【化学編】同志社大学の入試対策・オススメ参考書

DOSHISYA

はじめに

同志社大学の化学は全学部日程・学部個別日程いずれにおいても同じ出題形式をとっているため、過去問演習の際にはどちらを使用しても構わない。

ただし、学部個別日程では理工学部と生命医科学部・文化情報学部・スポーツ健康科学部では問題が異なり、若干の難易度の差はあると考えられるため、注意が必要である。

概要

・試験時間 75分
・問題数 年度・日程によって異なるが、回答数は55問前後である。

文化情報学部 150点
理工学部 150点
生命医科学部 200点
スポーツ健康科学部 200点
心理学部(理系) 150点(全学部日程のみ)

・形式

語句を記入する問題や、化学反応式を答えさせる問題、構造式を答えさせる問題が比較的多くなっている。それらと比べると計算問題は少ないが、どの年度・どの日程においても出題される傾向にある。

・構成

例年、大問3問で構成されている。いずれの問題においても、理論化学が問題に絡んでおり、無機化学や有機化学だけの内容を問う問題はほとんどない。

過去に出題された内容は、
[理論]
塩の分類、炭酸ナトリウムの二段階中和、溶解度、気迫溶液の性質、コロイド、水銀柱と飽和蒸気圧、蒸気圧降下、蒸発熱、燃焼熱、結合エネルギー、過酸化水素とその分解反応、ハロゲンの性質、結晶格子、化学平衡、酸化還元反応、金属のイオン化傾向、電気分解、酢酸と水酸化ナトリウムの中和滴定、酢酸の電離平衡、緩衝液

[理論・無機]
酸素の同位体と同素体、四酸化三鉄、11族元素、銀の化合物と錯イオン、溶解度積、単体、分子の構造、炭素・ケイ素とその化合物、塩化水素、気体、反応熱、溶解度積、銅の性質と反応、銅の電解精錬、アルミニウムの性質と反応、水酸化ナトリウムの製法、気体の製法と性質、電子式、結合エネルギー、アンモニア・硝酸の工業的製法、アンモニアの電離平衡・化学平衡、生成熱、反応速度

[有機・理論]
芳香族化合物、PET、種々のカルボン酸、有機化合物の元素分析、炭化水素、異性体、エチレンの付加反応、生体内の有機化合物とその反応、芳香族化合物の構造決定、ベンゼンのニトロ化、アルコールの異性体、反応熱、反応速度、中和滴定、油脂、グルコース、反応の分類、官能基とその性質、異性体、ゴムの生成反応、タンパク質とアミノ酸、高分子化合物、脂肪族炭化水素の反応、脂肪族化合物、ポリビニルアルコールの生成反応と量的関係、同素体の存在比

傾向と対策

全学部日程・学部個別日程どちらにおいても、理論化学が出題問題の中心となっている。
計算問題も出題されているが、空欄に語句を埋める問題が多く出題されている。

毎日程で出題されているわけではないが、論述問題も出題されることがあるので、反応が起こる原因や、反応が起こった結果どのような変化をするのかを普段の勉強の中で意識しておく必要がある。

また、化学反応式やイオン反応式を描かせる問題も多くなっている。
化学反応式やイオン反応式は暗記するものだと思っている人が多いと思うが、丸暗記するものではない。

反応する物質と生成する物質を覚えておいて、自分で作るものなので、決して丸暗記せずに作り方を覚えるようにしないといけない。

有機化学や無機化学は、独立した問題としては出題されないが、理論化学と絡めて毎年必ず出題されている。
特に、有機化学は、構造式を描く問題が出題されることが多い。

これも丸暗記するのではなく、どのような状況でどんな反応が起こるのかを理解していれば、自分で作ることができるものである。

有機化学で登場する構造式をすべて丸暗記することは不可能なので、これも自分で作れるようにしておきたい。

上記にも書いている通り、計算問題は必ず出題される。
計算問題自体は難しいものはほぼ出題されないが、すべての日程で必ず出題されているので、すばやく丁寧に計算問題は取り組めるように普段の勉強から慣れておきたい。

75分で大問3問を解くので、制限時間はやや短いといえる。
構造式を描く問題が多く、思考力を必要とするので、すばやく解答を導けるようにしておきたい。

参考)
「岡野の化学が初歩からしっかり身につく」
岡野の化学が初歩からしっかり身に付く 無機化学+有機化学①  岡野の化学が初歩からしっかり身に付く 理論化学①  岡野の化学が初歩からしっかり身に付く
まずはこの3冊を使って基礎知識をインプットしていきましょう。
知識をインプットすることと丸暗記することはまったくの別物です。

