【徹底分析】英語共通テストリスニングの対策|楽しく学ぶ方法も解説
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勉強を強く意識するがゆえに、英語共通テストリスニング対策が苦痛に感じる人もいるでしょう。
リーディングとリスニングの配点比率は1:1となっているため、リスニングの対策方法を把握しなくては、著しく得点率を落としてしまう可能性があります。
今回は、英語共通テストリスニングの対策としてセンターからの変更点や難易度を解説します。
具体的な対策や重要なポイントまで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
英語共通テストリスニングの概要
英語共通テストリスニングの概要を確認しましょう。
以下の内容で解説します。
- 日程や試験時間
- 問題形式や問題数
- 過去に出題された問題
日程や試験時間
令和5年に実施される英語共通テストの日程や試験時間をまとめました。
英語共通テストでは、リーディングとリスニングそれぞれ1:1の配点となることから、リーディングとリスニング両者の試験時間と配点もまとめています。
テスト日程 | 令和5年1月14日(土) 令和5年1月15日(日) |
試験時間 | リーディング:80分 リスニング:60分 |
配点 | リーディング:100点 リスニング:100点 |
その他の基本情報は、大学入試センターの令和5年度入試情報を参照してください。
リスニングテストのほうが試験時間が短く、長文読解で構成される英語共通テストでは、時間が足りなくなってしまう受験生も少なくありません。
時間配分をどのように行うべきか、過去問や予想問題集などを活用し、自分が解きやすく余裕をもって回答できるように準備しましょう。
問題形式や問題数
センター試験英語と比較すると、リスニングでは設問数やマーク数がいずれも増加しています。
図や表の読み取りに加えて、聞き取った文章と合致する図を選択する問題もあることから、聞き取った文章を理解して、その場ですぐに解答できるような対策が必要です。
過去に出題された問題
英語共通テストリスニングにて、過去に出題された問題としては、以下のようなものがあります。
- 発話や対話の聞き取り
- 説明をきいたあとに円グラフや表の項目を埋める問題
- 説明をきいたあとに条件にあうものを選択する問題
- 講義に関する放送を聞き、ワークシートを完成させる問題
- 対話を聞き、それぞれの発言に関する設問に答える
- 議論を聞き、賛成者と反対者の意見を表す図を選択する問題
すべての内容を聞き取って覚えるのではなく、話しの要点はどこなのかを理解できるようにしておくことが大切です。
要点を理解できれば、時間が足りなくなることもなく、無駄な情報を頭に入れずに解答できます。
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- なにからやればよいのか分からない
- 自習のときにリスニング対策は難しく感じる
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英語共通テストリスニングは難しい?平均点推移で解説
英語共通テストリスニングは難しいというイメージがある人もいると思います。
しかしどのくらい難しいのかは、実際の数字をみて判断ししましょう。誤った対策をとってしまう可能性があります。
以下の内容で英語共通テストリスニングの難易度を解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 英語共通テストリスニングの平均点の推移
- センター試験と比べた難易度
英語共通テストリスニングの平均点の推移
英語共通テストリスニングの2021~2022年の平均点は、いずれも55点以上となっています。
2022年度 | 2021年度 | |
平均点 | 59.45点 | 56.16点 |
参考:大学入試センター
※2021年度は大学入学共通テスト第1日程の平均点
100点満点中、半分以上の点数が平均点であることから、難易度はそこまで高くないと感じるかもしれません。
では、センター試験と比べた場合には難易度の高さはどの程度になるのか、確認してみましょう。
