英検準2級プラスとは?準2級と2級の違いから大学受験での使い方まで

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英検準2級プラスは、2025年度に準2級と2級の間に新設された級で、大学入試で使えるかは大学と方式ごとに違います。

英検に準2級プラスという新しい級ができたと知って、準2級と何が違うのか、大学受験で役に立つのかと、迷っていませんか。受けるべきかどうか、判断に困っている人も多いでしょう。この記事では、準2級・準2級プラス・2級の違いと、大学入試での使い方、受けるかどうかの判断を解説します。

この記事でわかること

  • 準2級プラスが、どのような級なのか
  • 準2級・準2級プラス・2級の、試験内容の違い
  • 合格基準スコア(英検の合否を決める点数の基準)と、公式のレベルの目安
  • 大学入試で使えるかの確かめ方と、受けるかどうかの判断
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英検「準2級」「準2級プラス」「2級」の徹底比較

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準2級プラスは、準2級と2級の間に置かれた級で、問題数や時間は2級に近い構成です。

準2級プラスは、公式のレベルの目安で、準2級と2級の間にある級

各級の試験内容を、公式の数字で比べます※1※2※3。語数は、2026年度第2回の問題での数字です。一次試験は筆記とリスニング、二次試験は面接のことです。

項目 準2級 準2級プラス 2級
リーディングとライティングの時間 80分 85分 85分
リスニングの時間 約25分 約25分 約25分
二次の面接の時間 約6分 約7分 約7分
リーディングの問題数 29問 31問 31問
ライティングの形式 Eメールの返信1題と英作文1題 英文要約1題と英作文1題 英文要約1題と英作文1題
リスニングの問題数 30問 30問 30問
要約の語数 なし 25〜35語 45〜55語
英作文の語数の目安 50〜60語 50〜60語 80〜100語

レベルの目安は、準2級が高校中級程度、準2級プラスが高校上級程度、2級が高校卒業程度です※4。

英検準2級プラスってどのような級?

準2級プラスは、準2級まで力をつけた学習者が、2級に向けて前向きに学ぶための、身近な目標になる級です※5。

公式の説明では、2025年度に、準2級と2級の間に新しく導入された級です※5。審査基準は、身近な話題であれば、社会生活に必要な英語を理解し、使用できることとされています※5。

扱うのは身近な社会的話題で、準2級より抽象度は高く、語彙や文の構造の負担は2級より軽い設計です※5。

既存の級の出題範囲・形式・難易度は、変わっていません※5。

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英検準2級プラスが新設された3つの理由

準2級から2級に進む壁を埋めるために、新しい級が必要だと考えられました※5。

準2級プラスは、準2級と2級の差、合格までの期間、学習意欲の3つを背景に新設された

以下の3つに分けて見ていきましょう。

準2級と2級の差が大きすぎた

準2級と2級は別物で、その壁は大きいという声が、受験者や先生から寄せられていました※5。

公式の特設サイトには、2級の単語レベルは段違い、という声も載っています※5。2級は、英語を応用的・実用的に使う力を求める級です。

合格までの長い期間を短縮する

準2級に合格した人が2級に合格するまで、約2年近くかかっているのが現状です※5。この期間は、全級の合格者のデータから推計された数字です。

準2級プラスは、2級合格を見据えて学びのステップアップができる級とされています※5。期間が必ず短くなる、という説明はありません。

学習者のやる気を維持する

ねらいは、準2級に合格した学習者に2級に向けた目標を示し、学習意欲の向上を促すことです※5。

目標が近くなれば、成功体験を積み重ねる機会が増えます。総合的な英語力の向上にもつなげたい、というのが公式の考えです。

英検準2級プラスの難易度

準2級プラスの難易度は、準2級と2級の間にあり、一次の合格基準スコアの差では、準2級に近い位置です。

準2級プラスは、一次の合格基準スコアの差では、準2級に近い位置にある

以下の3つに分けて見ていきましょう。

スコア基準

合格基準スコアは、一次試験と二次試験で、別々に決まっています※6。

級 一次試験 二次試験
準2級 1,322 406
準2級プラス 1,402 427
2級 1,520 460

合格基準スコアは固定で、回によって変わりません※6。一次の差は、準2級から準2級プラスまでが80、準2級プラスから2級までが118です。

動画の講師は、この差から、準2級プラスは真ん中というより、やや準2級寄りだと見ています。

準2級プラスの特設サイトには、合格基準スコアとして「1,829」の記載があります※5。一方、公式の合否判定の表では、一次と二次が別々に示されており、合算の説明はありません※6。

公式のレベルの目安・CEFR

公式のレベルの目安は高校上級程度で、CEFR(ヨーロッパで作られた語学力の指標。A1やB1などの記号で段階を表す)では、準2級プラスはA1〜A2です※4※7。

同じ指標では、準2級もA1〜A2で、2級はA2〜B1です※7。CEFRの段階で見ると、準2級プラスは準2級と同じ範囲に収まります。級の違いを見るなら、合格基準スコアや試験内容の数字が手がかりになります。

CEFR(語学力の指標)では、準2級と準2級プラスはどちらもA1〜A2で、2級はA2〜B1

目安の言葉では、準2級プラスは、身近な社会的な話題について、概要や詳細を理解できる級です。多様な語句を用いて伝えられることも、目安に含まれています※4。4技能(読む・聞く・書く・話す)すべてを受験しないと、4技能総合のCEFRは表示されません※7。

英検準2級プラスは何年生レベルですか?

