浪人できない理由とは?大学受験失敗後の選択肢と現役合格するための対策

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大学受験に失敗すると、浪人するかほかの進路に進むのか選択に迫られます。

大学進学を希望していた高校生にとっては大きな決断となるため、「諦めずに浪人してもう1年頑張りたい」という人もいるでしょう。

しかし、なかにはさまざまな理由で浪人できないという人もいます。

本記事では、大学受験を失敗した後の選択肢と併せて、現役合格するための対策について解説します。

まだ現役で頑張っている受験生にとっても参考になる情報をまとめているため、ぜひ参考にしてください。

大学受験で浪人できない理由とは

大学受験で浪人できない理由とは

大学受験で浪人できない理由は、下記のようにさまざまです。

  • 金銭的に厳しい
  • 親から「サボっていたから合格しなかった(浪人しても頑張らない)」と反対されている
  • 世間的に浪人という立場が気まずい

金銭的に厳しい場合で滑り止めに受かっているケースは、親に「浪人せずに合格した大学へ進学してほしい」と思われる可能性も高いでしょう。

また、現役中に本気で志望校合格を目指している姿勢が感じられなかった場合には、親から「浪人しても同じ状況を繰り返すだけ」と思われてしまうかもしれません。

そして、「世間的に気まずくて嫌だ」と感じている人は、もう1年頑張るなかでプレッシャーやストレスを強く感じる可能性もあるため、よく考えてから浪人を決めてください。

浪人できない?大学受験に失敗した後の選択肢

浪人できない?大学受験に失敗した後の選択肢

浪人できない人が大学受験に失敗した際の、主な選択肢を紹介します。

  • 浪人できないとわかっていても大学進学したい場合
  • 浪人できないから大学進学を諦める場合

浪人できないとわかっていても大学進学したい場合

浪人できない理由があっても大学進学を諦められない場合には、下記の選択肢があります。

  • 親に相談して浪人する
  • バイトしながら浪人する
  • 専門学校に入学し大学の編入を目指す

親に相談して浪人する

金銭的な理由や現役時代の様子から親に反対されて浪人できない場合は、改めて相談してみましょう。

志望校に行きたい理由や浪人に対してどのくらいの覚悟があるのかなどを伝えれば、親も考え直して応援してくれる可能性があります。

金銭的な理由の場合には、浪人への考え次第で親が応援してくれる可能性もあれば、どうにもできないケースもあるでしょう。

そのため、大学進学への気持ちが強い場合には、まずは親とよく相談してからほかの選択肢を検討してください。

バイトしながら浪人する

金銭的に浪人が難しい場合には、バイトしながらもう一度受験にチャレンジするという選択肢もあります。

バイトしながら浪人する際には、親から一部のサポートが受けられるのか、全額を自分で稼がなくてはいけないのかを確かめてください。

塾や予備校の費用は、一括払いや前期と後期に分けて支払う場合など、一度に大きな金額を必要とするケースが多いです。

そのため、短期でアルバイトをして自力で支払えるのか、ひとまず親に負担してもらってから少しずつ返済するのかなども確認しておくとよいでしょう。

専門学校に入学し大学の編入を目指す

一旦専門学校に入学して、志望校への編入を目指す浪人の形もあります。

専門学校に通いながら受験勉強をするため、大変な面もありますが、浪人に失敗しても現役で入学した専門学生と同様の生活を継続できる点が大きなメリットです。

しかし、大学への編入は2回生からであるケースが多いため、1年生から始められない点は把握しておきましょう。

浪人できないから大学進学を諦める場合

浪人できない理由があって大学進学を諦める場合には、下記の選択肢があります。

  • 専門学校へ入学する
  • 就職する

専門学校へ入学する

大学進学を諦めて専門学校へ入学する選択肢です。

専門的な知識やスキルを身につけると、卒業後の就職で有利に働きます。

あらかじめ浪人できないと決まっている場合には、もしものケースを想定して、3月以降に出願できる専門学校を調べておきましょう。

大学受験が終了してから専門学校に出願するまでの期間は大変短いです。

また、3月以降に出願可能な専門学校は限られているため、事前に準備しておくと安心です。

就職する

大学進学ができない場合には就職するという人もいます。

しかし、3月以降になると一般的な就活シーズンは終了しているため、就職支援サービスやハローワークなどに相談する方法が有力といえます。

4月から新生活をスタートさせたい場合には、大学受験終了後、早めに気持ちを切り替えて動き出しましょう。

浪人できない高校生が現役合格するための対策

浪人できない高校生が現役合格するための対策

事前に浪人できないとわかっている場合には、少しでも現役合格の可能性が高くなるように、下記の対策をしてください。

  • 今すぐ受験勉強を始める
  • スマホやゲームなどの誘惑を断つ
  • 安全校(滑り止め)を受験する
  • 第一志望を変更する

今すぐ受験勉強を始める

今、この記事を読んでいる時点で受験勉強を始めていない人は、すぐに取り組んでください。

大学に合格するためには、より多くの勉強時間を確保するのが大変重要です。

1日、1週間、1ヶ月の遅れが、ライバルとの差につながるため、早急に勉強習慣をつけましょう。

【関連記事】

絶対に浪人したくないならどうすればいいの?〈受験トーーク〉

スマホやゲームなどの誘惑を断つ

スマホやゲームなどの誘惑は、勉強時間を減らす原因になります。

受験期間中にスマホやゲームを一切触っていけないわけではありませんが、オンとオフの切り替えをしてください。

1日のスケジュールを立てて、勉強時間にスマホやゲームなどが視界に入らないように片づけておきます。

スマホの通知音は鳴るだけで集中力が途切れてしまいますから、電源をオフにするかサイレントモードにしましょう。

安全校(滑り止め)を受験する

大学進学の可能性を上げるために、志望校だけでなく安全校も受験しましょう。

自分の実力で合格する可能性の高い大学を選んでください。

「志望校に合格できなくても浪人する可能性が低い」という安心感があると、メンタル面も安定しやすいです。

安全校を選ぶ際には、志望校から2ランク下げたレベルで、志望校と出題傾向が似ている大学を選ぶとよいでしょう。

出題傾向が似ていると、安全校に対する特別な対策が少なくて済みます。

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【浪人したくないなら見て】滑り止めの正しい選び方〈マナビズムYouTube校〉

