【英語編】東洋大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: TOYO

はじめに

本記事では東洋大学の英語の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。
東洋大学は日東駒専の「東」の部分を占める大学です。東京都、埼玉県、群馬県に3つのキャンパスがあり 、全19学部で約3万人が学んでいます。

偏差値は50前後で就職率は約98%となっています。
東洋大学の英語は学部間によって難易度が変わるわけではなく、どの学部・日程でも英語の試験の内容は似ています。

そのため英語の対策を学部別に分ける必要はなく、日程・学部を問わず過去問演習をしても構いません。公募推薦についてですが東洋大学は公募推薦を行なっていません。
※出題形式は2017年が大問5題だったのに対し、2018年は大問6題になっています。その点は受験生は注意する必要があります。

入試傾向と対策

それでは今から東洋大学の各学部の出題傾向や特徴についてと英語の大問毎の傾向と対策について紹介していきます。

法学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :75点(7.5割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・長文読解問題のレベルとしては標準的である。
・会話問題、文法問題など知識の部分も割合としては高い。
・大問1の長文問題は1000words程度の長いものが出題される。
・大体2題の長文で1200字程度である。
・60分で大問5題に解答することは時間配分が非常に重要となる。

経営学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :75点(7.5割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・長文問題の設問が様々である。
・長文問題のテーマは多岐にわたるため幅広い基礎知識が必要。
・会話問題や文法問題の正答数が重要である。
・考える問題が多いため、時間配分に注意が必要である。

経済学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :80点(8割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・文法問題の並び替えでは、すべての文法分野から出題されるため注意が必要。
・長文読解の内容理解が設問を解く上で重要である。
・問題形式が多種多様なため英語の総合的な力が求められる。

文学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :80点(8割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・文法問題の並び替えでは、文法知識だけでなく、熟語知識も出題されることがあるので、熟語などのイディオムを覚えることが重要である。
・長文読解で正誤問題が出題されるため、長文を正確に読むことが必要である。
・長文読解は文章量が若干多い。

社会学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点
・目標点 :80点(80割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・英語長文の内容は話題性がある物から出題されやすい。
・出題形式がさまざまのため総合的な英語力が必要とされる。
・試験時間が厳しいため、時間配分が重要である。
・文法問題をいかに素早く解くかが重要になってくる。

国際学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :80点(8割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・文法に関する問題が多く出題される。レベルは標準である。
・会話問題は口語表現をしっかり学習することで対応することができる。
・長文読解の正誤問題が出題されるため、正確に英語長文を読むことが重要である。

国際観光学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :75点(7.5割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・英語長文問題の正答率が合否のポイントとなる。
・会話問題は基本的な会話表現を覚えることで対応できる。
・問題レベルは標準的であるが、試験時間がギリギリとなる。

情報連携学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :75点(7.5割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容、空所、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容、正誤) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・文法に関する整序問題が出題される。
・長文読解の正誤問題は多少細かい部分まで見ないと解答できない。
・文法問題を素早く解き、長文読解に時間をかけれるかが鍵となる。

理工学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :75点(7.5割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・会話問題は標準レベルの問題なため、基本的な会話表現を覚えることで対策できる。
・問題数が多いため、試験時間に余裕がない。
・文法問題は基礎、標準レベルがほとんどなため、一般的な文法問題集で対応できる。
・読解問題で出題される英文は標準的だが、設問の問われ方が様々である。

ライフデザイン学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :75点(7.5割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容、空所、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容、正誤) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  80分

・英語長文は500〜700字程度であり、標準的なレベル内容となっている。
・長文読解の問われ方が様々であるため、長文を正確に理解する必要がある。
・文法問題の正答率と解答速度が合否のポイントとなる。
・出題形式が多様であるため、総合的な英語力が求められる。

総合情報学部

・試験時間:80分
・配点  :100点満点(入試形式により異なる)
・目標点 :75点(7.5割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・長文読解の問題は正誤、内容、意味など多様なため、長文読解にどれだけ時間をかけられるかが重要である。
・問題数が多く、標準的なレベルなため試験時間に余裕があまりない。

