【大学受験】計画倒れしない勉強計画の立て方|逆算で受かる5ステップ

更新日: (公開日: COLUMN

「今月やることは決まっているしかし、来月やることは決まっていない」「とりあえず単語と文法をやっておけばいいかな、と思っている」。もし君がこんな状態で勉強計画を立てているなら、その計画はおそらく計画倒れします。

マナビズムは、関関同立に特化した塾として、生徒1人ひとりに専属コンサルタントをつけて、毎週「いつまでに、何を、どのレベルまでやるか」という勉強計画を一緒に作っています。そのなかで、たくさんの受験生の計画を見てきました。

そこで断言できるのは、頑張っているのに落ちる受験生には、はっきりとした共通点があるということです。それは「受かる計画」ではなく「自らにとって心地いい計画」を立ててしまっていること。

この記事では、計画倒れせずに最後まで走り切れて、しかも合格に直結する勉強計画の立て方を、5つのステップにわけて具体的に紹介します。読み終わるころには、君が今やっている1週間の勉強に「目的」が見えるようになっているはずです。

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目次

計画倒れしない勉強計画の立て方は逆算と目的意識の2つで決まる

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計画倒れしない、そして合格率が跳ね上がる勉強計画の立て方は、たった2つのポイントで決まります。1つ目は「試験日から逆算して立てること」。ふたつ目は「1つ1つのタスクに目的意識を持つこと」です。

この2つはセットです。1つ目の逆算ができていないと、ふたつ目の目的意識は絶対に生まれないからです。「この単語を覚えるのは長文を読むためだ」と目的意識を持っているつもりでも、その単語をいつまでに終わらせるかが決まっていなければ、その目的は本物ではありません。

試験日から逆算していつまでに何をどのレベルまでやるかを決める

勉強計画は、今からやることを積み上げて作るのではなく、試験日というゴールから逆向きに作るものです。 これがマナビズムが他塾ともっとも違うところかもしれません。

例えば、第一志望の過去問で安定して合格点が出るのは、いつであるべきでしょうか。理想は12月です。5回解いたら3回や4回は合格点が出ている状態を12月に作り、1月は完全に安定させて2月の本番を迎える。これがゴールです。

すると、12月に合格点を出すためには、11月には一度志望校レベルの過去問にしっかり触れておきたい。11月にそれをやるには、10月から2〜3か月かけて志望校レベルの演習を積む必要がある。

さらにさかのぼると、夏休みの後半には志望校レベルの演習に入れている状態が理想です。そのためには5〜6月からしっかり演習をはじめたい。演習をはじめるには長文の基礎が固まっていないといけない。長文の基礎を固めるには単語が入っていないといけない――。

このように、ゴールから逆向きにたどっていくと、「今週やるべきこと」がはじめて決まります。重要なのは、ただ期限を決めるだけでなく「どのレベルまで」をセットにすることです。

「単語をやる」ではなく「いつまでに、どの単語帳を、反射で意味が出るレベルまで」と決める。ここまで決めてはじめて、計画が合格につながります。

1つ1つのタスクに目的意識を持つ

逆算でゴールから今を導くと、1つ1つのタスクに「なぜこれをやるのか」という目的意識が自然に宿ります。 これがふたつ目の柱です。

例えば「英語長文を読むために単語を覚える」という目的が明確になると、勉強の質そのものが変わります。長文を読んでいる最中に「この単語の意味は何だったかな……あ、これだ」と思い出しているようでは、本番までに間に合いません。

単語を覚えるときは、0.1秒の反射で意味が出るレベルまで仕上げる。この「なぜそこまでやるのか」が腹落ちしているかで、同じ単語学習でも効果がまったく変わってきます。

逆に、目的意識のない勉強はどうなるでしょうか。友達にすすめられたから、YouTubeでおすすめといっていたから、という理由で参考書を進める。これは勉強しているように見えて、実は趣味で勉強しているのと変わりません。

僕たちは趣味で勉強しているわけではなく、受かるために勉強しています。だからこそ、すべてのタスクに「これは何のためか」という目的を持たせることが、計画倒れを防ぐ鍵になります。