第一志望を変更する

事前に浪人できないと決まっていて、志望校に合格する可能性が低いと感じる場合には、第一志望の変更を検討してください。

第一志望を数ランク下げて過去問演習に力を入れれば、合格できる可能性は高まります。

第一志望を変更したからといって、元の志望校を受験できなくなるものではありません。

メインの対策を数ランク下げた新しい第一志望にシフトして、「大学進学」という目標に重きを置いた勉強に切り替えましょう。

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浪人したけど志望校に合格できる気がしない人へ

浪人したけど志望校に合格できる気がしない人へ

浪人しても志望校に合格できるか不安な人に向けて、受験に成功する上で大切なポイントを紹介します。

  • 学習計画を立てる
  • 規則正しい生活を送る
  • 塾・予備校に通う

志望校に合格するためには、必要な学習内容が網羅できるように適切な計画を立てるのが大変重要です。

年間計画を立てた上で、1日のスケジュールを決めて、規則正しい生活を送ります。

1日のスケジュールに十分な勉強時間を組み込めば、あとは毎日同じ生活を続けるだけで安定した学習を続けられるはずです。

そして、効率的な勉強法で志望校合格に必要な学力をつけるためには、塾や予備校に通うのが効果的です。

経験豊富な講師やアドバイザーが、あなたの志望校に合う勉強法やコツを教えてくれます。

そのため、浪人しても志望校に合格できる自信がない人は、塾や予備校の利用を検討しましょう。

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浪人して伸びるタイプはどんな人?特徴や成績を上げるためのコツを解説

浪人生の勉強法で意識することや注意点は?1日のスケジュールも紹介

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大学受験で浪人できない人が知っておきたいこと

大学受験で浪人できない人が知っておきたいこと

最後に、大学受験で浪人できない人が知っておきたいことをまとめます。

  • 浪人することのデメリットは?
  • 浪人生の受かる割合は?
  • 浪人は何が辛い?
  • 浪人生と現役生の割合は?
  • 浪人はなぜ減った?
  • 何浪まで許される?

浪人することのデメリットは?

大学受験で浪人するデメリットは、塾代や参考書などの費用がかかる、精神的につらいなどが挙げられます。また、もう1年頑張ったからといって、成績が上がる保証はなく、志望校に合格できるかもわかりません。不安や悩みを抱えながら1年間頑張るのは大変ですから、志望校合格に対する強い覚悟が必要です。

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浪人 デメリット

浪人生の受かる割合は?

文部科学省の「学校基本調査」を参考にすると、2019年度の大学入学者のなかで現役生ではない19歳以上の入学者は22.4%でした。19歳以上の入学者のなかには社会人が学び直しで大学に入った人もいるため、22.4%のすべてが浪人生ではありません。そのため、ひとつの参考としてください。

浪人は何が辛い?

親から塾代や参考書費用を出してもらっている人は、申し訳ない気持ちになり辛いと感じるケースがあります。同時に「今年は必ず合格」というプレッシャーにもなるため、強いストレスがあるかもしれません。勉強を中心に生活しつつ、前向きな気持ちで受験に臨むために、適度なリフレッシュをはさみながら心を軽くする機会も作りましょう。

浪人生と現役生の割合は?

文部科学省の「学校基本調査」では、2020年度の大学入学者数は627,040人で、そのうち501,490人が現役合格者という結果でした。結果の人数から、現役で進学したのは全体の80%という計算になりますから、浪人生は20%です。つまり、大学進学者のうち5人に1人は浪人生という計算になります。

浪人はなぜ減った?

感染症の拡大や物価高などさまざまな情勢が影響して、各家庭の経済状況が厳しくなり、浪人できるゆとりも少ないという理由が考えられます。浪人を選ぶ人のなかには、「滑り止めには合格したけれど志望校に進学したいからもう1年受験を頑張る」という人もいるでしょう。しかし、浪人できない理由から、滑り止めの大学に進学するという安定志向が増えたと考えられます。

何浪まで許される?

就職で考えた場合、一般的に2浪までの人を新卒採用として考える企業が多いようです。しかし、ほかのケースの場合に何浪まで許されるのかは、周囲の環境によるでしょう。本人や家族が納得しているのであれば、世間の目を気にする必要はありません。浪人してまで進学したい大学や目的・覚悟があるかをよく考えて決めるとよいでしょう。

まとめ

まとめ

さまざまな理由で浪人できない場合にも、改めて親に相談する、バイトで費用を稼ぐなどの方法でもう一度志望校を目指す環境が整う可能性もあります。

そして、どうしても浪人できない人は、後悔しないための対策をして現役での大学合格を目指しましょう。

浪人を回避するために、効率的な学習計画や勉強のサポートが受けたい場合には、塾や予備校の利用がおすすめです。

安心して受験勉強できる環境を整えて、現役合格を目指してください。

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