生命科学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点
・目標点 :70点(7割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・長文読解の問題が多岐にわたるため、500字程度の問題集での演習がオススメである。
・文法問題は比較的素早く解き、長文読解に時間をさけるようにする。
・正誤問題が出題されるため、英語長文を正確に把握する必要がある。

食環境科学部

・試験時間:60分
・配点  :100点満点
・目標点 :70点(7割)
・形式  :マーク式
・構成  :大問5題

  出題形式 時間
大問1 長文読解(内容理解、正誤) 15分
大問2 長文読解(内容理解) 15分
大問3 文法問題 10分
大問4 会話問題(空所) 10分
大問5 文法問題(並び替え) 10分
  60分

・文法問題の並び替えは全ての文法分野から問われるため、文法、語法のインプットが重要となる。
・長文読解問題は内容理解や意味問題、正誤問題と多種多様な問題が出題されるため、正確に英文を理解する必要がある。
・時間との戦いにもなるため、時間配分をきめたり、どの問題から解くかなどを考えておくと有効的である。

大問[Ⅰ][Ⅱ]について

大問[Ⅰ]大問[Ⅱ]両方とも読解問題となっています。大問[Ⅰ]の問題数としては5〜7問出題される傾向にあります。
大問[Ⅱ]の問題数は4問ほどです。文章量はどちらも同じくらいになっています。 

設問形式としては毎年同じではないですが、 空所補充・内容説明・同意表現・内容一致などが主に出題されます。そのため、 どのような出題パターンでも正答できるように総合的な英語の力を身につけましょう。 

東洋大学の英語の目標点は80点以上となっていて、大問[Ⅰ]大問[Ⅱ]どちらも問題数が多くないため取りこぼしのないように7.5割以上の正答率を目指すようにしましょう。
それでは、7.5割以上を目指すための具体的な傾向と対策について紹介していきます。

①空所補充の傾向と対策

長文中に空所があり、その空所に適するものを4択から選ぶ形式を指します。多くの場合、3~6問程出題され、大問[Ⅰ]で出題される年もあれば、大問[Ⅱ]で出題される年もあります。

主に前置詞・副詞・関係代名詞・関係副詞・接続詞の用法について出題される傾向にあります。
問題パターンとしては

(a)前後の文脈から解ける問題
(b)文法知識から解ける問題
(c)文構造から解ける問題

の3パターンが主流ととなっています。

ただ(c)の文構造から解ける問題は東洋大学の空欄補充問題ではあまり出題されません。

(a)前後の文脈から解ける問題

(a)前後の文脈の流れから空所補充問題に答えるには、「論理的な読解力」が必要で、ただなんとなく文章を読んでいては安定して得点することができません。
「論理的な読解力」をつけるためにオススメしたい参考書・問題集は「パラグラフリーディングのストラテジー①読み方・解き方編」です。


「パラグラフリーディングのストラテジー①読み方・解き方編」の使い方についてはコチラ!

<特徴>
本書は長文を論理的に読むための読解法のイロハが体系的に掲載されています。例えば、逆説マーカー(however,butなど)や対比マーカー(while,whereas)などを駆使して長文を読むコツが載っています。

また、各読解法に練習問題も掲載されているため、インプットとアウトプットを並行して行うことができます。巻末に論理マーカーが体系的にまとめられているのでその後の復習にも役立たせることができます。

<使用時期>
夏から秋(1~2ヶ月程)!
その後の長文演習でも意識的に行うことで東洋大学の大問[Ⅰ]空所補充の問題を前後関係から解けるだけでなく

長文読解能力を身につけることができます。
「論理的な読解力」はどの大学を受けるにしても求められる能力です。そのため、必ず身につけるようにしましょう。

(b)文法知識から解ける問題

長文読解にあまり文法は必要ないと思っている人もいるかもしれませんが、長文読解にも4択の文法問題を解くのとは違った文法力が必要になってきます。

東洋大学の長文読解問題においても、空欄補充で文法の理解が試される問題が出題されます。
例えば、同じ「期間」の意味を表す接続詞「while」と前置詞「during」の用法の違いなど根本的に英文法を理解している必要があります。

このように英文法を根本から理解し、(b)文法知識から解ける問題を攻略するのにオススメの参考書は「成川の深めて解ける!英文法OUTPUT」が挙げられます。


「成川の深めて解ける!英文法OUTPUT」の使い方はコチラ!

