第一志望の大学に落ちた…。諦められないなら今日から変えるべき「勉強の定義」
更新日: (公開日: ) COLUMN
毎日、学校や予備校の自習室に通って、だれよりも真面目に勉強してきたつもりだった。単語帳だってボロボロになるまでやり込んだ。それなのに、模試の結果も振るわないし、第一志望の過去問でも合格点に届かない。
「なんで自分だけ結果が出ないんだろう」と、悔しくて、不安で、夜も眠れない日々を過ごしていませんか?
実際には、どれだけ努力しても報われない受験生には、共通する「思考の癖」があります。それは能力の差ではなく、戦い方と勉強への向き合い方のほんの少しのズレです。
もしあなたが、まだ第一志望を諦めたくないのなら、この瞬間から「勉強の定義」を変えなくてはなりません。
第一志望の大学に落ちたキミが知るべき2つの原因

第一志望の大学に落ちたキミが知っておくべき原因は、以下の2つです。
- 「ライバル」を見誤っているから
- 「とりあえず量をこなす」だけだったから
まずは、現状の自分に当てはまっていないか、冷静に見つめ直してみましょう。
「ライバル」を見誤っているから
第一志望に落ちてしまう受験生が最初に犯してしまうミスは、「だれと戦っているか」という認識のズレにあります。受験生は、模試の成績表を見て「自分と同じくらいの偏差値の受験生」をライバルだと思い込んで戦おうとします。
しかし、それは間違い。あなたと同じ偏差値帯の人たちに勝つための基準で勉強していても、合格には届きません。彼らもまた、あなたと同じように伸び悩み、苦しんでいる層だからです。
そのなかで「これくらい勉強したからいいか」と安心しているうちは、合格に必要な質や到達度には一生たどり着けないのです。
本当のライバルは「国公立大学や早慶といったワンランク上の大学から、併願として降りてくる層」です。つまり、基礎学力のレベルは桁違いに高く、処理速度も正確性も段違いなわけです。
「今日はこれだけやったからOK」という自己満足の基準で勉強しているようでは、上のランクから降りてくる猛者たちには到底勝てません。目線を上げる意識が何よりも大切です。
「とりあえず量をこなす」だけだったから
「まだ演習量が足りないんだ。もっと数をこなせば点数は上がるはずだ」と考えてしまうのは、厳しい言い方をすれば、ただの「思考停止」です。
これまで何百人もの受験生を見てきましたが、結果が出ない子ほど以下のように胸を張ります。
- 「参考書のルート通りに進めている」
- 「スケジュール管理も完璧」
- 「単語帳もボロボロになるまでやった」
もちろん、それは素晴らしい努力です。しかし、それでも過去問を解くと6割から伸びないのは、圧倒的に「量」は足りていても「質」が伴っていないからです。
思考を止めて、ただスケジュールを消化するだけの力技では、偏差値50から55程度で必ず壁にぶつかります。勉強はやったつもりになっているけれど、脳みそに汗をかいていない状態になっていないか、今一度振り返ってみてください。
第一志望の大学に落ちたら滑り止めも危うい

「まあ、第一志望がダメでも、1つ下のランクの滑り止めには受かるだろう」と、心のどこかで考えてはいませんか。残念ながら、その勉強の基準のままだと「第一志望落ち=滑り止めも全落ち」という可能性が高いのが実際のところです。
例えば、「早慶」に落ちた人は、そのままMARCHにも落ちて日東駒専へ進むケースが多々あります。「関関同立」に落ちた人が産近甲龍も危うくなり、摂神追桃へ進学する受験生も珍しくありません。
先ほどもお伝えしましたが、あなたが「滑り止め」だと思っている大学は、「国公立志望者」や「ワンランク上の大学を第一志望にする猛者」が、本気で合格枠を確保しに来る戦場です。
「自分と同レベルの戦い」だと思って油断していると、上から降りてきたハイスペックな受験生にあっという間に枠を奪われてしまいます。結果として、自分が想定していた最低ラインすら割り込んでしまうのです。
第一志望の大学が諦められないなら「勉強の定義」を変える