受験生の勉強計画が計画倒れする3つの理由

なぜ受験生は、せっかく立てた勉強計画が計画倒れしてしまうのでしょうか。僕たちが受験生の計画を見てきた中で、計画倒れする人にはっきり共通する3つの理由があります。

試験日から逆算せず目先のやることだけで決めている

1つ目の理由は、試験日から逆算せず、目先のやることだけで計画を決めてしまっていることです。 これが計画倒れの原因です。

「今月は単語と文法を頑張る」「来月のことはそのとき考える」。一見まじめに見えますが、ここには致命的な問題があります。本番というゴールから逆算していないため、そのペースで本当に間に合うのかがだれにもわからないのです。

目先だけで決めている受験生は、決してサボっているわけではありません。むしろ頑張っています。参考書はボロボロになり、単語帳には付箋がたくさん貼ってあり、手垢もついている。確かに努力はしている。けど、受かる計画でやっていないのです。

「いつから長文をはじめる予定だったの?」と聞くと「夏くらいから、と思っていました」と返ってくる。これでは、頑張りが合格に結びつきません。

1つ1つの勉強に目的意識がない

2つ目の理由は、1つ1つの勉強に目的意識がないことです。 「なんとなく良さそうだから」で勉強を進めている状態です。

目的意識がないかは、ある質問で一発でわかります。それは「この参考書の後は、何の参考書をやればいいですか?」という質問です。やっていそうで、実はやっていない受験生がよく口にします。

逆算して全体を見渡してから計画を立てていれば、その参考書がどのような目的で、終わったら次に何をやるかは、最初から自分でわかっているはずです。

それを毎回探してしまうということは、全体像を持たずに目の前の1冊だけを見ている証拠。これでは勉強の1つ1つが点でバラバラになり、合格という線につながりません。

自らにとって心地いいペースで計画を立てている

3つ目の理由は、自らにとって心地いい、無理のないペースで計画を立ててしまっていることです。 これは特に注意してほしい落とし穴です。

世のなかには「無理のないスケジュールを作りましょう」というアドバイスがあふれています。もちろん続けられることは大切ですが、ここには落とし穴があります。「心地いいペース」と「合格に間に合うペース」は、場合まったく別物だからです。

例えば「今まで単語をやってこなかったから、まずは1週間に100個ずつ」というペース。本人は無理がなくて良いと思っているかもしれません。しかし、僕たちからすると「その100個は、どこを目指した100個なの?」となります。

心地よさを基準にした瞬間、計画は合格から遠ざかります。基準にすべきは自らの気分ではなく、試験日です。具体的にどれだけのペース差が出るのかは、後ほど数字で見ていきます。

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試験日から逆算する勉強計画の立て方を5ステップで解説

ここからは、試験日から逆算する勉強計画の立て方を、具体的な5つのステップにわけて解説します。英語を例にしていますが、考え方はどの科目にもそのまま使えます。

【ステップ1】試験日に取りたい合格点と目標を決める

最初のステップは、ゴールを決めることです。具体的には、試験本番でどの大学の、どの方式で、何点を取りたいのかをはっきりさせます。

ここが曖昧だと、その後の逆算がすべてぶれてしまいます。関関同立をひとくくりにせず、自分が受ける大学の合格点を具体的に把握してください。

例えば「一般入試で英語7割」「公募推薦で合格点を出す」といったように、数字で目標を置くことが出発点です。

【ステップ2】過去問で合格点を出す時期から逆算する

次に、その合格点を「いつ」出せる状態にしておくべきかを決めます。理想は12月です。

12月に、志望校の過去問を5回解いたら3〜4回は合格点が出ている。1月で完全に安定させ、2月の本番を迎える。この「12月に合格点」というゴールを基準にすると、そこから逆向きに必要な準備期間が見えてきます。

12月に合格点を出すには、遅くとも11月には一度、志望校レベルの過去問に触れておきたいところです。

【ステップ3】演習をはじめる時期を逆算する

11月に志望校レベルの過去問へ触れるには、その前に演習量を積んでおく必要があります。志望校レベルの演習は1か月で仕上がるものではなく、2〜3か月はかけたいものです。

ここから逆算すると、夏休みの後半には志望校レベルの演習に入れている状態が理想になります。さらに、夏に志望校レベルへ進むためには、5〜6月から長文演習をしっかりはじめておきたいです。

「夏休み終わりに英語7割が見えている」状態を作るには、初夏からの演習スタートが欠かせません。

【ステップ4】基礎を固める時期を逆算する

5〜6月から長文演習をはじめるには、その前に長文の基礎が固まっていなければなりません。長文の基礎とは、単語と英文解釈です。

例えば3月から本気で勉強をはじめるなら、3〜5月の3か月で長文の基礎を固めます。具体的には、3月に英文解釈の基礎(志望校に必要な英文法の知識を含む)を仕上げ、4月から長文演習に入る。

