【生物編】同志社大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) DOSHISYA
はじめに
同志社大学の理科は全学部日程と学部個別日程についてはほぼ同一の形式なので、相互で使用しても問題はありません。
ただし、日程や受験方式によって配点が異なるので、注意しましょう。後述の(1)概要については、全学部日程の詳細を記述します。
概要
・試験時間 75 分
・満点
生命医科学部・スポーツ健康学部 200点
上記以外の理系学部 150点
・形式 重要語句に関する記述問題、 選択式の問題、計算問題、グラフ描図、 記述・論述問題などバリエーションに富んでおり、論述間題・計算問題ともにほぼ毎年出題されています。
・構成 大問3題
傾向と対策
全体を通して、参考書で1度は見たことのある問題の類題のような標準的な問題が多いが、考察問題が出題されることもあります。
分野的には「細胞」「生殖・ 発生」「体内環境」「動物の反応」などの分野を中心に幅広く出題されています。
論述問題の字数などから判断しても、全体的には入試標準レベルであるといえます。
よって、後述の生物のオススメ参考書を使って標準的な問題の間題演習を行い、解法を暗記することをおすすめします。
特に,上記の頻出分野はしっかりと演習を積んでおく必要があります。
(参考)
まずは問題演習に入る前に受験生物の勉強に必要な知識を頭に入れる勉強(インプット)の為の参考書を紹介します。
「センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」「定期テスト対策 生物の点数が面白いほどとれる本」の2冊です。
生物初心者でも使用することが出来る本です。
ポイントが分かりにくい教科書の代用として使います。
基礎の基礎から丁寧にわかりやすくかつ簡潔に説明されているので、途中で挫折することがなく、勉強がはかどります。
また、受験生にとって、どこまでを暗記すべきで、どこからが試験本番で考えて答えを出すべきなのかという“暗記の境界線”を上手く引いてくれています。
暗記すべき重要事項は、「ここを覚えよう」のコーナーでまとめられているので、どこを暗記すべきなのかが一目瞭然です。
書名にセンター試験と入っていますが、もちろん関関同立入試対策にも十分使える参考書です。
関関同立受験で生物を使用する受験生は1冊目に読むべき本です。
先ほどの「センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」同様、生物を学校で習ったことがない、独学で勉強しようとしている人でも使用することが出来る本です。
この本は、「生物基礎」で習う基礎事項をすべてカバーしているだけでなく、生命現象の本質を、論理的に、丁寧に、そして親しみやすい口調で解説した、基本から応用まで幅広い用途に使える参考書です。
豊富な練習問題は、いずれも選りすぐりの良問ぞろい。
知識の定着が図れます。
書名に、「定期テスト対策」と入っていますが、入試の基礎レベルまで対応できる参考書です。
もちろん関関同立入試のインプット系参考書として使用できます。
関関同立受験で生物を使用する受験生は、上記の「センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」の次に読むべき本です。
次にすべきことはアウトプットです。アウトプット用のお勧めの参考書は「理系標準問題集 生物」です。
使用目的は基礎から入試問題レベルの演習を積むことにあります。
標準レベルの良問を集めている問題集です。
基礎知識のチェックはもちろん、実験問題や図表の読み取りなど基本的な考察問題にも対応できる力がつきます。
A問題はいろいろな種類の問題があるので、いろいろな知識や解法をここで確認しましょう。
知識の抜けが多いと思った箇所は「センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」や「定期テスト対策 生物の点数が面白いほどとれる本」などのインプットの参考書を参照して復習を徹底させましょう。
B問題は問題文をどう読み取るかがカギになる場合が多いです。
解説では問題文の読み取り方が書いてあるので、そこをしっかりマスターしましょう。
関関同立受験で生物を使用する受験生は必ず使用すべきアウトプット系参考書です。
「理系標準問題集 生物」が終われば「生物〔生物基礎・生物〕基礎問題精講(旺文社)」を使用しましょう。
使用目的は過去問演習をする前の最終の演習をすることです。
使用期間は3カ月程度です。
題名に基礎とありますが実際その難度は理系標準問題集・生物のB問題レベルかそれより上で、標準~やや難レベルの問題で構成されています。
よって、必ず上記の「理系標準問題集・生物」が終わった後に使用しましょう。
この問題集を完璧にこなせば、一部の超難関校以外のほとんどの大学で過去問演習でもある程度点数を取れる力がつきます。
設問タイプも選択・記述、計算など幅広くなっています。
演習はもちろん、精講とpointの内容を理解して暗記することが大切です。
関関同立受験で生物を使用する受験生は必ず使用すべきアウトプット系参考書です。
より具体的な問題形式別対策としては、入念な論述対策を行わなければいけません。
論述問題において、答えがイメージできる力と、正確にそのイメージを解答として仕上げ、点数をとる力は別物です。
よって、参考書に掲載されている問題の解法を暗記した後、その文章を何も見ずに書いてみる練習が必要になります。
なので、問題集や参考書で学んだ記述の際に使えそうな表現は、積極的に覚えましょう。
また、 参考書を使用して勉強する際に、解くことができなかった問題に関する知識や解法をインプット参考書の該当箇所に書き込むことによって復習時の効率を上げましょう。
これは単に参考書学習に限ったことではなく、模試や過去問で解けなかった問題に関しても同様です。