【日本史編】青山学院大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) AOYAMA-GAKUIN
はじめに
本記事では【青山学院大学の日本史】入試傾向、対策、勉強法について紹介します!
本記事では
・青学の日本史の難易度は?
・青学の日本史の頻出項目は?
・どういった勉強すればいいの?
・どんな参考書を使用すればいいの?
など日本史を勉強する受験生、青学を受験する受験生は是非参考にしてください!
まず青山学院大学の概要を紹介します!
青山学院大学はMARCHの「A」の部分を成す関東の難関私大です。
また青山学院大学の偏差値は約57.5〜67.5となっています。
青山学院大学の日本史の概要
- 試験時間:60分
- 配 点 :100点
- 目標点 :80点
- 出題形式:マーク式or記述式
- 問題構成:大問3題、小問約40〜50問
以上が青山学院大学の日本史の概要となっています。
入試出題傾向
それでは今から青山学院大学の日本史の出題傾向や難易度について学部別に詳しく紹介していきます。
関関同立と異なり、MARCHは学部によって出題形式や難易度が変わるので是非、自分の志望学部の特徴にあった対策を取るようにしましょう。
難易度・特殊出題形式一覧
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
全学部 | 80% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◯ | △ | △ | ◯ |
法A | 70% | ★★★★☆ | ★★★★☆ | × | ★★★★☆ | ◎ | × | △ | △ | ◎ |
法B | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
経済A | 75% | ★★★★☆ | ★★★★☆ | × | ★★★☆☆ | ◎ | × | △ | △ | ◯ |
経済B | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
経営A | 80% | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | × | ★★★☆☆ | ◎ | × | △ | △ | △ |
経営B | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
文 | 80% | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◎ |
教育人間科 | 80% | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◎ |
総合文化政策 | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
社会情報 | 80% | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◎ |
地球社会共生 | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
国際政治経済 | 70% | ★★★★☆ | ★★★★☆ | × | ★★★★☆ | ◎ | × | △ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
全学部
配点:100点
問題数:大問3題、50問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
全学部 | 80% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◯ | △ | △ | ◯ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
全学部の問題は、総合的な難易度は星2つで、出題される問題レベルも基本から標準レベルの問題が主に出題されます。
頻出分野としては、原始・古代がよく出題されます。
問題レベルはそこまで難易度は高くないが、正誤問題は難易度が多少高めな問題が出題されるため、注意が必要です。
法A
配点:100点
問題数:大問3題、約45問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
法A | 70% | ★★★★☆ | ★★★★☆ | × | ★★★★☆ | ◎ | × | △ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
法学部A方式の問題は、総合的な難易度が高く、また他学部よりもレベルが高いため目標得点率が低く設定されている。
問題形式としても、記述式の問題が出題されるため、しっかりと用語などを書けるようにしておきたい。
頻出分野としては、江戸時代以降だけで、90%以上を占めているため、江戸時代以降を重点的に学習する必要です。
法B
配点:100点
問題数:大問3題、約50問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
法B | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
法学部B方式の問題は、出題される問題レベルは基本的なレベルの問題が多く、差がつきにくい。
だが難易度が多少上がる正誤問題などで差がついてくると思われるので、正誤問題の対策をしっかりしておきたい。
また正誤問題以外にも地図問題や年代整序問題も対応できるように演習を行いましょう。
経済A
配点:100点
問題数:大問3題、約40問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
経済A | 75% | ★★★★☆ | ★★★★☆ | × | ★★★☆☆ | ◎ | × | △ | △ | ◯ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
経済学部A方式の問題は、出題される語句レベルは、標準的な問題が多い。
頻出分野としては、原始・古代が45%占めているため、原始・古代の単元はしっかり対策しておく必要がある。
原始・古代以外の大正、昭和、平成の単元からも20%ほどの出題があるため、近代史の演習も重要である。一方で、中世あまり出題されないので、基本的に基礎、標準レベルの語句をインプットしておけば対応できる。
経済B
配点:100点
問題数:大問3題、50問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
経済B | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
経済学部B方式の問題は、出題される語句レベルとしては基礎~標準レベルの問題が出題される。
頻出分野としては、奈良時代、平安時代が出題されやすい。
しかし、様々な時代から満遍なく出題されるため、すべての時代に対応できるように演習しておく必要がある。その他に、地図、地理の問題が出題されやすいため、教科書だけでなく、資料集を使用した学習も必要である。
経営A
配点:100点
問題数:大問3題、約40〜50問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
経営A | 80% | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | × | ★★★☆☆ | ◎ | × | △ | △ | △ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
経営学部A方式の問題は、標準レベルの問題が出題される。そのため、総合難易度、語句難易度、史料難易度が多少高いと言える。
