英単語の覚え方は?受験本番で1秒で意味が出るまで仕上げるコツ
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英単語の覚え方で大事なのは、単語数ではなく「1秒で意味が出る」基準まで仕上げることです。単語帳を何周したかだけを気にして、実際に試験で使える状態まで仕上がっていない受験生は少なくありません。
今回は、英単語を効率よく覚えるための9つの実践法と、覚え方に迷ったときの単語帳選び、よくある疑問について解説します。
この記事でわかること
- 英単語の覚え方は「量」より「1秒で意味が出るか」という基準で決まること
- 日本語→英語変換や声出しなど、9つの具体的な覚え方の実践法
- 覚え方に迷ったときの単語帳の選び方
- 覚え方が自らに合っているか不安なときに次にすべきこと
英単語の覚え方は「量」ではなく「基準」で決まる

英単語の覚え方でまず見直すべきなのは、覚えた語数ではなく、1語ごとの仕上がり基準です。「単語帳を2周した」「1日100個進めた」という進捗度だけを追いかけている受験生は少なくありません。その場合、実際には長文のなかで意味が出てこない単語だらけのまま本番を迎えてしまいます。
大事なのは、進捗度ではなく習熟度です。人に説明できるか、初見の文のなかで意味がすぐ出てくるか。この基準を1語ずつクリアできているかが、そのまま単語力になって表れます。
さらに、覚え方のペースは入試本番から逆算して決める必要があります。今のペースを1週間続けた場合、単語帳が何周目に入っており、全体が仕上がるのは何週間後かを一度計算してください。計算しないまま日々の単語学習を続けていると、長文演習など他の学習に移るタイミングそのものが後ろにずれてしまいます。
英単語の覚え方の前に知っておきたいこと
英単語の覚え方を工夫する前に、まず単語を覚える目的をはっきりさせておく必要があります。目的があいまいなまま覚え方だけを工夫しても、基準が下がってしまうからです。
英単語を学ぶべきたった1つの理由
長文を読むための土台になることが、単語学習を最優先すべき理由です。単語力がなければ、文法や読解のテクニックをどれだけ練習しても、その効果は発揮されません。
英単語を500〜1,500語ほどしか覚えていない段階で長文演習を進めても、知らない単語につまずくたびに読解の流れが止まってしまいます。演習の効果もそのぶん出にくくなります。
参考書を進めた分量だけを見て「勉強している」と感じていても、単語という土台が薄ければ成績は伸びません。英単語は、ほかのどの教材よりも優先して仕上げるべき基礎だと考えてください。
英単語を効率よく覚える9つの実践法
英単語の覚え方には、記憶に残りやすくするための具体的なコツがあります。以下の9つの観点から、日々の覚え方を見直してください。
- 日本語から英語に変換できるようにする
- 声に出して耳と口でも覚える
- 意味と使い方をセットで覚える
- 欲張らず1語ずつ完璧に仕上げる
- 単語帳の順番通りに覚えない
- 覚えていない単語だけ仕分けて反復する
- 苦手な単語をノートにまとめて持ち歩く
- 語源を分解して単語を覚える
- 1秒で意味が出るかで仕上がりを判断する
日本語から英語に変換できるようにする
英単語の覚え方は、英語→日本語の一方向だけでは不十分で、意味から単語をすぐに引き出せる状態まで仕上げる必要があります。本番の長文読解や英作文で求められるのは、単語を見た瞬間に意味を引き出す力だからです。
「見たことはある」「知っているはずなのに出てこない」という状態は、実質的に覚えていないのと同じです。日本語の意味から英単語を引き出す練習もセットで行うことで、記述・和訳・自由英作文でも単語を実際に使える状態に仕上げられます。
声に出して耳と口でも覚える
目で見るだけでなく、発音して聴覚・発話も動員するのが英単語の覚え方の基本です。視覚だけでなく、発音という聴覚・発話の情報を加え、記憶に残りやすくなります。
つづりも意味も複雑な単語ほど、黙読だけでは記憶に残りにくいものです。声に出して発音を確認しながら覚えると、その単語を「聞き取れる」「読める」「使える」という3つの状態まで一気に仕上げやすくなります。
意味と使い方をセットで覚える
意味だけでなく使われ方までセットで押さえることが、英単語の覚え方では欠かせません。意味だけを暗記しても、実際の文のなかでどう使われるかが分からなければ、入試問題では得点につながらないからです。
例えば「relate=関連づける」という意味だけを覚えても、実際には使いこなせません。「be related to〜」「relate A to B」のような使われ方までセットで確認してください。
単語帳の例文や語法欄まで目を通し、意味を掘り下げて理解してください。そうすることで、「なんとなく知っている」状態から「入試で使える」状態に引き上げられます。
欲張らず1語ずつ完璧に仕上げる
英単語の覚え方は、1ページ分を一気に片づけようとせず、1つの単語を仕上げきってから次に進むのが鉄則です。発音・意味・使い方のすべてを一気に押さえようとすると、結局どれも中途半端なまま次の単語に進んでしまうからです。
1語を発音・意味・使い方まで仕上げてから次に進む方が、遠回りに見えて記憶のパターンが確立され、後半の単語を覚える効率がかえって上がります。「覚えたつもり」のまま単語帳を進めることが、英単語の覚え方でもっとも危険な落とし穴です。
単語帳の順番通りに覚えない
単語帳の並び順のまま覚えるのは、英単語の覚え方としてはあまり効率が良いではありません。1番から順番に覚えていくと、単語の意味そのものよりも「単語帳のどのあたりにあったか」という位置の記憶に頼ってしまいます。その結果、順番を変えられたときに思い出せなくなります。
201番からはじめる、奇数番号だけ先に覚える、毎回シャッフルして覚えるなど、並び順をあえて崩す覚え方を取り入れてください。単語の意味そのものを引き出す力を鍛えることが目的です。

