【2022年度】大学入試共通テスト 全科目の難易度を徹底分析!

更新日: (公開日: TEST

2021年度から大学入試がセンター試験から共通テストに変わり、2022年ではそれぞれの科目で新傾向に沿った問題が多く出題されました。

長年続いていたセンター試験の過去問はまったく意味がなくなるのか、具体的にどんな対策をすれば良いのか迷われている高校生や浪人生、保護者の方も多いでしょう。

そこで、今回の記事は

共通テストの特徴は?
共通テストの難易度はどのくらい?
共通テストの具体的な対策方法は?

このような疑問を持っている方に向けて役立つ情報をお伝えしています。
この記事を読んで、共通テストの特徴や難易度、来年度に向けての受験対策に役立ててくだされば幸いです。

大学入試共通テストとは?

大学入試共通テストとは、各大学が独立行政法人「大学入試センター」と共同で実施する試験のことです。2020年度まではセンター試験と呼ばれていましたが、大学入試改革の影響により、2021年度から今までの形式を一新した共通テストが実施されることになりました。実施日に関しては、センター試験と同様1月下旬の土日の2日間となっています。

大学入試改革は、情報化社会の進展や少子高齢化、グローバル化といった現代社会の変化に対応できる人材を社会に排出しようとする思いから国を挙げて取り組んでいる改革のことです。大学入試改革では、今まで学力を測る上で重要だった「知識・技能」に加えて、新たに「思考力・判断力・表現力」を評価するテストが実施されることになりました。センター試験では「知識・技能」の評価に重きを置いたテストであるのに対し、共通テストは「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」など総合的な能力を問われるテストとなっています。

このような背景があることを踏まえた上で、2021年度の共通テストを見ていきましょう。

2022年 大学入試共通テスト 全体の総評

共通テストでは、先ほど述べた「思考力・判断力・表現力」を発揮して解くことを求められる問題や、知識の理解を問う問題などが見られました。特に、共通テストで変わったこととして、日常生活の中からの問題や複数の資料やデータを複合させた問題など、付け焼き刃で身に付けた知識ではなかなか対応できない問題が多々見られました。初見の問題であっても、学んだ知識を活かしてどのようにして解くかを求められているのではと思われます。

また、共通テストの解答形式は、センター試験と同様マーク形式なのですが、「解き方が何パターンもある問題」や「前問の答えによって解答が変化する問題」といった今までとは違う問題形式も出題されました。

2022年 大学入試共通テスト 科目別での難易度

ここからは科目別での難易度を見ていきましょう。
まずは、前年度のセンター試験より問題の難易度がどう変わったか一覧でご紹介します。

教科 科目 難易度
外国語 英語リーディング やや易化
リスニング やや易化
数学 数学Ⅰ やや難化
数学ⅠA 難化
数学Ⅱ 昨年並み
数学ⅡB 難化
国語 国語 やや難化
理科 物理基礎 難化
化学基礎 易化
生物基礎 難化
地学基礎 易化
物理 易化
化学 昨年並み
生物 難化
地学 易化
地理歴史 世界史A 昨年並み
世界史B 昨年並み
日本史A 昨年並み
日本史B 難化
地理A 昨年並み
地理B 昨年並み
公民 現代社会 やや易化
倫理 難化
政治・経済 やや易化
倫理、政治・経済 昨年並み

一覧で見たところ、このような結果となりました。問われている問題のレベルそのものは例年と変わらずとも、問題の形式やテーマが変わったことで、難しく感じる受験生が多かったと捉える方が良いでしょう。

つまり、日頃から共通テスト以外に2次対策を行っていた人などはいつもと変わらず対応することができ、逆に共通テストの形式を暗記することや知識だけを詰め込んだ状態の人だと新しい問題に対応できず、思うような結果が出なかったかと思われます。

ここまで全科目に共通する内容をお伝えしてきましたが、各教科別での具体的な問題の難易度については以下の記事に書いていますので、各教科別での具体的な問題形式の変化や難易度の変化が知りたいという方はぜひご覧ください!