<特徴>
こちらの参考書は「ネクステージ」などの有名な英文法参考書などと比べて、解説がとても詳しくなっています。
解答に対する解説はもちろん、間違いの選択肢が不正解になる理由まで解説されています。

そのため本書のみでの独学も可能で、この一冊のみで東洋大学の英語の文法問題は対応できます。
ただこの参考書は英文法のアウトプット用参考書なので、英文法が不安な人は他のインプット系の参考書を一冊やり終えてからこの参考書に入っても遅くはないでしょう。

英文法を学習する際は本書のように、自分で「なぜその選択肢が解答になるのか」を意識して解くようにしましょう。

<使用時期>
英文解釈修了後~入試本番まで使用!

目標ペースとしては英文解釈の勉強が終わった後から2日で1単元を目安に進めていくようにしましょう。初見の問題で対応するために定着度を上げる必要があります。
従って、翌日は必ず前日の間違えた問題の復習からするように心がけましょう。

②内容説明問題の傾向と対策

東洋大学の長文読解において出題される内容説明問題の特徴としては、4択問題で1~4問ほど出題されます。英単語に下線が引いていて同じ意味の単語を選択する同意表現の問題だったり、英文に下線が引いていて正しい和訳を選択するなどような内容説明の問題が出題されます。

問題パターンとしては以下のようになっています。

(a)単語・熟語の理解で解ける問題
(b)文構造の理解で解ける問題

(a)単語・熟語の理解で解ける問題
東洋大学の英語を8割以上の得点を取るには、最低限でも「2000語レベルの単語帳」を一冊仕上げる必要があります。

さらに東洋大学の長文読解では下線部の単語の意味と同じ意味の単語を選択するという問題がほとんど毎年出題されるため、類義語も意識して英単語の暗記を行う必要があります。

そして、下線部の理解を問う問題の中には、熟語の意味を理解していないと解けない問題もあるので、「1000語レベルの熟語帳」も一冊仕上げる必要があります。
2000語レベルの単語帳でオススメの参考書としては「システム英単語」が挙げられます。


「システム英単語」の使い方はコチラ!

<特徴>
「システム英単語」の特徴としてはミニマルフレーズがあることです。ミニマルフレーズとは数語の単語の集まり(フレーズ)で英単語を覚えていくコンセプトで作られたものです。

見出しの単語だけでなく、ミニマルフレーズに含まれている他の単語も一緒に暗記できるため魅力的です。
また、巻末に多義語もまとめて掲載されています。そのため、この単語帳1冊を仕上げるだけで英単語力という面では東洋大学の英語をカバーできると言えます。

この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

<使用時期>
入試勉強初期~入試本番まで使用!
目標ペースとしては1週間に200語以上を始点固定方式で進め、2ヶ月で英単語2021語+多義語約180語をマスターするようにしましょう。

修了時期としては7~8月末までに定着しているのが望ましいです!始点固定方式とは1~200、1~400、1~600と必ず始点は1~に固定して進めていく勉強法を指します。

この方法を実践するだけで他の受験生と差がつけられるのでぜひ参考にして下さい。ただ、単語の暗記法には正解はないので、自分にあった暗記方法を見つけましょう。

1000語レベルの熟語帳でオススメの参考書としては「速読英熟語」が挙げられます。


「速読英熟語」の使い方についてはコチラ!

<特徴>
「速読英熟語」の特徴としては「文章を読みながら熟語・構文を覚える」といったコンセプトで作られている点です。
この熟語帳は長文の中に暗記すべき熟語が含まれていて、長文の中でその熟語がどのような使われ方をしているのかを知ることができます。

別売りのCDを買えばシャドーイングをしながら音読をして速読の練習もでき、長文を読むスピードも速くなります。また、同意・反意表現の単語も記載されているのでこの1冊をマスターすれば東洋大学の英語はカバーできるといえます。

<使用時期>
英単語修了後~入試本番まで使用!

