースで行いましょう。
使用方法としては各テーマを意識しながら演習を行う。本文解説で確認してから設問解説を確認する。その際に、設問の正答数は重要ではありますが、正しく文章を読むことが出来たか、理解できていたかに重点をおいて演習するようにしましょう。また、ここでの演習は時間を計らずに現代文の解法や現代文読解基礎ドリルで学んだことを丁寧にアウトプットしていきましょう。


「柳生好之の現代文ポラリス1」
<特徴>
この参考書の特徴として解説な丁寧な点です。また要約の練習ができたり、入試本番レベルの実践的な演習を行うことができる参考書となっています。

<使用時期>
10月~11月まで使用しましょう。1日1題のペースで行いましょう。使用方法としては問題を解き、答え合わせをします。また最低でも2周は演習を行うようにしてください。

次に読解以外の部分において重要なのが現代文の単語、キーワードになります。それらを学ぶための参考書として、「読解を深める現代文単語評論・小説」が挙げられます。


「現代文単語」
<特徴>
この参考書の特徴としては4章構成となっており、評論だけでなく、小説の重要語も掲載している点です。またアウトプットも充実しているため、この一冊で現代文の重要語を身に付けることができます。

<使用時期>
9月~試験本番まで使用しましょう。1週間に100語のペースで行いましょう。使用方法としては始点固定方式で1~100、1~200、1~300と必ず始点は1~に固定して進めていきましょう。またしっかり単語の意味や使われ方なども覚えましょう。


「明治学院大学の赤本」
<特徴>
この参考書の特徴としては明治学院大学の過去問が掲載されています。

<使用時期>
11月~入試本番にかけて行うようにしましょう。
ただ、実際には赤本をどの時期にどれぐらいやるべきかは受験生の現在の実力等によって異なります。
自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

大問[Ⅱ]漢字問題

大問[Ⅱ]では漢字問題が出題されます。書きと読みの両方が問われるため、両方ともしっかり覚えておく必要があります。出題される漢字レベルは一般的な漢字問題集で対応できるレベルとなっています。

漢字問題に対応するためのオススメの参考書としては「TOP2500」が挙げられます。


「TOP2500」
<特徴>
この参考書の特徴としては漢字と現代文用語の両方を学習できる点です。漢字編では読み取り、書き取りの問題が収録されているため、どちらの学習も行うことができ、また漢字の意味も記載されているため、意味問題の学習にも役立てることができます。

<使用時期>
9月~試験本番まで使用しましょう。1週間に200語のペースで行いましょう。
使用方法としては始点固定方式で1~200、1~400、1~600と必ず始点は1~に固定して進めていきましょう。

大問[Ⅲ]古文

古文では、空所補充、内容説明、意味問題、主語問題、現代語訳問題などが出題される傾向にあります。明治学院大学の古文は有名作品からの出題が多いことが特徴です。そして本文をしっかり理解できるかが合否を左右します。そして古文読解において重要なことは、古典文法、古文単語、読み方の三つが特に重要になります。

古典文法

当然なことではありますが、古典文法は文章を読むために重要になります。また現代語訳の問題が出題されるため、古典文法を理解しておかないと正答することができないため、古典文法を完璧にしておく必要があります。その古典文法を学ぶために「八澤のたった6時間で古典文法」を使用し、古典文法についての知識をインプットしていきましょう。

<特徴>
本書は古典文法を「参考書×映像授業」の形で学べる革新的な参考書となっています。
講義動画だけではなく暗記事項と練習問題もまとめられているので、古文が苦手な受験生でもイチから高速学習できる参考書となっています。

<勉強ペース>
・1〜2ヶ月で終わらせるようにしましょう。
・毎週1〜2章で全9章を終わらせるようにしましょう。

参照:「八澤のたった6時間で古典文法」の正しい使い方
購入ページ:「八澤のたった6時間で古典文法

古文単語

古文は英語と同じように単語の意味が分からなければ、文章を読むことができません。そのため、古文単語は必ず完璧に覚えるようにしてください。また現代語訳問題や意味問題の対策にもなるため完璧に覚えるようにしましょう。古文単語を覚えるために「古文単語330」を使用し、古文単語をインプットしましょう。


