【明治学院大学の文系数学】入試傾向・対策・勉強法・合格法

更新日: (公開日: MEIJI-GAKUIN

はじめに

本記事では明治学院大学の文系数学の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。
明治学院大学は東京都港区白金台に本部を置く日本の私立大学です。キャンパスは白金キャンパスと横浜キャンパスの2つで、6学部16学科が設置されています。

12000人を超える学生が在籍しています。首都圏の有名私立大学を指す成成明学の『明学』の部分を占めている大学です。偏差値としては52.5〜65.0で、就職・進路決定率は89.6%(2018年度)となっています。

近年の明治学院大学の一般入試では、全ての学部・学科で文系数学を選択することができます。出題形式はマークシート方式のみのものとマークシート方式と記述式が併用されているため、自分の受験する予定のある入試日程の出題形式を理解したうえで受験勉強を進めていくようにしましょう。今回は、全学部日程入試について紹介します。

試験概要

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :8割
  • 問題数 :約15問(マークシートは空欄1つを1問と換算)
  • 形  式:マークシート方式・記述式併用
  • 構  成:大問2題

2019年度
大問Ⅰ:小問集合(1)数列(2)積分(3)整数
大問Ⅱ:円と直線、積分

大問[1]について

大問[Ⅰ]は例年、小問集合となっています。出題範囲としては数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの内容からまんべんなく出題されることが多くなっています。2019年度は(1)数列、(2)積分、(3)整数が出題されました。この出題範囲の広さが示している通り、毎年さまざまな分野から出題されています。難易度としては標準からやや易しいものが多くなっています。

特徴として、マークシート方式で解答するため採点者に途中の課程を示すことができないといったことが挙げられます。よって計算ミスなどのケアレスミスをしてしまうと命取りになります。日頃の演習の段階から小さなミスにも注意するようにしましょう。

学校の授業内容(教科書)が全く分からないと感じている人、初学者の人はまず学校の教科書レベルの知識を理解するために「初めから始める数学」シリーズ(Ⅰ・A・Ⅱ・B)に取り組みましょう。

 
初めから始める数学」の使い方!
<特徴>
同目的の他の参考書と比べて解説量が2倍以上あること、解説が噛み砕いて丁寧に説明されていることなどから、数学に対して苦手意識を持っている人や高校数学初学者にもやさしく、分かりやすい参考書となっています。

説明文が話し口調で書かれているため親しみやすいという点も大きな特徴の1つです。この参考書は問題集ではないため、問題数がそれほど多くはありません。問題演習を目的とする参考書ではないため、解き方のパターンをインプットした後は(または並行して)問題集に取り組むことをおすすめします。

<使用時期>
高校数学・学校の教科書・授業内容が全く理解できない状態で受験勉強を始めるのであれば、受験勉強開始と同時にこのシリーズの数学Ⅰに取り組み始めましょう。2月から受験勉強を始める場合は、2月に数学Ⅰ、3月に数学Aといったように1か月に1冊を完成させるイメージで進めていくと5月までの4か月で終わらせることができます。

「初めから始める数学」シリーズを使って基礎知識をインプットした後は、学校の教科書などと並行してチャート式数学ⅠA・ⅡBを使って問題演習を積み、入試基礎レベルを固めましょう。

 
チャート式数学ⅠA・ⅡB」の使い方!
<特徴>
黄チャートは、日東駒専や産近甲龍などの中堅私立大学からMARCHや関関同立などの難関私立大学文系と国公立大学文系レベルをカバーしている参考書です。そのため、教科書や定期試験レベルの問題から入試の基礎レベルへの橋渡しとなる役割を果たすことが期待されます。

例題と解説、重要な公式やチェックポイントが1ページにまとめられているという見やすいレイアウトと、数学ⅠAは837題、数学ⅡBは1160題という圧倒的な問題数が大きな特徴の1つです。この問題数を数周繰り返すことによって、本番の試験の時に必要なスピードを身に付けることができるでしょう。

<使用時期>
前述したように学校の定期試験から日東駒専や産近甲龍などといった中堅私立大学レベルへ引き上げるための参考書となっているため、学校で配られる教科書などを利用し、解法や公式を「覚えた」だけではなく「理解した」状態にすることを目的としてこの参考書に取り組むことが理想的です。具体的な使用時期としては、問題数が多いため6,7月の2カ月をかけて数学ⅠA、8,9月の2か月で数学ⅡBに取り組むことで理解の穴がない状態をつくることが望ましいです。

大問[2]について

大問[2]は1つのテーマが独立して出題されることが多く、2019年度は積分、2018年度は微分が出題されました。過去の出題から見ても微積の範囲からの出題が多くなっています。

そのため、微積の分野の演習量を増やすことが効率よく得点を重ねる方法であると言えます。その際におすすめしたいのが「数Ⅱの微分積分が面白いほどわかる本」です。


坂田アキラの数Ⅱの微分積分が面白いほどわかる本」の使い方!
<特徴>
数学Ⅱ全ての範囲の中から微分積分が課される問題のみにフォーカスして解説されている参考書です。大学入試において頻出かつ典型的な問題が厳選され、掲載されています。

<使用時期>
微分・積分の範囲は解き方のパターンのインプットに多くの時間がかかります。よって、数学Ⅱの微分・積分の範囲の基本的な解法パターンを身につけたあとは、直ちにこの参考書に取り掛かるようにしましょう。具体的な使用時期としては10月の1か月で1冊を終わらせることが理想的です。

数学ⅠAとⅡBについて苦手意識を感じる範囲がなくなり、ある程度のスピード感と正確性が身についたら、秋ごろから「明治学院大学の赤本」に取り組み、本番を意識した演習をするようにしましょう。


「明治学院大学の赤本」の使い方!
<特徴>
実際に明治学院大学全学部統一日程入試で出題された問題が掲載されています。問題や解答例だけではなく合格者最低点などの入試情報が掲載されていることも大きな特徴の一つです。

<使用時期>
秋以降の11月ころから入試本番に向けて取り組みはじめるのが理想的ですが、まだ解法のパターン暗記に不安を感じる受験生は、焦ることなく、前出の参考書に戻って演習量を積み、自分の弱点を確実につぶしていくようにしましょう。

勉強スケジュール


※2月から受験勉強を始めた際の年間スケジュール

大問ごとの傾向と対策について紹介してきましたが、1年間の勉強の流れとしては上記の流れになります。

まず始めるべきは数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bの基本的な問題の解き方のパターンのインプットです。教科書やそれに準ずる参考書を用いて,理解に穴を作らないようにしましょう。いずれも1度で終わらせず、何度も復習することが最も大切です。その後、それぞれの演習系の参考書や同じ形式であるセンター試験の過去問集などを用いて何度も実戦演習をし、秋以降はスムーズに赤本の演習に取り組んでいけるようにしましょう。

また、先の参考書で疑問点などが生じた場合は解説を読んで「分かった気」になるのではなく、前のレベルの講義系参考書や教科書などに戻って公式などの再理解をすることも大切です。

そして、冬にかけて明治学院大学の赤本を用いて時間配分などを意識しながらより実践的な演習を積むようにしましょう。
以上の説明を参考にして明治学院大学の数学の目標点である8割以上を取れるように計画を立てて勉強を進めるようにしましょう。

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