同時に、単語も並行して完成へ向かわせる必要があります。インプットがすべて終わってから長文へ、では間に合わないからです。基礎と演習は、ある程度並行して進めるのが鉄則です。

【ステップ5】今週やる勉強量に落とし込む

最後のステップで、逆算してきた全体像を「今週やる勉強量」にまで落とし込みます。ここまで来て、はじめて計画が完成します。例えば「3か月で単語帳を1冊、視点固定で完成させる」という目標を決めたら、それを1週間あたりの単語数に割り算します。

後で詳しく見ますが、3か月で仕上げるには週200個ペースが必要です。このように、ゴールから逆算した時期と量を「今週は単語を200個、長文を週○台」というレベルまで具体化する。これで、今週やる1つ1つのタスクが試験日とつながり、目的意識を持って勉強できます。

試験日から逆算する勉強計画の立て方5ステップを示したフロー図

計画倒れしないための勉強計画のコツ5つ

ここからは、立てた計画を計画倒れさせないための、具体的なコツを5つ紹介します。逆算で大枠を作ったうえで、この5つを押さえると計画がグッと続きやすくなります。

頑張る量ではなくいつまでに何点取るかで決める

計画の基準は「どれだけ頑張るか」ではなく「いつまでに何点取るか」に置いてください。 「頑張る」という抽象的な目標には、実は意味がありません。

「今日は3時間頑張った」は、達成感はあっても合格には直結しません。基準にすべきは「12月までに過去問で合格点」「6月までに単語1冊完成」といった、期限と到達点がセットになった目標です。

頑張った量ではなく、いつまでに何を達成したかで自分を測る。これが計画倒れを防ぐ土台になります。

1日のやることはタスクで管理する

1日の勉強は「何時間やるか」ではなく「何のタスクを終わらせるか」で管理してください。 時間で管理すると、机に向かっただけで満足してしまいやすいです。

「2時間勉強する」ではなく「単語200個、長文1台と復習」というように、終わらせるべきタスクを書き出す。タスクで管理すれば、その日に何が終わって何が残ったかが一目でわかります。

終わらなかったタスクは翌日以降にどう吸収するかを考える。時間ではなくタスクを基準にすることで、計画が実行と一致します。

復習と調整日をあらかじめ組み込む

計画には、復習する時間と、遅れを取り戻す調整日を最初から組み込んでおいてください。 ここを入れずに毎日新しいことだけを詰め込む計画は、必ずどこかで崩れます。

例えば長文は、1台解くこと自体はそれほど難しくありません。本当に難しいのは、解いた後の復習を完璧にやり切ることです。だからこそ、復習の時間を計画にあらかじめ確保しておく必要があります。

さらに、人間ですから計画通りに進まない日も出てきます。週に1日は調整日を置き、遅れをそこで吸収する。この余白が、計画を最後まで走らせる安全装置になります。

月単位ではなく今週やることまで具体化する

計画は「今月単語をやる」のような月単位ではなく、「今週は単語200個」のように今週やることまで具体化してください。 粒度が粗い計画は、必ず計画倒れします。

「今月は単語と文法」という計画は、一見きちんとしているようで、実は何も決まっていないのと同じです。1週間という単位まで落とし込んではじめて、その日に何をやればいいかが明確になります。

逆算で決めた年間の大枠を、今週レベルまで具体化する。ここまでやって、計画は実行できる形になります。

計画は実行しながら毎週見直す

勉強計画は一度立てて終わりではなく、実行しながら毎週見直して調整するものです。 最初に立てた計画が、最後まで完璧に当てはまることはまずありません。

実際にやってみると、想定より時間がかかった、逆に早く終わった、という差が必ず出ます。その差を毎週確認し、来週の計画に反映させる。マナビズムでは専属コンサルタントが週1回、全科目の計画を一緒に見直しているのも、まさにこのためです。

