共通テスト理科の選択方法!自分に合った組み合わせを選ぶコツ

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共通テスト理科では、自分に合った組み合わせを選ぶ必要があります。

文系や理系、暗記の得手不得手により選択すべき科目が異なるためです。

より得点しやすくするために、本記事では共通テスト理科の選択方法について紹介します。

自分に合った科目を選ぶために、参考にしてみてください。

共通テスト理科の選択|受験不可に注意

共通テスト理科の選択|受験不可に注意

共通テスト理科の選択をするにあたり、選択科目を間違えると受験不可となってしまう可能性があります

共通テストの選択科目には、選択科目と選択するパターンに決まりがあるためです。

貴重な共通テスト受験の機会を、選択科目を間違えてしまい不意にしないように注意しましょう。

共通テスト理科の選択科目は2グループ4パターン

共通テスト理科の選択科目は2グループ4パターン

共通テスト理科の選択科目は、2グループ4パターンと決まっています。

現在では、文系でも2つの分野の選択が必要なため、間違えないように注意してください。

まずは、文系と理系のそれぞれの一般的な選択方法を確認しておきましょう。

文系と理系それぞれの一般的な選択方法

文系と理系、それぞれの一般的な選択方法は、以下のとおりです。

【理科の2つの科目】

  • 理科①:(基礎科目)物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎
  • 理科②:(発展科目)物理、化学、生物、地学

【科目の4つの選択方法】

  • A:①グループから2科目
  • B:②グループから1科目
  • C:①グループから2科目+②グループから1科目
  • D:②グループから2科目

上記の2つの科目グループと、4つの選択パターンから、どのように選択するのかを決めましょう。

以前は文系であればどれか1つの科目を選択すればよかったのですが、現在では文系でも2つの科目を選択しなくてはなりません。

【C】の「①グループから2科目」を選択する場合には1科目扱いとなるため、「②グループから1科目」も必要です。

難易度もあわせて考えるなら、以下の表を参考にしてみてください。

科目 得点率(難易度の目安)
物理基礎 2021年:得点率75.1%
2022年:得点率60.8%
化学基礎 2021年:得点率49.3%
2022年:得点率55.5%
生物基礎 2021年:得点率58.3%
2022年:得点率47.8%
地学基礎 2021年:得点率67.0%
2022年:得点率70.9%

得点率が低い科目ほど難易度が高めといえます。

第1解答科目指定とは

地理歴史・公民、理科②で、合否判定に1科目の得点のみを利用する大学では、2科目受験でも高得点の科目を指定しない点に注意が必要です。

先に解答した科目(第1解答科目)を指定する場合があります。

国公立大学や、私大でも難関大学では第1解答科目指定が多いです。

第1解答科目は大学入学共通テスト当日に自由に決められるため、高得点が狙えそうな得意科目を先に解答するようにしましょう。

しかし、特定の科目を第1解答科目として指定する大学もあることから、志望校の利用方法を事前に確認しておくことが大切です。

共通テスト理科の選択方法!自分にあった科目の選び方

共通テスト理科の選択方法!自分にあった科目の選び方

共通テスト理科の選択科目について、自分に合った科目の選び方をまとめました。

  • 文系におすすめの選び方
  • 理系におすすめの選び方
  • 暗記が得意な人おすすめの選び方
  • 計算が得意な人におすすめの選び方
  • 受験まで時間がない場合におすすめの選び方