センター試験と比べた難易度
センター試験の過去3年間の平均点は、以下のとおりです。
2021年 | 2019年度 | 2018年度 | |
平均点 | 57.56点 | 62.84点 | 45.34点 |
参考:大学入試センター
センター試験では45点~62点で変動があり、安定して55点以上2年連続となっている共通テストのほうが対策しやすい傾向にあります。
しかし、リスニングは読み上げ語数がセンター試験から増加しています。
くわえて、グラフや図を用いて回答する問題が増加していることから、センターよりは難易度が高いといえるでしょう。
共通テストになってからの平均点だけ見ていては、過去問を解いたときの感覚とズレが生じる可能性があります。
英語共通テストリスニング対策の際には、難易度にとらわれすぎずに、勉強法を把握して対策してください。
英語共通テストリスニングの勉強法
英語共通テストリスニングの勉強法を理解しておけば、効果が薄い勉強法を実践せずに効率よく対策できます。
- 内容理解のための文法力と単語力を高める
- 問題演習に慣れる
- 図や表の読解力を高める
それぞれの勉強法を試してみて、自分に合った方法を見つけてみてください。
内容理解のための文法力と単語力を高める
内容理解のための文法力と単語力を高めることは、効果的な対策です。
長文問題が多いリスニングでは、文法力と単語力は必須です。
文法と単語が理解できれば、リスニング文章の要点を把握しやすくなるでしょう。
問題を聞き取る力を身に着けておくことで、リーディング問題でも役立ちます。
問題演習に慣れる
問題演習を通して、頭をリスニングに慣れさせることも効果的な勉強法です。
過去問を繰り返し解いたり、速読英熟語などのCDを用いてシャドーイングの練習をしたりしておきましょう。
また、英文音読の仕方を覚えておくと、毎日の勉強がスムーズになりやすいです。
問題演習の復習を徹底的に行い、リスニング問題に慣れる必要があります。
聞き取れない文章があるのに新しい問題ばかり解いていても進展がなく意味がありません。
復習を大切に、問題演習に少しずつ慣れていくことで、長文リスニングにも適応できるようになります。
図や表の読解力を高める
共通テスト英語では、問題ごとに問題冊子に掲載されている図や問題文を読むために、ある程度の時間が設けられています。
解答に関係がありそうな箇所を見極めるために、図や表をみて、読解力を鍛えておくことが大切です。
過去問はもちろん、図や表の問題が多い演習もしっかりとこなすことで、読解力が高まるでしょう。
英語共通テストリスニング対策におすすめの問題集
英語共通テストリスニング対策の勉強にあたり、おすすめの問題集をまとめました。
使うポイントも記載しているため、ピンポイントで自分の目的にあった参考書を見つけて対策するのもおすすめです。
参考書名 | 使うポイント | 内容 |
大学入試 関正生の英語リスニング プラチナルール | 的確に要点を把握したいとき | 読み上げスピードの異なる2種類の音声を収録 |
安河内のセンター英語リスニングをはじめからていねいに | リスニングの傾向を掴みたいとき | センター試験の各大問を分析して作られた演習問題と、センター試験のリスニングの過去問を収録 |
灘高キムタツの東大英語リスニング | 長文問題の対策と演習を積みたいとき | 500~600ワードの長い英語が聞き取れるようになるストラテジーを解説 |
リスニングの素 | 時間をかけずに短期間で対策したいとき | 1日10分、2カ月で高得点が狙える構成で解説も丁寧 |
共通テスト問題研究 英語 | 本番に近い問題に取り組みたいとき | これまでの傾向から共通テストの出題傾向を分析した参考書 |
おすすめできる問題集はたくさんあるため、一部のみの紹介となっています。
よりたくさんの問題集が知りたい人のために、以下の記事では、大学受験のためにおすすめできる参考書を10選紹介しています。
どの参考書を購入すればよいのか迷った人は、ぜひチェックしてみてください。
合わせて読みたい
共通テストリスニングを楽しく学ぶ|洋楽やニュースアプリ
共通テストリスニングを楽しく学びたい人には、洋楽やニュースアプリがおすすめです。