計画は「立てるもの」であると同時に「毎週育てていくもの」だと考えてください。

やってはいけない勉強計画のNG行動2つ

最後に、計画を立てるうえで絶対にやってはいけないNG行動を2つ紹介します。どちらも「やっていそうで、実はやっていない」ことがバレてしまう行動です。

このペースで受かりますかと質問してしまう

「このペースで受かりますか?」という質問は、計画ができていないことの裏返しです。 この質問には、本来「受かるペースでやるしかない」という答えしかありません。

そもそも、試験日から逆算して計画を立てていれば、そのペースが合格に間に合うかは自分で判断できるはずです。

「このペースで受かりますか」と聞いてしまうということは、ゴールから逆算した基準を自らの中に持っていない証拠。まず必要なのは、合格から逆算した自分なりの基準を作ることです。

この参考書の後は何をやればいいか毎回探してしまう

「この参考書の後は何をやればいいか」を毎回探してしまうのも、典型的なNG行動です。 これも、全体を逆算して見渡せていないことの表れです。逆算で計画を立てていれば、その参考書がどのような目的で、終わったら次に何へ進むかは、最初から決まっています。

それを毎回探すということは、目の前の1冊だけを見て、合格までの全体像を持てていないということ。目的のない学習は、勉強しているようでいて合格には近づきません。次にやることが毎回わからなくなる人は、計画の立て方を根本から変えなくてはなりません。

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まとめ:計画倒れする受験生こそ無料受験相談へ

ここまで読んで、「逆算が大切なのはわかった。でも自分一人で全科目を逆算して計画に落とし込むのは難しそう」と感じた人も多いと思います。それは当然です。とくに現役生が、全体を見渡して逆算しながら全科目の計画を立てるのは、難しい作業だからです。

だからこそ、その部分はプロの手を借りてください。私たちでは、生徒1人ひとりに専属コンサルタントがつき、志望校から逆算した全科目の勉強計画を一緒に作り、毎週見直しています。

「いつまでに、何を、どのレベルまで」を、君の志望校に合わせて設計する。これが、計画倒れしてきた受験生でも合格ペースで走れるようになる理由です。

楽な計画ではありません。しかし、受かる計画です。「一人では計画倒れしてしまう」「このやり方で本当に間に合うのか不安」という人は、まず無料受験相談で、今の自らの状況を一緒に整理するところからはじめてみてください。

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よくある質問(FAQ)

勉強計画を立てるコツは何ですか?

コツは、試験日から逆算して立てることです。今からやることを積み上げるのではなく、「本番で何点取りたいか」というゴールから逆向きに、いつまでに何をどのレベルまでやるかを決めます。そのうえで、1つ1つのタスクに「なぜこれをやるのか」という目的意識を持たせると、計画倒れしにくくなります。

勉強計画が立てられないときはどうすればいいですか?

まずは志望校と目標点という「ゴール」を1つ決めてください。ゴールさえ決まれば、そこから逆算する形で計画は作れます。それでも全科目を一人で逆算するのが難しい場合は、無理に一人で抱え込まず、プロに相談するのが近道です。現役生が全体を見渡して逆算するのは、もともと難しい作業だからです。

勉強計画は1日何時間で立てればいいですか?

「1日何時間」という時間ではなく、「1日に何のタスクを終わらせるか」で立てることをおすすめします。時間で決めると、机に向かっただけで満足しやすいです。逆算で決めた週単位の勉強量を、「今日は単語200個、長文1台と復習」のようにタスクへ落とし込むほうが、合格に直結します。

勉強計画はノートとアプリのどちらで管理すべきですか?

管理する道具は、自分が毎日続けられるものであればノートでもアプリでも構いません。大切なのは道具そのものではなく、「試験日から逆算できているか」「タスクで管理できているか」「毎週見直しているか」という中身です。ツール選びに時間をかけるより、計画の立て方を正しくすることを優先してください。

計画倒れしてしまったときはどう立て直せばいいですか?

計画倒れは、毎週の見直しを前提にすれば「失敗」ではなく「修正のきっかけ」です。まずは、どのタスクがどれだけ遅れたかを具体的に確認します。そのうえで、調整日を使って遅れを吸収し、来週の計画に反映させてください。計画は一度立てて終わりではなく、毎週育てていくものだと考えると立て直しやすくなります。なお、成績との関連は勉強時間の長さよりも「勉強の仕方」のほうが強いとされており※1、量を積むより計画の中身を見直すことが立て直しの近道です。

参考情報

※1 東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査」(成績との関連は学習時間の長さよりも学習の仕方・意欲のほうが強いとする分析。調査対象は小学4年生〜中学3年生)

https://benesse.jp/berd/special/childedu_researcher/ohkubo.html

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