大学受験で塾と予備校どちらを選ぶべき?違いやメリット・デメリットを解説
更新日: (公開日: ) COLUMN
- 「大学受験合格のためには塾か予備校どちらに通うのがいいの?」
- 「塾と予備校の違いを知りたい」
- 「塾と予備校にはそれぞれどんなメリット・デメリットがあるの?」
大学受験に向けて勉強している受験生のなかで、塾か予備校のどちらに通えばよいのか悩む場合は多いです。
しかし、塾と予備校はそれぞれ特徴が異なり、自分の状態に合わせて選ぶ必要があります。
この記事では、塾と予備校の違いやメリット・デメリットを解説します。
読み終わる頃には、自分に塾と予備校のどちらが合うのか判断できるはずです。
受験生で塾か予備校に通うことを検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
大学受験対策で通う「予備校と塾の違い」
大学受験を行ううえで、塾と予備校どちらに通えばよいか悩む人は意外に多くいます。
結論からいうと、予備校と塾では指導形式と目的が異なります。
具体的に、塾と予備校の違いはどのようなところに違いがあるか、以下に分けてわかりやすく解説します。
- 予備校の特徴
- 塾の特徴
それぞれ、確認しましょう。
予備校の特徴
予備校の目的は、志望校に合格するために必要な「受験勉強」に特化しています。
そのため、対象となるのは、大学受験に臨む以下のような人です。
- 高校生
- 高校卒業した浪人生
- 社会人 など
指導形式は「講義形式」が大半で、講師1人に対してクラス数十名で学習するスタイルです。
なかには、個別指導がある予備校もあります。そのため、自分の勉強スタイルに合わせて受験対策ができるはずです。
大学受験に特化した実績ある講師が多数在籍しているので、テクニックやコツはもちろんのこと、メンタル面もサポートしてもらえるでしょう。
ただし、授業の難易度は高いです。学校で勉強した基礎的な内容を固めて、苦手分野を克服した上で通うべきでしょう。
塾の特徴
塾の目的は、小学生から高校生を対象とした授業の補足や定期テストの対策です。
指導形式は「授業形式」と「個別形式」の2パターンに分かれており、予備校同様に自分の学習スタイルにあった授業を選べます。
また、講義形式や個別形式のいずれも、生徒との距離感が近い部分が大きな特徴です。そのため、生徒に勉強しやすい環境を作っています。
ただし、予備校の講師と比較すると、アルバイトの講師も多く在籍しているので、講師のレベルはそこまで高くない印象です。
大学の推薦入試で合格を勝ち取りたい受験生が、内申点アップのために定期テスト対策を行う目的でおすすめです。
補足:個別・集団指導の特徴
大学受験の対策を塾や予備校で行う際、指導方法が異なります。
人によって指導方法の合う・合わないがあるので、勉強しやすくモチベーションの維持ができる勉強方法を確立すべきです。
予備校の指導方法は、「集団授業」と「個別授業」があります。
集団授業は、学校のようにクラス数十名が一緒に授業を受ける形式です。
以下のような特徴があります。
- 他の生徒と切磋琢磨して勉強できる
- 勉強しやすくモチベーションの維持につながる
- 大学受験に特化した講師の元で授業を受けられる
クラスメイトと切磋琢磨し、競争しながら勉強できるので、モチベーションが保てるでしょう。
しかし、自分に最適な勉強方法で勉強ができないという特徴もあります。
クラス全員と一緒に授業を進めていくため、理解できなかった内容を質問しづらい雰囲気を感じるかもしれません。
自分の最適な勉強方法で勉強したいと思っている人は、「個別授業」が適しています。
個別授業は、生徒と講師が1対1で授業を受けるスタイルです。
- 自分の勉強方法を確立できる
- 疑問点や不明点を遠慮なく聞ける
- 志望校に特化した勉強ができる
他の生徒を気にする必要がないため、わからないことがあっても気軽に質問できます。
そのため、自分のペースで志望校に特化した勉強に取り組めるはずです。
このように、自分に合った授業形式を選択して、入念な大学受験対策を行いましょう。
- どの塾や予備校が自分に合っているか診断してほしい
- 何から勉強すればよいかわからない
- 塾に通っているけど成績が伸びていない
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大学受験で予備校に通うメリット
メリット・デメリットまで考慮して予備校を選ぶと、失敗を減らすことにつながります。
大学受験で予備校に通うメリットは、以下のとおりです。
- 有名で実績のある講師の授業を受けられる
- 志望校に特化した勉強ができる
- 実践を想定した対策ができる
ぜひ、塾・予備校選びの参考にしてください。