もしあなたが、今の状況を覆して第一志望に合格したいと本気で願うなら、やるべきことはたった2つだけです。
基準を上げる
ライバルは「自分と同じ偏差値の人」ではなく、「国公立落ちのハイスペック層」だと認識し、彼らに勝てる完成度を目指してください。彼らが当たり前にやっている勉強を、あなたも当たり前にやるのです。
思考を止めない
スケジュールをこなすだけで満足せず、「なぜ間違えたか?」「次はどうすれば解けるか?」という仮説検証を泥臭く繰り返してください。「勉強時間(量)」は裏切りませんが、「何も考えない勉強時間」は平気でキミを裏切ります。
第一志望に合格する人は、机に向かっている時間以外でも、お風呂に入っているときも移動中も、「どうすればもっと良くなるか」を常に考え続けている人です。
第一志望の大学の落ちた今から「仮説思考」で逆転を

大学受験で第一志望に受かるための「質」の定義とは何でしょうか。マナビズムでは、「自分で仮説を立てられるか」にかかっていると伝えています。
成績が伸びる受験生は、英語長文で点数が取れなかったとき、ただ解説を読んで「ふーん、そうなんだ」で終わらせません。必ず自分自身に問いかけます。
- 「単語の意味は分かっていたのに、なぜ読めなかったんだろう?」
- 「もしかして、構文の取り方を間違えていたからではないか?」
- 「いや、現代文的な『筆者の主張』を掴む読み方ができていないのでは?」
上記のように、何度も自問自答するのです。
このように、「自分ができていない原因はこれではないか?」という仮説を自分で立て、それを潰すための勉強に切り替えるアクションこそが、本当の意味での勉強です。
なぜ「仮説」を立てられないの?
では、なぜ受験生は仮説を立てられず、思考停止に陥ってしまうのでしょうか。その原因は、自信がないからです。
「自らの考えが合っているか分からない」「間違った方向に進みたくない」「プロに正解を教えてほしい」と受け身になり、自分で考えるのを放棄してしまうのです。気持ちは痛いほど分かります。
しかし、先生たちは「キミの弱点はこれである可能性が高い」という仮説しか立てられません。
脳みそのなかで何を引き起こしているか、どの瞬間に読み間違えたかという「脳みその中のバグ」に気づけるのは、世界であなた自身だけです。
第一志望に落ちたらすぐ切り替えたい「仮説思考」の方法

