【大学受験】高3から受験勉強は遅い?合格に間に合うためのスケジュールや勉強法を解説
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高3から大学受験の勉強を始めるのは、決して遅いわけではありません。
受験生のなかには、高3から勉強を始める人も多いです。
しかし、間に合うかという点に関しては、学力や志望校によって異なります。
そのため、人によっては高3からでは遅いという可能性も否定できません。
本記事では、高3から受験勉強を始める人へ向けて、間に合わせるために押さえておきたい勉強法やスケジュールなどを解説します。
ぜひ参考にしてください。
君が高2なら先にこちらをチェック!:高3までにすることは?大学受験成功への時系列ロードマップ例
高3からの受験勉強はいつから始めるのか
高3の受験勉強開始時期は、大きく3つに分けられます。それぞれのパターンについて、間に合うのかという点も含めて解説します。
高3の春から
多くの高校3年生は、進級してすぐの春から受験勉強をスタートさせます。
そして、春からスタートすれば無理なく対策を進められるため、この時期までに勉強を始めれば間に合う可能性が高いです。
すでに志望校が明確になっていて強い希望がある場合。
十分な対策を取るためにも、高3の春には受験勉強をスタートさせてください。
関連記事:高3の塾は春からでも遅い?大学受験対策の塾選びと勉強法を解説
高3の夏から
部活に打ち込んでいた高校生は、引退後の夏から受験勉強を始める人もいます。
全力で部活に取り組んでいた人は、目標のために努力できます。
短期間に集中し、志望校合格を掴みとれるケースもあります。
しかし、受験勉強の進行目安として、夏までに基礎力固めを終わらせるのが理想的です。
これを踏まえると、開始時期にはやや不安が残るでしょう。
可能であれば、授業の予習・復習程度でも構いません。
高3のもう少し早い時期から、勉強をスタートさせるのがおすすめです。
高3の夏休み以降(9月)から
- 部活の引退時期が遅かった
- 進路に迷いがあった
などの理由から、夏休み以降に受験勉強を始める人もいます。
もしも明確に行きたい大学がある場合には、浪人する確率がグッと上がることを覚悟しておきましょう。
大学進学を最低限の目標としているのであれば、自分の学力から届く範囲のレベルを志望校に設定するのもひとつの選択肢です。
関連記事:
■高3の夏休みの過ごし方!大学受験に向け限られた時間を有効活用する勉強法とは
■高3の秋からでも逆転合格は可能!効果的な科目別受験対策と勉強法のポイント
【志望校別】高3からの受験勉強は間に合う?
特に難関大学を志望している受験生は、「高3からで間に合うのか」と不安に思う人が多いでしょう。ここでは、志望校別に高3からの受験勉強について解説します。
国公立
国公立は、基本的に対策する科目数が多いため、ほかの私立大学よりも多くの勉強時間が必要です。
そのため、学力によっては高3からでは遅い可能性があります。
間に合うかどうかのひとつの目安となるのが、高3の夏(7月)までに、日東駒専・産近甲龍に合格できるレベルまで学力向上できているかという点です。
高3春から勉強を進めて、7月までに想定の学力まで達しなかった場合には、国公立合格の可能性が低くなります。
この場合、私立への志望校変更も視野に入れた方がよいかもしれません。
理系
理系の学部を目指す場合は、志望校によって難易度に差が出ます。
一例として、私立と国公立の理系では、下記の勉強時間が必要とされています。
- 私立理系:3,000〜5,000時間
- 国公立理系:5,500〜9,000時間
たとえば、私立理系で最低ラインの3,000時間を確保する場合、高3の春から始めると、1日10時間の勉強量が必要です。
高3の1年間は全力で受験と向き合うという覚悟がいるでしょう。
もちろん、元々基礎力がついている場合には、想定より少ない勉強時間でも問題ないかもしれません。
そのため、自分の学力をしっかり把握した上で志望校を検討するとよいでしょう。
東大
東大を目指す場合に必要な勉強時間は、3,500〜4,000時間です。
3,500時間を想定した場合、高3春から始めると、1日11~12時間も勉強しなければいけません。
たとえば、定期的に休息日を設ける場合には、1日の勉強時間がさらに増えます。
ともすれば、かなり厳しいスケジュールになると予想できます。
そのため、高1・高2の段階から勉強習慣をつけておくのがおすすめです。
高3からの受験勉強を間に合わせるなら計画が重要
高3からの受験勉強が間に合うかは、学力や志望校のほかに、以下の条件があります。
- 入試日から逆算した間に合うための学習計画が立てられる
- 志望校対策のための効率的な勉強法で進められる
- 自分に厳しく計画を遂行する努力ができる
一般的に間に合う時期から受験勉強をスタートしても、必要な要素が整っていなければ合格は厳しくなります。
大切なポイントは、適切な学習計画と勉強法です。
学力や志望校によって高3からでは少し遅いスタートとなる場合もあります。
そのため、限られた時間で間に合うための効率的な勉強法が大切です。
とはいえ、完璧な学習計画・勉強法があっても、趣味や遊びの誘惑、甘えなどからサボってしまっては意味がありません。
高3から受験勉強を始めたら、自己管理を徹底しましょう。
もし、少しでも不安を感じているキミは、ぜひ無料相談から気持ちを聞かせてください!