有名で実績のある講師の授業を受けられる
大学受験に特化した予備校は、授業のレベルが高いです。
難関私立大学や国立大学への合格実績を提示している予備校も多くあります。
実績ある講師に教われば、試験対策のコツやテクニックを学べて、大学受験に向けて対策できます
また、勉強面だけでなく、普段のライフスタイルから勉強計画を一緒に立てたり、勉強に集中しやすい環境を整えたりなど、講師がサポートしてくれるのも特徴です。
そのため、大学受験の合格を勝ち取るために必要なことを明確にできて、質の良い勉強に取り組めるでしょう。
志望校に特化した勉強ができる
予備校は、大学別に授業が受けられるのもメリットです。
志望校に特化した内容は、以下のような項目を効率よく学べます。
- 出題傾向
- 問題形式
- 問題の難易度
志望校に特化できないと、覚える範囲や量が多く、せっかく覚えたことを忘れるかもしれません。
志望しない大学の対策は、時間がもったいないです。
自分の志望する大学に向けた講義や授業を聞ける予備校では、効率かつ質の良い勉強ができるので、大きなメリットといえます。
実践を想定した対策ができる
予備校では、大学受験の試験に対応した応用問題に多く触れます。
過去に出題した問題の難易度や傾向をデータとして持っているので、普段から実践を想定した勉強ができます。
そのため、本番に近い感覚で問題が解けて、応用力アップが図れます。
応用力が上がれると、解ける問題が多くなり、得点力アップにもつながるでしょう。
大学受験で予備校に通うデメリット
予備校を選ぶ際には、デメリットも加味しておく必要があります。
事前に把握しておけば、メリットとデメリットを比較して、自分に合った選択ができるでしょう。
予備校に通うデメリットは、以下の2点です。
- 基礎がないとついていけない
- 自学自習が必要
それでは、順番に解説していきます。
基礎がないとついていけない
予備校の授業は、大学受験の合格に向けたハイレベルな形式です。
そのため、基礎が固まっていないと授業についていけない可能性があります。
普段の授業で難易度の高い問題を解くので、基礎はあらかじめつけておかなければなりません。
また、基礎がない状態で予備校に通と、周りの生徒ともどんどん差が開くことから、勉強するモチベーション維持が難しい状態になるでしょう。
自学自習が必要
予備校でただ授業を聞くだけでは、学んだ内容を覚えるまでたどり着けません。
授業は、あくまでも理解するための補助です。
知識を完全に自分のものにするためには、暗記や演習などを何度も繰り返し自学自習するのが大切になります。
自学自習の時間を確保するためには、徹底した自己管理が必要です。
予備校の授業を受けて、勉強した気になりやすい点に注意しましょう。
大学受験で塾に通うメリット
大学受験で塾を選択した場合でも、メリット・デメリットがあります。
塾に通うメリットは、以下の2点です。
- 個別学習ができる
- 基礎から学べる
それでは、順番に解説していきます。
個別学習ができる
塾といえば、学校と同じようにクラス形式で授業を行うのを想像する人が多いかもしれません。
しかし、最近では、個別指導塾といった個別学習専門の塾も多いです。
個別学習では、先生と生徒がマンツーマン形式で勉強できます。
苦手分野を徹底的に勉強したり、基礎を固めるために何度も復習したり、自分のペースに合った勉強法を確立できるでしょう。
他の生徒のことを気にせず、1人で集中して勉強できる点は大きなメリットといえます。
基礎から学べる
塾の目的は、授業の補足や定期テスト対策が中心です。
学校の定期テストは、授業の学習状況を把握するために行われます。
そのため、塾は基礎を固めるための場所と捉えることができるはずです。
授業についていけないと感じている人は、基礎が固まっていない状態かもしれません。
苦手分野の克服や基礎を固めるためには、塾を選択するのも1つの手段です。
大学受験で塾に通うデメリット
大学受験で塾に通う代表的なデメリットは、以下の2点です。
- 講師の予備校が予備校よりも低い
- 大学受験に特化している
それでは、順番に解説していきます。
講師のレベルが予備校よりも低い
講師が行う授業のレベルは、予備校ほど高くありません。
予備校は、大学受験対策を目的とした場所なので、受験に対する専門的なノウハウを持っています。
一方、塾は学校の定期試験対策や基礎を固める場所なので、受験対策をあまり意識しない授業形態となっている場合があります。
また、一般の社会人や大学生がアルバイトとして講師を勤めているケースも多いです。
指導力という面では、予備校と比べると低い可能性があります。
大学受験に特化していない
塾では、基礎学習や苦手分野の克服といった大学受験前の段階の学習に力を注ぎます。