外国語

【2022年度】大学入試共通テスト 外国語の難易度を徹底分析!

数学
【2022年度】大学入試共通テスト 数学の難易度を徹底分析!

国語

【2022年度】大学入試共通テスト 国語の難易度を徹底分析!

理科

【2022年度】大学入試共通テスト 生物基礎・生物の難易度を徹底分析!

【2022年度】大学入試共通テスト 化学基礎・化学の難易度を徹底分析! 

【2022年度】大学入試共通テスト 物理基礎・物理の難易度を徹底分析! 

【2022年度】大学入試共通テスト 地学基礎・地学の難易度を徹底分析!

地理歴史

【2022年度】大学入試共通テスト 世界史の難易度を徹底分析! 

【2022年度】大学入試共通テスト 日本史の難易度を徹底分析!

【2022年度】大学入試共通テスト 地理の難易度を徹底分析! 

公民

【2022年度】大学入試共通テスト 現代社会の難易度を徹底分析!

【2022年度】大学入試共通テスト 倫理、政治・経済の難易度を徹底分析! 

2023年度へ向けての受験対策

ここまで、各教科での難易度やセンター試験からの変化についてお伝えしました。
来年度以降受験を控えている方にとっては、今後どのような対策を行っていけばいいのか分からないという方も多いでしょう。
そこで、全教科に言える問題を解くうえで大事なポイント、そして日頃からどんな勉強をしておくと良いのかについて紹介します。

 

まず、全教科に言えることですが、共通テストはスピードが大切だと言うことですセンター試験の時から、時間内に解ききるのが難しいという声が多いのが特徴的ですが、共通テストになってより時間内に解ききることが難しくなったように感じます。見たことのない問題に戸惑っている時間はないので、共通テストを解く時は常に「何が問われているのか」を確認しましょう。

また、スピード感を高めるうえで、選択肢をきる力も大事になってきます。
これは、判断力とも繋がってくるのですが、目の前に与えられた選択肢の中で、どれが間違っていて、どれが正しいのかを瞬時に見分けることが共通テストを乗り越えるうえで必要なことだと把握しておいてください。

 

次に、日頃からどんな勉強をしておけばいいのかに関してですが、ベースはセンター試験の過去問で大丈夫かと思われます。あくまで共通テストはセンター試験の延長線上にあるものなので、基本は変わりません。ただし、来年度どんな問題形式になるか確実なことは分かりませんので、多様なタイプの問題を解くことをおすすめします。様々な角度から出題される問題に慣れることで、初見の問題にもひるまず対応できるでしょう。

また、使える知識を増やすことも大切です。断片的な知識だと典型問題にしかその知識を活かすことができない可能性があるので、他の知識と関連付けて整理し、いつでも自分の頭の中から引き出せる状態を作っておきましょう。

まとめ

今回は、共通テストの特徴から振り返り、実際の難易度の変化や来年度に向けての対策をお伝えしました。

受験生にとってはセンター試験がなくなり、今までの過去問が通用しなくなったことで、何をすれば良いのか分からなくなることもあるでしょう。

しかし、その条件はあなただけではなく、全ての受験生に当てはまります。
「共通テストが難しくなったから今までの点数より低くてもいいや」
と思っている間に、他の受験生はこの新しい試験に対応しようと勉強している可能性があります。
この記事を見てくださった方も、新しい変化にいち早く対応できるよう日頃の勉強を頑張りましょう。

難関私大専門塾マナビズム 無料受験相談・資料請求

    お問合せ内容必須
    お名前必須
    学年必須
    電話番号必須
    メールアドレス必須
    希望校舎必須
    ご住所必須
    郵便番号
    都道府県
    市区町村
    番地・建物名

    12345678910
    12345678910
    12345678910
    school@shojihiromu.comsunada@nse-r.com

    プライバシーポリシーをご確認の上、
    同意してお問い合わせください

    無料受験相談申込受付中