目標ペースとしては英単語をマスターしてから、1週間に200語を目安に進め1ヶ月半~2ヶ月で完璧にするようにしましょう。8月末~9月末までに完成されているのが理想的だと言えます。

ただ単語や熟語は覚えたと思っても忘れていくものなので、入試本番までなんども復習して、記憶を定着させましょう。

(b)文構造の理解で解ける問題

東洋大学の説明問題の中には下線部の正しい和訳を選択する問題も出題されます。そのため、英文を見たときにどのような文構造になっているかを理解する英文解釈力(SVOC)が必要になってきます。

SVOCを理解することで単語が知っていれば文構造が容易に把握でき速読力も向上します。
オススメの参考書としては「英文読解入門基本はここだ」と「入門英文解釈の技術70」が挙げられます。


英文読解入門基本はここだ!」の使い方はコチラ!

<特徴>
「英文読解入門基本はここだ」の特徴としては中学レベルの英文~大学受験標準レベルの英文まで掲載されています。
内容的には基礎的なものが多いですが、英文読解のしていく上でのポイントが抑えられているため、長文読解を始める前に読むのをおすすめします。

英語が得意な人もやってみると意外と難しい文章もあるので、ぜひこの参考書から始めることをおすすめします。

<使用時期>
入試勉強初期から英単語の勉強と並行して行うようにしましょう。目標ペースとしては1日1テーマのペースで復習も含めて1ヶ月で終わらせるようにしましょう。

使用方法としては、英文を読み文構造(SVOC)と和訳がどうなっているか考えて、そのあとに解説を読むという流れになります。実際に文構造と自分で考えた和訳を書いてみてもいいでしょう。


入門英文解釈の技術70」の使い方についてはコチラ!

<特徴>
「入門英文解釈の技術70」の特徴としては高校基礎~大学受験標準レベルの英文までが掲載されています。
この参考書の目的は「英文読解入門基本はここだ」では賄いきれない演習量を確保するために使用します。

後半になると難しい文構造の文章も扱っているため、この参考書をやり終えれば東洋大学の長文問題でわからない文構造の英文を目にするのはほとんど無くなるでしょう。

<使用時期>
「英文読解入門基本はここだ」を修了後
目標ペースとしては1日4題ずつ行い総復習も含め2ヶ月ほどで完成させるようにしましょう。この参考書を完成し終える時にはかなりの英文をスムーズに読み通すことができます。

使用法としては、やはりこの参考書もただ読むのではなく、例題の英文の文構造と和訳がどうなっているかを自分で考えてその後に解説を読むというプロセスが重要なため、自分でSVOCを書き込んだり違う紙に自分で考えた和訳を書いて解説と照らし合わせるなどして勉強しましょう。

③内容一致問題の傾向と対策

東洋大学の長文読解問題において内容一致の問題は大問[Ⅰ]大問[Ⅱ]共に1〜2題ずつ出題される。対策としては、長文を解き始める前に内容一致問題に目を通しておきキーワードをチェックしておく。

そうすることで長文を読み終えたあとに内容一致で出題されたところをなんども読み返す必要がなくなり、時間短縮につながります。
内容一致問題の対策含め、大問[Ⅰ]大問[Ⅱ]で7.5割以上の得点を取るためにオススメの参考書を段階別で紹介する。

オススメの参考書としては
「英語長文レベル別問題集 3標準編」
「英語長文ハイパー2 センターレベル編」
「英語長文レベル別問題集 4中級編」
「やっておきたい300」
「赤本」
の5つが挙げられます。


「英語長文レベル別問題集 3標準編」の使い方はコチラ!