では、具体的にどうすれば仮説思考ができるようになるのでしょうか。今日から実践できる4つのステップを紹介します。
- 現状の「違和感」を無視しない
- 「原因の仮説」を自分で立てる
- 「アクション(解決策)」を決める
- 意図を「言語化」する
STEP 1:現状の「違和感」を無視しない
過去問や演習で点数が伸び悩んだとき、絶対にやってはいけない思考があります。それは、「とりあえず回数が足りないから、もう1年分解こう」という量への逃避や、「調子が悪かっただけだ」という現実逃避、そして「先生、なんでできないんですか?」という丸投げです。
もし、単語帳は完璧なのに長文が6割しか取れないのなら、そこで「単語は分かるのに読めないのは、何かがおかしい」と立ち止まってください。その違和感をスルーせずに、今のやり方のままではマズいと認める地点が、すべてのスタートになります。
STEP 2:「原因の仮説」を自分で立てる
次に、「間違っていたらどうしよう」という不安を一旦脇に置いて、自分なりに原因を「決め打ち」してみましょう。例えば、「解説の全訳と自らの解釈がズレている。ということは、単語じゃなくて構文(SVOC)の振りが甘いんじゃないか?」と考えてみます。
あるいは、「内容は合っているのに選択肢で間違える。本文の理解不足ではなく、選択肢の引っかけパターン(因果の逆転など)に気づけていないんじゃないか?」と推測します。
僕らプロですら「これじゃないか?」という仮説しか立てられません。本当にどう考えて解いたかを知っているのは自分だけだからこそ、自信がなくても自ら考えるしかないのです。
STEP 3:「アクション(解決策)」を決める
仮説を立てたら、それを解決するための具体的な「行動」をセットします。
計画を変える → 「次はパラグラフごとに要約メモを書いて解いてみよう」 ツールを作る → 「長文演習を一旦減らして、3日間だけ解釈の参考書に戻ろう」 復習法を変える → 「意味が出てこない単語だけをまとめたリストを作ろう」
場合によっては、「解説を読む前に、自力で全訳を書き出してみよう」といった具合です。具体的なアクションさえ決まれば、あとは行動するだけ。ここまでなら、今のあなたにも必ずできるはずです。
STEP 4:意図を「言語化」する
最後に、モチベーションを保ち、質を高めるためのステップもぜひ踏んでください。その勉強をする目的を、自らの言葉にするのです。
ただ漫然と机に向かうのではなく、「自分は今、構文把握が甘いという弱点を克服するために、全訳を書き出すという意識でこの問題を解いている」といえる状態にします。
自分が今、何を意識して勉強しているのか。これをきちんと言語化できている状態が、量と質が伴っている状態です。このサイクルを回せる受験生になれば、第一志望合格への「質」を手に入れられます。
まとめ:「何となく」の勉強から卒業しよう
「第一志望に落ちて、滑り止めに行く未来」を回避する唯一の方法は、今、この瞬間から勉強の「質」を変えることです。もしキミが、「量はこなしているのに不安が消えない」「自分が正しい方向に進んでいるか自信がない」と感じているなら、一度マナビズムの門を叩いてください。
自分一人で抱え込んでいても、負のループからはなかなか抜け出せません。まずは無料受験相談・体験授業で、「勉強の基準」を診断してみませんか?
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
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第一志望の大学に落ちた受験生からよくある質問(FAQ)
第一志望の大学に落ちたらどのくらいの期間で立ち直れますか?
第一志望の大学に落ちてから「仮説思考」を持てたとき、立ち直ることができます。「量は足りていたが、思考停止でルートを進めていただけだった」「ライバルの基準を見誤っていた」と、自らの敗因を論理的に分析し、心から納得できた瞬間に、その失敗はただの「過去の傷」から「次の成功へつながるデータ」に変わります。
第二志望の大学でも就職活動は不利になりませんか?
第二志望の大学に関係なく、受験で露呈した「思考停止の癖」を治さないまま社会に出るほうが圧倒的に不利です。逆に、受験を通して「自分で仮説を立て、検証し、解決策を行う力」を身につければ、学歴の壁を超えてどのような企業でも活躍できます。企業が求めているのは、まさにそういう人材です。
浪人と第二志望の大学進学、どちらを選ぶべきですか?
浪人と第二志望の大学進学で迷った際、ただ「勉強時間(量)」を増やすつもりなら進学をおすすめします。しかし、「勉強の質(脳みその使い方)」を変える覚悟があるなら浪人も良い選択です。「基準を国公立レベルに上げる」「常に仮説を立てて勉強する」という、根本的な取り組み方を変える覚悟がないなら、浪人しても同じ結果になりかねないのでおすすめしません。
第一志望に落ちたことは今後の人生に影響しますか?
第一志望に落ちたことは今後の人生に影響します。ただし、それは悪い意味だけではありません。「低い基準」と「甘い見通し」を持っていた自らに気づけた点は、合格するよりも財産になり得ます。
「自分は基準が甘くなりやすい人間だ」「思考停止になりやすい人間だ」という自らの弱点(バグ)を自覚し、それを修正する4年間を送れるなら、この「不合格」は人生において間違いなくプラスの影響になります。