レベルは学年ではなく程度で示されており、準2級プラスは高校上級程度です※4。

学年との対応は、示されていません。学年で決めつけず、今の実力と、志望校で必要な級を見て、受ける級を決めましょう。

英検準2級プラスの試験内容

準2級プラスの試験は、2級と近い構成の、2段階の試験です※1。

以下の2つに分けて見ていきましょう。

一次試験

一次試験は、リーディング、リスニング、ライティングの3つで構成されます※1。時間と問題数は、先ほどの表のとおりです。

リーディングは、短文の語句が17問、長文の語句が6問、長文の内容一致が8問です※1。リスニングは、会話の内容一致と、文の内容一致が15問ずつです※1。

ライティングは、英文要約と英作文が1題ずつです※1。2級は形式が同じでも、語数が多く、難しさが違います。2026年度第2回の問題では、要約が45〜55語、英作文が80〜100語でした※3。

一次試験は、リーディング、リスニング、ライティングの3つで、リーディングは短文の語句17問、長文の語句6問、長文の内容一致8問

要約は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点で、それぞれ0〜4点で採点されます※5。

二次試験

二次試験は、面接形式のスピーキングテストです※1。

短いパッセージ(55語程度)の音読のあと、質問が4つあります※1。パッセージについての質問が1つ、3コマのイラストの展開の説明が1つ、受験者自身の意見が2つです。

二次試験は約7分で、音読のあとに、パッセージ、イラスト、意見について4つの質問がある

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英検準2級プラスは大学入試に使える?

準2級プラスを入試に使えるかは、大学が方式ごとに定めるため、一律にはいえません。

準2級プラスを入試に使えるかは、大学と方式ごとに違い、立命館大学でも方式で必要な級が違う

以下の2つに分けて見ていきましょう。

英検準2級プラスは大学受験に有利ですか?

有利になるかは、志望校の入試で、準2級プラスが対象の級かどうかで決まります。

英検協会は、英検の取得者が、多くの高校・大学の入学試験や単位認定で活用されていると案内しています※8。単位認定とは、大学の授業の単位として認めることです。

ただし、準2級プラスを対象にするかは、大学ごとに違います。

例えば、立命館大学の2027年度入試ガイドを見てみましょう。国際関係学部のIR方式(英語資格試験を使う方式)は、英検2級以上などで出願資格(出願できる条件)を満たせます※9。

共通テスト方式(大学入学共通テストの成績を使う方式)には、英語の特例があります。特例とは、英検などの結果を、共通テストの英語の満点に換算できる特別な扱いです。対象は英検準1級以上などで、共通テストの英語の受験も必要です※10。

準1級以上を条件にする方式を考えるなら、英検準1級が使える大学も、比べる材料になります。

大学受験の優遇に使えるかは大学と方式ごとに確かめる

使えるかどうかは、志望校の最新の入試要項(大学が公表する受験案内)で、対象の級・スコア・方式・受験時期を確かめます。

立命館大学のように、同じ大学でも、方式によって、必要な級が違います※9。同じガイドには、受験時期は問わないという記載もあります※10。

要項では、対象の級の一覧に「準2級プラス」があるかを探しましょう。級だけでなく、スコアや方式まで読んで、判断します。

英検準2級プラスを受けるか迷うときの判断

受けるかどうかは、志望校の入試で使えるかを確かめてから、2級への橋渡しが必要かで決めます。

準2級プラスを受けるかは、志望校の入試で使えるかを確かめてから、2級への橋渡しが必要かで決める

以下の2つに分けて見ていきましょう。

準2級のあとに2級が遠く感じる人に向いている

準2級のあとに2級が遠く感じる人が、2級に向けて学ぶ途中の目標にする級です。

これは、公式が説明する、準2級プラスの目的にあたります※5。受かることや、2級に近づくことを約束するものではありません。

受けるかどうかの目安は、志望校と今の状況で分かれます。目的別に、次の3つで考えます。

  • 志望校が2級以上を条件にしている場合は、準2級プラスが対象になるかを、志望校の入試要項で確かめる
  • 準2級のあとに2級が遠く感じる場合は、途中の目標として受ける
  • 志望校が決まっていない場合は、要項で必要な級を確かめてから決める

2級の勉強は、英検2級の勉強法と、英検2級のライティングで解説しています。

受験料と日程は公式ページで確かめる

受験料と日程は、年度や申し込み方法で変わるため、申し込む前に公式ページの最新の案内で、次の3つを確かめましょう※11。

  • 受験する回
  • 申込期間
  • 受験料

英検準2級プラスを大学受験にどう活かすか迷っている人へ

準2級プラスを受けるかは、志望校の入試で使える級を確かめてから決めます。

志望校が決まっていない人も、候補の大学の要項に目を通せば、必要な級の見当がつくでしょう。

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