高3からの受験対策に必要な勉強時間の目安
高3からの受験勉強時間は、学力・志望校によって異なります。ここでは、志望校別に一般的な勉強時間を紹介します。
志望校 | 合計勉強時間 | 1日の勉強時間 |
---|---|---|
日東駒専・産近甲龍 | 1,500時間 | 5時間 |
MARCH・関関同立 | 2,000時間 | 6~7時間 |
国公立大学 | 2,500~3,500時間 | 8~12時間 |
東大 | 3,000時間 | 10時間 |
※この表は横にスクロールできます。
表の勉強時間は、高3の4月から入試が始まる2月までの10ヶ月で計算しました。
そして、紹介した数値は最低限必要な勉強時間と考えてください。
学力と志望校に差がある場合には、さらに勉強時間が必要です。
また、休息日を作る、休日に多く勉強するなどの場合は、1日の勉強時間が変わってきます。
残された時間から逆算するといった具合に、自分のケースに当てはめて計算し直してください。
関連記事:
■高3の勉強時間はどのくらい必要?難関私大への合格を目指すには
■高3春休みの勉強時間は?難関大学合格を目指すなら遊びは手放そう
高3夏休み・冬休みの勉強時間は?
一般的に、長期休暇は学校がなく自由な時間を確保しやすいタイミングです。
勉強量を増やしやすい期間と考えて、、1日10時間以上を目標に勉強してください。
もし、高3に入って受験に乗り遅れたと感じている人も、夏休み・冬休みに多くの勉強時間を確保すれば挽回できる余地があります。
夏休み・冬休みは、必要な勉強時間を逆算しながら、間に合わせるための有意義な過ごし方をしてください。
関連記事:高3からでも遅くない!MARCHを目指すのに目安となる勉強時間とは
高3からの受験勉強で間に合うための学習法
高3からの受験勉強について、知っておきたい学習法を2つのポイントでお話します。
- 受験勉強の進め方
- 科目別勉強法
受験勉強の進め方
受験勉強は、開始時期にかかわらず下記の段階が必要です。
- 基礎力固め
- 実践・応用問題に取り組む(参考書・問題集など)
- 志望校・共通テストの過去問演習に取り組む
どれも効率的に学力向上するために重要なステップです。
短期間で勉強を進めると、いずれかの学習が疎かになる可能性もあるため、成功率が低下していきます。
いつから受験勉強を始めたとしても、この3ステップは基本的な流れになるため、省かずに取り組んでください。
科目別勉強法
高3からでも対策が間に合うように、科目別で勉強のポイントを表にまとめました。
科目 | ポイント |
---|---|
英語 | ・積み重ねが大切なため優先的に勉強を始めてほしい科目 ・単語・熟語・文法→英文解釈→長文読解の順番に進める ・英語の基礎である「単語・熟語・文法」は疎かにせずしっかり覚える |
数学 | ・積み重ねが大切なため優先的に勉強を始めてほしい科目 ・基礎である公式・方程式をしっかり暗記する ・公式・方程式のインプットができたら問題演習でアウトプットする ・演習は教科書の例題や簡単な問題集から段階的にレベルアップした問題に取り組んでいく |
国語 | ・得点しやすい漢字を落とさないようにしっかり対策する ・長文読解は解くだけでなく解答の根拠を説明できるレベルにまで仕上げる ・勉強する時間が少ない場合には現代文のみに絞り古文・漢文が入試科目に指定されていない志望校を選ぶ |
理科 | ・志望校の入試科目(化学・物理・生物・地学)を把握してから対策する] ・用語や公式などの基礎知識を固めてから問題集でアウトプットを積み重ねる |
社会 | ・志望校の入試科目(日本史・世界史・地理・現代社会・倫理・政治経済)を把握してから対策する ・暗記系の学習になるが全体の概要や流れなどの細かい知識もインプットしながら覚えていく |
※この表は横にスクロールできます。
どの教科も、基礎固め→演習という流れに大きな違いはありません。
それぞれの基礎知識を十分につけてから問題を解き、間違えたところは復習して、次は正解できるように仕上げるのが大切です。
関連記事:高3の英語勉強法!ゼロから始める順番や毎日やることを解説