<特徴>
この参考書の特徴としては本文に対してSVOCが振られている点です。そのためわからない文構造も理解でき、英文解釈の技術をアウトプットできます。
また、「語句リスト」といった形で入試本番に必要な単語・熟語がリスト化されているため自分の語彙力が足りているかの指標とする事ができます。

問題としては実際の入試問題から厳選されたものが12題掲載されています。レベルとしてはセンター試験よりも少し簡単になっています。

<使用時期>
英文解釈の終了後!
上記で述べた「英文解釈の技術70」終了後にこの参考書を行うと文章がとても簡単に感じると思います。

12題構成なので復習も含めて2日に1題のペースで1ヶ月で完成するようにしましょう。復習方法としてはSVOCを全文に対して振りましょう。
英文解釈でインプットした知識をアウトプットすることが目的です。

また、2日目は自分が間違えた問題に対して、「なぜ他の選択肢が間違っているのか」を自分で解説するようにしましょう。
この参考書は問題を正答することよりも、英文解釈のアウトプットや音読などの復習にフォーカスを当てて勉強していきましょう。


「英語長文レベル別問題集 4中級編」の使い方はコチラ!

<特徴>
この参考書の特徴としては「英語長文レベル別問題集 3標準編」同様のものとなります。
異なる点としては扱う問題のレベルがセンター試験・中堅私大レベルに向上していることです。

<使用時期>
「英語長文レベル別3 標準編」の終了後!
復習方法に関しては先述したものと同様に行うようにしましょう。2日に1題のペースで1ヶ月で完成するようにしましょう。


「英語長文ハイパートレーニング2センターレベル編」の使い方はコチラ!

<特徴>
この参考書の特徴は「英語長文レベル別3.4」と同様に前文にSVOCが書かれていて、一文ずつ詳しく解説してくれている点です。付属の音声CDも付いていて、音読するのに適しています。

レベルとしては、センターレベルと名前に書いていますが、センターよりも少し難しくなっています。

<使用時期>
「英語長文レベル別4 中級編」修了後!
復習方法に関しては「英語長文レベル別3.4」と同様に、SVOCの理解や音読にフォーカスを当てて進めていきましょう。2日に1題のペースで1ヶ月で完成するようにしましょう。


「やっておきたい英語長文300」の使い方はコチラ!

<特徴>
この参考書の特徴は中堅私大の長文が30題掲載されていて、長文の多読・演習に適しています。中堅私大に属する東洋大学に合格するために必要な英語力を養成するには最適なレベルの参考書と言えます。

<使用時期>
「パラリ①読み方・解き方編」「ハイパー2 センター編」修了後

復習方法に関しては解くのは一周だけで構いませんが、各長文に重要構文が載っているため、そこの理解や長文で出てきた覚えていなかった単語などをもう一度復習して進めていきましょう。


「東洋大学の赤本」

<特徴>
東洋大学の赤本は学部別に2つ分かれていますが、英語の試験において問題難易度や構成は変わらないためどちら学部問わず問題を解いて構いません。

<使用時期>
11月~入試本番にかけて

ただ、実際には赤本をどの時期にどれぐらいやるべきかは受験生の現在の実力等によって異なります。自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

大問[Ⅲ]について

大門[Ⅲ]は4択の文法問題となっています。 問題数としては毎年10題ほど出題されます。 難しい文法問題は出題されず、センターレベルの文法しっかりを押さえていれば高得点が狙えます。

目標点としては、満点〜2問ミス以内に抑えることを目指しましょう。
この大問[Ⅲ]の対策におすすめの参考書は上記で述べたとおり、「成川の深めて解ける!英文法OUTPUT」「センター試験英語過去問」が挙げられます。 


「成川の深めて解ける!英文法OUTPUT」の使い方はコチラ!

