【大学受験】高校生におすすめの英語の参考書は?英単語・英文法・英文解釈の3つを紹介
更新日: (公開日: ) COLUMN

書店で英語参考書を見て「どれを選べば良いかわからない」と悩んでいませんか?
一言に「英語」とまとめても、参考書は各領域に焦点を当てて作られています。
そのため、いざ購入しようと考えた際には、だれでもつい迷ってしまいやすいです。
そこで今回は、高校生におすすめの「英単語」、「英文法」、「英文解釈」の参考書を紹介します。
英語の基礎を固める方法や選び方にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
【一覧】高校生におすすめの英語の参考書
【動画でもご覧いただけます!】
高校生におすすめの英語の参考書を一覧すると、以下のとおりです。
【英単語】
- システム英単語(シス単)
- ターゲット1900
- ストック(関先生)
- リープ(LEAP)
【英文法】
- デュアルエフェクト英文法
- ヴィンテージ(Vintage)
- スクランブル(Scramble)
- ネクステージ(Next Stage)
- パワーステージ(Power Stage)
- 深めて解ける英文法
- ポラリス英文法
- 肘井学の英文法ソリューション
【英文解釈】
- 7時間で英文解釈(マナビズム)
- 肘井学『読解のための英文法』
- 動画でわかる英文法「必修編」
なお、それぞれおすすめの理由や実際の使い方が異なります。
以下では、より詳しくそれぞれに分けて解説します。
【英単語】高校生におすすめの英語の参考書
高校生におすすめの英単語の参考書は、以下の4つです。
- システム英単語(シス単)
- ターゲット1900
- ストック(関先生)
- リープ
マナビズムがもっともおすすめするのは「システム英単語」です。
- 必出単語:2027語
- 多義語:184語
- ジャンル別:363語
の計約2560語を収録し、大学受験に特化した構成だからです。
一方で、ターゲット1900は計2240語と、システム英単語より300語近く少ない収録数となっています。
- 見出し語:1900語
- 英検準1級:200語
- TEAP:140語
ターゲットは最近改訂され、大学受験用というよりは英検や四技能試験を意識した構成に変わりました。
そのため、受験用に使うならシステム英単語がおすすめです。
ストックやリープも4技能(読む・書く・聞く・話す)を意識した設計で、大学受験専門というよりは広い英語力養成に主眼を置いた参考書です。
【英文法】高校生におすすめの英語の参考書
高校生におすすめの英文法の参考書は、以下の3つのタイプに分類できます。
- 4択演習型(ヴィンテージ、スクランブル、ネクステージ、パワーステージなど)
- 文法特化型アウトプット書(デュアルエフェクトや「深めて解ける英文法」など)
- レベル別構成型(ポラリスや肘井先生のソリューションなど)
迷ったときには、解説が丁寧で、独学でも理解が深まりやすい「デュアルエフェクト英文法」が候補です。
文法の復習・定着に強い構成で、「1冊で文法を完成させたい」タイプの人向けとなっています。
なお、4択系はあくまでアウトプット専用として位置づけ、単体での使用は非推奨です。
英文法は、「インプットとアウトプットの並行実施」が重要だからです。
よく受験生がアウトプット問題集だけで文法を理解しようとします。
しかし、それでは知識が断片化しやすく、応用力がつきません。
だからこそマナビズムが推奨する英文法を学ぶ際の手順は、以下のとおりです。
- 文法の体系的な解説をインプット(動画・書籍など)
- 該当範囲の問題をアウトプット演習
- 間違えた箇所のインプットへ戻る
この流れを章ごとに繰り返し、文法知識が実践力に転化してください。
関連記事:英語参考書の使い方|英文解釈・英文法ごとにノートの使い方まで解説
【英文解釈】高校生におすすめの英語の参考書
高校生におすすめの英文解釈の参考書としては、以下の3つが挙げられます。
- 7時間で英文解釈(マナビズム)
- 肘井学『読解のための英文法』
- 動画でわかる英文法「必修編」
もっともおすすめしたいのは、マナビズムの「7時間で英文解釈」です。
勉強が苦手な高校生にも配慮した設計にし、何を覚えるべきか・どこまでできれば良いかの基準も明確にしました。
さらに、演習・復習・定着までが一体化した構成で、学習が可能になっています。
なお、言語化力・抽象化力が高い高校生であれば、肘井先生の著書でも十分に対応可能です。
英文解釈は、単語・文法の知識を「1文の読み」に転換する訓練です。
