【化学編】近畿大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: KINKI

概要

具体的な近畿大学の化学の問題構成と配点は次のようになっています

・60分で大問4つ
・全マークで空欄が約50個
※ただし中期日程の1,2日目と後期日程の2日目は約20個
・大問の配点はほぼ均等

目標点数

近畿大学の化学は多くの学部で100点満点中70点は確保したいです。したがって各大問で7割以上取れるように、次に話す勉強法を参考して、実力を鍛えていってください。注意点としては、全マークなので部分点がもらえません。ただ解けるだけではなく、速く正確に解けるようにしていきましょう。

入試対策・オススメ参考書

それではここから、具体的な勉強法に入っていきたいと思います。近畿大学の化学攻略のコツは「計算力の強化」です。

全体として理論・有機・無機からまんべんなく出題されています。ただ、近大化学では有機や無機が理論と融合されることもあり、やや理論の出題の割合が高いと言えます。特に理論では計算に関する設問が多いので、問題数と制限時間を考慮すると、各問を迅速に処理する能力が必須となります。

勉強としては基礎から順に進めて行きましょう。具体的には
①教科書内容の理解
②単元ごとの問題演習
③センター化学
④過去問
の4段階になります。

①教科書内容の理解
まず教科書レベルの理解ですが、化学は勉強の順序が非常に重要となってきます。
新課程の「化学基礎→化学」の順ではなく、旧課程の「化学Ⅰ→化学Ⅱ」の順で進めるようにしましょう。
また、単元としても理論→有機→無機の順で勉強するようにしていきましょう。この順序で勉強すれば、基礎から応用へ順にステップアップしながら理解することができます。

・旧課程化学Ⅰ(理論→有機→無機)→旧課程化学Ⅱ(理論→有機)

旧課程化学Ⅰ 旧課程化学Ⅱ
理論 物質の探究
物質の構成粒子
イオン結合
共有結合
金属結合
粒子の結合と結晶
物質量と化学反応式
酸と塩基
酸化還元反応
化学反応とエネルギー
状態変化
気体の性質
固体の構造
溶液
反応の速さとしくみ
化学平衡
有機 有機化合物の特徴と分類
脂肪族炭化水素
酸素を含む脂肪族化合物
構造式の決定
芳香族化合物
有機化合物と人間生活
高分子化合物
合成高分子化合物
天然高分子化合物
高分子化合物と人間生活
無機 全て

※上記は実教出版の教科書の目次から参考にしています

教科書内容の理解ですが、教科書で進められる人は参考書を使用する必要はありません。
ただ、教科書に苦手意識がある人には「岡野の化学が初歩からしっかり身につく」シリーズを推奨します。

「岡野の化学が初歩からしっかり身につく」

この参考書では旧課程と新課程の区別が既にされているので、先程の学習順でスムーズに進められます。
ただ、この参考書の例題だけで定着を図るのは難しいので、「化学 入門問題精講」を並行して進めるようにしましょう。

「化学入門問題精講」
岡野シリーズと入門問題精講を、4ヶ月ほどで全範囲一周することを意識しましょう。

②単元ごとの問題演習
教科書内容の理解を終えたら、標準レベルの演習として「化学 基礎問題精講」に進みましょう。

「化学基礎問題精講」

この参考書の問題は必修基礎問と実践基礎問の2種類に分かれています。まずは必修基礎問のみを解いて、全範囲の必修基礎問が完璧になったら実践基礎問を進めていきましょう。

③センター化学
②まででインプットが終了したらアウトプットに入っていきます。演習の材料としては、出題形式や難易度の近い新課程センター化学が良いでしょう。

「センター化学基礎・化学」

この段階で「インプットの抜けがないかの確認」と「制限時間内に問題を解き切ること」の2点を意識しましょう。センター過去問としては河合塾の黒本がおすすめです。数多くのセンター問題集がありますが、黒本は解説が厚いので、自分がどの段階まで出来ていて、どの段階から出来ていないのかが分かりやすいです。

また、この段階で特に苦手な単元が浮き彫りになった場合は、まずは①②の見直しをしましょう。それでも克服できない場合に取り組む参考書として、「橋爪のゼロから劇的にわかる」 シリーズをおすすめします。


「化学が本当に苦手だ」という人にでも分かるように書かれているので、ここでしっかり理解を深めましょう。

④過去問
ここまで来たら近大の過去問を通して演習を繰り返しましょう。出題形式や時間配分に慣れるのはもちろん、冒頭で述べた「計算力」の重要性を実際の入試問題で体感し、攻略できるように繰り返し演習していきましょう。
関連:過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

まとめ

1.まずは教科書か「岡野の化学が初歩からしっかり身につく」シリーズで基本的な考えを理解しましょう。
このときに「化学 入門問題精講」を並行して演習量を確保しましょう。

2.そのあとに「化学 基礎問題精講」で単元ごとの問題に対する理解を深めていきましょう。必修基礎問をすべて終えてから実践基礎問に進んでください。

3.標準的な問題を完璧に解けるようになったら新課程のセンター化学で演習をしましょう。このとき苦手な単元があれば、「橋爪のゼロから劇的にわかる」シリーズで克服しておきましょう。

4.最後に過去問をやり込み、近大に合わせた対策をしていきましょう。

以上で化学の勉強法の紹介は終わりです。近大の化学では途方もなく難しい問題はほぼ出題されません。
ただし制限時間内で多くの問題を解けるようにしておかなければならないので、それを念頭に置いた上で、各単元の基礎から順に勉強していくことを心がけましょう。

以上が近畿大学の化学対策勉強法でした!ぜひ参考にしてください!
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