高3から受験勉強を始めて間に合うスケジュール目安
高3の春から受験勉強を始める際の年間スケジュールを紹介します。
期間中に下記の内容を仕上げられれば、計画的に受験勉強を進められます。
時期 | 学習内容 |
---|---|
春(4月~5月) | ・春は基礎固め期間 ・国語は【漢字・単語・古典文法】 ・英語は【単語・熟語・文法】 ・数学は【公式・方程式(問題を見て公式・方程式を導き出せるところまで)】 ・基本的に毎日勉強する習慣をつける |
夏(6月~8月) | ・基礎が不十分な場合には夏休み前までは引き続き対策を進める ・一定の基礎力がついてきたら志望校からワンランク下のレベルの入試問題で合格点を目指す ・少なくとも1科目はワンランク下の入試問題で合格点が取れるとよい ・この時期までに模試を受けて苦手科目・単元を把握しておく |
秋(9月~11月) | ・志望校の過去問演習に取り組む ・模試の結果を受けて苦手科目克服に力を入れる ・志望校レベルにまで学力向上していることが望ましい |
冬(12月~本番) | ・本番の時間を意識しながら過去問演習する(開始時間も入試のスケジュールに合わせると本番同様の環境で取り組める) ・演習の結果によっては対策する科目や捨てる単元などの戦略を立てる |
※この表は横にスクロールできます。
模試は、スケジュールに支障がない範囲で2か月に1回程度を目安にして受けるとよいでしょう。
模試を受けたら、必ず自己採点して間違えた問題を復習してください。
スケジュールを立てて勉強を進めるなかで、思うように学力向上できなかった場合には、捨てる単元を検討して、得点を上げられる科目に注力するのも賢い選択です。
関連記事:高3で勉強できない受験生の解決法|いつまでに始めれば間に合うのか
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高校3年生がついやってしまう「受験直前期の悪習慣」
【動画でもご覧いただけます!】
受験の成否を大きく分けるのは、ラスト1ヶ月から2ヶ月の過ごし方だといっても過言ではありません。
この時期、高校3年生が無意識のうちに陥りがちな「悪習慣」を3つ紹介します。
これらを避けられるかどうかが、合否を大きく左右します。
① 勉強量がなぜか減ってしまう
直前期になると、勉強の中心が「インプット」から「過去問演習」や「実践演習」へとシフトします。
そのため、「やることが減った」と感じ、夏休みと比べて勉強時間が減少してしまう生徒が少なくありません。
しかし、これは非常に危険です。
この時期に時間が余るのであれば、選択科目や苦手分野の強化に全力を注ぐべきです。
格言:圧倒的な勉強量は、圧倒的な自信になる。
試験本番で手が震えるような場面でも、自分を支えてくれるのは「これだけやってきた」という揺るぎない自負です。
年末年始を含め、夏以上の覚悟を持って勉強量をキープしましょう。
② メンタルが乱れ、周囲への感謝を忘れてしまう
直前期は精神的にも追い込まれやすい時期です。
そのため、支えてくれている家族や周囲への感謝を忘れたり、ピリピリして人に当たってしまう受験生も出てきます。
しかし、人としての魅力を失った受験勉強には、真の価値がありません。
いくら良い大学に合格しても、人間性を失っては本末転倒です。
受験とは、自分の価値を高めるための挑戦です。
努力の証として大学名があるのであって、「どこに合格するか」だけでなく、「どう合格するか」という姿勢が大切です。
③ 目的意識を持たずに勉強してしまう
直前期は不安から「とりあえず勉強しよう」と動きがちです。
しかし、目的が曖昧なままの勉強では、思うような結果にはつながりません。
- なぜこの過去問を解くのか
- どの力を伸ばしたくて何をしているのか
- 今の自分に必要な演習は何か
こうした問いを常に自分に投げかけ、「なぜこの勉強をしているのか」を明確に意識しましょう。
そして、自分と合格の間にあるギャップを埋めるつもりで取り組んでください。
今が一番賢くなっている時期だからこそ、質の高い勉強ができるはずです。
高3から受験勉強をするなら塾に通うべき?