覚えていない単語だけ仕分けて反復する
英単語の覚え方は、まだ身についていない単語に絞って繰り返すほうが、限られた時間を効率よく使えます。すでに覚えている単語まで毎回まとめて復習していると、そのぶん時間を使い切ってしまうからです。
単語カードや単語帳に「覚えた」「覚えていない」の印を付け、覚えていない単語だけを再度シャッフルして繰り返してください。繰り返し読むだけよりも、テスト形式で確認しながら反復するほうが記憶の定着に有効です。
実際に、そのほうが記憶の忘却が緩やかになることが研究でも報告されています※1。仕分けと反復は、感覚ではなく理にかなった覚え方です。
苦手な単語をノートにまとめて持ち歩く
何度やっても覚えられない単語は、専用の1冊にまとめていつでも見られるようにしておくと定着しやすくなります。覚えられない単語は、能力の問題ではなく、単純に目にする回数が足りていないだけだからです。
苦手な単語だけを1冊のノートに書き出し、通学時間やスキマ時間に開けるようにしておいてください。目にする回数を増やすだけで、覚え方そのものを変えなくても定着率は上がります。
語源を分解して単語を覚える
英単語の覚え方は、共通する接頭辞・語根に着目すると、暗記に理屈をつけられるのが利点です。例えば「export」「expedition」「exclude」には共通して「ex-(外へ)」という語源を含みます。
export(輸出)、expedition(遠征)、exclude(除外)のように、共通する語源を軸に単語を分解できます。こうすると意味を整理しながら覚えられ、はじめて見る単語の意味も推測しやすくなるでしょう。漢字の部首と同じ発想で、語源の活用も覚え方の1つに取り入れてください。

1秒で意味が出るかで仕上がりを判断する
英単語を覚えたといえるかは、意味が出てくるまでの速さで判断するのが確実です。「うーん、なんだっけ」と考え込む時間がある単語は、本番でも同じように止まってしまいます。
入試本番は時間との勝負です。単語を見てから1秒以内に意味が口から出る状態まで仕上がって、はじめて「覚えた」といえます。9つの実践法をどれだけ積み重ねても、最終的な判断基準はここに集約されます。

英単語を覚えるのに向いた単語帳のおすすめは?
英単語を覚えるのにおすすめの単語帳は、システム英単語(シス単)・ターゲット1,900・LEAPのような単語帳です。いずれも大学受験向けに、収録語数や出題頻度をふまえて構成されています。
なかでもシステム英単語は、必出単語・多義語・ジャンル別語彙を合わせて約2,500語規模を収録しています。出題傾向への対応度の高さから、大学受験向けに選ばれやすい単語帳です。どの単語帳を選んだ場合でも、ここまで紹介した9つの実践法をそのまま当てはめて使えます。
英単語の覚え方はYouTube動画でも確認できる
【動画でもご覧いただけます!】
英単語の覚え方は、テキストだけでなく動画でも確認できます。動画では、声に出して覚える方法や語源を使った覚え方、日本語→英語で即答できる練習など、実践法をいくつか取り上げているのが特徴です。
単語帳の順番通りに覚えないコツも、テンポよく解説しています。実際の手順を目で見て確認したいときに活用してください。
英単語の覚え方に関するよくある質問
英単語の覚え方について、受験生からよく寄せられる質問にお答えします。
英単語を1,500個覚えるのに何日かかりますか?
1,500語を1周暗記するだけなら、1日50〜70語のペースで進めれば1か月前後で終わります。
ただし、関関同立合格を目指すなら、「1周を何日で終えるか」よりも、入試本番までに何周・何回反復できるかから日数を逆算する方が重要です。
単語の完成を急いで1周だけで終わらせてしまうと、直前期に思い出せない単語だらけになりやすいです。年間の学習計画のなかで単語の初回暗記に充てる期間は1〜1.5か月程度に抑えてください。残りの期間は、覚えていない単語だけを繰り返す復習サイクルに回すペース配分をおすすめします。
英単語を書いて覚えるのがダメな理由は?
英単語を書いて覚える方法は、手を動かす作業に意識が向いてしまい、肝心の記憶への集中力が散漫になりやすいのが理由です。入試本番で求められるのは、書く力ではなく、見た瞬間に意味を引き出す力でしょう。
書く練習に時間をかけるよりも、声に出して視覚と聴覚の両方から情報を得る覚え方のほうが、記憶に残りやすく効率が良いです。
英単語の覚え方が自らに合っているか不安なら?
英単語の覚え方に不安があるなら、一人で判断に迷い続けるより、早めに相談するのが一番の近道です。ここまで紹介した覚え方を試しても、自らに合っているか、今のペースで入試に間に合うか判断がつかない受験生は少なくありません。
マナビズムでは、単語の覚え方を含めた学習計画そのものを、1対1の自習コンサルティングで一緒に組み立てています。無理に入塾を勧めることはしません。まずは今の覚え方や計画が入試本番に間に合うペースかを確認しに、無料の受験相談にお越しください。
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