また記述式問題も出題されるため、語句が書けるようにしっかりと用語を覚えておく必要がある。
経営B
配点:100点
問題数:大問3題、約40〜50問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
経営B | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
経営学部B方式の問題は、基礎レベルの語句が出題されるため、目標得点率も高く設定されている。
しかし、正誤問題、地図問題、年代整序問題が出題されるため、各問題に対応できるようにしておく必要がある。
文学部
配点:100点
問題数:大問3題、約40問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
文 | 80% | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
文学部の問題は、標準レベルのものが多い。
しかし、史料問題はレベルが高いものが出題されるため、教科書なども細かいところまで目を通しておく必要がある。またテーマ史料の学習もしておくことが重要である。
教育人間科学部
配点:100点
問題数:大問3題、約40問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
教育人間科 | 80% | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
教育人間科学部の問題は、文学部同様に、標準レベルのものが多く、史料問題も難易度が高い問題が出題されやすい。
そのためリード文や問題文をヒントにして、史料問題に対応していくようにしましょう。
総合文化政策学部
配点:100点
問題数:大問3題、約50問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
総合文化政策 | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
総合文化政策学部の問題は、総合難易度としてはあまり高くないため、目標得点率が高く設定されている。また特徴としては、地図問題が毎年出題されているため、教科書だけでなく、資料集を活用した学習も重要である。
社会情報学部
配点:100点
問題数:大問3題、約40問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
社会情報 | 80% | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
社会情報学部の問題は、標準レベルの問題が多い。
また史料問題は、難易度が高い。その他にも、年代整序問題もよく出題されやすいため、年代に関する整理をしっかりしておく必要がある。
地球社会共生学部
配点:100点
問題数:大問3題
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
地球社会共生 | 85% | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | × | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
地球社会共生学部の問題は、基礎レベルの問題が多いため、目標得点率も高い。
しかし、正誤問題、地図問題、年代整序問題と様々な問題が出題されるため、各問題対応が必要である。
また特に地図問題は、毎年出題されるため、資料集を活用した学習が必要である。
国際政治経済学部
配点:100点
問題数:大問3題、約45〜50問
目標得点率 | 総合難易度 | 語句難易度 | 正誤難易度 | 史料難易度 | 記述式問題 | 正誤問題 | 地図問題 | 写真問題 | 年代整序問題 | |
国際政治経済 | 70% | ★★★★☆ | ★★★★☆ | × | ★★★★☆ | ◎ | × | △ | △ | ◎ |
×:出題なし △:1〜3割 ◯:3〜5割 ◎:5割以上
国際政治経済学部の問題は、全体的に難易度が高い問題が出題される。
語句難易度、史料難易度ともにレベルの高い問題が出題されるため、教科書、資料集の細部まで覚えておきたい。
また頻出分野としては、江戸時代以降が90%以上占めているため、江戸時代以降に重点をおいて、細かいところまで学習することが重要である。
対策・勉強法
日本史の勉強法としては、まず基礎語句、そして基本的な流れを覚えることが重要です!
基礎固めが終わったら、そこから難易度が高い用語や難しい流れを覚えていくようにしましょう。
その際に、インプット用の参考書または教科書を一つ決め、その参考書に資料集やその他参考書の情報、過去問の重要点を一つにまとめていくようにしましょう。
そうすることにより、一つの参考書で様々なインプット情報を学習することができ、効率よく勉強することができます!
過去問演習を行いはじめると、この学部はこの単元がよく出るなど、傾向がわかってくると思います。例えば、江戸時代がよく頻出されるのであれば、その単元を徹底的に演習、復習を行いましょう。
上記の各学部の表に地図問題や写真問題、頻出分野などを記載しているので、受験する学部の傾向などを是非参考にしてもらって、頻出の部分により時間を割いてください!
主な学習の流れ!
Step1
基礎レベルの参考書 「はじめる日本史」など
Step2
一般的な参考書、教科書、資料集、用語集 「日本史100題」など
Step3
過去問、正誤問題集、資料問題集など
日本史オススメ参考書
<特徴>
はじめる日本史の特徴は日本史を基礎から学び直せる問題集となっています。
基礎レベルの問題を一から学び直すことができ、収録されている問題も難しいものではないため、基礎を固める参考書としてオススメの一冊となっています。
<使用方法>
使用時期は、入試初期から入試中期までとなっています。
具体的には、日本史の勉強を始めて夏休みが入るまでには基礎レベルの語句はインプットされている状態が望ましいといえます。
使用方法としては、1日3単元をペースに演習を行い、間違えた問題にはチェックを入れておきましょう。翌日に演習を行う際は間違えた問題の復習から始めるようにしましょう。
「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」の使い方はコチラ!
<特徴>
日本史の「なぜ」と「流れ」がわかる本の特徴としては、教科書よりわかりやすく、基礎を固めるには参考書としてオススメの一冊となっています。
また付属のCDがついているため、音声による学習ができることも特徴の一つです。
<使用方法>
使用時期は、入試初期から入試中期となっています。
「はじめる日本史」と同時並行に進めていきましょう。
主に、簡単な日本史の流れ、基礎の語句を抑えるための参考書なため、夏休みまでに完璧にし、夏休み以降は教科書を使用して難しい語句や流れを理解していくようにしましょう。
<特徴>
実力をつける日本史100題の特徴はこの一冊で日本史のほとんどの問題に対応できることです。
この一冊を完璧に覚えれば、青山学院大学の日本史に対応できる一冊となっています。
<使用方法>
使用時期としては、入試中期から入試後期となっています。
使用方法としては、教科書でインプットした知識をこの問題集でアウトプットし、間違えた問題を復習し、何周もまわすようにしましょう。
また過去問を解くうちに頻出の分野がわかってくるため、頻出分野などをこの問題集を使用して完璧にするようにしましょう。
まとめ
本記事では青山学院大学の日本史の傾向と対策、勉強法について紹介してきました!
青山学院大学の日本史は学部ごとによって対策が大きく変わってくることもあります。
自分が志望する学部学科の傾向などを自分でも分析し、自分に足りないものをどんどん補っていってください!
以上【青山学院大学の日本史】入試傾向、対策、勉強法になります!
是非、参考にして青山学院大学の合格を勝ち取りましょう!