この参考書に書かれていることを丸暗記しても実際の入試問題を解くことはできるようになりません。

書かれていることをそのまま丸暗記するのではなく、必要最小限の知識をインプットして、それを使いながらいろいろなものごとを考えられるようにしていくことが大事です。

同志社大学の化学の問題をこの3冊だけでは攻略できません。
ただし、基礎を積み上げていかなければ、入試問題のような応用問題を解くことはできないので、この3冊を使って基礎固めをしましょう。

参考)
化学(化学基礎・化学)基礎問題精講
化学(化学基礎・化学)標準問題精講
化学基礎問題精講  化学標準問題精講
一通りインプットが終わったら、この2冊を使ってアウトプットをしていきましょう。

基礎問題精講の基礎は簡単な問題という意味ではなく、入試問題の中の基礎という意味です。
決して簡単なだけの問題は載っていないのでしっかり基礎力をつけておきましょう。

標準問題精講もレベルは入試の標準レベルなので、ほとんどの難関大学に対応できるようになります。

同志社大学の化学の問題は、国公立大学の化学の問題と比較しても難易度が高い問題になっています。
基礎問題精講はもちろんのこと、標準問題精講にも必ず取りかかるようにしてください。

また、論述問題が出題されるので、標準問題精講に含まれている論述問題は答えられるようにしておきましょう。

以下、分野別に傾向を見ていくことにします。

・理論化学

傾向と対策のところでも述べたように、全問題に対する理論化学が占める割合が非常に大きくなっている。

そのため、同志社大学の化学の問題を解くのに、理論化学が苦手であることは論外である。
「鎌田の理論化学の講義」を使用して、理論化学分野に苦手があるということは絶対に無くしましょう。

また、理論化学のウェイトが大きいということは、理論化学の分野が得意になれば、化学を得点源にすることができるといえます。
この参考書をマスターすれば、理論化学に穴はなくなるので、できるだけ取り組むようにしたい。

参考)
「鎌田の理論化学の講義」
鎌田の理論化学の講義

・無機化学

理論化学・有機化学と比べると比較的出題数が少ない分野となっています。

ただし、無機化学はそれそのものを大問として問われることよりも、理論化学の問題の中で問われることが多いので、無機化学の出題数が少ないからといっておろそかにしないことが重要になります。

また、大問の中で化学反応式を書くことが求められる問題がよく出題されています。
化学反応式は丸暗記するものと思っている人が多くいると思いますが、化学反応式は丸暗記するものではありません。

化学反応式は数少ないパターンのどれに当てはまるのかを考えて、反応前の物質と反応後の物質さえ覚えていれば化学反応式をつくれるようにしておきましょう。

参考)
「福間の無機化学の講義」
福間の無機化学の講義

・有機化学

同志社大学の有機化学の問題の特徴は、構造式を描かせる問題が多いということが挙げられます。

大問のほとんどが構造式を描かせる問題が出題される年があるほど、構造式を問う問題が多いので、「鎌田の有機化学の講義」を使って構造式を自分で作れるようにしておきましょう。

ただし、構造式を作れるようになればすべてが解決したとは言えません。

構造式を描かせる問題以外にも反応について論述させる問題も出題されるので、構造式だけに偏らずまんべんなく知識をつけるようにしましょう。

参考)
「鎌田の有機化学の講義」
鎌田の有機化学の講義

ひとしきりインプット・アウトプットが終わったら、後は過去問で演習するだけです。
しかし、理系の科目の過去問は文系科目ほど量がありません。そんな時にはこの問題集を使用してください。

全国の大学の化学の入試問題から、良問を選出してつくられている問題集です。

超難関大学を除いて問題のレベルはほとんど同じです。
いろいろな大学の問題を解いて、どんな問題が出ても対応できるようにしておきましょう。

同志社大学の化学の問題は国公立大学の問題と比べても難易度は高い方に入ります。
論述問題にも対応できるようにするために、いろいろな大学の問題を解いて、どんな問題が出ても対応できるようにしておきましょう。

関関同立やMARCHなど難関私大を攻略する為の化学の勉強法について詳しく知りたい方はこちらをクリックして下さい。

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