高校3年生からの受験勉強でも塾に通うのは決して遅くありません。
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関連記事:【大学受験】高校3年生から塾は遅い?高3からの塾選びのポイントも解説!
高3から受験勉強をスタートして合格した事例
高3夏スタートでも関大合格!基礎徹底と計画学習で逆転
偏差値36からの挑戦。英単語や文法など基礎の見直しと、徹底した学習計画のもとで着実に成績を伸ばし、第一志望合格を実現した事例です。
関連記事:【高3 7月入塾】入塾前偏差値36から逆転合格した秘訣とは?
高3の秋、勉強ゼロからの挑戦!近大合格を掴んだ逆転ストーリー
部活引退後の10月入塾から受験本番まで残りわずか。適切な計画指導と仲間の支えの中で、短期間でも成果を出す勉強法を確立した事例です。
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高3の秋、関学を目指して決意!計画と仲間が支えた逆転合格
志望校を関関同立に定めたのは9月。週ごとの学習計画と環境の力を活かし、競争心と継続で合格を掴んだ実体験です。
まとめ
受験生は高3から勉強を始める人も多いです。そして、本番から逆算して考えた場合にも、対策できる期間は残されています。
しかし、すべての人にとって間に合うかというと、安心できるわけではありません。
志望校と学力に差がある、適切な学習計画・勉強法で臨めない、という場合には間に合う可能性が低くなります。
高3からの受験勉強に不安がある場合には、マナビズムにご相談ください。
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高3から受験勉強を始める人に役立つQ&A
高3の受験勉強は何からすればいい?
受験勉強のスタートは、基礎固めからです。たとえば、志望校と学力に差があり「早く過去問に取り組まないと間に合わないかもしれない」と感じても、基礎固めを怠ってはいけません。
基礎力が十分についていなければ、志望校の過去問はもちろん、簡単な問題すら解けない可能性が大いにあります。大学受験に基礎力は必須ですから、焦らずに土台を固めてください。
関連記事:【高校3年生向け】急に成績が下がったときの原因と3つの対策
高3から基礎固めはいつまでに終わらせればいい?
一般的なスケジュールでは、高3の夏までに基礎力固めを終わらせるのが目安です。遅くとも、夏休み中には基礎固めを終わらせて、実践・応用に入るのが理想です。
秋以降は、志望校対策や過去問演習に入らないと本番までに必要な勉強が終わらない可能性も出てきます。
高3の夏までにやることはなに?
大学受験に臨む人は、高3の夏までに基礎力固めを終わらせなければいけません。
そのため、必要なスケジュールをこなせるよう、高3春までに受験勉強をスタートさせた方がよいでしょう。まずは、毎日学習する習慣をつけて、基本の勉強から始めてください。
高3の定期テストは優先すべき?
高3の定期テストは、推薦入試を考えている場合や内申点が重要なケースでは必要です。
一方、一般入試を目指す場合は受験勉強の優先度が高く、定期テストは最低限の対策で十分です。赤点を避けつつ、受験に直結する科目に集中しましょう。