【2022年度】大学入試共通テスト 国語の難易度を徹底分析!

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2023年に共通テストの受験を控えている方は、試験内容や難易度にどういった傾向があるのか詳しく知りたい方も多いでしょう。

そこで今回は、国語の科目に関してのセンター試験と異なる点やどのような対策をしていけばいいのかについてお伝えします。

※共通テスト全体の概要に関しては 【2022年度】大学入試共通テスト 全科目の難易度を徹底分析!をご覧ください。

全体概要

共通テスト
試験時間/配点 80分/200点
大問数/解答数 大問数は2021年度の共通テストと同じ4つ。
解答数は36個。
出題形式 第1問は食をテーマにした宮沢賢治と環境学系の文章。文章の相違点を見つける新傾向の問題が出題されました。第2問は文学的文章「庭の男」からの出題でセンター試験を踏襲した内容の問題と新傾向の問題がありました。問3は「増鏡」と「とばすがたり」の2つから問題が出され、問題文をしっかりと読み解く必要がありました。第4問の漢文は新傾向の問題がなかったため、過去問をやり込んだ人にとっては答えやすい内容でした。
出題分野 評論・小説・古文・漢文の4題。
問題量 第1問は約6,430文字、第2問は約7,130字、第3問は5,180字。第4問は2,270字。2021年度よりも約500文字字数が増えた。
難易度 易化  |  やや易化  |  昨年並み  |  やや難化  |  難化

2022年度の共通テスト国語は出題形式こそ大きな変化はなかったものの、新しい傾向としてすべての大問で複数の資料や文章を読み込んで読解した上で解答しなければならないという点が挙げられます。

情報を整理し的確に把握する力を求められる設問が出てきています。

とくに大問3の古文では、設問の違う点を答える問題や問4の小問が3つ出されたという点は新傾向で、読み解きながら素早く解答する必要があるという点で難易度はやや難化だと言えます。

大問別分析

第1問

宮沢賢治の「よだかの星」と檜垣立哉の「食べることの哲学」の2つが文章Ⅰ・文章Ⅱという形で出題されました。問1の漢字問題では新しい傾向が見られ、2つの文章が“食”というキーワードで繋がっていることから問6では文章Ⅰ・文章Ⅱの関係理解を問う設問がありました。

第2問

黒井千次「庭の男」からの出題。問題は従来のセンター試験を踏襲した構成ではあったものの、設問数が減ったことで1問当たりの配点は上がっています。また、読解力を試される問題が多く出題されていて、問5は学生のノートに書かれた内容をヒントに解答する問題で、これはまさに共通テスト特有の思考力が試す問題で慣れていなければ難しい。

第3問

「増鏡」と「とばすがたり」の2つが登場。問4の小問3つや、文章の相違点を読み解いて答える問題は新傾向でした。文章も長さが短かった「増鏡」は内容の理解が難しく、「とばすがたり」は登場人物の心情を正確に読み解く必要があったため解きにくさを感じた受験生も多かったでしょう。

第4問

昨年度に引き続き、漢文は3年連続で詩からの出題でした。語彙・文法・内容理解の3つをバランスよく問う設問で新傾向の問題が見られなかったのが大きな特徴です。漢詩のルールを理解しておく必要がありましたがセンター試験の過去問でしっかりと対策ができた人にとっては難易度の低い設問だったと言えます。

2023年度へ向けての受験対策

共通テストの国語で得点を稼ぎたい方に向けてのおすすめの参考書を紹介します。

【現代文】

「現代文キーワード読解」

<特徴>
現代文の文章を理解していくためには、言葉の意味を知っておく必要があります。本書は、現代文で頻出とされる言葉の意味が書かれています。特徴として、キーワードが実際に使われている短い文章が掲載されており、読解のポイントや要約の練習にも役立ちます。

参照:現代文キーワード読解」の使い方!
購入ページ:「現代文キーワード読解

「田村のやさしく語る現代文」

<特徴>
受験現代文の性質を理解するための問題集になっています。正解が存在する現代文で、どのようにして選択肢を選んでいくべきかについて詳しく書かれています。現代文を感覚的に読んでしまいがちな人に読んで欲しい1冊です。

参照:田村のやさしく語る現代文」の使い方!
購入ページ:「田村のやさしく語る現代文

「入試現代文へのアクセス」


<特徴>
現代文の演習書として有名で、全部で16題の問題数が掲載されています。本書は入試本文の解説が詳しいため、読解力を高めるのに最適です。基本編は現代文が苦手な人におすすめで、共通テストの問題に対応できるためには、発展編をやっておきましょう。

参照:入試現代文へのアクセス 基本編」の使い方!
購入ページ:「入試現代文へのアクセス 基本編

【古文・漢文】

「マドンナ古文単語230」


<特徴>
古典に苦手意識がある人に最適な単語帳で、230語収録されています。特徴としては、現代語の例文の中に古文単語を織り交ぜているため、古典が苦手な人でも学習できるようになっています。

参照:マドンナ古文単語230」の使い方!
購入ページ:「マドンナ古文単語230

「GROUP(グループ)30で覚える古文単語600」

<特徴>
30のグループに単語が分かれており、この1冊をマスターすれば古文単語で困ることはほぼないでしょう。語呂合わせやイラストもあるため、見やすく効率的に暗記できます。

参照:グループ30で覚える古文単語600」の使い方!
購入ページ:「グループ30で覚える古文単語600

「古文上達 基礎編45」

<特徴>
本書は古文の文法を基礎から応用まで1冊に盛り込んだ参考書となっています。45題の古文長文が付いており、解説も丁寧なため文法だけでなく読解の参考書としても利用できます。
共通テストの古文で得点を取るには最適な参考書です。

参照:「古文上達 基礎編 読解と演習45」の使い方!
購入ページ:「古文上達 基礎編 読解と演習45

「漢文早覚え速答法」

<特徴>
漢文を効率よく勉強していきたい人にとっておすすめの1冊となっております。漢文を解くうえで必要な句形と単語が掲載されているだけでなく、覚えるべきものが全て詰め込まれた長文も収録されており、暗記するのにも役立ちます。例題・練習問題・入試問題それぞれに丁寧な解説がついているため、共通テスト対策にもなります。

参照:漢文早覚え速答法」の使い方!
購入ページ:「漢文早覚え速答法

「漢文ヤマのヤマ」

<特徴>
本書は漢文の必要な知識を網羅的に収録している参考書になります。講義調で解説しているため分かりやすく、堅苦しい文章を読むのが苦手な人でも取り組みやすいのが本書の特徴です。漢文をより深く勉強していきたい人におすすめです。

購入ページ:「漢文ヤマのヤマ

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