【化学編】関西学院大学の入試対策・オススメ参考書

KWANSEI-GAKUIN

はじめに

関西学院大学の化学は全学部日程・学部個別日程いずれにおいても同じ出題形式を取っているため、過去問演習の際にはどちらを使用しても構わない。

ただし、理系の日程は各1日しかないため過去問が少ないので、過去問演習をする際には注意が必要である。

概要

・試験時間 75分
・満点 150点
・問題数 年度によって異なるが、35問程度
・形式 一部の問題で選択式の解答をするものがあるが、多くの問題で記述式となっている。

用語や数値の記述だけでなく、化学反応式や有機化学の構造式を答えることを求められる問題もある。
また、論述問題や描図問題も例年出題されている。

・構成 大問は3問。
例年、理論化学から1問、有機化学から1問が出題され、残りの1問は理論化学と無機化学や有機化学の融合問題が出題されることが多い。

過去に出題された内容は、

[理論化学]
化学反応と熱、物質の状態変化、元素の周期律、電子式、酸と塩基、電離平衡、pH、緩衝溶液、気体の諸法則、気体の状態方程式、浸透圧、過酸化水素の酸化還元反応と反応速度

[有機化学]
芳香族化合物の反応と分離、炭化水素の性質、光学異性体、分子量が60である炭素・水素・酸素だけからなる有機化合物、不飽和結合をもつ有機化合物の立体構造、ゴムの構造

[無機・理論]
中和と塩、電離平衡、陽イオンの定性分析、電気分解、気体の発生実験、気体の性質、窒素を含む化合物、二酸化炭素の溶解と電離平衡

[有機・無機]
アセトンの製法、光学異性体、銅イオンの反応、糖類

傾向と対策

全学部日程・学部個別日程どちらにおいても、理論化学が大きなウェイトを占めている。

どの年度のどの日程においても、理論化学のみを扱った大問が必ず1問出題されていることや、他の大問においても必ずといっていいほど理論化学を絡めて出題されていることからも明らかである。

そのため理論化学を特に重点的に対策しておく必要があると言える。
過去に出題された問題を見ると、理論化学の次に出題数が多いのが有機化学である。

有機化学の問題では、化学反応式を書く問題や構造式を描く問題が多くなっている。

ある年度の問題では、有機化学で出題された問題のうち1問を除いて全て構造式を描く問題が出題されたことがあるので、構造式を自分で描くことができるようにしておく必要がある。

全分野を通していえることだが、自分で論述する問題がよく出題されている。
論述問題で出題される問題は、実験の操作の説明や反応が起こる理由を答えるというものである。

論述をするためには、実験や反応に対する深い理解がないと答えることができないので、実験や反応の結果だけを覚えるのではなく、実験や反応全体を覚えることが必要である。

全体的に記号で答える問題は非常に少なく、記述もしくは論述で解答する問題が多いので、上っ面だけの知識ではなく一つ一つの反応や実験に対して深く理解しておく必要がある。

記述が多いため、大問3問に対して75分という時間は短いと言える。計算の時間を短縮できれば、思考力を必要とする時間を増やすことができるので、普段から早く計算できるよう工夫しておく必要がある。

参考)
「岡野の化学が初歩からしっかり身につく」
岡野の化学が初歩からしっかり身に付く 無機化学+有機化学①
まずはこの参考書を使って必要な知識をインプットしていきましょう。
くれぐれも書いてあることを全部丸暗記しようとしないことです。

化学は規則を覚えてしまえば芋づる式にいろいろなことを覚えられるようになるので、まず最低限必要なことを頭に刻み込んでおきましょう。

使用する順は必ず左から順番にしてください。

関西学院大学の化学をこの3冊のみで切り抜けることはできませんが、基礎が積み重ねられていない上に応用が積み重なることはないので、この3冊で基礎を完全に固めてしまいましょう。

この参考書の詳細はここをクリック

参考)
化学(化学基礎・化学)基礎問題精講
化学基礎問題精講

化学(化学基礎・化学)標準問題精講
化学標準問題精講
一通りインプットが終わったら、この2冊を使ってアウトプットをしていきましょう。
基礎問題精講の基礎は簡単な問題という意味ではなく、入試問題の中の基礎という意味です。

決して簡単なだけの問題は載っていないのでしっかり基礎力をつけておきましょう。
標準問題精講もレベルは入試の標準レベルなので、ほとんどの難関大学に対応できるようになります。

関西学院大学の化学の問題は、国公立大学の化学の問題と比較しても難しい部類に入ります。

基礎問題精講はもちろんのこと、標準問題精講にも必ず取りかかるようにしてください。
また、論述問題が出題されるので、標準問題精講に含まれている論述問題は答えられるようにしておきましょう。

以下、分野別に傾向を見ていくことにします。

  • 理論化学

傾向と対策のところでも述べたように、全問題に対する理論化学が占める割合が非常に大きくなっている。

そのため、関西学院大学の化学の問題を解くのに、理論化学が苦手であることは論外である。
「鎌田の理論化学の講義」を使用して、理論化学分野に苦手があるということは絶対に無くしましょう。

また、理論化学のウェイトが大きいということは、理論化学の分野が得意になれば、化学を得点源にすることができるといえます。

この参考書をマスターすれば、理論化学に穴はなくなるので、できるだけ取り組むようにしたい。

参考)
「鎌田の理論化学の講義」
鎌田の理論化学の講義
この参考書の詳細はこちらをクリック

  • 無機化学

理論化学・有機化学と比べると比較的出題数が少ない分野となっています。
ただし、無機化学はそれそのものを大問として問われることよりも、理論化学の問題の中で問われることが多いので、無機化学の出題数が少ないからといっておろそかにしないことが重要になります。

また、大問の中で化学反応式を書くことが求められる問題がよく出題されています。
化学反応式は丸暗記するものと思っている人が多くいると思いますが、化学反応式は丸暗記するものではありません。

化学反応式は数少ないパターンのどれに当てはまるのかを考えて、反応前の物質と反応後の物質さえ覚えていれば化学反応式をつくれるようにしておきましょう。

参考)
「福間の無機化学の講義」
福間の無機化学の講義
この参考書の詳細はこちらをクリック

  • 有機化学

有機化学も理論化学同様、大きなウェイトを占めています。
関西学院大学の有機化学の問題の特徴は、構造式を描かせる問題が多いということが挙げられます。

大問のほとんどが構造式を描かせる問題が出題される年があるほど、構造式を問う問題が多いので、「鎌田の有機化学の講義」を使って構造式を自分で作れるようにしておきましょう。

ただし、構造式を作れるようになればすべてが解決したとは言えません。

構造式を描かせる問題以外にも反応について論述させる問題も出題されるので、構造式だけに偏らずまんべんなく知識をつけるようにしましょう。

参考)
「鎌田の有機化学の講義」
鎌田の有機化学の講義
この参考書の詳細はこちらをクリック

ひとしきりインプット・アウトプットが終わったら、後は過去問で演習するだけです。
しかし、理系の科目の過去問は文系科目ほど量がありません。そんな時にはこの問題集を使用してください。

化学入試問題集
全国の大学の化学の入試問題から、良問を選出してつくられている問題集です。
超難関大学を除いて問題のレベルはほとんど同じです。

いろいろな大学の問題を解いて、どんな問題が出ても対応できるようにしておきましょう。
関西学院大学の化学の問題は国公立大学の問題と比べても難易度は高い方に入ります。

論述問題にも対応できるようにするために、いろいろな大学の問題を解いて、どんな問題が出ても対応できるようにしておきましょう。

この参考書の詳細はこちらをクリック

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