そのため、予備校のように大学受験に特化はしていません。
基礎が足りないと感じたり、苦手分野を克服したりする場合に塾がおすすめです。
しかし、大学受験の合格を勝ち取るための対策は、行っていない場合もあります。
大学受験に特化してない点は、受験生にとってはデメリットとなるでしょう。
- 塾選びのポイントが知りたい
- 何から勉強すればよいかわからない
- 塾に通っているけど成績が伸びていない
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大学受験の対策で予備校か塾を選ぶポイント
大学受験の対策を行う際、予備校か塾で迷う人は多いです。
どちらも目的が異なるため、自分が勉強する目的に合わせて選びましょう。
大学受験の対策で予備校か塾で迷ったときには、以下の2点を意識してみてください。
- 基礎ができていないと感じる人は塾へ
- 志望校に特化した勉強がしたい人は予備校へ
選ぶべきポイントを把握して、悔いのない選択をしましょう。
基礎ができてないと感じる人は塾へ
大学受験は、難易度が高く試験範囲も膨大です。
そのため、基礎ができていないと受験対策に向けた勉強ができません。
学校の授業をしっかりと聞いていれば、ある程度の基礎学習はできます。
しかし、どのような問題も解けるような応用力を身につけるために、基礎から固めたい人はであれば塾へ通うことをおすすめします。
志望校に特化した勉強がしたい人は予備校へ
基礎が身につき、苦手分野を克服できた人は、大学受験対策に取り組むべきです。
難易度が高い問題を解くために、応用力を身につけなければいけません。
志望している大学の合格を勝ち取るには、出題傾向を踏まえて難易度の高い問題を攻略する必要があります。
そのため、大学受験対策に特化した予備校へ通い、応用力をつけるべきです。
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このように感じる受験生は多いです。
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大学受験と予備校・塾に関するQ&A
最後に、大学受験と予備校・塾に関して多く寄せられる疑問をQ&Aとしてまとめました。
- 高校2年生が通うのは予備校と塾のどっち?
- 大学受験の対策で通う塾は高いって本当?
- 独学で大学受験合格は厳しい?
受験勉強に集中するためにも、疑問を解決しておきましょう。
それでは、順番に解説します。
高校2年生が通うのは予備校と塾のどっち?
A.基礎ができていないのであれば、塾から通うべきです。
「高校2年生だから塾に行くべき」と、明確な線引きはできません。
なぜなら、現状の実力がどの程度あるのかによって、最適な選択肢が異なるからです。
たとえば、高校2年生でも基礎がすでにできていれば予備校に通うべきです。
一方で、基礎が全く固められていなければ、塾で勉強するべきでしょう。
大学受験の対策で通う塾は高いって本当?
A.大学受験の料金は、塾によって異なります。
大学受験の対策を行うという理由で、一概に「高い」と決めることは難しいです。
可能であれば、検討している塾に一度相談して、カリキュラムを組んでもらいましょう。
金額に合わせてもらえるので、無理なく入塾できます。
独学で大学受験合格は厳しい?
A.基本的には、厳しいと言えるでしょう。
ただし、自己管理がしっかりできて、必要な参考書や過去問題集を集められる自信がある人は、独学でも問題はありません。
独学では、わからない問題を自力で調べて解決する形になります。
出題傾向や問題形式なども分析する必要があるため、自己管理がかなり重要です。
そのため、自分で行わなくても良い部分を予備校や塾にサポートしてもらう形式が望ましいです。
プロの講師によって、自分の学習能力を客観的に捉えることもできます。
また、勉強できる環境もあらかじめ整っているので、予備校や塾で勉強は集中できるでしょう。
まとめ:塾か予備校かで迷ったら現状を見直そう!
大学受験の対策をする上で、予備校か塾かどちらに通えばいいか迷う人は多いです。
一見、予備校も塾も同じように見えますが、それぞれ目的や指導形式が異なります。
大切なのは、自分の現在の実力を踏まえて、どちらに行くべきかを判断することです。
- 基礎が足りない人→塾
- 基礎が固まったので、志望校に特化した勉強がしたい→予備校
予備校と塾にはそれぞれメリット・デメリットも存在しますので、踏まえたうえで大学試験の対策のためどちらに通うか選びましょう。
その際は、ぜひこの記事をご参考にしていただければと思います。
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