これが正解ということではありませんので、自分が得意な科目や高得点が狙えると思える科目を優先させましょう。

文系におすすめの選び方

文系かつ私大の場合、選択の自由度が高くなります

そのため、まずは受験したい大学が指定している科目を確認してみてください。

指定されている科目であることにくわえて、自分が得意な科目を選ぶことをおすすめします。

どのような分野に興味があるのかを基準にすると、共通テスト対策が捗りやすくなり、勉強のストレスを感じにくくなるためおすすめです。

また、暗記が得意か計算が得意かによっておすすめの選択科目が異なるため、このあと説明している項目も参考にしてください。

理系におすすめの選び方

理系の場合には、志望校の大学と学部、学科が指定する科目を選びましょう。

なぜなら、理系の学部の場合には、高校理科の内容が大学で学習することの基礎となるからです。

そのため、学部の系統と共通テスト理科の選択科目が相互関係にあります。

たとえば、以下のような形です。

学部の系統 選択科目
医療系・生物系 生物
薬学系 化学
工学系・理科系 物理

大体の目安のため、志望校がどのような科目を指定しているのかをあらかじめ確認してみてください。

暗記が得意な人におすすめの選び方

暗記が得意であれば、生物基礎や化学基礎がおすすめです。

なぜなら、生物基礎は物理や化学に比べて、数学的な要素が少ないことから、文系の人や暗記が得意な人に向いているからです。

なお、地学基礎は、暗記・計算がともに少なく、選択する人も少ない穴場の科目となっています。

暗記が得意であれば、生物基礎・化学基礎を視野に入れてみてください。

計算が得意な人におすすめの選び方

計算が得意であれば、数学的な要素が多めの物理基礎がおすすめです。

特に文系であれば計算が苦手な人も多いため、高得点が難しく、計算が得意な人が有利に立てます。

また、中学レベルの計算であれば苦手意識はない人の場合、化学基礎がおすすめです。

基本的な知識と解法を理解していれば、単純な計算を積み重ねれば得点できるでしょう。

受験まで時間がない場合におすすめの選び方

共通テストの受験まであまり時間がなく、理科の選択科目に充てられる時間が少ない場合には、化学基礎や地学基礎を選んでみてください

暗記する情報量が少ないため、時間がなくても対策しやすくなるはずです。

いずれにせよ、自分が得点しやすいと感じる科目や興味が深い科目を選べば、対策をあまりストレスに感じることなくスムーズに勉強できるでしょう。

共通テスト理科のおすすめ選択科目の組み合わせ

共通テスト理科のおすすめ選択科目の組み合わせ

共通テスト理科の選択科目で、おすすめの組み合わせをまとめました

  • 文系で暗記に強いなら化学基礎と生物基礎
  • 理系で計算に強いなら化学基礎と物理基礎

簡易で確認する参考として、以下の表にまとめています。

自分の状況 おすすめの組み合わせ
文系+暗記に強い 化学基礎・生物基礎
or
生物基礎・地学基礎
理系+計算に強い 化学基礎・地学基礎
or
化学基礎・物理基礎

暗記に強いのか、計算に強いのか、自分自身の強みを考えたときにピッタリだと思う組み合わせを選んでみてください。

文系で暗記に強いなら化学基礎と生物基礎

文系で暗記に強い場合には、化学基礎と生物基礎の組み合わせがおすすめです。

化学基礎は、数学的な要素が薄く、教科書レベルの単語を理解して読解力が問われる問題が出題されます。

生物基礎は、教科書レベルの基礎知識にくわえ、表や計算結果から読み取る力が求められます。

そのため、グラフの読み取りや考察力など、知識に寄った対策を得意とする文系+暗記が得意な人は、化学基礎と生物基礎を選んでみてください。

理系で計算に強いなら化学基礎と物理基礎

理系で計算に強いなら、化学基礎と物理基礎の組み合わせがおすすめです。

物理基礎は、暗記が少なく数学的要素が多めの科目のため、理系かつ計算が得意な人であればスムーズに対策できるでしょう。

化学基礎は数学的要素が薄く暗記する箇所もありますが、地学基礎と同等レベルの暗記量となっています。

中学生レベルの計算ができれば問題なく解ける問題ばかりのため、理系でもやや計算が苦手な人にもおすすめできます。

共通テスト理科の選択科目を対策するならマナビズム

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選択理科では、複数の科目を選択しなくてはならず、わかりにくい箇所が多く発生しやすいです。

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共通テスト理科の選択科目対策

共通テスト理科の選択科目対策

共通テスト理科の選択科目対策として、具体的に何をするべきか、以下の内容で解説します

  • 物理科目の対策
  • 化学科目の対策
  • 生物科目の対策
  • 地学科目の対策

受験対策で力を入れるポイントがわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。

物理科目の対策

物理科目では、以下のような対策が必要です。

  • データやグラフを読み取る力を育てる
  • 興味関心を広げる
  • 教科書レベルの知識は最低限しっかり叩き込む

物理科目では、実験や科学的な研究の過程を重視した問題が出題される傾向にあります。

そのため、データやグラフを読み取ったり、実験の意味を理解したりする力が重要です。

普段の生活のなかで気になったことを物理につなげて考え、「なぜ?」から興味関心を広げていきましょう。

また、物理の知識や技能についての問題も出題されるため、教科書レベルの知識はしっかりと叩き込んでおく必要があります。

化学科目の対策

化学科目では、以下のような対策が有効です。

  • 教科書レベルの知識は最低限しっかり叩き込む
  • 暗記だけでなく原理や法則の要点を理解する
  • 身の回りのニュースにも注目する

化学では、語句の暗記や計算方法を覚える以外に、原理や法則の要点を把握し、知識を相互に関連付けて整理することが求められます。

どうすれば問題が解決するのか、化学と日常生活での課題にどのように結びつくのかを考える力も求められるでしょう。

身の回りのニュースや自分の生活で起きた課題について目を向け、自分のなかで法則や原理などを説明できるようにしてみてください。

語句の暗記や計算方法は欠かせないため、教科書レベルの知識は最低限しっかりと頭に入れておくのも大切です。

生物科目の対策

生物科目では、以下のような対策をとりましょう

  • 考察する力や説明力を鍛える
  • 教科書や参考書のコラムや研究活動などにも目を通す
  • グラフの読み取りに慣れる

考察型の問題が今後増加すると予想されているため、まずは教科書レベルの知識を頭に入れておく必要があります。

また、観察や実験に関しての問題も出題されるため、教科書や参考書のコラムや研究活動、参考などの記載にも目を通しておきましょう。

グラフの読み取り問題も出題されることから、日頃からグラフに抵抗がなくなるように、さまざまなタイプのグラフを読み取れるよう慣れておくことをおすすめします。

素早く正確に解答する力を身につければ、受験の際に時間の割り振りもしやすくなります。

地学科目の対策

地学科目では、以下のような対策が有効です。

  • 教科書の基本知識をしっかり理解する
  • 用語を理解する
  • 基礎知識を図やグラフと結びつける練習

共通テストでは、教科書レベルの知識が求められることがほとんどです。

そのなかでも間違いなく短い時間で解答できるよう、用語を理解しておきましょう。

また、実験、観察、調査実習などに関連した問題も出題されるため、図やグラフ、数式などを結び付けられるようにセンター試験の過去問などで練習しておくと安心です。

まとめ

まとめ

今回は、共通テスト理科の選択科目の選び方や、対策についてまとめました。

共通テスト理科はもともと配点の割合が少なく、あまり時間をかけられません

そのため、自分が得点しやすいと感じる科目や、興味関心が強い科目を選び、対策も受験当日もスムーズに対応できるようにしておく必要があります。

計算や暗記の得手不得手でも選んだほうがよい科目が異なるため、一度自分と向き合って考えてみましょう。

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