「古文単語330」
<特徴>
この参考書の特徴としてはKeyとPointの解説の部分で古文単語について理解することができる点や図解やイラストからも古文単語について学ぶことができる点などがあります。また古文常識も記載されているため、この一冊で古文基礎を身に付けることができる参考書となっています。

<使用時期>
入試初期~試験本番まで使用しましょう。1週間に45語のペースで行いましょう。
使用方法としては始点固定方式で1~45、1~90、1〜135、1~180と必ず始点は1~に固定して進めていきましょう。また使用するにあたり、KeyやPoint、イラストなどを使用し、古文単語をインプットしていきましょう。

古文読解

古典文法や古文単語のインプットが完成したら、本格的に古文の読み方について学んでいきます。古文を読むためには、主語の発見、人物整理、主体客体の取り方など古文を正しく読む力が必要になります。また主語問題が出題される傾向にあるため対策にも繋がります。古文読解を学ぶために「図解古文読解講義の実況中継」を使用し、古文の読み方、読解を学習してください。


図解古文読解講義の実況中継」の使い方!
<特徴>
この参考書の特徴としては85個のワザを用いて古文読解に関する知識を学ぶことができる参考書となっています。

<使用時期>
入試初期~入試中期まで使用しましょう。使用ペースとしては1ヶ月から2ヶ月で完成させるように行いましょう。使用方法としては各章を順に演習していきましょう。そして、入試問題に挑戦という項目では、各章で学んだワザを活用し、読解していきましょう。

古文演習

古典文法、古文単語、古文読解の三つを学習したら、次に実践演習を行っていきます。「古文上達基礎編読解と演習45」、「古文ポラリス1基礎レベル、古文ポラリス2標準レベル」、「赤本」を使用し、実際の古文の問題を解いていきます。

演習する際は、「望月光の古文教室古典文法編」、「古文単語330」、「図解古文読解講義の実況中継」で学んだ知識を活用し、アウトプットしてください。


古文上達 基礎編 読解と演習45」の使い方!
<特徴>
この参考書の特徴としては古典文法と古文読解の両方の演習を行うことができる参考書となっています。また古文演習のはじめの演習教材としてオススメの一冊です。

<使用時期>
入試中期に使用しましょう。使用ペースとしては1日1〜3題ほどのペースで演習を行いましょう。
使用方法としては集中講義を読み、練習問題、実践問題と演習を積んでいきましょう。また実況中継で学んだ知識を活用しながらアウトプットしていきましょう。


古文ポラリス」の使い方!
<特徴>
この参考書の特徴としては解説がとても詳しくわかりやすい点です。本文解説、設問解説、イントロ、重要文法、論旨展開など様々視点から古文読解の解説を行ってくれている参考書なため古文が苦手な人にとてもオススメの一冊となっています。

<使用時期>
使用時期は9月~10月にかけて行うようにしましょう。
使用方法は、まず問題を解きます。次に設問解説で答え合わせを行います。そして論旨展開で自分の読解は正しかったか、内容をしっかり理解できていたのかなどを確認し、本文解説や重要文法に目を通していきましょう。


「明治学院大学の赤本」
<特徴>
この参考書の特徴としては明治学院大学の過去問が掲載されています。

<使用時期>
11月~入試本番にかけて行うようにしましょう。
ただ、実際には赤本をどの時期にどれぐらいやるべきかは受験生の現在の実力等によって異なります。
自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

まとめ

まず始めるべきは現代文は現代文の読解の学習、古文は古文単語、古典文法覚えることです。古文単語を週45語ペースでまわすようにしましょう。

その後、読解法を用いた実践演習と漢字、古文単語を並行して進めるようにしましょう。この際も、身に付けた読解法をアウトプットしてください。

そして、冬にかけて明治学院大学の赤本を用いてより実戦的な演習を積むようにしましょう。ぜひ参考にして明治学院大学の国語の目標点である8割以上を取るようにしましょう。

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