<特徴>
この参考書の特徴は上記で述べたとおりです。
<使用時期>
この参考書の使用時期は上記で述べたとおりです。


「センター試験英語過去問」

<特徴>
この参考書は30回分の実際のセンター試験の問題が掲載されており、 別冊に解説も詳しくされているのでインプットした文法の知識をアウトプットするのに優れています。
文法問題のレベルも東洋大学の文法問題と似ているので東洋大学を志望する受験生は この参考書で演習量を積んでみても良いかもしれません。

<使用時期>
11月〜本番にかけて!
毎日解く必要はありません。2日に1回文法の大門を解いて、わからないところは「成川の深めて解ける!英文法OUTPUT」に戻って復習しましょう。

大問[Ⅳ]大問[Ⅴ]について

大問[Ⅳ]大問[Ⅴ]は会話問題となっています。問題形式としては大問[Ⅳ]は問題の英文に対して4択から正しい英文を選択する、大問[Ⅴ]は対話文の中の空欄を1~7個の選択肢の中から正しいもの選択するというふうになっています。

また、会話問題を解く上で重要なのは

  1. 指示語
  2. 省略
  3. 代名詞

の3つが重要になってきます。この3つを使えるようになれば東洋大学の会話問題は満点を狙うことも可能である。
これらの対策のためにオススメの参考書としては「会話問題のストラテジー」が挙げられます。


「会話問題のストラテジー」の使い方についてはコチラ!

<特徴>
この参考書の特徴としては頻出会話表現や会話問題を解く上で重要な思考法を元に解説されている点です。4つのテーマで構成されています。この1冊を行えば東洋大学の会話問題に必要な力が身につきます。

<使用時期>
10月~11月頃に使用!
1週間に1テーマのペースで行いましょう!本書で学んだ知識は他の問題でも意識的に使用するようにしましょう。
復習方法としては前日に解いた問題を翌日に会話表現や指示語・省略・代名詞を意識して自分で解説するようにしましょう。

大問[Ⅵ]について

大問[Ⅵ]は文法・語彙問題となっています。出題形式は基本的には語句整序問題が5問出題される傾向にあります。
語句整序問題とは与えられた和訳に合うように英単語を並べる形式を指します。

ただ出題形式が整序問題だとしても文法を根本的に理解できていれば正答できるので、上記で述べた「成川の深めて解ける!英文法OUTPUT」ができていれば特に対策を行う必要ありません。
目標点としては満点~1ミスです。 余裕があり、整序問題の対策もしっかり行いたいという人には 「頻出英語整序問題850 全解説」がおすすめです。


「頻出英語整序問題850 全解説」

<特徴>
この参考書の特徴としては英文法で頻出される整序問題のみを厳選し、文法項目別に配列されたものとなっている点です。また、整序問題でよくある間違い方をポイントにまとめて丁寧に解説してくれています。

この参考書をマスターすれば東洋大学の大問[Ⅵ]は満点を狙うことができます。整序問題を解く際は文構造(SVOC)も意識して解くようにしましょう。

<使用時期>
英文法OUTPUT修了後(10月頃)~入試本番!
目標ペースとしては1日1単元を目安に行うようにしましょう。翌日は次の単元と前日に間違えた問題も必ずやるようにしましょう。

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まとめ

※2月から受験勉強を始めた際の年間スケジュール

大問ごとの傾向と対策について紹介してきましたが、1年間の勉強の流れとしては上記の流れになります。
勉強の流れとしては、単語→英文解釈→英文法→英語長文→過去問演習となっています。

英語の勉強はどの大学においても英単語が覚えていないと他の勉強ができないのでまずは英単語の勉強から始めましょう。
週200語ペースで4月までに単語帳一冊完璧にしましょう。完璧と言っても単語は忘れていってしまうものなので英単語帳は入試本番まで使い続けましょう。

それと並行して英文解釈の勉強もしていきましょう。この段階を踏むことで後の英語長文の理解度が変わってきます。その後、夏からは英熟語・英文法・英語長文を並行して進めていきましょう。
夏休み中に英文法は完璧にして、夏休み明けの模試などで得点源となるようにしましょう。これらの演習をしっかり行えば東洋大学の過去問を解くことができる実力がついているでしょう。

過去問は正しい使い方や復習の仕方をしなければ成績が向上しません。自分は「何年分すべきか?・正しい過去問の使い方」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

冬にかけて東洋大学の赤本を解いて実践的な演習を積み、東洋大学の問題に慣れていきましょう。ぜひ参考にして東洋大学の英語の目標点である80点以上を取るようにしましょう。

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