ここができていないと、長文読解は成立しません。
高校生が知りたい英語の参考書を使った基礎固めの方法
高校生におすすめしたい英語の基礎力を固める順序は、以下のとおりです。
- 単語帳で語彙を定着する
- 文法のインプットとアウトプットを並行する
- 英文解釈で文構造の理解と精読力を養う
段階を踏まずにいきなり長文演習へ進んでも、よく高校生は途中で行き詰まります。
参考書選びで差をつけるのではなく、参考書の「使い方」で差が出るのが現実です。
理解が浅いうちは基礎を固めるために、参考書を周回するのが重要です。
しかし、基礎固めができた中級者は同じ参考書にこだわり続ける必要はありません。
自らの学習履歴や現在のレベルに合った教材を選び、それを着実に使い切ってください。
基本に忠実に、インプットとアウトプットを交互に積み重ねていく学習法が高校生には有効です。
高校生が英語の参考書選びに失敗しないためのポイント
高校生が英語の参考書選びに失敗しないためのポイントは、以下のとおりです。
- 選ばない基準を決める
- 自分だけのルートを作らない
- 目的と年間計画を基準に選ぶ
- 年間の設計から逆算する
- 成功したいなら1本筋を通す
①選ばない基準を決める
英語の参考書を探す際、高校生は「あれもこれも」と手を出しすぎて、結局どれも中途半端になりやすいです。
迷うのであれば、「学校配布の単語帳1冊を完璧に仕上げる」ほうが、圧倒的に効率的です。
やるべき内容を決めるのは簡単ですが、「やらない内容を決める」ほうが難しいのが実際のところです。
参考書選びも同じで、選ぶのは考えている風にはなりますが、結果には繋がりません。
マナビズムの一部の講師も、高校生の頃はそうでした。
だからこそ、本当に必要なものに絞って取り組んでほしいと考え、参考書を紹介しています。
②自分だけのルートを作らない
英語の参考書に限らず、「良さそうなもの」を寄せ集めて自作ルートを作る高校生も意外にいます。
YouTubeやSNSの情報をもとに作るのは、”ビュッフェ式”のようなもの。
参考書の意図や、接続を無視した選択は失敗のもとになります。
成功する例もありますが、それはごく一部の理解力・計画力が高い生徒のみです。
残念ながら、大多数は崩れます。
ルートを作るには膨大な情報と設計力が必要です。
もし、難しいのなら「だれか(塾や友人など)が信じるルートに乗るほうが絶対に良い」です。
③目的と年間計画を基準に選ぶ
高校生が英語の参考書を選ぶなら、「評判だから」ではなく、目的と年間計画を基準に選ぶべきです。
- 何を身につけたいのか(使用目的)
- どの時期に何をやるべきか(計画との整合性)
接続の良さ・レベルの段階性・問題形式など、構造的な接続性は無視されやすいです。
しかし、この接続性が「参考書ルート」と呼ばれる所以です。
例えば、マナビズムでは全長文教材の語数・設問形式・SVOC解説の有無などを比較してルートを組んでいます。
見えている表面の教材だけでなく、裏に何百冊分の分析があってこそのルートだと考えてください。
④年間の設計から逆算する
高校生が大学受験を目指すのであれば、「この時期にはこのレベルの問題集をやるべき」という流れがあります。
英語だけを見て勉強したつもりになっても、全体設計の中では4〜5割しかありません。
年間の設計から逆算しなければ、英語だけの参考書を頑張っても受験全体は回らないわけです。
文系なら国語・社会、理系なら数学・理科とバランスを考えて設計する必要があります。
参考書選びでは、英語だけに限らず全体で使える予算を踏まえた選択も大切です。
⑤成功したいなら1本筋を通す
参考書を使う際に途中でブレる人は、何をやっても中途半端に終わります。
参考書であれば1冊を終える、年間の計画を立てたなら守り抜く。
どうしても無理が出たときにだけ、「補助」として別の参考書を足すのが正解です。
最初から「継ぎ接ぎ」状態ではじめるのが失敗の元です。
目の前の教材を信じてやり切りましょう。
今は”受かるための最善”を取るために1冊を選び、やり抜くのが何より重要だと考えてください。
まとめ
高校生におすすめの英語参考書は、以下が挙げられます。
- 英単語:「システム英単語」
- 英文法:「デュアルエフェクト英文法」
- 英文解釈:「7時間英文解釈」
大切なのは参考書選びで差をつけるのではなく、正しい使い方で基礎固めを行うことです。
英単語→英文法→英文解釈の順序で学習を進め、1つの参考書を完璧に仕上げてください。
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