洋楽は通学の際に聞くだけでも楽しくリスニング対策ができるほか、ニュースアプリなら時事問題も把握しながら勉強できます。
リスニング対策におすすめの洋楽
洋楽は、自分が聞き取りやすい速度からリスニング対策を始められます。いきなり高速で聞いて理解できずに投げ出してしまう心配もありません。
リスニング対策におすすめの洋楽を、以下3つ紹介します。
- Call Me Maybe
- I just Call to Say I Love You
- Just The Way You Are
Call Me Maybeは、ポップソングのため、日常的に使われている単語やフレーズが多く含まれています。
会話形式の長文リスニング問題で役立つほか、リーディングのテスト対策にも適しているでしょう。
I just Call to Say I Love Youは、年間を通して使える単語や熟語がたくさん含まれています。
ボキャブラリーを増やしておくことはリスニング対策では重要になるため、積極的に取り入れてみてください。
Just The Way You Areは、ing形やwouldが多く出てくる洋楽です。
聞き取りに苦手意識がある人は、ぜひ繰り返し聞いてみてください。
リスニング対策ではニュースアプリも活用できる
リスニング対策に、ニュースアプリもおすすめです。
「BBC LEARNING ENGLISH」は週に1回新しいニュースがアップされます。
スクリプトや単語、表現などもまとめられており、1回3分のニュース動画になっているためぜひ聞いてみてください。
元々のニュースの音声の速度は早めですが、説明の音声はゆっくりとした音声になっているため、リスニングが苦手な人でも取り組みやすいです。
共通テストのリスニング問題では、数字を使った問題が頻出するなかで、ニュース英語をきいて学習するのは効率的といえるでしょう。
また、リーディングの時事問題でも役立つ可能性があるため、ぜひ一度活用してみてください。
英語共通テストリスニング対策のQ&A
英語共通テストのリスニング対策において、気になる疑問を解決しておきましょう。
- 過去問の音声ダウンロードはどこからできる?
- リスニング対策にシャドーイングは必要?
- センター試験の過去問は共通テスト対策にも使える?
過去問の音声ダウンロードはどこからできる?
過去問の音声は、以下のサイトからダウンロードできます。
2022年の問題もダウンロード可能です。
過去問の音声をダウンロードしておけば、電車でも自宅でもカフェでも、どこでも過去問演習に取り組めます。
時間を無駄にせず学習効率を高めたい人には、ダウンロードをおすすめします。
リスニング対策にシャドーイングは必要?
リスニング対策に、シャドーイングは必要です。
単語と文法の知識を意識せず、自動的に使えるようにするために活用してください。
英語を日本語変換せず、英語のまま理解する「英語脳」を作るために、効果が高い方法といえます。
シャドーイングは一字一句聞き逃さずに発声しなくてはならないため、より正確に聞き取れるようになるほか、TOEICなどの対策にも効果を発揮するでしょう。
センター試験の過去問は共通テスト対策にも使える?
共通テストに変わった今でも、センター試験の過去問を活用できます。
センター試験と共通テストでは、語彙や構文が同じレベルで作られているからです。
大問の内容と時間配分を踏まえて活用すれば、強力な味方になってくれるでしょう。
難しい単語や複雑な構文が含まれていないセンター試験の過去問なら、英語共通テストリスニング対策をはじめたばかりの人も取り組みやすいです。
速読トレーニングとしても適した教材のため、積極的に活用してみてください。
まとめ
英語共通テストリスニング対策は、以下の項目を鍛えて得点力を高めましょう。
- 単語力や文法力
- 内容理解力
- 図や表の読解力
やることが多く感じられるかもしれませんが、時間内に重要な箇所だけ正確に聞き取り、解答できるようにしておきましょう。
対策といっても、自習学習ではなにをすればよいのか分からない人も、マナビズムなら安心です。
1人ひとりに専属の自習コンサルタントがついて徹底的に自学自習のやり方を指導するため、1人で集中して勉強できるようになります。
英語共通テストリスニング対策に不安がある人は、ぜひ一度マナビズムにお問い合わせください。